中国海軍が頻繁に周辺を通過 日本の対応は

 別に国際法に違反しているわけではないんですが無関心でいられるわけがないのも確かで。

http://military.china.com/important/11132797/20160818/23321437.html


日本はなぜ頻繁に中国軍艦の東海警戒情報を報じるのか? 背後の深意は重大

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「8月15日、日本の防衛省は情報を発表し、日本海上自衛隊第二航空群のP-3C哨戒機が8月14日午後一時頃、宮古海峡北東約350kmのところで西に向け航行する中国海軍艦隊を発見した、とした。この艦隊は『リムパック2016』演習に参加した後で帰国する中国海軍艦隊で、ミサイル駆逐艦の西安艦、ミサイル護衛艦の衡水艦、総合補給艦の高郵湖艦を含み、満足いく形で演習任務を完成させた。」 なお3ページ目まで同じキャプションです。)

【グローバル時報報道 記者 郭媛丹】 8月17日、日本の防衛省は公告を発表し、16日夕方、日本海上自衛隊は3隻の中国海軍艦艇が対馬海峡北西側15kmのところの海域を東北東方向に向け航行しているのを観測した、とした。

3隻の軍艦には荊州艦、揚州艦という2隻のミサイル護衛艦および千島湖号総合補給艦が含まれた。この3隻の艦艇は全て解放軍東海艦隊に隷属する。現在、中国海軍が西太平洋に赴いて遠海訓練を行うことはすでに常態化を実現し、中国海軍の実戦能力を有効に向上させることができる。

これは近日内中国艦隊連続2回目の中国周辺国際航行海峡の通過である。津島、宮古海峡はいずれも国際航行海峡で、中国海軍艦艇が太平洋に進出する重要な戦略ルートでもある。

この前8月15日に日本の防衛省が発表した情報は、日本の海上自衛隊第二航空群のP-3C哨戒機が8月14日午後、宮古海峡で西に向け航行する中国海軍艦隊を発見した、とした。この艦隊は3隻の艦艇によって組成され、「リムパック2016」演習を終えて帰投する途中のミサイル駆逐艦西安艦、ミサイル護衛艦衡水艦、総合補給艦高郵湖艦だった。リムパック演習に同時に参加していたもう2隻の艦艇、平和の方舟病院船と潜水艦救援船の長島船は決して艦隊の中に出現していない。

18日、軍事専門家の李傑は「グローバル時報」に対し分析し、中国海軍艦隊が対馬海峡を通過して北上したのは日本海方向に通じる、とした。対馬海峡は日本列島の西南の端に位置し、長さ約222km、最も狭いところは約41kmで、東海、黄海から日本海や太平洋に通じる海上の要衝である。この海峡は非領海の海峡に属し、各国の船舶や飛行機は航行や飛行しての通過の自由が行使でき、軍用の艦・機は自由に通過できる。

公開の報道によれば、太平洋に行く時、大隅、宮古、バシー海峡に比べ、中国海軍艦隊が津島、津軽海峡を通過する回数はやや少ない。これらの海峡はいずれも国際航行海峡で、いかなる船舶も(軍艦を含め)全て航行と飛行しての通過の自由を享有し、これは関連の国際法の規範に符合する。

ここ何年か中国海軍艦隊が対馬海峡を通過する航程は大多数が日本周辺を一周する態勢を呈している。

(頑住吉注:これより2ページ目。)

今年の年初、日本の防衛省は情報を発表し、中国海軍艦隊が1月26日から対馬海峡を通って日本海に進入し、その後2月2日津軽海峡を通過して日本列島を横に貫き、また最近大隅海峡を突っ切って帰投した、とした。この情報は「中国艦隊が日本をめぐり一周、多くの海峡を突っ切る」と形容された。

2013年7月、中ロ軍事演習に参加する中国海軍艦隊が初めて日本列島をめぐって一周航行した。2013年7月3日、中国海軍の5隻の艦艇が対馬海峡を通過して北上して航行し、14日北海道の宗谷海峡を通過し、7月25日沖縄本島と宮古島の間の海域を通過して東海海域に戻った。

今回中国艦隊が再度日本列島をめぐって一周するか否かには関心が注がれている。

また、日本の防衛庁の発表によれば、14日リムパックに参加して帰投する過程の中国艦隊が宮古海峡から西に向かって航行した。李傑は航行方向から、この艦隊は東海海域に行って帰港しようとしているのだ、と分析する。

だが現在までこの艦隊が港に到着したとの公式情報はない。慣例に照らせば、重大任務を執行した海軍艦隊が帰投する時は、必ず海軍本部が指導し参加する歓迎式があるだろう。2014年リムパック終了後、艦隊が三亜軍港に帰る際は、軍事委員会委員、海軍司令員の呉勝利が式に出席しかつ挨拶した。

李傑は、これにはある可能性が存在し、それはリムパックに参加した海軍艦隊は決して軍港に戻ってはおらず、東海海域に進入した後大隅海峡に行ったというものだ、と考える。その時、この2つの艦隊が「背中合わせ」の演習を行うか否か、関心を注ぐに値する。

近年来、中国海軍艦隊が連続して拉動し直接遠海訓練任務執行を執行する現象は決して珍しくない。2013年中ロ演習終結後、中国海軍の一部の演習参加艦艇は直接拉動し、遠海訓練任務を執行した(頑住吉注:「拉動」は普通「連動」が一番近いことが多いんですがここでの意味はよく分かりません)。

(頑住吉注:これより3ページ目。)

最近、中国海軍の演習訓練活動が頻繁で、相次いで南海、東海で大規模な実弾演習活動を行い、こうした演習は皆海軍年度訓練計画内の定例的性質の手配である。

分析は、このように高密度、高頻度の演習の常態化は、中国海軍部隊が作戦指揮コントロール能力、偵察早期警戒能力、通信能力、後方勤務保障能力および海上全体防御作戦能力などの方面で非常に大きな向上があったことを示す、と考える。

李傑は次のように考える。三大艦隊が一緒に演習を行うことはさらには連合作戦のさらなる一歩の実践をも説明している。以前それぞれの艦隊にはそれぞれの艦隊の戦法があり、それぞれの艦隊はその艦隊の特徴を熟知、掌握していた。現在では三大艦隊が編成を打破し、一緒に合同訓練を行い、さらに一歩戦闘力を向上させている。別の面では、三大艦隊にはいずれにも各自の方向の戦略的任務があるが、三大艦隊が異なる海域で連合作戦することは、状況が異なることを根拠に任意にある艦隊がいかなる方向の作戦任務をも全て担えることを示している。

最近中日関係は再度ホットなポイントたる話題になり、過ぎたばかりの8月15日、日本の首相である安倍晋三と防衛大臣の稲田朋美は自ら靖国神社に参拝しなかったが、日本の数十の議員および当局者が靖国神社に参拝し、これには安倍内閣の2人の女性閣僚が含まれた。また釣魚島周辺海域の法執行問題をめぐっても、中日間には少なからぬ雑音が出現している。8月5日から11日までの間、400隻の漁船が釣魚島海域付近に集結し、持続不断に釣魚島接続区域を航行している。中国外交部ニューススポークスマンの華春瑩は、「中国サイドは措置を取り妥当に関連海域の事態を管理コントロールしているところだ」と語った。このため、外界は分析し、漁船に随伴して共に出現した10隻あまりの中国海警船の意図は事態のさらなる一歩の進展をコントロールすることにある、と考える。だが日本メディアはやはりこれに対し大量の目的性をもった解読を行い、中国は釣魚島方向に対する力の入れる度合いを拡大した、と考えている。

(頑住吉注:これより4ページ目。画像のキャプションは「防衛省は8月12日情報を発表し、当日3隻の中国海軍艦艇112ハルビン号駆逐艦が宮古付近海域を航行した。」です。文がおかしいですが原文もおかしいはずです。)

これに対し軍事専門家の李傑は「グローバル時報」記者に対し、最近の日本の一連の行為は、故意に騒ぎ立て、もって自らの目的を達成する冷戦思想を持つ、と分析した。

彼はさらに一歩次のように説明した。日本は一方ではTHAADミサイル防衛システムを配備しようと言明し、一方では南海への介入に入れる力の度合いを増強し、ベトナムにP-3Cを与え、フィリピンに巡視艇を与えている。新たに就任した稲田朋美のこうした一連の問題での態度表明は過度に強硬である。これは現在の形勢の下で出現した新たな状況である。李傑は次のように語る。日本は、ひとたび南海情勢が安定したら、東海で自身の利益に脅威が加えられると考えており、このため力の度合を拡大して南海に介入し、南海情勢をかき乱し、東海の圧力を軽減する。日本は自らは力不足で、アメリカの勢力の助けを借りてアジア太平洋地域情勢を撹乱し、自らのためにバックアップしてもらうことが必須だ、と考えている。「日本の最近の一連の動作はすでにアメリカ方面からメリットを獲得しており、例えばF-35が9月に配備される。」と李傑は語る。


 このような状況は今後より極端になっていく以外に考えられず、日本としては多くの国と連携して対処していくしかないわけですが、先行きはあまり明るそうにはない気がします。

















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