中国の北朝鮮政策は失敗してない?

 ‥‥んでしょうか。

http://military.china.com/important/11132797/20130217/17681596.html


新華社:中国の対北朝鮮政策失敗論は間違っている

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国は中朝関係発展を高度に重視しており、両国は友好的な隣国である」 金正日がホームレスみたいですが)

新華ネット北京2月16日電 北朝鮮核実験:根源はどこにあるのか?

新華社記者 劉莉莉

北朝鮮が先日第3回地下核実験を行った後、少数の別に下心ある西側メディアは、北朝鮮の挙動は中国の対北朝鮮政策の失敗であるとした。この種のデマによる誹謗中傷は中国の専門家、学者の一致した批判、反駁に遭っている。

中国の専門家、学者は、北朝鮮核実験問題で、アメリカがより深く反省を行うべきである、と指摘する。歴史の経験は、武力と制裁による威嚇は1つの国を屈服させることができないだけでなく、かえってその国に自らの軍事力の維持保護と発展にさらに力を入れさせる、ということを証明している。

「失敗論」は間違っている

中国人民大学国際関係学院の時殷弘教授は次のように語る。北朝鮮は自身の利益に基づいて決定をなすのであって、中国の意志に照らして事を行うのではない。朝鮮半島非核化問題で、関係各方面には皆義務がある。北朝鮮が核実験を断行したことは、各方面の努力が皆功を奏さなかったことを説明し得るのみである。

清華大学現代国際関係研究院副院長劉江永は指摘する。「失敗論」はひどく間違っている。一部のメディアあるいはネット上の言論には「けしかけ手法」があり、あるものには別に目的がある。中国サイドの対話での問題解決を主張する立場は間違っておらず、しかもさらに堅持する必要がある。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「中国の対北朝鮮政策は一貫している。中国も半島の安全な情勢のため非常に大きな努力を行っている。」です。)

中国社会科学院アメリカ研究所研究員陶文サは、北朝鮮の第3回核実験後に執筆して、中国と北朝鮮が経済貿易関係を保持しており、このために多くの国に非難され、彼らは中国の北朝鮮に対する圧力が不充分だと考え、あるいは中朝間の経済関係は「国連の対北朝鮮制裁の大きな抜け穴」だと言っている、と指摘している。実は、中国は厳格に国連決議を遵守している。国連決議は決して北朝鮮とのあらゆる経済的往来を切断することを要求してはおらず、中朝間の経済貿易関係は2つの隣国の間の正常な関係である。

陶文サは言う。「中国は国際社会の責任ある利害関係者であり、『核拡散防止条約』の締結国であり、世界の核不拡散体制維持保護方面において国際社会に対し厳粛な義務を負っている。これは中国が何故、北朝鮮が新たな核実験を行うことに断固反対するかの根本原因でもある。この立場を誤解してはならない。」

北朝鮮・アメリカの対立の根源

劉江永は言う。「北朝鮮の核実験が照準を合わせるのは中国ではなく、また韓国でもなく、アメリカである。この問題では、アメリカ、韓国、日本の政策が失敗したと言うべきであり、これらの国はより反省すべきである。」 彼は考える。北朝鮮の核実験は1つの問題を説明している。すなわち制裁あるいは高圧的政策は北朝鮮を服従させることはできない。もし北朝鮮に安全な国際環境と開放的な国際経済政策を与えなければ、北朝鮮は強烈な危機感を持つ。

中国国際問題研究所副所長阮宗沢はこれに対し説明する。「現在の北東アジア情勢はバランスを失っている。韓国と日本はアメリカの核のカサによる保護を享有し、同時に自身の軍事力も弱くなく、ダブルの重い保護を持つと言うべきである。一方北朝鮮の安全に関する圧力は主にアメリカから来ており、核による威嚇を行うのもアメリカに照準を合わせてである。」

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「今、北朝鮮は中朝関係をより重視し、理性的な協議、対話によって北朝鮮の核問題を解決すべきである」です。)

陶文サも、北朝鮮の核問題がかくも複雑なのは、主にそれがアメリカ・北朝鮮両国の60年余りにわたる敵対関係が生んだ「悪い果実」だからである、と考える。

対話と協議が正道である

時殷弘は指摘する。北朝鮮の核問題解決の重要なカギは、いかにして朝鮮半島の非核化を推進するかにある。各種の試みが全て進展を得ていない今、さらに国連安保理の関連の決議の執行、関連の制裁措置の制定によって北朝鮮の核兵器開発を制限すべきである。

劉江永は考える。歴史は、アメリカと韓国が同時に北朝鮮に対し「太陽政策」を実行している時、朝鮮半島情勢はやや緩和し、非核化実現の条件は充分と考えられた。6カ国会議あるいは対話メカニズムが主導的作用を占めている時、情勢には緩和が起こり、逆になればエスカレートした。このことは、軍事演習、制裁、対抗に直面した時、北朝鮮は「我が道を行く」のやり方を選択する、ということを説明している。これは北朝鮮が自己保身のためになした選択である。

劉江永は言う。中国が推し進めるのは、国連の枠内で6カ国会議を推進し、協議によって問題を解決し、朝鮮半島の非核化を促進することである。この政策は今に至るも北朝鮮の核問題を解決できてはいないが、少なくとも矛盾を激化させることはない。

阮宗沢は、一定の時間後各方が外交接触を回復し得ることを希望する、とする。「将来はさらに6カ国会議のような多数の国が参加する対話メカニズムに頼ってアメリカ・北朝鮮間の不信と敵視を解決する必要がある。」 彼は言う。「一方中国は仲裁し対話を促す役割を果たすべきである。結局のところ、談判でしか根本的問題解決はできないのだ。」

(頑住吉注:以後のページは画像とキャプションだけです。4ページ目は「北朝鮮の外交政策はずっと比較的強硬で、半島情勢が短時間内に緩和へと戻ることはない」、5ページ目は「もし西側が北朝鮮に対し過酷な制裁を加え続ければ、北朝鮮国内の経済状況はさらに一歩悪化することになる」、6ページ目は「北朝鮮がもし核兵器を利用して平和的に発展する安全環境を代わりに手に入れようと考えるなら、中国と国際社会の許しは得られない」、7ページ目は「北朝鮮の去年における衛星発射はすでに深刻に国際社会の容認度に挑戦している」、8ページ目は「もし北朝鮮が間違った道を行き続ければ、中国も北朝鮮に対し寛容な態度は取らない」です。)


 中国にも一部西側と共に北朝鮮を制裁すべきだとの意見もありますが、全体的にはやはりこのように北朝鮮の言うことを聞いてやらないからこんなことになる、話し合いを、と主張し、ほとぼりがさめるのを待つつもりのようです。










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