日本、西南諸島を「不沈空母」化?

 日本自体を「不沈空母」にすると言ったのは当時の中曽根首相でしたっけ。今回も2回に分けます。

http://military.china.com/important/11132797/20170520/30547738_all.html#page_2


中国国産空母進水 日本人は不服:我々には不沈空母あり

参考情報ネット5月20日の報道 最近、中国初の国産空母進水の情報は、日本の軍事および安全研究界で相当の波乱を引き起こしている。心配する者あり、疑う者あり、軽蔑する者ありである。

たぶん人心の安定のためだろうが、日本メディアはここ何日かある説を持ち出している。すなわち、あなたたちには空母あり、我々に「不沈空母」あり、と。

5月16日、日本のエリート界にすこぶる影響力を持つ「エコノミスト」(日本版)誌はある文章を掲載し、表題は「日本、西南諸島を『不沈空母』に建設へ」だった。

文章は、「空母大国中国」の勃興に照準を合わせ、日本はすでに東海封鎖対策制定に着手している、とする。現行の「中期防衛力整備計画」(2014年〜2018年)および次の「中期防衛力整備計画」(2019年〜2023年)の中で実施する「西南諸島不沈空母」戦略である。

2日後の5月17日、アメリカ太平洋司令部の司令ハリー ハリスは自ら中国台湾と釣魚島との距離が最も近い東海の「前線」、琉球群島西南端の与那国島に赴き、現地の自衛隊偵察施設を視察した。これは米軍太平洋戦区責任者初のここへの到来で、彼に随伴したのは日本の自衛隊の「やり手」、統合幕僚長(米軍統合参謀本部議長に相当)の河野克俊だった。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「日米両軍主将が東海の前線に集合」)

米軍太平洋方向の「主将」と自衛隊最高将官が同時に琉球に行っており、西南諸島の「不沈空母」たる地位と未来の方向をより説明しているようである。

西南諸島「要塞化」

背景として、我々はまず日本の西南諸島「要塞化」の現状を理解しよう。

日本本土四島の西南端、九州島の鹿児島から我が国の台湾島までの直線距離は約1,100kmである。この間の島嶼は日本によって「西南諸島」と呼ばれており、鹿児島に隷属する種子島、屋久島、奄美大島、および現在沖縄県に隷属する琉球群島を包括する。このうち我が国との距離が最も近い与那国島は、台湾島との距離がたった120kmに満たない。

北は千島群島から、南はフィリピンまでのいわゆる「第一列島線」の上で、この区域は極めて重要である。「防御」の角度から見て、その間の大隅海峡、宮古水道、与那国島付近の水道などは海空力量が東海から西太平洋に行く重要なルートで、特に宮古島と沖縄の間に位置する宮古水道は、幅が約260kmで、第一列島線で最も幅広い水道である。もしこの区域を支配すれば、すぐ有効に東海と太平洋の関係を封鎖することができる。

まさにこの原因により、日本は近年来力を入れて西南諸島の「要塞化」を推進している。空中では、たった過去3年の間に、航空自衛隊は東海方向における第3世代戦闘機の数をすでに24機から100機近くにまで増やしている。陸上では、自衛隊は与那国島に新たに偵察施設を建設した後、さらに石垣島、宮古島、奄美大島など主要な島嶼に多兵種合同守備部隊を配備し、それぞれの島の上全てに警備部隊、地対空ミサイル部隊、地対艦ミサイル部隊を配備するつもりである。海上では、日本の自衛隊は東海方向での活動が日増しに活発になり、その潜水艦部隊は16隻から22隻にまで拡充し、かつ西南諸島との間の戦略水道を重点的に封鎖しつつある。

この種の背景の下、中国空母の数が増加し、日本人をいささか自信不足にさせているようで、そこで聞くと信頼できるらしい方法を探し出した。「ミサイル戦」である。

700発あまりのミサイルが中国空母を攻撃?

「エコノミスト」の文章の言い方によれば、「中国は4隻の大型空母を持つ『空母大国』となることを勝ち取りはじめており」、上海で建造中の第2隻目の国産空母は電磁カタパルト方式を採用する可能性があり、「もし中国が2隻以上の2セットの電磁カタパルト、70機あまりの戦闘機、攻撃機、早期警戒機を装備し連続して発進させられる空母を持ったら、中国が南海、東海で『空母戦闘群に頼って現状を改変する』ことは確定し疑いなしである。」

中国空母戦闘群に対抗するため、日本の対策は西南諸島を「要塞化」し、それを「不沈空母」に作り上げることである。具体的には奄美、沖縄、宮古、八重山などの西南の諸島の要地に以下の装備を集中配備し、中国空母に対する威嚇を構成することを含む。

1,航空自衛隊超音速遠距離対艦ミサイルASM-3型。このミサイルの射程は300kmに達し、飛行速度はマッハ3に達し得、目下すでに最終試験段階に入っている。

2,新たに研究開発される陸上自衛隊改良型12式地対艦ミサイル。これも射程が300kmだとされる。このディテールにはご注意ありたい。もし西南諸島の基地から発射すれば、「300km」の射程はちょうどうまく東海の大部分の海域をカバーでき、しかも釣魚島を含む。

3,海上自衛隊P-1対潜機、P-3C対潜機によって搭載される新型空対艦ミサイル。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「日本のネット仲間が撮影した自衛隊の試験中のASM-3型ミサイル」)

等々である。















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