中国、アメリカのホバークラフトを評す

 日本の基地、オスプレイなどにも言及されてます。

http://military.people.com.cn/n/2013/1010/c1011-23145165.html


米日、LCACを用いて釣魚島および台湾を奪取することを欲する? 中国のバイソンにはかなわず

アメリカの「スターズ アンド ストライプス」ウェブサイト8日の報道によれば、佐世保に位置する米軍ホバークラフト上陸艇基地はアメリカの海外唯一のLCAC基地である。ここには外界から関心を持たれることがごく少ないアメリカ海軍ホバークラフト上陸艇部隊が駐屯しており、今年3月に維持メンテナンス支援施設が完成したばかりである。この一連の動きの目的はこの機を借りて第一列島線を保護することであり、日本サイドの専門家は甚だしきに至ってはこの種の装備が日本の「西南の島嶼」の争奪の助けになり得ることを希望している。この第一列島線周辺への配備には関心を注ぐ価値があり、何故ならこのことはひとたび摩擦が発生すれば、「オスプレイ」機とLCACが組み合わされる「海空島奪取コンビ」が出現する可能性があるからである。

米軍、第一列島線の上陸の先兵を作り出す

「スターズ アンド ストライプス」ウェブサイトの報道は、佐世保基地は米軍が本土以外で唯一LCACを配備する基地であり、ここには海軍第7海岸勤務大隊(NBU-7)が駐屯し(頑住吉注:Naval Beach Unit SEVEN)、価値2.85億アメリカドルの近代化されたLCAC維持メンテナンス支援施設を持ち、この施設は今年3月にやっと使用に投入された、とする。

報道は、新たな維持メンテナンス施設の建設は2004年に始まり、日本政府によって資金が提供された、とする。当時アメリカ海軍第5攻撃艇大隊佐世保分遣隊の6隻のLCACがすでに崎田に配備されておよそ10年になっていた。この施設は当初決してLCACの支援に用いるよう設計されてはいなかったので、ここでのオペレーションは極めて大きな制限を受け、付近の住民もしばしばその非常に大きな騒音に苦情を言った。アメリカが戦略の重心をアジア太平洋地域に転じるにつれ、佐世保のホバークラフト上陸艇の数は倍加している。崎田の施設はアメリカ海軍の需要も満足させられないし、どんどん現地住民の反感も買った。LCACの新たな家は主たる基地以南20マイルに位置し、新たな施設は非常に広い業務と貯蔵のスペースを持ち、コンクリートで作られたLCACの置き場と非常に大きな雨水を集める貯水池があり、LCACの洗浄に用いられる。

報道は、米軍のホバークラフト上陸艇は主にカリフォルニア州のPendleton兵営、バージニア州ストーリー市のリトルフォートクリーク連合遠征基地、そして佐世保に配備される、とする。佐世保基地のNBU-7は現在215人いて、作戦、支援、維持メンテナンスにLCACを用い、LCACは飛行場に似た地上支援維持メンテナンス施設を必要とする。報道は、ひとたび上陸作戦が開始されたら、LCACを操縦するNBU-7は「先兵の中の先兵」となる、とする。

日本、LCACに島奪取を助けさせることを望む

当然、世界にタダの飯はない。日本が金を出してアメリカ人の修理基地を助けるのは、LCACに島奪取のポテンシャルがあると見ているからである。報道は、日本の軍事専門家はホバークラフト上陸艇を賞賛し、かつこれが日本の防衛能力を高めることになるとしている、とする。「LCACは西南部の島嶼および台湾の防御の時の非常に重要なカギである。」 元陸上自衛隊中将で現在帝京大学教授のToshiyuki Shikata(頑住吉注:アメリカのサイトを見ての記述なんで漢字表記を知らんのでしょう)は、「日本の西南の島嶼にはいくつかの無人の島嶼があり、これには尖閣諸島(我が釣魚島)が含まれ、もし中国がこれらの島嶼を占領したら、日本は彼らが非常に長時間の既成事実を作ることを望まず、このため日本は改めて島嶼を奪回する必要がある。この種の状況において、日本はアメリカに援助を要求する可能性が高い。」と語る。

文章は、1970年代初期には早くも、米軍はLCACの概念設計を行っていたが、1984年になってやっと海軍への引き渡しが開始され、2001年までに全部で91隻製造された、とする。それらの設計上の寿命は20年しかないが、寿命延長とグレードアップを経て、寿命を40年に到達させることができる。それぞれのLCACは通常5名のクルーによって操縦され、200名を超える海兵隊の兵士あるいは1両のM1系列メインバトルタンクあるいは4両の軽装甲車を搭載できる。上陸作戦実施時、LCACは揚陸艦あるいは上陸艦によって搭載される。報道は、伝統的な上陸艇は世界の20%の海岸で上陸を実施できるだけだが、ホバークラフト上陸艇は70%の砂浜を通過でき、海兵隊兵士、戦車、軽装甲車を満載した状況下で時速46マイルを超える速度をもって海岸に突入でき、特に島嶼の環境に適する、とする。

あるいは「オスプレイ」と海空島奪取コンビを形成するか

だが、ホバークラフト上陸艇は決してアメリカ海軍だけが持つわけではない。中国が導入する「ヨーロッパバイソン」ホバークラフト上陸艇に比べると、LCACの独立作戦能力は劣勢にさえ立たされる。日本の「外交学者」ウェブサイトが最近掲載した文章は、「バイソン」ホバークラフトは重量150トンあるいは500名の将兵を搭載でき、時速66マイルに到達できる、とした。4隻の「ヨーロッパバイソン」級ホバークラフト上陸艇さえあれば、解放軍海軍は5時間以内に2,000人の部隊あるいは最多で600トンの装備物資を釣魚島に投入できるのである。

だが、ひとたびLCACと「オスプレイ」が海空島奪取コンビを形成すれば、「オスプレイ」の反応速度とLCACの輸送能力が充分に発揮されることになる。「外交学者」ウェブサイトは、アメリカはすでに沖縄の福田基地に海兵隊の24機の「オスプレイ」機の初期配備を完成させている、とする。この機の巡航速度は時速280マイルに達し、最多で24名の兵士あるいはおよそ6トンの貨物が搭載できる。福田基地の24機のMV-22Bはおよそ500人の部隊あるいは140トンの武器装備と物資をおよそ1時間内に釣魚島に投入できる。文章は分析し、もし「オスプレイ」と「ヨーロッパバイソン」の間で本当に競争が発生したら、どちらが先に到着するかが非常に重要で、先に到達した方は適当な準備を経て、来襲するホバークラフトあるい垂直上昇機を有効に破壊できる、とする。(章節 羅山愛)


 言うまでもなくオスプレイにこの大型ホバークラフトが搭載できるわけではなく、コンビネーションの具体的な形がはっきりしませんが、それぞれの速度からするとオスプレイがいちはやく部隊や武器装備を送り込み、部隊がヨーロッパバイソンを迎撃している間にLCACが応援に駆けつけるようなイメージでしょうか。とにかく中国がオスプレイを非常に気にし、嫌がっているのはよく分かります。












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