T-50の生産はまだ先?

 中国は殲ー20を試験的に生産し就役させているとされてますが。

http://military.china.com/news2/569/20170314/30326144_all.html#page_2


ロシア:今年17機のスホーイー30を購入へ 第5世代戦闘機は依然生産計画なし

アメリカの「外交」ウェブサイトの最近の情報によれば、ロシア国防省副大臣のユーリ ボリゾフは3月9日にイルクート飛行機製造工場を視察した時、2017年にロシア航空宇宙部隊は17機のこの工場が生産したスホーイー30SM戦闘機を受領することになる、とした。この前のタス通信社の報道によれば、ロシア航空宇宙部隊は2016年にイルクート社に向け30機のこの機種の戦闘機を追加発注した。また、3月10日にロシアは今年さらに16機のスホーイー34戦闘機を受領することになると宣言し、一方年初にはもう今年さらに10機のスホーイー35戦闘機を受領することになると宣言していた。言い換えれば、予見できる将来、ロシア航空宇宙部隊には依然T-50第5世代戦闘機を大量購入する計画はない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「2015年生産ロットのスホーイー30SM戦闘機に始まり、ロシアは国産電子設備を用いて元々一部フランスから購入していた電子設備(例えば回折式フラットトップディスプレイを2層ガラスの反射式に戻した)に交換せざるを得なくなり、西側のロシアに対する封鎖の影響を反映している」)

報道によれば、3月9日ロシア国防省副大臣のボリゾフはイルクート社に行って視察し、この期間に記者招待会を行い、ボリゾフは「我々はすでに工場サイドと長期契約を締結している。今年、我々は17機のスホーイー30SM戦闘機と10機のYak-130練習機を受領する見込みだ。」と宣言した。

この前タス通信社は、2016年4月の契約に基づき、イルクートは2018年、ロシア軍に向け30機を超えるスホーイー30SM戦闘機を引き渡すことになり、この契約は2017年に執行が開始される、と報道した。

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「スホーイー30SMはシリアで長時間作戦に参加し、対地攻撃任務を執行しただけでなく、しばしば空中援護任務も執行した」 続いて2枚目。「スホーイー30SM戦闘機はインドのスホーイー30MKIと同源の出である」)

スホーイー30SMは多用途戦闘機で、爆弾、空対空、対艦、対地ミサイルが装備できる。この機は制空戦闘機として使用でき、水上、地上目標も攻撃できる。この戦闘機はすでにロシアがシリアのテロ分子を打撃する作戦に参加済みである。この機はインドが購入したスホーイー30MKIと基本的に似ており、主にロシア空軍の要求を根拠に電子システムを交換してある。

3月10日ボリゾフ副大臣は、ロシア航空宇宙部隊は2017年に16機のスホーイー34戦闘爆撃機を受領することになり、これは国防省が新たに出した92機の飛行機発注の一部分である、と宣言した。「今年、我々は元々の計画を超えて4機のスホーイー34戦闘機を獲得することができ、総数は16機に達する。」

また、ボリゾフはさらに、2018年には初期に生産したスホーイー34に対する近代化改装を開始する、とした。「スホーイー34の改装作業は2018年に開始され、我々はすでに連合飛行機社指導者と合同で討論を行っており、これは我が国の2018〜2025年武装力量計画の一部分となる。」

視察者ネット軍事視察員は、2010年以来、ロシア空軍が購入した主要な機種は上述の文章の中で言及された何種かである、とする。すなわち、スホーイー30SM戦闘機、スホーイー35戦闘機、スホーイー34戦闘爆撃機、Yak-130練習機で、年度に引き渡される飛行機の数から見て、2014年、2015年に最高峰に到達し、このうち2014年に引き渡された上述の何種かの飛行機は合計68機で、2015年は71機に達した。だが2016年に始まり、軍事費削減などの原因により、ロシア軍が受領した上述の4機種の飛行機は合計48機だった。だが2016年ロシア軍はまたミグー29SMT型戦闘機14機を購入し、近代化された戦闘機の更新数を62機にまで増加させた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「T-50戦闘機は依然生産計画の中に入れられていない」)

ボリゾフ副大臣が宣言した数字に照らせば、2017年、ロシア空軍戦闘機の更新速度は2016年と基本的に近いかもしれず、更新されるスホーイ、Yakの飛行機は合計53機で、さらに10機あまりのミグー29、ミグー35戦闘機があるかもしれない。

現在ロシア航空宇宙軍部隊には依然大量の老化して速やかな更新が待たれるスホーイー27およびミグー29戦闘機が就役しているが、第4世代戦闘機の就役速度は現在見たところ現有を基礎に大幅に高めることは非常に難しい。

だがこれは明らかに戦闘機メーカーの生産能力がすでに飽和しているからでは決してない。事実、2015年にロシアのイルクート社はロシア軍に向け27機のスホーイー30SM戦闘機を引き渡したが、16年、17年のロシア軍の購入数は10機および17機だった。別の方面では、共青城飛行機製造工場のスホーイー35S戦闘機は2017年、中国空軍とロシア航空宇宙軍に向けそれぞれ10機前後引き渡され、つまりその生産速度は毎年20機を超えるはずだが、それ以前のロシア軍のこの機を購入する速度は毎年12〜14機だった。

このことはロシア航空宇宙軍の近代化プロセスは依然非常に大きな程度上経済の形勢の制約を受けていることを示す。

またボリゾフ副大臣の態度表明からは、ロシア軍には現在まだ第5世代戦闘機を大量生産する計画はないことを見ることができる。2016年にロシアは2025年までに60機のT-50戦闘機を生産すると宣言したが、明らかに少なくともこの作業は2018年には開始されないだろう。

現在中国はすでに殲ー20戦闘機の大量生産に着手しており、一方アメリカのF-35戦闘機の量産はずっと停止していない。第5世代戦闘機競争方面で、明らかにロシアの状況は楽観できない。


 まあ優先度としてICBMやIRBMが上になるのは当然でしょう。新型のT-14戦車の優先度はステルス戦闘機よりさらに下なのでは。















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