インドと中国の国産空母

 直接関係ない2つの記事ですが、内容は対照的です。

http://military.china.com/important/11132797/20161202/30061360.html


米軍、元々はインド空母を援助して中国に対抗させることに期待していた 結果として自己嫌悪に泣かされる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:2013年8月12日、インド初の国産空母『ヴィクラント』号がインド南部の港コーチンで進水。」)

核心の提示:米軍は3年前に進水したこの艦は最も長ければさらに10年待つことを要してやっと作戦能力を有する可能性があり、明確な作戦計画もないことに気付いた。小型ミサイルシステムの自衛がなく、実戦機が発進、出撃する能力も非常に薄弱である。

参考情報ネット12月2日の報道 台湾メディアは次のように言っている。アメリカ海軍のトップの技術者は最近インド初の国産空母「ヴィクラント号」を視察した。元々この艦はすでに作戦準備を完成させており、アメリカがインド洋で中国大陸の海軍に対抗するのに協力援助できると予期していた。それにもかかわらず結果として大いに驚愕し、何故ならこの空母の質は実際あまりにも劣っていたからである。米軍は3年前に進水したこの艦は最も長ければさらに10年待つ必要があり、それでやっと作戦能力を有し、明確な作戦計画もないことに気付いた。小型ミサイルシステムの自衛がなく、実戦機が発進、出撃する能力も非常に薄弱である。

台湾連合ニュースネット12月1日の報道によれば、インド海軍元司令のアラン上将は、解放軍はインド洋に着眼しており、インド海軍はこれに対し高度に関心を持っている、とした。

報道は、アメリカ海軍は9月にかつてインド海軍当局者を訪ねてアメリカ海軍の造船工場を実地調査させ、かつペンタゴンで戦略簡易報告を聞き取り、アメリカは積極的に空母技術をインドに与えて共有しようとしている、とした。アメリカは日本と共にインドと海上軍事演習を行う他、攻撃ヘリと防御砲をインドに販売し、かつロッキード・マーティン社とボーイング社にインドで高性能実戦機を生産させることにも同意している。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「インド初の国産空母『ヴィクラント』号」です。)

空母はアメリカとインドの軍事協力の核心である。「カーネギー国際平和基金会」のベテラン研究員であるタリスは、「あらゆる協力プロジェクトの中で、空母は最も金のかかるものかもしれないが、最も区域の実力バランスに影響し得るものでもある。」とする。

報道は、アメリカが心配するのは、インドが機や艦を最初から全て本国で作ろうとする態度を堅持することで、このことはインドの機や艦の近代化の進度を深刻に立ち後れさせ、かつ作戦能力を制限する、とする。インド国防大臣のマノハールは最近軍備国産の必要性を重ねて言明した。「ひとたび戦争が発生すれば、海外の装備や兵器の輸送は全て中断する可能性がある。」

インド計画審査局が9月に発表したレポートは、初の国産空母は設計および建造方面いずれにも深刻な瑕疵があり、これには変速ボックス、実戦機発進システム、空調システムが含まれる、と指摘している。建造を請け負う造船工場はこれまでに造艦経験がなく、すでに30億アメリカドルの資金を消耗し、かつ進度の立ち後れは5年に達している。軍サイドの期限は2018年である。

ある専門家は、空母の船体は海軍がどういった武器システムを配置するか決定する前にもうすでに完成され、おそらく武器のパフォーマンスに影響するだろう、と指摘する。インド国産の「テジャス」戦闘機は標準の武器を装備した後、空母上での発着をシミュレーションしたが、非常にスムーズさに欠ける。共に訓練するロシアの戦闘機には全く問題はない。

専門家は、空母の防衛方面の欠陥はおそらく空母が将来インド空軍の防衛区域内でのみ作業できるようにさせ、ペルシャ湾あるいはアフリカ東海岸には行けない、と考える。しかし、アメリカは依然インドとの協力を強化しようとしてりおり、インド第2隻目の国産空母では、容量がより大きく、武器もより精良なことを保証することを希望する。


http://military.china.com/important/11132797/20161203/30063196.html


尹卓少将:中国は同時に2隻の空母を建造できる 第2隻目はあるいは上海で建造か

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:大連で建造中の初の国産空母」)

人民ネット(邱越) 最近あるメディアの報道は、我が国初の国産空母はすでに塗装段階に入り、最も早ければ12月中旬に進水する可能性がある、とした。ちょうど何日か前、また12名の新たな飛行員が正式に艦載戦闘機飛行員となったところである。軍事専門家は中央テレビのインタビューを受けた時、空母の塗装は複雑な技術なので、初の国産空母の進水時期は2017年年初と見られる、とした。現在、我が国の空母建造と艦載機の発展、艦載飛行員の養成作業は同時進行している。

中国には同時に2隻の空母を建造する能力がある カタパルト発進に技術的障害はない

10月末、国防部ニューススポークスマンの呉謙は、我が国初の国産空母はすでに設計作業が完成し、主たる船体はすでにドック内でまとめられ形をなし、設備の装備や艤装などの建造作業を展開しつつある、とした。時たった1ヶ月を隔て、またあるメディアは、初の国産空母はすでに塗装段階に入り、最も早ければ12月中旬に進水する可能性がある、とした。

これに対し、国防部ニューススポークスマンの楊宇軍は、国産空母の塗装の問題に関し「私は具体的状況をあまり掌握していない。もし可能ならば、私も現場に行って見てみて、帰った後でさらにあなたに教えたい。」とした。

初の国産空母が12月中旬に進水するか否かに言及した時、軍事専門家の尹卓は決して同意しなかった。彼は、初の国産空母が進水する時期は2017年初めのはずだと見られる、と考える。空母の塗装過程は複雑で、喫水線より上と喫水線より下の塗料の種類は決して同じではない。喫水線より下の塗料の種類には腐蝕を防ぐ、機雷を防ぐ(頑住吉注:磁気機雷が反応しにくくする、ということでしょう)などの機能がある必要があり、空母の甲板、レーダーなどそれぞれの異なる部分には異なる種類の塗料を塗る必要がある。「これは非常に複雑な技術なので、我々は科学的ルールに照らして事を行い、時間を急いではならず、さもないと進水後もし塗装に問題が起きたら、工場へ戻す必要に直面するかもしれない。」

あるネット仲間は、初の国産空母の進水後、大連造船工場は続けて艦載機カタパルト発進模式を採用した空母を建造する可能性が高い、と推測する。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「第2隻目の国産空母はやはり遼寧艦のような様子なのか?」です。)

尹卓は、第2隻目の国産空母は必ずしも大連造船工場のドック内で建造する必要はなく、上海の造船工場も空母建造の能力を有し、中国は南北2つの造船工場で同時に空母を建造する能力が完全にある、とする。また、蒸気カタパルトでも電磁カタパルト技術でも、我が国にとってすでにいかなるボトルネックもないと言える。「研究人員として、我々もカーブして追い越し、直接電磁カタパルト(空母)を開発し、アメリカと肩を並べることを実現するのを希望する。」

中国はより大きな力を入れて艦載機飛行員を養成する必要がある

11月30日、海軍、空軍の第3世代機部隊から選抜された12名の新たな飛行員が、艦載戦闘機のベテラン飛行員の手中からヘルメットを受け取り、軍旗に向かって厳粛に宣誓し、正式に入隊して艦載戦闘機飛行員となり、日増しに壮大になる艦載戦闘機飛行員の隊伍にさらに新たな力量を添えた。

2015年末、国防部スポークスマンは初めて我が国が初の国産空母を建造中であることを事実確認したが、1年の時間にもならず、この空母はすでに塗装段階まで進展し、我が国は空母建造各方面いずれにも充分な準備をしていることが見て取れる。軍事専門家の滕建群は、この種の準備は材料、技術などの方面に体現されるだけでなく、しかも我が国の艦載機の開発や艦載機飛行員の養成も空母建造と同時進行している、とする。

滕建群は、アメリカには10隻の空母戦闘群があり、千人を超える艦載機飛行員の隊伍を持つ、と指摘する。将来、我が国は少なくとも3つの空母戦闘群を必要とする。遼寧艦と初の国産空母が搭載できる艦載機の数は40機近くに達し、将来の新たな空母が搭載する艦載機の数は必然的により多くなる。1機の艦載機に1.5人の艦載機飛行員という標準に照らして計算すれば、少なくとも100人あまりの艦載機飛行員を配備する必要がある。我が国は確かにまだ継続して入れる力を拡大して艦載機飛行員を養成する必要があることが見て取れる。


 まあただインドは空母の運用経験が中国に比べてはるかに長く、ベテランの艦載機パイロットも多いはずですし、実戦経験豊富なアメリカの援助が得られるのも大きいはずですよね。





















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