アメリカが8歳の男児をスパイとして使いアルカイダ幹部を殺害?

 衝撃的な話ですがどこまで本当なんでしょうか。

http://military.china.com/news2/569/20130819/18002935.html


アメリカ、8歳の男児をスパイとして利用しアルカイダの頭目の位置を確定し追跡殺害したと暴露される

恐怖の頭目アドナン カーディ 「アルカイダ」が公開したバーク父子の告白ビデオ(ビデオのスクリーンショット)(頑住吉注:元の記事には画像があり、これは本来キャプションだったんでしょう) アメリカのシリアスな政治雑誌「月刊大西洋」最新刊が明らかにしたところによれば、アメリカ軍は「アルカイダ」イエメン支部のテロの頭目アドナン カーディを殺害するため、何とイエメン共和国防衛隊メンバーを通じてカーディが引き取っていた8歳の男児を誘惑して「スパイ」を担当させ、電子追跡用チップをカーディの上着のポケットに入れさせ、最終的にカーディの位置を確定し、無人機を使ってこれを狩り殺した。男児の父親はすでに「アルカイダ」によって処刑されたとされるが、男児本人の運命は依然知り得ない。

同情

「アルカイダ」イエメン支部の幹部、流浪の男児を引き取る

8歳のイエメンの男児バークはイエメンの首都サヌアのある貧困な家庭に生まれた。実父アイクライビはイエメン共和国防衛隊に勤務していたが、6歳の子供を養育する必要があったため、生活の逼迫から2011年にアイクライビはバークを近くの小さな町に送って遠い親戚と同居させた。だがバークは決して親戚の良い待遇は受けなかった。いつもバークはペットボトルを拾って金に換えることに頼って生存を維持し、夜は街頭で野宿した。ある偶然の機会があり、この小さな町に生活するイエメン第33装甲旅団の将校アドナン カーディが、くず拾いをしていたバークと出会った。同情からカーディはバークを家に連れ帰って実の娘と同居させ、しかも学校にも行かせた。カーディはまだ軍の給料を受け取っていたが、すでに1年余り軍に出頭しておらず、アメリカは彼が「アルカイダ」で要職を担当し、2008年アメリカの駐サウジアラビア基地が自動車爆弾の攻撃に遭ったなど一連のテロ襲撃に関係したと認定し、殺害リストに加えた。

だがその正確な行方が掌握できなかったため、カーディに照準を合わせた何度もの行動にはいずれも成果がなかった。アメリカ軍が苦心を重ねてカーディの位置が確定でき接近できるスパイを捜し求めていたまさにその時、カーディに引き取られたバークが視線に入った。

裏切り

実父が脅迫と利益誘導に遭い、男児「スパイ」となる

アメリカはイエメンにおける対テロ協力パートナーであるイエメン共和国防衛隊を通じて、そのメンバーであるアイクライビの息子がカーディに養子にもらわれ、一方アイクライビ本人は経済的に窮迫していることを知り、そこで1つの計画が密かに形成された。

アイクライビの上司は彼を捜し出し、新築の家1軒、自動車1台、5万イエメンリアル(約1,450人民元)を報酬にする代わりに、アイクライビの8歳の息子を、彼らがカーディを排除するのを助ける「スパイ」に充当するという提案をした。脅迫と利益誘導の下で、アイクライビはこの事に同意した。

去年10月末の犠牲祭の期間、アイクライビは肉親と暮らす希望を理由にバークを自分の身辺に呼び戻した。アイクライビはバークを連れて何名かの共和国防衛隊の将校と面会した。面会の時、これらの将校はバークに、いかにして電子追跡チップを活性化させるかを教え、かつ繰り返し彼がゆめゆめカーディに気付かれてはならないと訓戒を与え、1週間後にチップをカーディの身につけさせる必要がある、とした。

その後、バークの父親は車を運転して彼を小さな町に戻し、男児は策を講じてまたカーディの家中に戻った。2012年10月31日、この小さな「スパイ」は彼の行動を開始した。彼は1枚のチップをカーディの体に忍ばせた。1週間が過ぎた。この1週間はちょうどアメリカ大統領オバマが再任を獲得するカギとなる重要な時期であり、アメリカはあらゆる無人機の攻撃をしばらく停止した。オバマが勝利宣言をした翌日、無人機はイエメン国内である自動車に命中弾を与え、車内にはまさにカーディと彼の仲間がいた。

報復

「アルカイダ」、父親を処刑 息子の運命は不明

カーディが殺害された後、バークと父親のアイクライビはあちこち逃げ回り始めた。だが「アルカイダ」はそれでも何ヶ月か後には彼らを探し出し、彼らを脅迫して告白ビデオを撮影した。バークはビデオの中で、「私はカーディが上着を置いた机まで這って行き、チップを上着のポケットに入れた。」と語った。バークはさらに、自分はかつて別のチップを食器棚の底に入れたが、発見されるのを心配してまたこれを別の場所に移した、と語った。

ビデオの中で、「アルカイダ」はアイクライビが幼く無知な息子を利用したことを非難した。現地の消息筋の人物が明らかにするところによれば、「アルカイダ」はすでにアイクライビを処刑したが、バークの運命は知り得ない。

言い逃れ

非人道的と批判されたホワイトハウス、極力否認

この文章が刊行された後、アメリカのホワイトハウスの当局者の反駁に遭った。アメリカのスポークスマンは、「アメリカ政府が8歳の男児を利用してスパイにしたとの噂は全く事実ではない。」とした。

だがアメリカがイエメンで無人機を使って爆撃を行う戦術が再度批判を引き起こした。これらの襲撃行動は「アルカイダ」アラビア半島支部の多くのメンバーを殺害すると同時に、少なからぬ無辜の平民の生命を奪い去っている。これらの無人機の打撃行動はイエメン民衆の強烈な反感に遭い、反米感情がみなぎっている。これら一切はアメリカのイエメンにおける対テロ行動に不利である。(徐娟)


 もちろん無人機による攻撃を阻止したいアルカイダが世論を動かして攻撃を困難にすることを狙ったでっち上げの可能性もあるでしょうし、具体的な事実関係がほとんどこのままだったとしても主体はイエメン軍でアメリカはほとんど関与していないという可能性もあるでしょう。しかし非常に生々しいリアリティを感じる重たいストーリーで、不謹慎ですけど時代劇に翻案したらいい作品ができそうな気もします。















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