052D駆逐艦のミサイルの組み合わせパターン

 重複部分も多いですが、052D駆逐艦のミサイル搭載パターンについてまとめたページです。

http://military.china.com/critical3/27/20130117/17638720.html


1隻の052D駆逐艦は64〜256発のミサイルを搭載できる

我が国は052D型駆逐艦に新型の大型垂直発射装置を採用した。名称は説明されておらず、汎用垂直発射システムと呼ばれている。新型汎用垂直発射システムは052Cのリボルビング式円形発射装置から四角形の発射装置に改められ、054A型護衛艦の発射装置とは全く異なる。サイズは巨大、設計は独特で、3種の典型的な寸法のミサイルを貯蔵、発射できる。052D駆逐艦は2セットの新型汎用大型垂直発射システムを装備し、それぞれ32の発射ユニットがあり、異なる類型かつ異なるサイズのミサイルが混用されることになる。

新型汎用大型垂直発射システムは世界の先進レベルであり、4種の異なる類型のミサイルが使用できる。これには対空ミサイル、対艦ミサイル、対潜ミサイル、対地攻撃巡航ミサイルが含まれる。この発射装置は3種の典型的な寸法のミサイルが貯蔵、発射でき、ミサイルの長さは3.3〜9.9mの間である。小さいサイズの発射モジュールは4連装の近距離対空ミサイルに用いる。中サイズのモジュールは対艦、対潜ミサイルの発射に用いる。大きなサイズの発射モジュールは対地攻撃巡航ミサイルの発射に用い、さらに対衛星ミサイル、対空母弾道ミサイル、大型ミサイル迎撃ミサイルを発射することができる。

新型汎用垂直発射システムは主に海紅旗-9A改良型のHHQ-9B中距離対空ミサイルを発射する。HHQ-9B対空ミサイルは我が国海軍の核心たる対空兵器であり、我が国の海上弾道ミサイル防御システムを構築する。外国メディアはHHQ-9Bはアメリカの主力ステルス戦闘機F-22、F-35および戦略爆撃機B-2に非常に大きな脅威をもたらし得る、と公言している。

新型汎用垂直発射システムは執行する異なる任務に基づき、より多くの数の近距離対空ミサイルが選択、搭載でき、4連装、4発の近距離対空ミサイルを1つの発射ユニット内に装備する方法を採用することができる。このため、軍艦が搭載するミサイルの数は発射ユニットの総数を超え得る。つまり64発を超えるということである。

第1に、1隻の052D駆逐艦は理論上64〜256発のミサイルを搭載できる。

もし全て大サイズのミサイルを搭載したら、、1隻の052D駆逐艦は64発のミサイルを搭載できる。

もし全て中サイズのミサイルを搭載したら、1隻の052D駆逐艦は64発のミサイルを搭載できる。

もし全て小サイズのミサイルを搭載したら、1隻の052D駆逐艦は256発のミサイルを搭載できる。

理論上こうした搭載形式は有り得るが、実際にはこの種の状況が起きる可能性は高くない。

第2に、1隻の052D駆逐艦は実際には異なるミサイルを混用し、数は64より多くなる。

1隻の先進的駆逐艦は対空、対艦、対潜、対ミサイル、対地の必要性があり、対空ミサイル、対艦ミサイル、対潜ミサイル、対地攻撃巡航ミサイルが欠けていてはならない。このため実際には一般に異なるミサイルが混装される。駆逐艦が主に防空任務を執行する場合は、対空ミサイルを多数装備することが必要になる。駆逐艦が主に対潜任務を執行する場合は、対潜ミサイルを多数装備する必要がある。駆逐艦が主に陸地攻撃任務を執行する場合は、対地巡航ミサイルを多数装備する必要がある。1隻の052D駆逐艦が実践の中で異なるミサイルを混装し、どのくらい多くの発射ユニットに4連装近距離対空ミサイルを装備するかは、搭載するミサイルの総数に変化を引き起こす。それではこの艦は何発のミサイルを搭載できるのか?

16の発射ユニットに近距離対空ミサイルを用いるだけで、1隻の052D駆逐艦はもう112発のミサイルを搭載できる。

24の発射ユニットに近距離対空ミサイルを用いるだけで、1隻の052D駆逐艦はもう136発のミサイルを搭載できる。

32の発射ユニットに近距離対空ミサイルを用いるだけで、1隻の052D駆逐艦はもう160発のミサイルを搭載できる。

第3に、052D駆逐艦は搭載するミサイルが大きく、しかも搭載するミサイルが多く、世界の駆逐艦の発展の趨勢に符合している。

ある駆逐艦のミサイル作戦能力を判断するには、その艦がどのくらいのミサイルを搭載するかを見ることになるが、さらにその艦がどんな性能のミサイルを搭載するかを見る必要がある。これは何故か?

強国の高強度の海戦の中で、ある駆逐艦がミサイルを撃ち終れば、直ちに作戦能力を失う。補給艦に頼って前線でミサイルを再装填することは全く不可能であり、自分で作戦前に非常に多くのミサイルを搭載する必要がある。非常に多くのミサイルを搭載することは各国駆逐艦の追求する目標である。我が国の052Cは16発の対艦ミサイルと48発の垂直発射対空ミサイルを搭載する。アメリカのバーク3級駆逐艦は90発の垂直発射ミサイルを搭載する。日本の最新のあたごは96発の垂直発射ミサイルを搭載する。

アメリカのMK-41垂直発射システムはさらに先進的だが、21インチ弾径クラスのミサイルしか使用できないということもある。艦載ミサイルはどんどん長射程に、どんどん強威力になり、このためどんどん大きくなっている。将来のスタンダード-3改良型ミサイル迎撃ミサイルの直径は24インチ以上に達し、このためにこそアメリカはより大型のMK-57垂直発射システムを設計し、1クラス大きなミサイルを装備する。大型の垂直発射システムの採用は世界の現代駆逐艦の発展の趨勢である。

052D駆逐艦は我が国の新型の大型垂直発射システムを採用し、非常に大きくはない艦体に64発を超える異なるミサイルを搭載し、112発のミサイルを搭載する可能性が高い。数が多く、精度が高く、威力が強く、射程は短いものと長いものがあり、作戦能力は052C駆逐艦をはるかに超える。多くの方面において国外の現在就役する1万トン級駆逐艦を超え、世界先進レベルに到達している。


 当たり前ですけど艦の外観を見ても一体どんな種類のミサイルを何発装備しているかは分からず、同型艦でも違う装備をしている可能性があり、全く同じ艦でも前回の戦闘時とは異なる装備をしている可能性があるわけですね。







戻るボタン