95-1式小銃その4 アクセサリー前編

 今回は「軽兵器」誌2011年12月下旬号に掲載された95-1式小銃のアクセサリー類に関する記事の内容を紹介しますが、フラッシュライト、背装具、ガンケース、スリング、カートキャッチャーなどに関しては努力してまで読む気がしませんので、個人的に強い興味の持てる内容を2回に分けて紹介することにします。

http://www.183read.com/article/article.html?id=6488


95-1式銃器ファミリー特集

前期号を振り返る 本誌2011年12月上旬期号では95-1式銃器ファミリーシステムおよびこの銃器ファミリーに使用されるDBP10式普通弾薬、昼間スコープ、スターライトスコープ、レーザー照準器等の内容を紹介した。今期では続けてこの銃器ファミリーシステムのその他のメンバーを紹介する‥‥

QLG10/QLG10A式35mm吊り下げ式グレネードランチャー

95-1式銃器ファミリーシステムの研究開発中、セットで吊り下げ式グレネードランチャーが研究開発された。95式銃器ファミリーには吊り下げ式グレネードランチャーはなかったし、しかもこの銃器ファミリーはすでに部隊に大規模装備されているので、この時には95-1と95式という2つの銃器ファミリーの吊り下げ式グレネードランチャーの研究開発作業が一緒に始動した(頑住吉注:前回紹介した旧95式のアクセサリーに関するページにありますが、正確に言うと95式にもM203の亜流のような35mmグレネードランチャーがありました。しかしこれは基本的に暴動鎮圧用で、今回紹介される戦闘用とは性格が異なります。このページでは今回紹介するランチャーと似たものの情報がかつて流れて話題になったとされていますが、それは今回のランチャーの試作段階のものでしょう。なお空砲を使って手榴弾を80m以上飛ばせるカップ型グレネードランチャーの紹介もありますが、これは95-1式には使われないようです)。2つのグレネードランチャーは吊り下げ式に装着するインターフェイス、トリガーの設置位置が異なることを除き、その他の構造は基本的に同じである。このうちQLG10式35mm吊り下げ式グレネードランチャーはQBZ95式5.8mm自動小銃に装備され、QLG10A式35mm吊り下げ式グレネードランチャーはQBZ95-1式5.8mm自動小銃およびQBZ95B-1式5.8mm短自動小銃に装備される。2種のグレネードランチャーにはいずれも専用の昼間スコープが装備できる。このランチャーは着発炸裂殺傷弾と跳躍炸裂殺傷弾を発射する時、400m以内の群れをなした敵生体目標の殺傷や火力点の制圧に用いられる。破甲殺傷弾発射時は100m以内の軽装甲目標の損傷および400m以内の生体目標の殺傷に用いられる。弾道指示弾発射時は400m以内の弾道指示に用いられる。発射される4種の弾は良好な弾道の一致性を備えている。

性能は抜群

QLG10/QLG10A式35mm吊り下げ式グレネードランチャーは操作使用が便利で、戦闘発射速度が高く、使用が安全で、機構の作動信頼性が高く、良好な作戦性能および使用性能を備えている。全体的に言って、この2種のグレネードランチャーには以下のような3大ハイライトがある。

小銃と同時に射撃準備状態にでき、火力反応が素早い

グレネードランチャーを吊り下げ式に装備した後、小銃と同時に射撃準備状態にでき、ただし各自独立して発射でき、複雑で変化の多い各種戦場目標に対応する時、優れた快速反応能力を持つ(頑住吉注:マズルにかぶせるライフルグレネードならその状態で直ちにライフル射撃はできない、ということですね)。

携行、使用が便利で、機動性が良好である

グレネードランチャーの体積が小さく、重量が軽く、構造がコンパクトで、装着後武器の外形とマッチし外観がよい。小銃に吊り下げ式に装備した後、小銃の携行や戦術機動に影響せず、都市での作戦、航空降下作戦、乗車作戦、艦船での作戦、ジャングルでの作戦、および山地での作戦等各種の空間が限られた戦場での作戦であっても、敏捷な戦場機動能力を備える。

多種の弾薬を発射し、広範な戦術用途を持つ

このグレネードランチャーは着発殺傷弾、跳躍炸裂殺傷弾、破甲殺傷弾、弾道指示弾等多種の弾薬を発射でき、軽装甲目標の損傷や群れをなした生体目標の殺傷ができ、さらに弾道指示に使用でき、戦場において多種の戦術需要を満足させることができ、広範な戦術用途を持つ。

構造上の特徴を紹介

異なる吊り下げ式装備のインターフェイス

95-1式銃器ファミリーは95式銃器ファミリーと比べると設計方面で多くの改良がなされたため、両者の外観設計の差異は比較的大きく、このためQLG10とQLG10Aとでは小銃との装着インターフェイスも異なっている。QLG10式35mm吊り下げ式グレネードランチャーは、発射管上部の連結ベース前端が小銃の銃口装置に吊り下げられ、連結ベース後端の吊り下げ装着用突起と小銃のバヨネットベース後端がかみ合い、ランチャーを95式自動小銃にしっかりと装着する。一方QLG10A式35mm吊り下げ式グレネードランチャーに関して言えば、いかなる改造も加えず、QBZ95-1式自動小銃およびQBZ95B-1式短自動小銃の両方にすぐさま装着できる。2種類の銃の吊り下げ式装備後の外形がマッチすることを保証できるように、その連結ベースは発射管上方の比較的前寄りの位置に設けられ、しかも連結ベースは比較的短い。QBZ95-1式自動小銃に連結する時は、その連結ベース前端を小銃のバヨネットベースに吊り下げ、一方QBZ95B-1式短自動小銃に連結する時は、連結ベース前端がちょうど短自動小銃の銃口装置に吊り下げられる。自動小銃に連結する時であろうが短自動小銃に連結する時であろうが、いずれもランチャー後端から突出する円柱体を小銃のピストンベースの対応する穴に挿入し、ランチャーをバレル下方に固定する。



(頑住吉注:後方に突出している「発射機尾端円柱体」を「小銃のピストンベースの対応する穴に挿入」すると説明されているんですが、どう見てもトリガーガード付け根の前面あたりです)

異なるトリガーの設置

QLG10式吊り下げ式グレネードランチャーを小銃の下方に装着すると、そのグリップは小銃のフォアグリップの前方に位置し、グレネードランチャーのトリガーを引く時はグレネードランチャーのグリップを握る必要がある。一方QLG10A式グレネードランチャーのトリガーは小銃のトリガーガードの下方に直接位置し、小銃のグリップを握ったまま即ランチャーのトリガーが引ける。小銃とグレネードランチャーのトリガーをそれぞれ引く時、手の位置を変換する必要がなく、操作は非常に便利である。



(頑住吉注:図の中の説明書きは本文とほとんど同じです。95式のフォアグリップがグレネードランチャー装着にひどく邪魔だったことがよく分かります。QLG10Aのリング状トリガーが完全に露出し、ガードが全くないのがやや気になります)



(頑住吉注:一方これが新短小銃に装着した状態です。明記されていませんが、バレルがさらに短い旧短小銃には装着できないはずです。)

発射管と発射器

QLG10/QLG10A式35mm吊り下げ式グレネードランチャーの核心的機構はいずれも発射管と発射機という2大ユニットからなる。発射管内には12条右回りのライフリングがあり、発射管後部には弾薬固定ピンが設けられており、グレネードを固定する。グレネードランチャーは前装式を採用しており、グレネードの弾帯にはあらかじめ回転誘導ミゾが作られている。グレネードは発射管のマズルから装填され、グレネードはライフリングに沿ってボア内に進入する(頑住吉注:カンプ、シュツルムピストルから発射する大型の榴弾もあらかじめライフリングに対応するミゾがある円柱状の弾頭後部を前からねじ込むようになっていました)。いっぱいまで装填すると、グレネード固定ピンがグレネードの固定ミゾにはまり、グレネードを定位置に固定する。グレネードは高低圧発射原理を採用している。トリガーを引くとファイアリングピンがプライマーを打撃して発火させ、弾底部の高圧チャンバー内の発射薬に点火する。火薬ガスが一定の圧力まで達すると、火薬ガスはチャンバーのガス排出穴を塞いでいる片状部品を突き破り、発射管後端に進入して低圧チャンバーを形成し、弾丸を前方に押し動かし、弾丸はグレネード固定ピンの制限から離脱して発射管から飛び去るまで前方に向かって運動する。

発射管ユニットには機械式サイトが設置され、機械式サイトのベース左側には光学スコープのインターフェイスが設置され、スコープが装着できる(頑住吉注:小銃に装着するタイプのグレネードランチャーにスコープを装着する例は珍しいと思います。そんなに命中精度は高くないはずなので重量増加やコストアップに見合うのかという疑問もありますが)。

発射機構にはダブルアクション撃発機構が採用され、発射準備セーフティ、銃吊り下げセーフティ、グレネード装填定位置セーフティの3重のセーフティ機構が設置され、使用の安全を確保している。

グレネード固定機構

前装発射方式には一定の特殊性がある。携行あるいは乗車時のスムーズなグレネード装填、グレネードの発射管内での確実な定位置への固定を満足させる必要があるし、射撃時にグレネードがスムーズにボア内から出ることを保証する必要もある。このためQLG10/QLG10A式グレネードランチャーの発射管内にはいずれも信頼性の高いグレネード固定機構が設計されている。この固定機構はグレネード固定ピンプッシュプレート、グレネード固定ピンスプリング等からなる。グレネード固定ピンプッシュプレートは発射管の外部に設けられ、操作しやすい。グレネード固定ピンスプリングは発射管内部に位置している。発射しない時、あるいは訓練の時、グレネード固定ピンプッシュプレートを押せば即グレネード固定ピンは解除され、グレネードはスプリングの作用下で自動的に発射管の前方へ滑って出る。グレネードを素早く取り出すのに便利である(頑住吉注:明記されてないんですがグレネードを前方に押すスプリングが通常の銃で言うところの包底面にあって、これのテンションに逆らってグレネードをいっぱいに押し込むとパチンと固定ピンがはまって固定され、解除プレートを押すとはまっていたピンが抜けてグレネードがスプリングの力で前方に抜け出す、ということでしょう。実際にグレネードを装填した状態の画像がないんですが、 http://www.gunsworld.net/russain/gl/gp25gp30/11.jpg このランチャーに強い影響を与えたと見られるロシアのGP-25ではこんな感じで弾頭がマズルからちょっと突き出る感じです。 http://www.gunsworld.net/russain/gl/gp25gp30/1034022.jpg こちらは構造図で、グレネード固定ピンおよび解除機構、ストレート後退式ダブルアクショントリガーもおおよそこれに近いんじゃないでしょうか。)。グレネード固定機構の設置はグレネードが発射管の中で確実に定位置にあることを保証するし、グレネードが一定の圧力下でスムーズにグレネード固定ピンから離脱して飛び出すことも保証する。

撃発機構

QLG10/QLG10A式35mm吊り下げ式グレネードランチャーはストライカー式撃発機構、ダブルアクション撃発方式を採用し、ファイアリングピン内にはファイアリングピンスプリングとファイアリングピンスプリングガイドロッドが設計され、ファイアリングピンスプリングは確実な撃発を保証する他、ファイアリングピンを強制的に元の位置に復帰させる機能も持つ。すなわち撃発後ファイアリングピンの先端は強制的に包底面内に引っ込められ、次のグレネード装填の安全性が確保される。

ダブルアクション撃発過程は次の通りである。グレネードを定位置まで装填した後でトリガーを引くと、シアがファイアリングピンを後方に押し、ファイアリングピンスプリングを圧縮して撃発エネルギーを蓄え、トリガーを引き続けるとシアはファイアリングピンから離脱し、ファイアリングピンはスプリングの作用下で前方に急速に進み、グレネードのプライマーを打撃し、グレネードを撃発する。グレネード撃発後、ファイアリングピンは強制的にファイアリングピンを定位置に復帰させ、トリガーを緩めるとシアはファイアリングピンとかみ合い、トリガーを引いた時次のグレネードを撃発できるようにする。

3重のセーフティ相互コントロール機構

使用の安全と機構作動の信頼性を確保するため、QLG10/QLG10A式35mm吊り下げ式グレネードランチャーは3重のセーフティ機構を設置している。すなわち銃吊り下げセーフティ、グレネード装填定位置セーフティ、マニュアルセーフティである。銃吊り下げセーフティは発射機ベースの最上部に位置し、グレネードランチャーがまだ銃に吊り下げられていない時はセーフティバーが最上部から突出し、ファイアリングピンをロックして前方に移動できなくさせる。グレネードランチャーを銃に吊り下げて初めて、セーフティバーは押し下げられ、したがってファイアリングピンに対するロックは解除される。グレネード装填定位置セーフティは発射機ベースの左側上部に位置し、バレル内にグレネードがない時はセーフティバーが発射機構ベース内に引っ込み、ファイアリングピンをロックする。グレネードが定位置まで装填されて初めて、セーフティバーは起こされ、ファイアリングピンに対するロックが解除される。マニュアルセーフティレバーは発射機左側面に位置し、2つのポジションがある。「0」はセーフティ位置を表し、「1」は撃発位置を表す。3重のセーフティは全部ファイアリングピンに作用し、グレネードランチャーを小銃にしっかりと装着し、グレネードを定位置まで装填し、マニュアルセーフティを撃発位置に転換して初めて、トリガーを引いてグレネードを撃発することができる。もしどのセーフティが未解除でも、トリガーを引いた時ファイアリングピンはリリースされ得ず、したがって使用の安全が確保される(頑住吉注:ランチャーを銃に装着しないと発射できないセーフティは必要なんでしょうか。緊急時、ランチャーだけでどうしても発射しなければならない場合もありそうですが。スプリングのテンションに逆らってグレネードを押し込み、定位置まで入って初めてパチンとロックがかかって固定され、定位置まで入れなければスプリングで押し出されてしまう、という構造なら「グレネード装填定位置セーフティ」も別にいらんのではないでしょうか)。



機械式/光学照準具一体化設計

グレネードランチャーは曲射武器に属し、その機械式サイトの上下の射撃角度調整の幅は比較的大きい。QLG10/QLG10A式35mm吊り下げ式グレネードランチャーの機械式サイトの調節機構は目盛り盤、バーニヤに分かれ、一方フロント、リアサイトはそれぞれバーニヤの前後の端に設置され、バーニヤを上下に回すと即リアサイト、フロントサイトの射程設定の調整ができ、非常に便利である。QLG10とQLG10Aの目盛り盤の設計位置にはやや違いがあり、前者は連結ベースの左側面に、後者は発射管の左側面に設けられている。両者のバーニヤ回転軸はいずれも目盛り盤の後方に固定されている。

2種のグレネードランチャーの目盛り盤にはいずれも7つの歯型ミゾが設けられ、上から下にそれぞれ100m、150m、200m、250m、300m、350m、400mの射程を表す。このうち、100m、200m、300m、400mに対応する歯型ミゾのそばにはそれぞれ「1」、「2」、「3」、「4」の数字が表示されている。バーニヤがそれぞれ異なる歯型ミゾに対応すれば、すなわち異なる射程の設定を意味する。そのリアサイトの切り欠きは二重の四角型ノッチになっており、大きなノッチが上、小さなノッチが下にある。100m以内の目標を射撃する時は小さなノッチのリアサイトを用い、かつバーニヤを「1」が表示してある歯型ミゾに位置させる。100m以遠の目標を射撃する時はいずれも大きなノッチのリアサイトを用い、バーニヤを対応する歯型ミゾに位置させる。

機械式サイトベースには昼間スコープ装着用インターフェイスが設計され、光学スコープの射撃角度設定と弾道偏差修正は機械式サイトによってなされる。機械式サイトがうまく調整されれば、すなわち光学サイトの調整終了に相当する。機械、光学サイトを一体化設計にすることは、光学サイトの設計要求を簡略化し、光学サイトの外形寸法縮小と重量軽減に一定の作用を果たしている。



(頑住吉注:「バーニヤ」から前に突き出ているツメが切欠きにパチパチとはまって角度を変えるわけです。100mだけ2重のノッチの下を使うというのは煩雑ですが、100m用と150m用の切欠きが接近しすぎてうまくいかなかったんでしょう)

世界先進レベルにある

アメリカ、ロシアの同類吊り下げ式グレネードランチャーと比べ、QLG10/QLG10Aの重量はより軽く、全長がより短く、威力がより大きい。この吊り下げ式グレネードランチャーは世界先進レベルにあると言ってよい。

QLG10/QLG10A式35mm吊り下げ式グレネードランチャーの装備は我が軍の兵個人火力、快速反応能力、殺傷威力を非常に大きく高め、我が軍の戦闘力向上を新しい段階に至らせた。

兵個人の手にする小砲弾( http://www.183read.com/article/article.html?id=6489 )

DFS10式35mm着発炸裂殺傷弾

95-1式銃器ファミリーの吊り下げ式グレネードランチャーに使用される着発炸裂殺傷弾は2004年に研究開発が開始され、6年の研究、探求、そして不断の改良を経て、2010年に95-1式銃器ファミリーシステムと共に正式に設計定型に至り、DFS10式35mm着発炸裂殺傷弾と命名された。この弾の各項目の性能指標は国際的トップレベルに到達している‥‥



構造性能

DFS10式35mm着発炸裂殺傷弾の主要な作戦使命は150m以内の敵単体生体目標の殺傷および400m以内の敵集団生体目標の殺傷である。

DFS10式35mm着発炸裂殺傷弾は主に信管(弾体頭部に装備)、事前に作られた破片、炸薬柱、底部ネジ、発射薬容器、発射薬、プライマー等の部品からなっている。高低圧発射原理を採用しており、底部ネジ内に発射薬が装備され、底部ネジの底には9つの排気孔が設けられている。プライマーが発射管内においてランチャーのファイアリングピンによって撃発発火させられた後、発射薬に点火され、発射薬の燃焼が生んだ高圧の火薬ガスが発射薬容器を突き破り、排気孔から弾底のくぼみに進入し、低圧室を形成する。その圧力は迅速に20MPa前後まで下降し、弾を押し動かしてグレネード固定ピンから離脱させ、前方に運動させる。マズルを出る時は78m/s前後の初速が獲得されている。マズルを出た後信管はセーフティ解除され、弾が目標に命中した時、信管が発火し、グレネードは引火爆発する。弾体内には事前に作られた破片と高性能炸薬が装備されており、炸薬の爆発時に350個余りの規則的な殺傷破片を形成することができ、殺傷半径は12mに達する。

顕著な設計上の特徴

DFS10式35mm着発炸裂殺傷弾には設計方面において以下の顕著な特徴がある。

前装ケースレス構造を採用

兵士にとって、戦闘中に素早い操作が実現され、戦闘発射速度が向上することには重要な意義があり、それは実戦においては兵士の生死に関わる。吊り下げ式グレネードランチャーに使用されるグレネードに関して言えば、前装方式およびケースレス構造の採用は、射撃中のチャンバー開放、排莢、再装填といった操作が省略され、装弾、射撃が連続的に行え、戦闘発射速度向上の助けになり、必要な火力持続能力が保証され、兵個人火力対抗力および制圧能力が増強される。

もしグレネードに薬莢を設ければ、薬莢の直径は発射管の内径より大きいので、後装式にするしかない。DFS10式35mm着発炸裂殺傷弾には薬莢がないため、前装が実現できた。その弾丸尾部には発射薬ユニットが連結され(プライマー、発射薬容器、発射薬、底部ネジ)、撃発後発射薬ユニットはグレネードと共に飛行し、弾薬のケースレス発射が達成される。

このグレネードの弾体には弾帯が設けられており、弾帯にはミゾが作られ、弾薬を発射管内に入れる時、弾帯のミゾと発射管のライフリングをかみ合わせ、弾薬発射時に回転、安定させる。この他、このグレネードの弾体下端にはグレネード固定ミゾが設けられ、グレネードランチャーの発射管後部のグレネード固定ピンとかみ合って確実にグレネードを固定することができ、発射管内でグレネードを動揺させない。

QLG10/QLG10A式35mm吊り下げ式グレネードランチャーに使用されるDFS10A式跳躍炸裂殺傷弾、DFJ10式破甲殺傷弾、DFX10式弾道指示弾は、DFS10式35mm着発炸裂殺傷弾と外観が同じであり、同様にケースレス構造を採用し、弾帯の設置も同じである。



(頑住吉注:左はライフリングとかみ合うミゾ付きの弾帯、右はグレネード固定ピンとかみ合うミゾです。その上の複数の溝は重量軽減用です。)

弾薬全体の重量が軽く、殺傷威力がコントロール可能

この着発炸裂殺傷弾の主要な部品には高強度アルミ合金材料での製造が採用されている。弾薬の構造方面で重量軽減設計が充分に採用され、強度を保証する前提下で弾体に重量軽減ミゾが設けられ、余分な重量が軽減されている。これは兵個人の弾薬携行量増加の助けになり、火力持続能力を保証する。

この弾は事前に作られた破片と高性能炸薬を合理的に組み合わせた殺傷技術を採用し、破片の成型は規則的で、数量は多く、殺傷半径は一定である。したがって威力のコントロールが実現できる(頑住吉注:どういうニュアンスで言っているのかいまいち分からんのですが、威力の大小が発射前にコントロールできるというわけではないんですね)。

発射薬の構造は斬新

この着発炸裂殺傷弾は高低圧発射原理を採用し、低圧室はランチャーの弾底くぼみから形成され、高圧室の設計が合理的であるか否かが弾薬の内部弾道学的性能を直接決定する。研究開発過程で、研究開発人員は多くの最適化および試験作業を行い、発射薬の型の選定を完成させ、プライマーの構造を確定し、構造パラメータを調整する等の作業を行い、構造が簡単で、性能が安定し、作用に信頼性があり、使用要求を満足させられる発射薬構造を研究して作り出した。ねじ込み式発射薬ユニットとグレネードは連結されて一体化し、高圧室の容積、発射薬容器の厚み、ガス排出孔の径などのパラメータの調整によって内部弾道学的性能が指標要求を満足させるようにした。ガス排出孔は外部に露出しているため、携行、使用過程で直接環境と接触し、特に川を泳いで渡る、潜水する等の条件下では弾薬の密封性が特に際立って重要となる。この弾の発射薬容器と弾底にはリベット接合型の設計が採用され、弾薬の密封性が保証されている。

信管の作用は確実

DFS10式35mm着発炸裂殺傷弾に使用される1-95-DRK42型信管も今回研究開発された新型の信管で、吊り下げ式グレネードランチャーが発射する跳躍炸裂殺傷弾および破甲殺傷弾にも使用される。重量が軽く、構造が斬新で、機能が完備され、作用が確実であるという特徴を備えている。この信管は一体化設計を採用しており、遠心力駆動の時計機構によってセーフティ機能の延期解除が実現される。遠心エネルギー貯蔵式自爆機構の採用は、弾丸が地面に落下した後の適時の自爆を実現する(頑住吉注:あまりに近距離で炸裂して射手自身を殺傷しないための遠心力を利用したセーフティ解除はよくある形式ですが、着発信管が作動しなかった場合の自爆機能はこのサイズでは珍しいのではないでしょうか。事実上着発信管と時限信管を両方持っていることになるのでしょう)。

発射薬の性能は安定し、武器システムとのマッチングは良好

95-1式銃器ファミリーの吊り下げ式グレネードランチャーの砲身長は比較的短く、発射薬の不完全燃焼を起こしやすい。また火薬ガスが直接チャンバー底部に作用し、チャンバー底部の焼蝕の深刻化をもたらす可能性がある。同時に吊り下げ式グレネードランチャーは兵個人の肩付けによる発射を必要とし、射手の顔が発射管から比較的近い。もし発射煙、発射炎が比較的大きいと、射手に影響する可能性がある。これらの状況にかんがみて、多くの選型と試験により、アジドニトラミン発射薬(頑住吉注:中国の警察用リボルバーにも使われており、diazidonitrazapentane (DIANP)とも呼ばれるようです。警察官が天井に向け威嚇射撃したら燃えカスが顔中に降りかかって長いこと洗い落とさねばならなかったというもありましたね)を弾薬の発射動力源とすることが確定した。この発射薬はエネルギー量が大きい、燃焼速度が速い、焼蝕が少ない、発射煙/炎が小さいなどの特徴を持ち、弾薬の使用要求を満足させることができる。アジドニトラミン発射薬も同様にQLG10/QLG10A式35mm吊り下げ式グレネードランチャーに使用されるその他の3種類のグレネードにも使用される。

プライマーに新型の前から入れる方式の構造を採用

弾薬にケースレス発射薬技術を採用したため、プライマーは撃発後グレネードと共に飛行する。このためプライマーの設計と組み立てに対し比較的高い要求がなされる。研究開発人員は多くの模索とマッチング試験を経て、国内では独創的な前装式プライマーを設計した。通常の後装式プライマー(すなわちプライマーを弾体後部から弾底に入れ、リベットによって固定する)とは異なり、このプライマーの前部には突台(頑住吉注:アンビル、金床のことでしょう)が設けられ、プライマーは弾体前部から弾底に入れられ、突台によってプライマーは弾底内にはめこまれる。このためプライマーの弾底内での固定の確実性がより高い。このプライマーには構造がコンパクトである、プライマーの脱落、押し出されることに対する抵抗効果が良好で、発火感度がちょうどよく、発火が確実である等のメリットがあり、使用要求を満足させる。QLG10/QLG10A式35mm吊り下げ式グレネードランチャーに使用される他の3種類の弾にもこのプライマー構造が採用されている。



(頑住吉注:前から押し込み、やや径の太い「突台」で止まるようになっているので、高圧チャンバー内の圧力が高まっても後方に押し出されることはない、ということです)

国内外の同類の殺傷グレネードと比較して、DFS10式35mm着発炸裂殺傷弾には威力が大である、チャンバー圧力が低い、射程が長い、精度が高い等の長所がある。研究開発過程で新技術、新材料が大量に採用され、模索、試験の反復を経て、重量の小さい破片により遠距離で確実な殺傷を行う技術の実現に成功した。小口径グレネード武器の殺傷機能の研究に対する有益な探求が行われ、貴重な経験が獲得された。

国内外の同類殺傷グレネードとの対比

弾薬名称 アメリカ M406殺傷弾 ロシア VOG-25殺傷弾 中国 DFS10式35mm着発炸裂殺傷弾
弾径(mm) 40 40 35
全弾重量(g) 228 250 169
初速(m/s) 76 76 78
射程(m) 400 400 430
破片数 325 180 358
殺傷半径(m) 5 6 12.8

(頑住吉注:初速や射程がほんのわずかに優れているというデータがどうも胡散臭いんですが‥‥)

DFS10A式35mm跳躍炸裂殺傷弾( http://www.183read.com/article/article.html?id=6490 )

DFS10A式35mm跳躍炸裂殺傷弾はQLG10/QLG10A式35mm吊り下げ式グレネードランチャーに使用される爆炸殺傷性弾薬である。400m以内の中等硬度以上の地面に暴露した集群生動目標、およびざんごう内、半閉鎖掩体内、市街地のバリケード、屋内の窓の奥、損傷しやすい防御板の後ろに身を隠した生体戦力の有効な殺傷と制圧ができる。平原、山地、丘陵、市街等の地域の防御、堅固な陣地攻略、航空降下および上陸作戦への使用に適する。その他の地形的条件下でも、DFS10A式35mm跳躍炸裂殺傷弾は比較的良好な面殺傷および毀損機能を持つ‥‥。



(頑住吉注:左は弾薬全体、右は信管です)

DFS10A式35mm跳躍炸裂殺傷弾は、DFS10式35mm着発炸裂殺傷弾と発射原理、内部構造が基本的に同じであり、いずれも高低圧発射原理を採用している。ただし弾丸が地面に落下した後に飛び上がらせ、より良好な殺傷効果を達成させるため、数百粒の注型製造によるタングステン合金球からなるあらかじめ作られた破片ジャケットを採用している‥‥。これがこの弾とDFS10式35mm着発炸裂殺傷弾との最大の違いである(頑住吉注:いや最大の違いはどう考えても命中の瞬間に炸裂するか、着弾後飛び上がってから空中で炸裂するかでしょう。なお着発炸裂殺傷弾の破片は不規則なギザギザの形状で、材質は明記されてませんが真鍮のような色です)。

DFS10A式35mm跳躍炸裂殺傷弾の全体は信管、炸薬、あらかじめ作られた破片ジャケット、鉛合金製の弾体、高圧室(内装発射薬)、プライマー等からなる。その信管はやはり弾頭隔爆型信管(頑住吉注:一定距離飛行後でないと爆発しない信管でしょう)で、信管内には自爆機構が設けられている。もし信管が地面に衝突して正常に触発ができなくても、一定時間経過後に自爆機構が作用し、弾丸は引火爆発することができる。飛び上がって爆発する時により良好な殺傷効果を生むため、弾体内にあらかじめ作られた破片ジャケットが装備されている。破片ジャケットは384粒のタングステン合金球を注型して作られ、弾丸の爆発時、このように多いタングステン合金球が高速で放出され、したがってより大きな殺傷作用を生む。



殺傷作用の原理

DFS10A式35mm跳躍炸裂殺傷弾はプライマーがグレネードランチャーのファイアリングピンによって撃発されると、瞬時に発射薬を引火燃焼させる。発射薬は高圧室内で迅速に燃焼し、形成された高圧の火薬ガスが閉鎖している片状部品を突き破り、高圧室底部の9つの排気孔を経てランチャー尾部に形成される低圧室に進入する。これにより形成された推力が全弾を押し動かして運動させ、したがって全弾に比較的低いチャンバー圧力をもって必要な初速を獲得させることができ、マズルべロシティーは76m/sとなる。

弾丸がマズルから飛び出し20m離れた時、信管は第1のセーフティを解除し、40m離れた時第2のセーフティを解除し、信管は発火準備状態になる。信管のセーフティのこのような設計方法は、弾丸が近距離内で障害物に衝突した時に爆発させず、もって使用の安全を確保できる。

弾丸が目標区域に飛び至って着地した時、信管は着発し、投射薬容器内の薬剤に点火し、同時に点火延期プライマーの中の延期薬に点火する。投射薬容器内の薬剤の燃焼が生んだ高圧の燃焼ガスが地面に衝突し、反推力を形成して弾丸を飛び上がらせる。弾丸が一定の高度まで投射された時、延期薬の燃焼は完了し、伝爆管に引火する。伝爆管はメイン炸薬に点火し、さらに弾丸を爆発させる。384粒のタングステン合金球および弾体のその他の金属破片は周囲に高速で飛散し、したがって跳躍炸裂殺傷と毀損機能を実現する。



(頑住吉注:跳躍炸裂の様子です。垂直に飛び上がってはいないのが分かりますね)

信管頭部の着発機構が意外にも効果を発揮しなかった時、信管の自爆装置が15〜20秒以内に延期プライマーに点火し、伝爆管および全弾のメイン炸薬に順次点火し、この弾の自爆を実現する。この弾は自爆時にも大きな殺傷および毀損効果を持つ(頑住吉注:しかし跳躍はしないということでしょう。とすると「第1のセーフティ」は自爆装置のセーフティ、「第2のセーフティ」は着発信管のセーフティではないでしょうか。つまり20mから40mまでの距離で命中すると着発信管は働かず、ただし自爆はするということです。跳躍して爆発する方が危険範囲が大きいはずですし、自爆までの間には身を隠す余裕もあるでしょうから)。

重要問題への取り組み、困難克服がきちんとした結果につながった

DFS10A式35mm跳躍炸裂殺傷弾の研究開発中に直面した第1の問題は、長い一定の時間の中で、この弾の跳躍炸裂の合格率が30〜42%の間にしか維持できなかったことだった。この問題を解決するため、多くの関係要素をめぐり、全弾の着地姿勢および速度は変えられないという前提下で、投射薬容器の容器体や針刺延期プライマーの管殻構造、圧薬技術等に設計、改修をくり返し、70余りの方案の模索、200余りの一連の試験、全部で15000発余りの弾薬の消耗を経て、最終的に比較的満足すべき形でこの問題が解決された。

目下DFS10A式35mm跳躍炸裂殺傷弾の跳躍炸裂合格率は80%以上に保持され、戦術技術指標の要求が達成された。

DFS10A式35mm跳躍炸裂殺傷弾の信管の発火率が低いことは研究開発過程で遭遇した別の1大難題だった。分析を経て、これは内部機構の設計が合理的になりきっていないこと、および信管を組み込みねじ込んで締める時の力のモメントが大きすぎ、内部部品が固定されることが引き起こしているのだと分かった(頑住吉注:締め込みすぎて内部パーツがきつくなって動かなくなったということで、ちょっと技術レベルに疑問を抱かせます)。このため内部構造を改良し、組み込み時の締める力のモメントを許容範囲内に設定し、内部部品が固定されることを避け、こうしてこれらの問題は解決した。

改良後の何度にもわたる試験結果は、信管の発火率を95%以上に保持できることを示し、戦術技術指標の要求が達成された。

国外の吊り下げ式グレネードランチャーと比べると、アメリカ製40mm吊り下げ式グレネードランチャーの弾薬の中には跳躍炸裂殺傷弾はなく、一方ロシア製40mmグレネードランチャーの弾薬の中には跳躍炸裂殺傷弾はあるものの、その信管は少ない破片しか形成できず、かつ飛散位置が低く、このためその殺傷効果には限度がある。DFS10A式35mm跳躍炸裂殺傷弾の口径比はアメリカ、ロシアの40mmグレネードに比べ小さいが、総合的な作戦機能は両者を超え、その殺傷半径は12m以上に達する。

DFS10A式35mm跳躍炸裂殺傷弾の研究開発成功は、国内のこの領域における空白を埋めただけではなく、国際的にトップレベルに位置する。さらに重要なのは、その装備、使用は我が軍の兵個人の作戦能力、敵に対する殺傷および毀損威力の発揮を顕著に高めることができることである。


 ここを見ている方なら、「M16系とAK系の違いを挙げよ」と言われたらすぐにいくつも挙げられるはずです。しかしその差に比べ、西側のグレネードランチャーと旧東側のグレネードランチャーの差、つまり前装と後装、ケース式とケースレスという原理上の根本的な差のあまりの大きさには驚かざるを得ません。中国の兵器はかつてはソ連式兵器のほぼ完全な影響下にありましたが、近年では独自色を強め、必要に応じ西側系の特徴もためらいなく取り入れています。その中国がロシア系、西側系のグレネードランチャーを比較検討した上でロシア製に近いランチャーを開発した事実を見ると、あるいはロシア、中国の選択の方がより有利なのではという疑いも生じます。西側にこの種のランチャーを作るメーカーが見当たらないのは普及したケース式40mm弾薬との共通性を捨ててまで新システムを採用するほどのメリットがないからであるとも考えられますし。

 このグレネードはケースレスです。通常の銃では薬莢が高圧の発射ガスによって膨らみ、チャンバーにはり付いて後方へのガス漏出をパッキングするので、普通ケースレスだと後方へのガス漏れ対策が難題になります。しかしこのランチャーは前装式で後方が密封されているのでその問題はありません。前装式ゆえに構造が簡単でコストも安くなります。ここまではいいんですが、チャンバーを開く必要も排莢の手間もいらないので発射速度が速くなるとされていることには多少の疑問を感じます。M203その他なら確かにチャンバーを開く手間は必要ですが(チャンバーを開けば空薬莢は自然に落下するので独立した排莢動作は必要ありません)、先の丸い弾薬を砲身内に入れるのはごく簡単です。しかしQLG10系では弾薬にあらかじめある凹凸を正しくライフリングに合わせてから、ライフリングのピッチに沿って回しながら入れなければなりません。特に暗い中での装填は逆に時間がかかる可能性もあるのではないでしょうか(火薬ガスの圧力で樹脂製のスカート状部品が開いてライフリングにかむようにすれば問題が解決できるのでは)。また、グレネードを確実に定位置に固定し、例えばその状態でマズルを先にして銃を落としたり車から飛び降りたりといった衝撃にも耐えなければならないグレネード固定ピンを、グレネードが発射時に強引に振り切って飛んでいくわけですから、ピンの摩耗が早そうな感じがします。後方がふさがった砲身はクリーニングもしにくいのではないでしょうか。

また西側で主流である40mmグレネードランチャーより口径が小さく、砲身も短く(グレネード先端が砲身から突き出るほど)、チャンバー圧力も低いとされているのに「威力が大である、〜射程が長い、精度が高い等の長所がある」というのはどうでしょうか。火器の世界では口径の差はわずかでも威力に大きく影響し、もし40mmグレネードと35mmグレネードが相似形ならば、体積に1.5倍近い差が開くことになります。35mmグレネードは40mmグレネードよりやや細長い形状のようですがデータを見ても重量はずっと軽く、より威力が大きい(殺傷半径に至っては倍以上!)というのはちょっと信じられません。画期的な新技術によって実現されたのならそう書くでしょうし。跳躍炸裂殺傷弾の殺傷半径が12m以上とされているのに着発炸裂殺傷弾の殺傷範囲が12.8mとされているのもおかしく、威力を大きく見せかけるために着発炸裂殺傷弾のデータ比較表の数値に跳躍炸裂殺傷弾の数値を入れたのではという疑いが生じます。また、対軽装甲用の成型炸薬弾では、口径の違いがより大きなハンデになると考えられます。

跳躍炸裂に関しては説明が簡単すぎてよく分からないです。着弾後、起き上がり小法師のように一定の姿勢になって、下になった跳躍薬の炸裂で飛び上がるということなんでしょうか。この説明通りならアフガンやイラクの戦場でも有効そうなのにアメリカがこの種のグレネードを使っていない様子なのは何故かというのも疑問です。

自衛隊はライフルグレネードしか使っていないようですが、世界の主要国の状況を見るとそれでいいとはちょっと思えません。








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