スホーイ-35、S-400、「アムール」級潜水艦の中国への輸出はどんな影響を与えるか

 何度も取り上げているテーマですが。


http://military.china.com/important/11132797/20130708/17932461.html


アメリカ、中ロの3大兵器貿易に緊張 アメリカメディア、その同盟国が脅威を受けることになる、とする

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ある分析は、スホーイー35のずば抜けた性能はアジア太平洋地域を制覇することができると考える」)

【グローバル時報特約記者 張亦馳 柳玉鵬】 中ロがスホーイー35戦闘機、S-400遠距離防空システム、「アムール」級通常潜水艦の売買を協議しているとの噂に対し、アメリカメディアは各種の心配を見せている。アメリカの「安全保障業務ニュース」は6日アメリカの専門家の話を引用し、こうした先進的なロシア製武器に頼り、中国が不断に増強する軍事力は「アメリカの軍事力量が大陸付近で行動を展開する範囲を圧迫し続け」、かつ極めて大きくアメリカのこの地域における同盟国に脅威を与えている、とした。またアメリカの「ストラテジー ページ」ウェブサイトは、スホーイー35とS-400の共演は中国周辺国の戦闘機グレードアップの努力を無に帰する、とさえ考えている。

「安全保障業務ニュース」は、中国は2種のロシア製武器を購入して防空能力を向上させることを企図している、とする。このうち1種目は射程400kmのS-400地対空ミサイルシステムであり、引き渡し時期は大体2017年以後になり、その時ロシアのアーマズ・安泰社はロシア軍の発注に関する生産の任務を完了することになる(頑住吉注:したがって輸出製品生産のキャパが生まれる、ということですね)。第2種目の武器はスホーイー35多用途戦闘機である。この新型戦闘機は「雪豹-E」パッシブフェイズドアレイレーダーを装備し、このレーダーの最大探知計測距離は400kmで、最多で30の空中目標が探知計測、追跡でき、かつこのうち8つを同時に攻撃できる。この他、西側を憂慮させるのはこの戦闘機の対地攻撃能力である。報道は、空対地模式の中で、スホーイー35は最多で4つの地上目標が追跡でき、もし対空探知計測時であっても持続的に1つの地上目標が追跡できる、とする(頑住吉注:途中まではこれまで散々出てきた内容でしたが、最後の記述に関しては私は読むの初めてです)。

この報道はさらに、中国が不断に増強する軍事的筋肉は、アメリカの軍事力量が大陸付近で行動を展開する範囲を圧迫し続けている、とする。ロシア装備の購入により、中国は現有の半径250kmの防空圏を拡大し、アメリカに対する対介入/区域拒止能力を向上させつつある。これはアメリカのアジア太平洋地域における同盟国に脅威を与えることになる。報道は、24〜48機のスホーイー35戦闘機は台湾にとって大問題である、と考える。何故なら台湾では56機の「ミラージュ2000」と50機のF-5戦闘機が退役しつつあり、アメリカからの新型F-16戦闘機購入計画は再三遅延している。一方日本の航空自衛隊のF-15戦闘機もすでに老朽化が甚だしい。報道は台北淡江大学の軍事専門家アレキサンダー 黄の話を引用し、S-400と、「雪豹-E」レーダーを装備したスホーイー35戦闘機は、「ワシントンの台湾海峡の衝突に巻き込まれることを考える専門家に対し心理的威嚇効果を生む」とする。報道は、射程が400kmにも達するS-400は台湾全体を解放軍の防空網の攻撃範囲に置き、かつ「日本が支配する釣魚島」にも危険を及ぼし、またスホーイー35は400km離れてF-16が攻撃でき、「このことは大陸上空をパトロールするスホーイー35は全台湾の目標を見ることができることを意味し」、要するにこうしたシステムは「アメリカおよび同盟国の、新世代戦闘機の生産、購入、配備を加速する決心を刺激することになる、と説明する。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「ロシアのS-400防空システムは非常に大きく防空の効率を向上させることができる」です。)

「安全保障業務ニュース」は外界がしばしば討論する制空権の問題の他、スホーイー35とS-400はさらに中国により多くの能力を賦与する、と考える。たとえばS-400の対弾道ミサイル能力は過小評価できない。スホーイー35もS-400も中国の対巡航ミサイル能力を向上させるが、巡航ミサイルはまさにアメリカが最も長け、台湾がまさに重点的に発展させている領域でもあり、台湾が自ら研究開発した「雄風-2E」巡航ミサイルには高い期待が寄せられている。ロンドン国際戦略研究所の航空宇宙領域の高級研究員であるダグラス バリーは、スホーイー35は巡航ミサイルに対抗するのに用いることができ、この機は「小型の低空飛行目標を追跡する能力が非常に強い」と考える。バリーは、「もしロシアが遠距離空対空ミサイルとスホーイー35を一緒に中国に提供したら、解放軍の対巡航ミサイル能力はより強大なものに変わる」と語る。また、スホーイー35はさらに中国の早期警戒機の不足を補うことになる。「雪豹-E」レーダーシステムの探知計測範囲は中国空軍の限られた空中早期警戒力量を補うことになるのである。

アメリカの「ストラテジー ページ」ウェブサイトは、スホーイー35戦闘機の性能の優勢は、中国周辺諸国が購入する「ラファール」など第4世代戦闘機に対し「屠殺の勢い」を形成し、非常に多くの空軍のグレードアップの努力を「無に帰する」と考える。報道は、オーストラリアの評価報告は、240機のF-35戦闘機と同数のスホーイー35の戦闘結果は、前者が210機破壊されるというものだ、と考える。最近のパリ航空展でのデモンストレーションは少なくとも、「スホーイー35と正面からぶつかれば、F-35にはほとんど勝利を獲得する機会はない。」ということを示した。

スホーイー35とS-400の他、中ロが談判するもう1種類の武器もアメリカを心配させている。「視点報」は6日、ロシアが開催した2013年サンクトペテルスブルグ国際海軍展において、ロシアの「ルービン」海軍技術中央設計局の副総裁アンドレイ バラノフは、同設計局はロシア国防輸出社と、中国が「アムール」級潜水艦を基礎に協力して潜水艦を生産する件につき談判を行っているところだ、とした。彼は、「中国はロシアの潜水艦の購入に対しては決して興味を感じてはおらず、双方の主要な討論は潜水艦のいくつかの単独設計の特殊技術に関し、いかに選択的に相互協力を行うか、についてである」と強調する。最初の2隻のこの級の潜水艦はロシア国内で生産されることになり、その他の2隻は中国サイドの企業がロシアサイドが提供した技術に基づき生産を担当し、中国の部品は30%に達することになる、とされる。専門家は、「アムール」級通常潜水艦の性能は西側の同類製品より優れており、これにはフランスとスペインが合同で研究開発した「スコルペヌ」、ドイツの212型潜水艦などが含まれる、と考える。中国海軍はロシアのこうした先進技術を獲得した後、さらに自ら掌握した技術を結合させ、より先進的な潜水艦を生産し、大幅に中国潜水艦部隊の実力を向上させ、アメリカがアジアに建立している対潜網は非常に大きな圧力に直面することになる。

(頑住吉注:3ページ目)「アムール」級通常潜水艦は良好な静音能力を持つ

(頑住吉注:以下のページのキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)


 これまでもこれらの兵器の危険性は指摘され続けてきましたが、尖閣の問題にも影響し、F-35が導入されても勝ち目がない、という記述には不安になります。










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