F-35関連2題

 いずれも中国との関連を語った記事です。

http://military.china.com/important/11132797/20161205/30064650.html


ロシアメディア:中国はF-35をおそれる必要があるか? すでにより強い戦闘機を装備

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国の第5世代戦闘機である殲ー20はF-35に比べより重く大きい」)

ロシア衛星ネット12月3日の報道によれば、アメリカの「国家利益」誌はかつて「準備よし、ロシアと中国:F-35ステルス戦闘機に格闘能力あり」との文章を執筆した。文中には、アメリカ海軍が初のF-35ステルス戦闘機を装備した後、別の進攻能力を具備することになる、と書かれている。ならば状況はいったいどうなのか? この問題につき、ロシアの軍事専門家であるワシーリ コーシンは衛星ネットに対し解答を行った。

理論上、この戦闘機の出現は太平洋の力量バランス改変の中で重要な役割を演じるはずで、同時に当地区で解放軍の海空力量との対抗戦略を実行する中で勝利を獲得する確率をも増加させることになる。ステルス戦闘機は遠距離で行動でき、このようだと空母集群は中国の武装力量のコントロールおよび通信センターに対し壊滅的打撃をもたらすことができ、一方空母は中国の海岸からの距離が遠いため安全でつつがない。

疑問の余地がないことだが、これは決してアメリカの空母が中国の対艦弾道ミサイルの脅威を受けないと言っているわけではない。例えばDF-21D、特にDF-26Dである。後者の攻撃距離は4,000kmで、F-35Cの作戦半径よりも長いだろう。増してやアメリカの上陸艦上に装備されようとしているF-35B垂直離着陸型機は言うまでもない。しかし、アメリカ空母の中国海岸からの距離の拡大は、中国に発見および追跡方面で確実に困難をもたらすことになる。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「F-35の相手(例えば殲ー20)はより出力を備えたレーダー、遠距離『空対空』ミサイルを装備することになる」です。)

中国は予見できる将来空母を自ら持つが、まだアメリカ空母に対し大きな脅威をもたらし得るのは非常に難しい。中国人自身もまだ自らの空母にこのような任務は制定していない。「遼寧号」と2隻の建造中の空母が使用するのは全てカタパルトのない発進システムで、したがって飛行機の離陸時の搭載能力を制限する。また、それらはさらに25機以上のJ-15戦闘機と遠距離早期警戒機の搭載能力がない。明らかに、中国がアメリカ空母集群を追跡および殲滅しようとするのには、主に対艦弾道ミサイル、潜水艦、対艦ミサイルを装備した陸上基地航空兵に頼ることになる。

また、まさにこのためにこそかもしれないが、中国人は大型の、「戦略的な」アメリカの「グローバルホーク」に似たような無人機や海上偵察衛星の研究開発方面に巨資を投じている。中国の第5世代戦闘機J-20はF-35に比べてより重くて大きく、その目的が他ならぬ海上行動のためであり、かつ対艦ミサイルを搭載した攻撃機として使用することだ、ということは完全にあり得る。

F-35を装備したアメリカ空母にとって、それが受ける可能性のある脅威は対艦弾道ミサイル、大型対艦巡航ミサイルを搭載したH-6K遠距離爆撃機、発見し難い攻撃的性質の飛行機であるJ-20、中国の潜水艦上で発射する超音速対艦ミサイルから来るのだということが見て取れる。F-35にとって、空母集群の防空の保障は決してその主要な任務ではなく、それはまず海岸目標の攻撃に用いるものである。このため、アメリカが西太平洋地域で新たな形勢に直面する状況下では、この飛行機はあまり理想的ではないことになる。

まだあり、F-35の相手はより出力を持つレーダー、遠距離「空対空」ミサイルを装備することになる。しかもある時には、こうした戦闘機はさらによりステルスで、しかも数の上で、機動能力、速度、遠距離飛行能力方面でもF-35に勝るものになるかもしれない。F-35は味方サイドの集群が受ける可能性がある巡航ミサイルの飽和式打撃に対応することが必須で、不断に空中で勤務を執行し、もって空中で防空のため保障を提供する必要がある。F-35はさらに対艦ミサイルの大型キャリアーとなるべきで、このためその戦闘負荷を増加する必要があるかもしれない。F-35が相当に先進的で、革命的性質の飛行機であることは全く疑いない。だがその研究開発の根源は深層レベルの、1990年代の間違った戦略的視点から起こっている。この戦略を根拠に、アメリカはいかなる条件下でも海上と空中の優勢を保持しようとした。我々はまだ冷静に対峙し、アメリカ人が新たな形勢の下での任務を解決できるか否か見てみる必要がある。

(頑住吉注:3ページ目)アメリカが現在空中の優勢を完全に獲得しようというのはすでに基本的に可能性がない


http://military.china.com/important/11132797/20161204/30063944.html


外国メディア:日本、F-35の受領を急ぐ 古い戦闘機では中国に勝ち難いため

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「アメリカのロッキード・マーティン社が日本のために生産した初のF-35A戦闘機がアメリカで初飛行に成功」)

日本の外国学者ウェブサイト12月2日の報道によれば、アメリカ空軍のあるニュース原稿が言うところによれば、初の対外販売されるF-35A戦闘機が11月29日にアリゾナ州のルーク空軍基地で日本の空中自衛隊に引き渡された。日本の空中自衛隊はルーク空軍基地でこの飛行機を使用して訓練を行うことになる。第944戦闘機連隊の連隊長であるクルト ガレゴス上佐は、「今日はアメリカ空軍予備役司令部、ルーク空軍基地、第944戦闘機連隊および日本の空中自衛隊いずれにとっても偉大な日だ。我々は非常に凄い飛行チームを持ち、彼らはつらい仕事を勤め出色の訓練計画を制定し、かつ我々の外国の同業者を訓練する準備を整えた。」と語った。

日本初のF-35A戦闘機は9月23日にロッキード・マーティン社のテキサス州フォートワース生産工場のある式典で生産ラインを降りた。日本の自衛隊の最初の4機のF-35A戦闘機はフォートワースで生産され、その他の38機は日本の名古屋に位置する三菱重工総組立・検査工場によって製造されることになる。

日本の空中自衛隊最初のF-35A飛行員たちはすでに今週この飛行機での訓練を行い始めている。アメリカ空軍のある高級将校は語る。「日本初のF-35A戦闘機の引き渡しは我々両国の強固な関係の中のまた1つの重要なマイルストーン、および日本の空中自衛隊のための一定数の精鋭戦闘機飛行員と維持修理人員の訓練の開始を象徴的に示している。世界初のF-35対外販売訓練計画を最初から作り出すことに対し、我々は人を信じ難くさせる思考と努力を傾注した。日本の第1機目のF-35戦闘機が我々の離陸滑走路上に駐機され、周囲をこの使命を可能にする軍人たちが取り巻いているのを見て、心に崇敬の念が生じるのを禁じ得ない。」

(頑住吉注:これより2ページ目)

報道は、日本はあまり遠くない将来F-35A戦闘機の追加購入を決定するかもしれない、とする。まさに報道の中で指摘しているように、日本は2018年夏に100機にも達する第5世代新型空中優勢戦闘機購入の契約をすると予測される。この兵器購入協定は金額が400億アメリカドルを超えると見積もられる。

またアメリカの「国家利益」誌ウェブサイト11月30日の報道によれば、日本の航空自衛隊(頑住吉注:何故かここだけ正しい呼称)にとって、アメリカのルーク空軍基地で迎えた新たな飛行機は、日本の空中自衛隊が強大な第5世代ステルス戦闘機の配備に向けての方向転換を開始することを象徴的に示しており、この能力は日本に、中国から来る不断に上昇する脅威に対応できるようにさせるだろう。日本と達成させた対外兵器販売協定によれば、アメリカ空軍は第944戦闘機連隊予備役部隊と第56戦闘機連隊の協力援助の下、日本の飛行員がF-35戦闘機を操縦して作戦するのを訓練することになる。

F-35戦闘機の日本の武器庫への加入は非常に大きく日本の空中の実力を向上させるだろう。中国空軍と海軍が急速に近代化に向かい、先進的な新型地対空ミサイルや殲ー15、殲ー16のような新型第4世代戦闘機を用いて自らを武装するのと共に、日本のマグダネルF-4J、ボーイングF-15J、三菱F-2からなる戦闘機群はどんどん本国の領土を防御しかつ反撃を実施し難くなる。事実、F-35はステルス、センサーやネットワーキングの特徴を結合したため最終的に充分に強大な空戦戦闘機となるが、その真の威力は、それが防御が厳密な空域で打撃が実施できることにある。中国はロシアのS-400のような先進的な新型防空武器を受領し始めるため、例えば「対介入/区域拒止」(A2/AD)のたぐいの環境下で打撃を実施する能力がどんどん重要なものに変わるだろう。

(頑住吉注:3ページ目)生産ラインの上のF-35戦闘機


 正直日本のF-35が殲ー20、殲ー31に対し数まで計算に入れた総合戦力のの上で優位に立つのは難しいのではないかと思いますが、現状これ以上の選択肢がないのも確かです。

















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