中国版ミニミ?

 まだ正体がよく分からないようです。

http://military.china.com/jctp/11172988/20161229/30124925_all.html#page_2


中国最新の分隊用機関銃が明るみに クールな西洋風に向かう

最近1枚の中国最新の分隊用機関銃らしき画像がインターネット上に出現した。この機関銃は、米軍のM249分隊用機関銃が引き起こした世界の分隊用機関銃革新の潮流に吻合しているが、小口径機関銃の威力不足の論争も再度刺激して引き起こしている。画像から見て、これは中国の5.8mm小口径弾薬を使用する分隊編成の自動火力支援武器である。一方M249(またの名を「ミニミ」という)はNATOの5.56mm弾薬を使用する。この種の、歩兵分隊の中で最も持久連発制圧能力を持つ武器は、95式自動小銃を使用する戦士のために支援を提供する。この新たな機関銃は、外観上我が軍の88式汎用小口径機関銃と似たところがある。ガスオペレーション原理を使用していると判断でき、ハンドガード下方には折りたたみバイポッドが装備され、プローンでの長時間正確射撃に便利である。トライポッドあるいは車両の専用支持架上でも使用でき、トライポッド使用時は連隊クラス汎用機関銃の一部の作用を果たすことができると見られる。【澳洲空軍世界特別原稿】

中国の88式汎用機関銃は画像が比較的模糊としており、ベルトリンク給弾の機構がはっきり見えないが、側面の開口は88式機関銃に似た弾薬箱/ベルトリンク給弾口に違いなく、88式機関銃の200発弾薬リンクが共用できる可能性がある。地上には5.8mm弾薬のマガジンが1個置かれているが、これをもってこの機関銃に我が軍の95式小銃と共用のマガジンでの給弾能力が配備されているのか否かは、まだ論を定めることができない。もしもマガジンが使用できれば、我が国が研究開発した共用ドラムマガジンを使用できることをも意味し、マガジンに比べより持久的な火力を提供する。

88式機関銃が弾薬箱を使用して収納する弾薬ベルト(頑住吉注:本文の一部みたいになっちゃってますが元はキャプションでしょう)この機関銃は比較的長いバレルを配備し、我が国の5.8mm弾薬の局限性ゆえに、比較的長いバレルで遠距離射撃能力を保証する必要があるのだとされる。5.8mm弾薬は我が国初の小口径弾薬で、射程が不足、遠距離での精度が顕著に低下する、加工精度が理想的でない等々の一連の問題が存在するが、その非常に大きな備蓄数を考慮すれば、暫時新型弾薬に徹底して交換することはできない。このため、新たな機関銃は長所を伸ばし短所を避け、総合的手段によって現有の5.8mm弾薬という基礎の上に最大の威力を発揮することが必須である。バレルの上のフロントサイトベースとガス導入口部品の設計は堅固に一体化され、これも最新の潮流に符合する。放熱穴が開けられ、重量を軽減したハンドガードとコンビネーションしているが、全体的に言ってバレルの露出部分の比率は比較的高い。95式小銃ファミリーの中の重量を加えた弾薬、ロングバレル、ドラムマガジン給弾を使用する分隊用機関銃は、あいにくと事実がその性能が比較的理想的でないと証明しており、切迫して全く新しい分隊用機関銃をこれに取って代わらせることを必要としている。

95式分隊用機関銃(頑住吉注:これはキャプションで、以後は今回明るみに出た名称も不明な新しい機関銃に関する内容みたいです)この最も新しく明るみに出た機関銃は、レシーバー後方頂部に複雑な照準鏡が連結された支持ベースを配備し、遺憾なのは画像でピカティニー標準インターフェイスを採用しているか否か確認できないことである。ストックは伸縮設計を使用している可能性があり、88小銃のグリップが付属したストック設計に比べ、より現在流行するスタイルに近い。それは折りたたみストック同様には全長の短縮を最大化できないが、折りたたみストックの回転部分の接触が緊密でなく、ロックが堅固でない問題を避けており、正確な照準と耐久使用に有利である。画像の中には機関銃のバレルの素早い交換に対し極めて重要なアクセサリー、バレル上の小グリップが出現していない。だがこの機関銃は試験段階でしかない可能性が高いとの角度で考慮すれば、まだグリップを取り付けていないだけかもしれない。グリップを右側に折り畳むことができ、画像の中に明るみに出ていないという可能性もある。ピストル型グリップと寸法の大きなトリガーガードは、グリップしての撃発の有効性を保証している。全体的に、この新たな機関銃の外形はさっぱりとして練れており、世界で流行する多種の新型小口径汎用機関銃と同工異曲のところがある。

1991年の湾岸戦争から始まり、米軍のM249機関銃はすでに出征して長年になり、非常に兵士の歓迎を受けている。その威力はM16小銃改造の軽機関銃をはるかに超え、重量、体積もまた兵個人の使用の合理的範囲内である。米軍にはM249の一部の欠点に対し恨み言もあり、甚だしきに至ってはHK社のM27自動小銃など「小銃/機関銃混血機種」の使用を開始して一部のM249に取って代わらせているが、全体的に見て米軍はこの機関銃に対し依然比較的満足している。

米軍のLSAT(CG参照)は、兵個人がM249を使用する負担が比較的大きく、M16小銃の威力が低すぎるという矛盾の解決に用いられ、実際上弾薬ベルトを使用できる自動小銃であり、アフガニスタンの山地など長射程の機関銃を必要とする場合、米軍は一部の7.62mm汎用機関銃を支給し、M249機関銃が小口径弾薬に制限されて出現した威力不足問題を補うのに用いた。上述の論争はアフガニスタンの戦闘の期間白熱化した段階に入り、主要な原因は1980年代に「7.62mm汎用機関銃は必然的に消え滅ぶ」との言論が流行したことだった。当時この理論には相当な事実の根拠があった。大多数の軍事強国が歩兵分隊組織の機械化を実現し、甚だしきに至っては主力部隊の装甲化を実現し、大多数の決策機構は歩兵が戦闘車の外に暴露して小銃、機関銃を使用する作戦はもはやすでに主要な作戦方式ではないと考え、このため7.62mm小銃、機関銃の重量・体積が兵個人、分隊組織にもたらす非常に大きな負担は時宜に合っていないことが目立った。同時に当時5.56mmなど小口径弾薬は、遠距離射程を追求しない状況下では、威力が7.62mm中等威力弾薬と決して本質的差異はなかった。このため、当時多くの国は揃って7.62mm汎用機関銃を放棄し、小口径汎用機関銃を使用する努力を開始した。

外国軍が中国の67式機関銃を使用して射撃する。この銃には欠点が非常に多いが、威力は小口径機関銃を超えている。(頑住吉注:これもキャプションで以後は新しい機関銃に関する記述らしいです。)だがもし88式機関銃を分隊用機関銃として使用しても、やはりそれなりの問題が存在する。例えばそれが使用するのは決して普通の5.8mm弾薬ではなく、重量が増加され、威力が増加した5.8mm重量弾である。このことは分隊組織内に2種の弾薬が存在する問題をもたらす。また、88式をいかに改良しても、威力の上で依然7.62mm汎用機関銃に顕著に立ち後れる。だが前述のように、非常に大きな5.8mm弾薬の在庫は、我が軍がこの弾薬をめぐってポテンシャルを掘り起こすしかないことを決定している。この問題は全く新しく設計された5.8mm分隊用機関銃の上にも出現するだろう。いかにして最もよく解決されるかはまだ視察が待たれる。

米軍のM249機関銃はすでに普遍的に支給されている。(頑住吉注:以後本文)当然、米軍が少量購入した7.62mm新型銃器が一部の分隊組織を増強した経験を参考に、一定数の中国の新型7.62mm銃器を開発することは、我が軍事工業の実力にとって決して多くの困難がある事柄ではない。最新の分隊用機関銃らしきものが明るみに出たことは、我が軍が世界各地の実戦経験および自身の装備の特徴を根拠に、努力して最も良い小火器のコンビネーションを探求していることを説明し、特に分隊組織連発支援武器というこの論争が最大の品種をである。最終的な結果がどうか、我々を刮目して見させる。

中国の80式機関銃。ロシアのPK汎用機関銃をコピー生産し、少量しか装備されていない

88式汎用機関銃も支給されているらしい状況で、特に機械化部隊では、95式分隊用機関銃は非常に少なくしか見られず、88式が直接分隊あるいは小隊に支給されている

88式は歩兵連隊の火力強化のため大量装備される

数は少なくない


 何だか構成が混乱してよく分かりませんし、試作段階なのか試験使用あたりまで来ているのか、通常弾、重量弾のいずれを使うのか、そもそも輸出専用という可能性はないのかなどまだよくわからないことが多いですね。





















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