次世代の軍用機はどんなものになる?

 実際のところ過去この種の予想はどの程度的中していたんですかね。

http://military.china.com/important/11132797/20170318/30337457_all.html#page_2


陳虎:第5世代機の後は軍用大型機時代を迎える 中国は立ち後れることに

新華社北京3月17日電(陳虎) 現在、大衆は第5世代機の研究開発、生産、装備使用に対し討論が非常に激烈である。だが武器の発展という角度から見ると、第5世代機の時代はすでに成熟に向かい、面前に置かれた重要な問題は第5世代機の後、次世代の戦闘機はどんな方向に向かって発展するのか? である。この問題に回答しようとすれば、まず第5世代機の優れた点と欠点はそれぞれ何なのかをはっきりさせる必要がある。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:米軍のF-22『ラプター』戦闘機」)

第5世代機の優れた点の1つ目は、その情報機能が大幅に向上したことで、2つ目はそのステルス性能がそれに厳密な対空防御火網に浸透できるようにさせたことである。一方第5世代機の最大の問題は、ステルス、搭載荷、航続距離の間の矛盾である。第5世代機に関して言えば、まずステルスである必要があり、それはあらゆる搭載荷に外部搭載方式を採用することができず、内部搭載が必須なことを意味し、このことは非常に大きな程度上第5世代機の搭載能力を制限している。機内の搭載荷はまた某種の程度上第5世代機の航続距離あるいは作戦半径を制限している。このため、第5世代機のステルス、搭載荷、航続距離の間の矛盾は極めて突出する。

第5世代機の次世代戦闘機に対しては、現在主に2種の構想がある。1つ目は「高空高速」、2つ目は「無人化」である。この中の「高空高速」はもはやすでにミグー25や「ブラックバード」のようなレベルの高空高速ではなく、それは極超音速で、宇宙に近い空間を飛行する高空高速機となる。その技術難度は相当に高く、しかも比較的小さな任務を執行する時、高射砲で蚊を撃つ感覚があるだろう。

「無人化」に対しては、米軍はすでに無人機蜂群戦術を提出しており、次世代戦闘機のために技術の門戸を開いたかのようである。この角度から言うと、次世代戦闘機は蜂群戦術をめぐって展開する新型戦闘機の可能性が高いが、このことはステルス、搭載荷、航続距離の間の矛盾をより突出させる。もし蜂群戦術を使用すれば、戦闘機は比較的大量の無人機を搭載することが必須で、搭載荷に対する要求は非常に高い。だが航続距離方面では、皆また戦闘機の作戦半径が大きければ大きいほど良いと希望する。これとステルスとの間にも矛盾がある。

「参考情報」はかつてあるアメリカメディアの文章を掲載し、表題は「攻撃型空母の時代はすでに終わった」だった。その核心的結論は、未来のハイエンドの衝突の中では、空母を使用して対地攻撃を発動するのはすでに基本的に不可能である、というものだった。この問題の提出は、爆撃機復興の考え方を引き出した。空母艦載機がハイエンドの衝突の中で対地攻撃を発動することが不可能な以上、ならば爆撃機の用途がより高い高度に押し上げられる可能性がある。

要するに、第5世代機の後、無人機蜂群戦術の使用の搭載荷に対する要求および攻撃型空母時代の終わり、未来の対地攻撃実戦機の搭載荷、航続距離に対する要求は、全て「大」の文字を屈折して映し出している。最も良い方法は、現有あるいは未来の爆撃機を基礎に、この問題を解決することかもしれない。

例えばアメリカは、未来の実戦機の発展方向の上ですでにこの種の動向を開始している。少し前、ある皆に関心を注がれなかった情報は、アメリカはまた「武器庫機」計画を提示直した、とした、とした。この「武器庫機」はB-1B爆撃機を基礎に、その大きな搭載能力を利用し、大量の空対空ミサイルを搭載し、第5世代機の作戦とコンビネーションするものである。言い換えれば、第5世代機の搭載能力は強くなく、それに「提包者」(頑住吉注:「提包」は通常ハンドバッグなどのことですが)を配して、ステルス、高度情報化能力、大きな搭載荷、長い航続距離の結合を実現するのである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:B-21ステルス爆撃機」)

この前のある情報は、米軍がB-21爆撃機の研究開発計画を提出した、とした。計画が提出されたばかりの時、非常に多くの人は疑惑を感じた。何故ならアメリカにはすでにB-52、B-1B、B-2爆撃機があり、何故さらにB-21爆撃機を開発する必要があるのか? B-21爆撃機計画が提出した時期的な要求は非常に急迫し、生産数も非常に大きく、正常なロジックには符合しない。だがもしそれを第5世代機の後の軍用大型機時代の要求と結合すれば、説明が得られるかもしれない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:F-111『アードバーク』はアメリカのゼネラルダイナミクスによって1960年代当時に開発、製造され、アメリカ空軍と海軍が合同で設計案に参与した多用途中距離戦闘攻撃機である」)

第5世代機の後、軍用大型機の時代があるいは到来するかもしれない。未来の軍用大型機はどのようなものになるのだろうか? それは現在の軍用大型機の概念によってはカバーできないかもしれない。

現在の軍用大型機は、往々にして輸送機、爆撃機を指すが、第5世代機の後の軍用大型機は多用途プラットフォームとなる。異なる搭載荷の搭載により、それは輸送、給油、コンビネーション空戦、対地攻撃など多種の任務が執行できる。もしこのような大型機が遠距離、超遠距離空対空ミサイルおよび大量の中距離以上の空対空ミサイルを搭載したら、それは第5世代機の「提包者」の役割を担当することができ、第5世代機とコンビネーションして新たにして完備された空戦システムを形成する。もし大量の対地攻撃武器を搭載したら、爆撃機同様の任務が執行できる。大量の無人機のような搭載荷を搭載し、蜂群戦術を実現し、新たな空戦体系を展開することもできる。

この可能性の下で、我々の現有の航空工業の累積は相対的に立ち後れていることが目立つだろう。先進国に比べ、我々最大の技術的弱点はまさに大型機の上にあり、アメリカはこのような新たな軍用大型機時代を利用し、その技術的優勢を改めて際立たせる可能性が高い。この問題は我々が非常に関心を注ぎ深く討論するに値する。


 いまいちリアリティを感じないんですが。「未来のハイエンドの衝突の中では、空母を使用して対地攻撃を発動するのはすでに基本的に不可能である」の理由が全く書かれていないことも原因の1つですかね。


















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