北朝鮮関連3題

 びっくりするようなニュースですが‥‥

http://military.china.com/news2/569/20150109/19192403.html


ロシアメディア:崔竜海、ロシア訪問でロシアが北朝鮮に向けスホーイー35戦闘機を提供するよう要求

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「展示に参加したロシアのスホーイー35戦闘機は非常に開放的 中国の観衆の機への搭乗体験を招待」)

【グローバル軍事報道 実習記者 郭鵬飛】 ロシアのタス通信社1月9日の情報によれば、北朝鮮はロシアに向け請求を提出し、ロシアが同国に向けスホーイー35戦闘機を提供し得るよう希望した。

ロシアのタス通信社は韓国の「中央日報」の情報を引用し、朝鮮労働党中央委員会書記崔竜海は少し前のロシア訪問の行程の中でこの要求を提出した、とした。報道はさらに、北朝鮮自身、あるいはすでに多種の武器や装備を生産する能力を有しているかもしれないが、戦闘機の研究開発はより先進的な技術を必要とし、このため北朝鮮サイドは視線をロシアに転じ、ロシアに向け援助を求め始めるのだ、としている。

韓国の消息筋の人物は、ロシアはあるいは国際的な北朝鮮制裁にかんがみてこの一歩を踏み出さないかもしれない、とする。


 旧式な機しか持っていない北朝鮮が仮に手に入れても使いこなせないのではないかと思いますが、最近ロシアが西側との関係悪化に伴って北朝鮮にも接近する動きがあるのでちょっと気になります。次の2つの記事は近いテーマで重複部分もあります。

http://military.china.com/news2/569/20150109/19192347.html


金正恩、ビール腹ではうまく戦争はできぬとする あるいは北朝鮮軍の人事更迭をもたらしたか

(頑住吉注:金正恩が砲兵の射撃を指導し、軍隊が戦争の準備を整えることを強調した)

参考情報報1月9日の情報 外国メディアは、北朝鮮最高指導者金正恩が政権に就いた後、北朝鮮部隊内にひとしきりの人事交代の嵐が巻き起こった、とする。過去3年内、総政治局長、総参謀長、人民武力省大臣など北朝鮮部隊の高級指揮官が6ヶ月にもならずにもう交代し、階級もまるで縄跳びのように高くなったり低くなったりしている。韓国国防省当局者は、「最近北朝鮮部隊の将軍たちが毎回メディアに姿を現すたびに、いつも仔細に写真に写っている肩章を見る必要があり、それでやっと彼らの階級を知ることができ、一部の将校には1回で2、3階級下降する状況さえ頻繁に出現している」とする。

韓国の「中央日報」1月8日の報道によれば、韓国情報当局は分析し、北朝鮮部隊幹部の階級がこのように頻繁に変化するのは、主に北朝鮮が新たに制定した戦争計画の影響を受けてのことである、と考えている。韓国情報当局者は「個人的腐敗行為により、それが暴露された後降格された人もいるが、大部分の降格された指揮官は、作戦計画を適切に制定、あるいは訓練の責任を履行しなかったことが原因である」とする。

報道は、2014年に北朝鮮のあらゆる陸海空軍の主要な指揮官に対し実施された射撃競技(3月)、水泳競技(7月)、飛行競技(10月)の中で、基準に達しなかった指揮官も降格あるいは配置転換された、とする。ある北朝鮮部隊の動向を熟知する韓国当局者は、「金正恩はかつて『ビール腹をした人にうまく戦争はできない』と強調し、指揮官たちが身をもって模範とすることを要求し、80%の部隊の軍連隊長クラスの将校が相対的に若い50歳余りの幹部に換えられた。」とした。延坪島砲撃戦争を引き起こした北朝鮮第4軍団の李成国(音訳)上将は40歳余りでしかない。つまり、北朝鮮が新たな作戦計画を根拠として戦争準備を開始するにつれ、部隊の上層の幹部の間にひとしきりの人事交代の旋風が巻き起こったのである。

報道は、特に金正恩は非対称戦力を利用して戦争準備を行う方面に非常に大きな心血を傾注しているとされている、とする。最も代表性を持つ例は、北朝鮮が新たな作戦計画の中に戦争発生後7日以内、最も遅くて15日以内に戦争を終結させる目標を書き込んだことである。何故なら北朝鮮は、もし米軍の増援戦闘力が朝鮮半島に到着する前に迅速に戦争を終結させなければ、北朝鮮には勝算はないだろうと判断しているからである。このため、北朝鮮は作戦計画の中に戦争初期にできる限り早く核兵器やミサイルなど非対称武器を使用する方針を明記しているのである。北朝鮮は、ひとたび核兵器を使用すれば、朝鮮半島はすぐ核輻射汚染に遭い、その時米軍が半島に上陸するのは非常に難しくなり、韓国指導者も投降してより大きな損失の出現を阻止することを選択する可能性があると考えている。韓国軍関係者は、「日本は当時広島で核打撃に遭った後、直ちに降伏を宣言しており、北朝鮮もこの戦略の使用を企んでいる」とする。

北朝鮮が2013年2月に第3回核実験を行った後、去年1年内に18回のミサイル発射試験を行った。この他にここ3年内に北朝鮮は前線一帯に全部で5,500門余りの多砲身ロケット砲を配備済みで、かつ正規軍が使用する多砲身ロケット砲を新型武器に交換し、旧型多砲身ロケット砲を予備軍である労農赤衛隊の使用に移すことになる。これだけではなく、金正恩はさらにしばしば砲兵部隊を訪問し、甚だしきに至っては自らストップウォッチを持って実戦射撃を始動するのに必要とする時間を計算しているとされる。

報道は、特殊戦闘部隊も金正恩が強調する非対称戦闘力の1つである、とする。金正恩が政権に就いた後、北朝鮮特殊戦闘マンパワーは本来の8万名から20万名にまで増加している。特に、北朝鮮はさらに前方の予備師団を山岳歩兵旅団に改編し、それが特殊戦闘の中に参与できるようにさせる。韓国部隊当局者は解説し、「北朝鮮から韓国までの主要な道路と拠点には全て韓国部隊の守備があり、このため北朝鮮は戦争の時山道と空中を通じて南下する計画である」とする。北朝鮮の特殊部隊隊員の輸送を担当する低空侵入輸送機AN-2は最近グライダーを出動させて戦闘演習を行っているとされる。去年北朝鮮は金正日時代にはほとんど行ったことのなかった高空侵入降下訓練さえ実施し、全部で1.2万人が参加した。また、去年北朝鮮はさらに倉庫内の古く立ち後れたミグー15、ミグー17戦闘機を引っ張り出してきて訓練を行い、かつ訓練過程での墜落事故を発生させた。韓国軍当局者は、「最近北朝鮮は女性飛行員を養成しつつあり、空軍兵力を1万人にまで増加させることになり、北朝鮮が古い飛行機の使用をいとわない状況から見て、戦争の時に神風式自殺特攻戦略を発動することをもくろんでいるようだ」とする。


 「ビール腹をした人にうまく戦争はできない〜指揮官たちが身をもって模範とすることを要求」って凄い「お前が言うな」ですね。部隊の指揮は若くて体力のある人より経験ある年長者の方がうまい可能性も当然あり、射撃や水泳や実際の飛行機の操縦の腕が衰えた人を機械的に外すのは不利に働くのでは。また太平洋戦争で日本が降伏したのは核攻撃されたからだけではなく、増援が来れば有利になる、また国際世論が圧倒的に味方してくれると分かっている韓国が早々降伏することを期待するのもどうかしています。

http://military.china.com/important/11132797/20150109/19190927.html


韓国メディア:金正恩、7日で韓国を攻撃占領することを計画 まず核兵器を使用

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「韓国の『中央日報』は、「金正恩が『7日で韓国を攻撃占領する』計画を制定した」と言明する。」)

1月8日は北朝鮮最高指導者金正恩の誕生日だが、北朝鮮国内には大規模な慶祝活動はない。逆に韓国メディアは「北朝鮮の脅威」を誇大宣伝しており、韓国の「中央日報」は、「金正恩が7日で韓国を攻撃占領する計画を制定した」と言明している。韓国は8日東部および西部海域で同時に大規模海上実弾演習を行い、かつ「韓米軍事演習は継続して行われることになる」と強調した。

8日は金正恩の誕生日だが、「グローバル時報」駐平壌記者は平壌市内がいつもと同じように平静であり、決して特別な慶祝活動が行われていないことに気付いた。「グローバル時報」記者の視察によれば、北朝鮮の暦の中で1月8日は普通の日であり、決して赤色を用いて北朝鮮の法定の祝日であると特別にマーキングされてはいない。一方2月16日(「光明星節」、金正日の誕生日)と4月15日(「太陽節」、金日成の誕生日)というこの2つの日はいずれも赤い字を用いて特別にマーキングされ、北朝鮮の法定の祝日である。北朝鮮の各大メディアとウェブサイトも当日金正恩の誕生日に関する情報を掲載していない。朝鮮中央通信社は金正恩が軍の射撃大会を視察した情報を掲載し、一方北朝鮮の「労働新聞」当日の報道は北朝鮮各地で、金正恩の新年のお祝いの言葉の学習を貫徹させる熱いブームがわき起こっていることを突出させた。

だが韓国メディアは暇にはしておらず、次々に金正恩がなぜ誕生日を祝わないのかを推測している。韓国の「国民日報」は、金正恩は年がまだ若いので、大規模な誕生祝いは必要ないのだ、と分析している。一方韓国の紐西斯通信社は8日北朝鮮国内の情報を引用し、北朝鮮の両江道などの地域では金正恩の誕生日を慶祝するため、7日から子供たちに砂糖菓子を配り始め、普通の住民も酒、砂糖、食用油などの供給品を受け取れる、とした。開城工業園の北朝鮮人工員は8日通常通り出勤している。

韓国の「中央日報」は8日さらにセンセーショナルな情報を出し、「金正恩が『7日で韓国を攻撃占領する』計画を制定した」と言明した。核に関する情報を振りまく韓国軍関係者は、この新たな作戦計画の核心は「北朝鮮が突然に『南侵』する、あるいは局地戦争が全面戦争に拡大した時、7日以内に韓国全土を占領する必要があり、米軍を正式に戦争に介入させてはならない。もしも韓国軍と在韓米軍の反撃が戦局を困難なものに変える結果をもたらしたとしても、最も遅くとも15日以内に戦争を終結させるべきである」というものである。報道はさらに、北朝鮮は作戦の順序を確定済みで、まず核兵器とミサイル、ロケット砲、特殊戦争要員などの非対称戦力を利用し、戦争初期に先手必勝の策に出、その後通常戦力を用いて戦争を終わらせる、とする。「金正恩は自ら核兵器とミサイルの使用を作戦計画の中に入れ、核兵器の小型化を推進し、アメリカ本土まで攻撃できる遠距離ミサイルなどを開発する命令を下した。」 韓国軍情報部門は、「北朝鮮の新たな作戦計画」は、最近「脱北」した朝鮮人民軍上層部の人物の口から知り得たのであり、このため韓国軍は対応策を制定しているところである、と明らかにした。韓国軍上層部の当局者は、「金正日時代、北朝鮮部隊が経済再建に投入されたやり方とは異なり、金正恩が政権に就いた後ではしばしば大規模軍事訓練が行われ、もって軍事能力を向上させている」と考える。韓国情報部門の統計結果は、金正恩は2013年に部隊を視察すること53回、2014年は73回であることを示している。

(頑住吉注:これより2ページ目。以後のページの画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

いわゆる「北朝鮮の脅威」に対応するため、韓国海軍は8日東部および西部海域で同時に大規模海上実弾演習を展開した。東部海域の演習は韓国第一艦隊によって主導され、「楊万春」艦などを含む4隻の水上艦艇と1機の「ワイルドキャット」ヘリが出動して艦砲およびK-6機関銃の実弾訓練を行った。西部海域の演習は第二艦隊によって主導され、「乙支文徳」艦などを含む10隻の水上艦艇と1機の「ワイルドキャット」ヘリが出動して実弾訓練を行い、かつ模擬的に敵の潜水艦に向け爆雷などを投射した。

北朝鮮当局メディアは韓国サイドが宣伝ビラと韓米軍事演習問題の上で態度を表明するよう要求している。北朝鮮の「労働新聞」8日の報道によれば、北朝鮮国防委員会政策局は7日声明を発表し、アメリカが北朝鮮に対し実行する敵対政策を非難し、アメリカが一切の間違った北朝鮮に対する「制裁」措置を取り消し、「北朝鮮軍民がすでにいまだかつてなかった超強硬な対応戦に入っている」ことをしっかり覚えておくことを要求した。声明は、「アメリカはかつて2回の世界大戦を含む無数の回数の大小さまざまな侵略戦争に指を染めたが、それにもかかわらずその本土は全く銃砲の攻撃に遭ったことはない(頑住吉注:日本の潜水艦が砲撃し、また潜水艦搭載の水上機が焼夷弾を投下したことはありますが、まあ規模的にゼロ扱いされてもしょうがない程度です)。殴られたくなかったら進んで敵対政策を取り消すべきである。相手を知らず、自らの境遇も知らなければ、破滅するべき運命が定められている。」とした。

宣伝ビラ問題が韓国と北朝鮮の間ですでにどんどんデリケートな話題となっているため、韓国統一省は強硬な態度で、北朝鮮がもはや繰り返し韓国・北朝鮮に不利な発言をしてはならず、早期に対話のテーブルに戻り、韓国・北朝鮮関係が実質性の進展を取得することを推進するよう懇切に促した。韓国国防省スポークスマンも当日、韓米合同軍事演習は「防御的性質」であり、北朝鮮の停止要求には「道理がない」とした。

韓国統一省の回答は野党の質問を受けた。韓国連合通信社は8日、韓国統一省大臣柳吉は当日議会の質問の場に出席した時、「反北朝鮮宣伝ビラを散布する行為は韓国・北朝鮮関係改善と決して多大な関係はない」とした。韓国最大野党新政治民主連合の議員リーハイザンは、民間団体が反北朝鮮宣伝ビラを散布することはかつて韓国・北朝鮮上層部の会談のチャンスを逃がす結果をもたらしており、どうして韓国・北朝鮮関係と関係ないと言えるのか? と痛烈に批判した。韓国議会外交統一委員会は当日さらに、「韓国・北朝鮮が誹謗中傷を停止する協議を履行することに関する決議」を通過させた。決議は韓国政府が必要な措置を取り、民間団体が北朝鮮に対し宣伝ビラを散布する行為が韓国・北朝鮮関係の発展を阻害し、住民の安全に脅威をもたらすのを防止するよう呼びかけている。その後、韓国統一省高級当局者は、もし韓国民間団体が金正恩の暗殺を描いた映画をCD-ROMの形式をもって散布しようとしたら、韓国政府は必ずや制止することになる、とした。


 「誕生日を祝わなくていい」を真に受けてその通りにしたら粛清されるのではと戦々恐々だった人も多いんじゃないでしょうか。宣伝ビラ問題は難しいですね。基本的には悪いことではないと思うんですが、他の地域からやって来た人がそれを行った結果北朝鮮から重機関銃の弾が降ってくる国境周辺の住民がやめてくれと訴えるのもよく分かりますし。
















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