航空先進国以外の第5世代戦闘機関連2題

 まず韓国です。

http://military.china.com/news2/569/20131203/18192595.html


韓国、アメリカから離脱して自ら第5世代機を研究開発することを欲する 性能は中米ロ製品に近いとされる


(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「韓国のステルス戦闘機方案、縮小して単発バージョンに変わる」)

【グローバルネット総合報道】 アメリカの「ニューヨークタイムズ」ウェブサイト12月2日の報道によれば、韓国航空宇宙学会会長趙鎮守(音訳)は、「韓国は選択をなすことが必須である。初の本土製機種を研究開発することによって自らの技術を発展させるか、あるいはアメリカなど協力パートナーの機種を複製することによって、より経済的なジェット戦闘機を開発するかである。第1回の試みの時は両者共に得ることは不可能である。」

「韓国戦闘機実験プロジェクト(KFX)は、資金と資源を結合すれば、小国でも第5世代に近い、性能がアメリカ、ロシア、中国といった大国が生産する戦闘機に近いものを製造できることを証明できるかもしれない。」 ハドソン研究所政治軍事分析センター主任リチャード ワイツは、「KFXがひとたび完成すれば、ああしたあまり裕福でない、F-35が高くて買えない国に対し吸引力を持つかもしれない」と語る。

韓国はKFXプロジェクトによって戦闘機の空白を埋めることが必須である。この国は技術含有量がより高い戦闘機編隊を持つことを希望しており、これらの戦闘機は一部ステルス能力を持ち、「21世紀のF-16」に相当し、この国のF-16およびF-15K、またさらに加えてF-Xプロジェクトで購入するトップクラスの戦闘機と一緒に飛行できるものである。

イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」のアジア太平洋地域編集者ジェームス ハーディーは、「韓国が直面する挑戦は、充分多くの先端技術を韓国と共有してくれる協力パートナーを捜し出すことである。これはF-XとKFXとの関係の、カギとなる重要部分である。」と語る。

航空業コンサルタント会社ティールグループ社の副総裁リチャード アブラフィアは、KFXが照準を合わせるのは全世界の中価格帯の戦闘機市場であり、現在この価格帯のF-16などの機種は徐々に生産が停止されつつある、と語る。彼は、「皆が非常に高価で、ハイエンドの機種を設計しているが、その顧客は相対的に限られている。世界の戦闘機市場は近代的な、F-16クラスの中等戦闘機の機種を必要としている。」と語る。

多くの韓国人にとってKFXは尊厳を表すと言える。趙鎮守は、「我々はずっとアメリカに頼り過ぎてきた。KFXプロジェクトの最大の使命は、戦闘機技術の上で独立を獲得し、アメリカに対する依存から脱することだ。」と語る。


 なかなかうまくはいかんと思いますけどこの分野での対米依存からの脱却は日本も長期的課題として真剣に考える必要があると思いますが。

 続いてイランです。

http://military.china.com/news2/569/20131203/18192542.html


イランが自ら製造するF-313ステルス戦闘機、試験飛行へ 模型ではない

最近、イランが自ら研究開発するF-313ステルス戦闘機が再度明るみに出た。この前の外界の、この機が「模型に過ぎない」との疑いと嘲りに反撃するためのようだが、今回この機はすでに飛行場まで運ばれ、続いて間もなく行われる滑走試験と飛行試験のための準備を行っている。

この画像は当初パキスタンの某安全保障業務・軍事フォーラム内に発表された。画像から見て、F-313原型機は平床トレーラー上に置かれ、かつ固定され、小型牽引車に牽引されて飛行場の滑走路に似た施設に出現している。原型機のメインの脚のタイヤは取り外され、機に前が高くて後ろが低い姿勢を示させている。これはトンネルあるいは小型の機格納庫に入るため、機体の高さを下げる臨時の措置と推測される。

この機は再組立完成後、一連のテストを行い、かつ試験飛行すると見積もられる。

今年2月2日、ファールス通信社の報道は、イランイスラム革命34周年記念のため、イランは対外的にこの「F-313」と称する本国最新型の国産戦闘機を見せた、とする。イラン大統領アハマディネジャドは新戦闘機の展示式に主席した。彼は同時に国営テレビ局を通じてコメントを発表し、この戦闘機は全世界の最も先進的なグループに身を置き、全世界のその他の最も先進的なジェット戦闘機のほとんどあらゆる長所を具備しており、イランの「最高峰を制服する」決心をはっきり示すものである、と語った。だが彼は、イランの軍事プロジェクトは防御性の威嚇目的から出たものに過ぎない、と語った。

ファールス通信社は、発表された戦闘機は「征服者313」と命名され、一定のステルス能力を持ち、したがってレーダーの探知計測をかわす、とする。イラン国防大臣アイハマイデ ワシディは、この戦闘機はイランの専門家によって設計、製造され、「完全な国産」であると語った。イランイスラム共和国通信社が発表した画像は、「征服者」が単座であることをはっきり示しており、戦闘爆撃機であり、他の戦闘機や地上目標を打撃することができる、と物語っている。

イランサイドはさらに動画を公開し、これには1機の外形が展示された戦闘機に似た飛行機が空中を飛行しているのをはっきり示していた。これはこの機の模型が行った飛行試験に違いない。この機はエンテ式空力レイアウト、単発、双垂直尾翼を採用し、主翼末端が下に垂れた後退翼である。イランの軍事設計人員の努力は、飛行機を漆黒にし、機体に稜線を設置し、エンテ式レイアウトと見せかけのブレンデッドウィングボディの採用などの方式によって、この機を見たところ非常に先進的なのが目立つようにしているが、実際にはこの機の技術レベルは基本的には、アメリカがまだイランと兵器販売の関係を保持していた1970年代に留まっている。

発表されたこの機のCG想像図によれば、この機は将来推力がより大きいエンジンを使用し、両脇下からの空気取り入れとS字型空気取り入れルートを用いるよう改められ、より良い飛行性能を実現する可能性がある。だがこれらはいずれも強大な航空技術の支持を必要とし、イランの現在のレベルをもってしては、短期間内に本国の力量に頼って独自に実現するのは難しい。この機のレイアウトと配置によれば、その設計の最もあり得る用途は防空装備としてのものではなく、若干の制御誘導爆弾を搭載してステルス正確打撃を行う小型攻撃機である。(光明)


 まあこうした形で登場した以上、少なくともハリボテ説は間違っていたんじゃないかと思われますが。
















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