戦車競技関連2題

 競技自体が終わってもいろいろな情報や評論が出続けてます。

http://military.china.com/important/11132797/20140818/18716420.html


インドの戦車クルー:96Aは1200馬力エンジンを配備 T-72Bに対する失望を表明

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「初の戦車両項目世界選手権は8月16日に終わり、中国は1時間30分56秒の成績をもって銅メダルを獲得した」)

ロシアのタス通信は17日報道して、8月16日にロシアの第1回戦車両項目国際競技がモスクワのアラビノ訓練場で終わった、とした。各国の競技参加チームによる12日間の戦いを経て、団体優勝はロシアによって獲得され、準優勝はアルメニア、中国は銅メダルを獲得した。

今回の戦車両項目国際競技は8月4日に始動し、全競技日程は12日、ロシア、アンゴラ、アルメニア、ベラルーシ、ベネズエラ、インド、カザフスタン、中国、キルギススタンなどを含む全部で12の国が競技に参加した。また20余りの国の代表団が視察員として今回の競技イベントに出席した。競技の期間、全部で7万人が競技を観戦した。16日、ロシア国防大臣ショイグは自ら勝利を獲得した者に向け賞を渡した。彼は発言した時、「戦車両項目-2014」国際競技に参加した国に向け感謝を表明した。ロシア国防省第1副大臣アーカズ バーシン将軍は、今回の戦車両項目競技の中で、近代化グレードアップ改造を経たT-72B戦車がその極めて高いポテンシャルを証明した、とした。

団体競技の準優勝者アルメニアは、ロシア以外で成績が最も良かった競技参加チームのため、主催者はご褒美として彼らに1両の全く新しいT-90戦車を与えた(頑住吉注:別に彼らの所有にはならんでしょうけど)。

ロシアの「軍事視察」ウェブサイトは16日報道し、いかなる競技も争いを引き起こし、今回も例外ではない、とした。今回の競技の期間、インドの戦車クルーはかつて彼らに提供された戦車に対し失望を表明した。彼らは、中国チームが操縦する自らの96A型戦車の性能はT-72Bよりずっと優れていると考えている。中国戦車のエンジンの出力は1,200馬力であり、一方その他の代表チームが使用したT-72B戦車の出力は800馬力で、したがって競技の公平性に影響した、と(南京軍区元司令員王洪光中将が明らかにしたところによれば、96Aは780馬力である:グローバル軍事注)。だがインドを除き、その他の競技参加国は決して異議を提出してはいない。

ロシアのタス通信社は17日、各国の武官はロシアが行った初の戦車両項目国際競技に対し高い評価を与え、かつ隊伍を派遣し次回の競技に参加することになるとした、と報道した。エジプトの武官ハーリド サブリは、「今回の競技はあらゆる競技参加隊伍に対し1つの巨大な試練だった。我々はこの中から経験と教訓を吸収することを希望する。」とした。中国人民解放軍大佐譚賀源(音訳)は記者に向け、中国の戦車クルーは競技参加をたいへん喜んでおり、かつさらに一歩の協力を計画している、とした。彼はさらに、中国が製造した装備の検証は軍隊に対しメリットがある、と強調した。

南京軍区元副司令員王洪光は「グローバル時報」上に文章を執筆して次のように指摘した。今回の戦車大会は戦車乗員の操縦技能と射撃技能に対する競技に過ぎず、戦車固有の機動力と火力水準を一部反映できるが、戦車の戦術技術性能、すなわち作戦能力を全面的に反映することは決してできない。しかも、もし戦車の防御能力、情報化能力、戦場持続能力、維持修繕可能能力が完全に反映できないとすれば、火砲の威力や砲弾の貫通力も反映できない。これは戦場での戦車の勝負とは別物である。

(頑住吉注:2ページ目)中国代表チーム、トロフィーを高く掲げる

(頑住吉注:3ページ目)中国代表チームが獲得した証書

(頑住吉注:4ページ目)中国の競技参加隊員が手に賞品を持つ

(頑住吉注:5ページ目)全部で20余りの国の代表団が視察員として今回の競技イベントに出席した

(頑住吉注:6ページ目)上位3位を獲得した代表チーム

(頑住吉注:7ページ目)ロシア国防大臣ショイグ自ら賞の獲得者に向けメダルを渡す

(頑住吉注:8ページ目)ロシアチームは団体競技の中で1時間15分13秒をもって勝利した


 これに関してはインドチームの言い分には理はないでしょう。データ上中国戦車が有利だったということはないようですし、仮に中国がエンジンをパワーアップして臨んだとしても反則ではなく、ルールを理解してその範囲内で有利なようにツールをチューンした者が有利なのは当然で、インドも自分の戦車を競技内容に有利なように改造すればよかっただけのことですからね。

http://military.china.com/important/11132797/20140818/18717091.html


中国の96A戦車の射撃の結果が明るみに ロシア総長:ロシアがよく学習するに値する

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「今回の戦車両項目大会で、中国戦車は全部で砲弾19発を発射し、射撃速度が最も速かっただけでなく、しかも全部目標に命中させ、唯一全部標的に命中させた競技参加国だった。」)

「戦車両項目-2014」国際競技は幕を下ろしたばかりだが、中国代表チームは一致団結し、頑強に奮戦し、断固たる意志の質、巧みで完璧な戦車技能、厳しい試練に耐えた身体の素質、確かな訓練の作風をもって、身体能力競技団体第1位、戦車技能団体第3位の誇らしい戦績を取得し、国のために栄光を勝ち取る誓いの言葉を実現し、世界に向け中国戦車兵の進取を勝ち取る元気はつらつぶりと中国軍人の自信を持ち誇りを持った精神的風貌を見せつけた。

中国軍が初めて国を出て競技を行い、このように誇らしい戦績を取得したことは、総括すると主に4つの原因がある。

第1に心を合わせ力を集めたこと。第1段階の単一車両競技の順位は12の競技参加チーム中第8位でしかなかったが、代表チームの人員全体は落胆することなく、放棄することなく、原因を分析し、対策を制定し、第2段階の短距離および速度を競う競技では困難な中で追い上げ、動揺なく落ち着き、第4位の成績を獲得した。特に第3段階の身体能力競技では、全チームが上から下まで力を尽くして勝利を勝ち取り、すでに絶対優勢で第1位を勇ましく奪取し、成功裏に団体競技の結果を逆転して上位に行き、競技参加各国の高い評価を得た。

第2に素質が厳しい試練に耐えたものだったこと。今回の戦車競技の中で、中国が自ら持ってきた96A式戦車が非常に目立った他、中国の競技参加隊員も大変なハイライトだった。特に隊員の優秀な操縦技術、巧みで完璧な射撃技能、厳しい試練に耐えた身体の素質は皆に深い印象を残し、同時に威武の師、文明の師のイメージを見せた。

第3に射撃が正確だったこと。単一車両競技の期間、我が方の戦車は全部で19発の砲弾を発射し(このうち1発は付加弾)、射撃速度が最も速かっただけでなく、しかも全部目標に命中させ、競技参加各国の中で唯一火砲を全部標的に命中させた競技参加国であり、もってロシアサイドの標的検査担当人員に、中国の標的は検査を免除して良いと言わせることになった。ロシアの総参謀長は敬服して「中国の戦車兵の射撃水準は非常に高く、ロシアの戦車兵がよく学習するに値する。」と語った。

第4に保障が手助けになったこと。高強度の修理保障任務に直面して、中国サイドは5名の修理工を派遣したが、最速の速度、最も良い質で20回余りの保障、応急修理任務を完成させ、中国の戦車がスムーズに競技を終え、決勝進出するために功績を立てた。

当然、大会を通じて我々は自身の装備方面、専業の素養、外国との交流などの方面においてまだ一定の隔たりが存在することにも気付いた。我々は長所を取り短所を補い、軍隊建設の過程の中で不断に改良、改善し、結果として全体的に訓練、作戦水準を向上させるべきである。(作者の黄旭聡大佐は代表チーム団長 人民ネット記者張暁東、陳効衛がインタビューし整理した)

(頑住吉注:2ページ目)中国の96A戦車は射撃が正確で、比較的良く火力コントロールシステムの性能を見せた。このことは戦士の装備に対する熟練度とも切り離せない。

(頑住吉注:3ページ目)中国代表チーム団長は、大会を通じて我々は自身の装備方面、専業の素養、外国との交流などの方面においてまだ一定の隔たりが存在することにも気付いた、とした。

(頑住吉注:4ページ目)96Aが競技場で快速機動する。右側の泥除けの板がめくれている。

(頑住吉注:5ページ目)競技に参加するT-72B戦車。側面のスカートがほとんど完全にちぎれて取れている。

(頑住吉注:6ページ目)資料画像:中国の96A戦車の後部の特写

(頑住吉注:7ページ目)今回の戦車両項目大会に参加した中国の戦車兵

(頑住吉注:8ページ目)資料画像:ロシア軍のT-72B3戦車がオフロードで水を渡っているところ。


 いくらなんでも自慢しすぎとは思いますが、中国の少なくともトップの戦車兵の射撃の技量と戦車の射撃に関する性能が今回の参加国の中で優れたものだったことは確かなんでしょうな。





















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