第6世代戦闘機とは‥‥

 まだ第5世代すらアメリカしか戦力化できていない段階で次世代の議論は早すぎ、その理想とされる方向性をできる範囲でこれから登場する第5世代機に盛り込むことを考えた方が建設的のような気もしますが。

http://military.china.com/important/11132797/20150205/19279563.html


専門家:中国の第5世代機は名に実が伴っていない 第6世代機の論証をしっかり行うべき

(頑住吉注:原ページのここにある動画のキャプションです。「殲ー20の秘密の画像が初めて明るみに 2機の原型機が珍しく同時に姿を現す」)

ロシアメディアは最近報道し、ロシアは現在すでに第6世代戦闘機の研究開発を開始している、とした。ロシアメディアはさらに報道し、アメリカもすでに関連の作業を行っている、とした。だが専門家は、現在国際的に第6世代機は基本的に概念論証段階にあり、まだ第6世代戦闘機が機種の研究開発に入っていることを示す証拠はない、と考える。中国に関して言えば、第6世代機は追跡と論証を必要とするが、同様に現在の脅威に直面する必要もある。中国は未来の需要と現実の挑戦のバランスを取ることが必須である。

ロシアメディア、第6世代機の研究開発の進展を発表

ロシアの「視点報」3日の報道は、ロシア国家技術社傘下の「無線電子技術」連合社副総裁ウラジミール ミハイェフは3日、ロシアはすでに第6世代戦闘機の研究開発を開始しているとした、とする。新世代戦闘機には2つのタイプが存在することになり、無人操縦戦闘機と有人操縦戦闘機である。ロシア国防省はしばらくのところ有人操縦戦闘機の計画を放棄していない。実際、2013年にはもうあるメディアが、ロシアが第6世代戦闘機の研究開発を開始する、と明らかにしていた。去年7月に連合航空製造社はかつて、第6世代国産戦闘機サンプル機は2020年後半に登場することになると見られる、とした(頑住吉注:2020年代後半の誤りでは?)。戦闘機の主体となる材料には耐用性が高く、、軽量化された複合材料が採用され、極超音速の速度を持ち、某段階における速度はマッハ6〜7に達し得る。

「ロシアの声」2014年10月23日の報道はかつて、ロシア将来研究基金会社長アンドレイ ゲリゲリイェフは、ロシアの科学者が複合材料構造を採用して製造する第6世代戦闘機の研究開発を開始したとした、していた。「我々の任務は第6世代戦闘機製造のために基礎を固めることだ。こうしたプロジェクトは現在研究中だ。まずは材料とエンジンの関連の方案だ。もう1つある尋常でないプロジェクトは、リューリカ実験設計局と共同で独特のエンジンを設計する計画だ。」

ロシア軍事工業総合体ネット4日の報道は、実際にはアメリカもとっくに第6世代戦闘機の研究開発作業を開始している、とした。アメリカのロッキード・マーティン、ノースロップ・グラマン、ボーイングなどの軍事工業の巨頭はいずれも第6世代機に着目し、戦闘機とセットになる可変サイクルエンジン、全周波数帯ステルス、人工知能無人機コントロールなどの技術の研究開発を開始し、もって2030〜2060年の間の「空海一体戦」に適応しようとしている。去年4月にワシントンで行われたアメリカ海軍合同海・空・宇宙会議で、ボーイング社は第6世代戦闘機F/A-XXの概念図を披露した。

(頑住吉注:これより2ページ目。以後のページのキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

第6世代機はいったいどのようなものなのか

中国の軍事専門家の説明によれば、全体的に見て米ロなどの国の第6世代機は依然概念論証段階にある。いわゆる概念論証とは軍が直面する脅威と利用可能な技術を根拠に、新型機が一体どのような性能を具備し、どういった技術を採用すべきかを研究することである。概念論証の完成後、さらにいくつかの技術に対し事前研究と検証を行う必要があり、その後でやっと真の機種研究開発に入るだろう。現在のロシア国内メディアの報道から見て、ロシアには確かに第6世代戦闘機に従事する関連の作業があるが、決して機種研究開発は行っていない可能性が高い。あるロシアメディアの報道は、第6世代戦闘機に関する無線電子技術連合社副総裁ウラジミール ミハイェフの元々の話は、「第6世代戦闘機のために努力している」だった、とする。ゲリゲリイェフが言ったのも「基礎を固める」である。これまで、ロシア軍はまだ正式な声明をなしていない。アメリカ空軍と海軍もそれぞれ第6世代機に対する論証を行ったが、いずれも機種研究開発段階には入っていない。

第6世代機は一体どのようなものになるのかに関し、現在国際的にまだ統一した基準はない。日本が2012年に登場させたいわゆる第6世代機「i3」基準とはすなわち、情報化、スマート化、敏捷性で、かつ具体的に7項目の基礎技術を列挙していた。すなわち、「クラウド射撃」および先進コックピット技術、先進総合火力コントロールシステムおよび無人機の「群コントロール」、指向性エネルギー武器の研究、光通信操作システム、敵を凌駕するステルス性能、次世代大出力レーダー、軽量化された大出力エンジンである。第6世代機は「6超」特性を具備すると考える視点もある。すなわち超越的に扁平な外形、超音速巡航、超通常機動、超遠距離打撃、超次元物連、超域界コントロールである。だがこの基準は決して広範に受け入れられてはいない。だが専門家は、全体的な趨勢は、さらに一歩ステルス性を向上させ、可視光周波数帯を含む全周波数帯ステルスの実現、さらなる一歩の飛行性能の極限の開拓展開であるが、極超音速には到達しない可能性が高い、と考える。またさらに一歩機載武器の性能を向上し、レーザーなど指向性エネルギー武器の使用への投入があり得る。

第6世代機の中国に対する脅威はどのくらい大きいか

現在各国は第6世代機の上で依然論証をもってメインとしているが、アメリカが第6世代戦闘機方面でまずプロジェクトを立ち上げる可能性が高い。ある中国の軍事専門家は「グローバル時報」記者に対し、アメリカ空軍は今までずっと装備の上で相手に1世代先んじることを追求してきた、と説明した。現在アメリカの戦闘機領域における中ロに対する「ジェネレーションギャップ」は徐々に埋められている。このことはあるいはアメリカの第6世代機研究開発プロジェクト立ち上げの加速を促進するかもしれない。2010年4月、アメリカ空軍は第6世代戦闘機事務室を組織した。その後、アメリカ空軍、海軍はまたそれぞれ第6世代戦闘機の「能力上の需要に関する情報諮問書」を発表し、第6世代戦闘機とセットになる新型セルフ適応可変サイクルエンジンの技術的難関攻略を始動させた。2014年、アメリカ空軍はまた第6世代戦闘機に用いる新世代赤外線捜索・追跡システムの技術事前研究を開始した。だが、アメリカの第6世代機が10年以内に研究開発を成功させる可能性はあまりない。

この専門家は、第6世代戦闘機が直接的な脅威となるにはまだ時間を要するが、中国は一段と力を入れて第6世代戦闘機に対する追跡と論証を行うべきである、と考える。中国は殲ー10の研究開発によってアメリカに対し、望んでも及ばない状態からその背中を見る状態への飛躍を実現した。しかる後に中国は第5世代機の研究開発によってその背中を見る状態から同じ土俵で競う状態になることを実現したのであり、中国は第6世代機の上でさらに一歩超越の実現を極力勝ち取るべきである。別の方面で中国は未来の脅威に関心を注ぐのと同時に、さらに目下における挑戦に対応できる必要がある。中国が研究開発中の第5世代機は、推力:重量比において10に到達しているが、信頼性の高いエンジンの使用への投入まで、真の第5世代機とさえ評価できない。中国の現有の機種に対する改良にも非常に長い行かねばならない道がある。中国は未来の脅威と現実の挑戦の間でバランスを取ることが必須である。【グローバル時報特約記者 張亦馳 グローバル時報記者 劉揚】


 まあ日本もこの分野で「基礎を固める」必要があるんでしょうし、まだ海のものとも山のものとも分からない分、日本の得意分野の技術が重要性を持ち有利になる可能性もないわけじゃないでしょう。















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