日本のF-35が中国空母を制圧する?

 むしろ本職は空戦より対地対艦攻撃でしょうけど。

http://news.ifeng.com/a/20160828/49849553_0.shtml


日本のF-35初飛行 中国空母を制圧し10年内は東海に出難い

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「日本の自衛隊最初のF-35が8月中旬に生産ラインを降り、24日初飛行に成功」)

8月24日、日本の航空自衛隊初のF-35Aステルス戦闘機がロッキード・マーティン社フォートワース工場で初飛行に成功した。航空自衛隊は42機のF-35A戦闘機を導入する計画で、4機はロッキード・マーティン社で生産し、もう38機は日本の三菱重工の愛知県の小牧南工場によって生産が行われる。自ら生産するタイプはすでに生産が開始され、最初の自ら生産するタイプは2017年に生産ラインを降り始めることになる。この時のF-35はすでに初歩的な作戦能力を具備し、AIM-120を発射して空戦が行える。将来は完備された対地、対艦正確攻撃能力を持つことになる。

F-35は米軍およびその同盟軍の未来の主力戦闘機で、JFS連合攻撃戦闘機プロジェクトから発展した。地位は現在のF-16やかつてのF-5に相当し、三軍(空軍のA型、海軍空母のカタパルト発進用のB型、海兵隊の垂直離着陸用のC型)汎用、盟友と共有(すでに11カ国が発注)の「廉価版」第5世代機である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「国外の統計のRCS参考値では、実戦機のRCSが一桁減少するごとに、相手のレーダーを約半分の探知計測距離に圧縮することになる」)

F-22やJー20などの正真正銘の「第5世代機」に比べ、F-35は空戦性能上決して突出していない。だがいかなるいわゆる「第4世代半」および「第4世代+」戦闘機に比べても一方的な作戦の優勢を持つ。この優勢は先進的な航空電子にあるのではなく、いわゆる体系の完備にあるのでもなく、増してや実戦経験が豊富か否かにあるのではない。これらは全て相応の改良によって補うことができる。F-35の真の優勢は機体構造自体の先進性にある。

もし同等の支援体系と単一の機の感知能力(レーダーや赤外線探知計測能力)の下だと、F-35は正面ステルス能力の優勢だけに頼ってもう相手に比べ少なくとも倍の発見およびロックオン距離で先んじることができ、従って機動占位を行いミサイルを発射する。相手は来襲するミサイルに直面して2つのことしかできない。命がけで盲目的に来襲する方向に向け突進し、命中弾を受ける前に近距離に引き寄せF-35を発見することを望むか、あるいは防御機動を行い、あらゆる外部搭載弾薬を放棄してAIM-120の殺傷範囲から逃げ出すかである。

以上の仮説は単なる理想状態に過ぎず、同時期に米軍同様に強力な戦場支援体系を持つ空中力量は世界中に全く探し当たらず、各国の現役主力戦闘機の航空電子水準も米軍と同列に論じられない。唯一この勝負の中で優位を占める希望があるのはまだ正式に就役していないJ-20である。

もし中国大陸近海を背景にすれば、双方いずれも早期警戒機や地上遠距離警戒レーダーを持ち、もってステルス戦闘機の隠形の障壁を排除し、自らの戦闘機を誘導して相手方を迎撃する。だが誘導精度は遠距離でミサイルの攻撃を支えるには決して足りない。戦闘機が自身のセンサーを用いてさらに一歩のマーキングを行う必要がある。だがJ-20はF-35に対しより良い飛行性能とステルス能力を持ち、したがってF-35に先んじてミサイルを発射する。このようになれば命を賭けるかそれとも逃げ延びるかの選択に直面する側はF-35に変わる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「F-35は地球の曲面率を利用して対艦攻撃を行う」)

もしJ-20の保護傘を離れて太平洋上に来れば、F-35はまた改めて優勢を獲得する。単にイージス艦に頼ったのではF-35を防ぎ止められないのである。アメリカのアーレイ・バークも中国の052Dも、地球の曲面率の制限を受ける。超低空で飛行するF-35は地平線以下で緊急上昇して対艦ミサイルの発射を終えた後また地平線以下に戻ることができる。たとえイージス艦のレーダーがどんなに遠くを見ることができても、視野の死角にいる戦闘機を発見することはできず、一波また一波の対艦ミサイルとの対抗で弾薬を消耗し、最終的には消耗され尽くすしかない。

F-35のこのような技術に直面し、地上/海上部隊は早期警戒機に頼って死角を補うことが必須である。作戦方式は米軍のスタンダード-6対空ミサイルの設計思想に似る。早期警戒機の誘導の下で地平線の下の目標区を撃ち、しかる後にミサイル自身に頼ってロックオンしかつ目標を攻撃する。早期警戒機の支持を失えば完全に受動的に殴られる状態に陥る。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「第一列島線は中国東南沿海の飛行場からの距離が400〜800kmと一定しないが、戦術飛行機にとって不利な作戦距離と言える」)

イージス艦には頼れず、艦載機も一方的に制圧され、F-35は米日連合作戦体系の中で一挙手一投足が全局面に影響する作用を発揮することになる。一方第二列島線を突破したい中国艦隊にとっては、本土を遠く離れた状況下で、陸上基地航空兵は手が届かなくなり始め、全天候支持が提供し難い。本土に駐屯する日本のF-35はホームタウン作戦の優勢な環境の中に置かれる。

予見できる今後10年内、艦載ステルス戦闘機も艦載早期警戒機も中国空母上に出現することは難しい。試験飛行中の技術検証機(J-20は空軍のプロジェクトで、艦載版への改造はまだはるかに遠くていつになるか分からず、FC-31は軍のものではない輸出プロジェクトである)にも、カタパルトの装備や地上適応訓練の痕跡はない。このため中国海軍は依然陸上基地航空兵の援護の下にいることを必要とし、それでやっと安全が保証できる。遼寧号も現在大連で建造中の国産空母も、F-35に東海内に制圧され太平洋に進出することはできない。

中国が早期に戦力が完備された大型空母艦隊を持ち、遠洋海軍の道を実現することに期待する。


 日本人の立場で読んでもそんなにうまくいくのかなあという感じですがね。まあ中国にステルス艦載機や艦載早期警戒機ができれば状況は変わると言いたいようですが。















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