中国の上陸艦関連2題

 新型の「081型」に関する記事を2つまとめて紹介します。

http://military.china.com/important/11132797/20130909/18038421.html


アメリカ:中国の081の性能は日本の「ひゅうが」に相当 ミストラルには及ばず (頑住吉注:ちなみに私が翻訳のために文字列をコピーした段階では、「アメリカ、中国の2隻の準空母が完成する、とする 衛星、造船工場での進展を撮影」、というタイトルでした。)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:081型ヘリ空母」 これって同じ艦を前後から見た図なんですかね。何故奥にある方が大きいように作図してるんでしょうか。)

司会者:何枚かの出所不明の画像が国外メディアの我が国艦艇建造に対する多くの推測を引き起こしていますが、我々はすでにこうしたことに動じなくなっています。何故ならこれまでにより誇張されたバージョンもあったからです。アメリカメディアは、中国の2隻の081型上陸艦が間もなく完成すると言明していますが、これはまたどうしたことなのでしょうか?

解説:アメリカ国防省は5月6日にいわゆる2013年中国軍事力・安全保障業務発展報告書を発表し、この報告は、中国海軍がより多くの、岸から離れた、そして遠距離の打撃任務を執行できる多用途プラットフォームを開発中で、最近就役した遼寧号空母の他、中国は一連のいわゆる「旅洋3級」052D駆逐艦、「江凱2級」054A型護衛艦、および江島級056軽護衛艦の建造に着手している、としています。報告は、中国は5年以内に新たな081型ヘリ搭載強襲揚陸艦の建造も開始する、としています。

実際にはこれは一定の時間以来、アメリカのいわゆる中国の081型ヘリ搭載強襲揚陸艦に対する多くの予測の中の最新版です。今年2月、アメリカの「戦略の夜」も文章を掲載し、中国は同時に2隻のいわゆる081強襲揚陸艦を間もなく完成させるとし、根拠のない予測は中国が8隻のこの種の強襲揚陸艦を建造し、解放軍東海および南海艦隊に装備し、将来の海上の衝突に対応し、かつ中国空母と共に大型戦闘群を編成しようとしている、としました。

文章は、その時、西太平洋は完全に中国が掌握、コントロールし、東海および南海の局面は新たに構築し直される、としています。文章はさらにこの艦に関する多くのいわゆる細目を出し、この標準排水量22,000トンの大型強襲揚陸艦はこれまでに中国が設計した最も印象深い大型ドック攻撃艦であり、同時に満載排水量18,500トンの071ドック上陸艦の後の、次の段階の中国によるドック上陸艦から準空母に向かって大型化する強襲揚陸艦の発展をも意味している、としています。

アメリカメディアの文章はさらにいわゆる具体的データを出し、このいわゆる081型艦は全長250m、全幅40m余り、最大航行速度23ノット(頑住吉注:遅いすね)、乗員1,068人、後続距離7,000海里、8機のヘリを搭載でき、全通甲板を採用している、としています。満載排水量は少なくとも25,000トンを超えるとされています。文章は、この強襲揚陸艦は最大で6級の海軍の状況下で同時に4機の大型ヘリを発着させることができ、その全体性能は日本の海上自衛隊の「ひゅうが」級ヘリ母艦に相当する、としています。文章は同時に、この艦の艦載武器システムもただ事ではなく、4基の近接防御砲、2セットの近距離ミサイル防空システムを採用し、かつ垂直発射システムを配備するとしています。文章は同時に、技術がより先進的なフランス製の「ミストラル」級強襲揚陸艦や、アメリカ製の「ワスプ」級強襲揚陸艦に比べると、081型はまだドック上陸艦の影から脱していないが、081後継型の初期研究開発作業はすでに基本的に完成し、続いて行われる建造こそ真に中国のヘリ空母と呼べるのである、としています。

(頑住吉注:本文の一部を切り取っただけのキャプションは省略します。5ページ目)081は中国海軍の上陸輸送能力と打撃能力を大幅に向上させる

(頑住吉注:6ページ目)中国海軍の新型ホバークラフト

(頑住吉注:7ページ目)中国海軍の071型ドック上陸艦

(頑住吉注:8ページ目)中国の081ヘリ空母は外観から見て米軍の強襲揚陸艦によく似ている


 三段論法で行くと「ひゅうが」は「ミストラル」より技術的に遅れてるということなんでしょうか。

http://military.china.com/news/568/20130909/18039152.html


外国メディア、081上陸艦すでに建造開始と明らかに 専門家、ヨーロッパバイソンとのコンビネーションは難しいとする

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「ネットに伝わる081ヘリ上陸艦の画像(資料画像)」 上のページの想像図とずいぶん違いますな。続いて2枚目「資料画像 『ヨーロッパバイソン』ホバークラフト上陸艇が海上を行く。」)

外国メディアは、最近インターネット上に発表された画像は、中国がすでに最新式081型ヘリ上陸艦の建造を開始した可能性が高いことをはっきり示している、と報道した。ある推測は、中国が最近引き渡しを受けた「ヨーロッパバイソン」ホバークラフト上陸艇と新型上陸艦はコンビネーションできる、とするが、軍事専門家尹卓は北京テレビ局「軍情解読」のインタビューを受けた時、この可能性は比較的小さい、とした。

この前のある報道は、中国は081型ヘリ搭載ドック上陸艦を建造することになり、この戦闘艦の第1号艦はすでに建造中である、とした。ある分析者はかつて、081型上陸艦の排水量は20,000トンに達し、艦体構造設計上フランスの「ミストラル」上陸艦に類似し、少なくとも12機の輸送ヘリと攻撃ヘリを搭載でき、有力に解放軍の軍事力投入あるいは人道主義任務執行を支持できる、と推測した。中国の071型および081型上陸艦はそれぞれ6隻建造されることになるとされる。

実は中国海軍の第1隻目の071型ドック上陸艦進水後ほどなく、中国が081型ヘリ上陸艦を研究開発中だということに関する噂が出現していた。また、中国企業はかつて2012年3月に挙行されたバンコク国防・安全展示会上でヘリ搭載ドック上陸艦の模型を展示していた。これは730近接防御砲2基、2セットのFL3000N(HQ-10)近接防御武器システム、AK-176主砲2門を装備していた。

ある推測は、中国が最近引き渡しを受けた「ヨーロッパバイソン」ホバークラフト上陸艇は、958というこのクラスの上陸ホバークラフトと新たな強襲揚陸艦とセットにできる、とするが、尹卓は、この種の組み合わせは強襲揚陸艦に非常に大きなことを要求してやっとOKであり、少なくとも4万トンから6万トンあってやっと「ヨーロッパバイソン」と組み合わせられる、とした(頑住吉注:組み合わせる、というのはコンビで作戦行動する、ということではなく上陸艦にあのとてつもなく巨大なヨーロッパバイソンを搭載する、ということを指しています)。

尹卓は次のように分析する。「ヨーロッパバイソン」を上陸艦のドックに入れるという可能性は比較的小さい。何故なら「ヨーロッパバイソン」自体非常に幅と高さがあり(ガスタービンを使って推進し、3台のメインエンジンのファンに非常に高さがあるから)、このため上陸艦のドックに対する要求が非常に高くなる。しかも、「ヨーロッパバイソン」が上陸艦の中で占める面積もまた非常に大きく、こうなると一体このようにして投入するのが適しているのか、それともヘリを用いた投入がより良いのか考慮する必要がある。もし、「ヨーロッパバイソン」が上陸艦に入ったら、艦内のスペースはドックにしか使えず、ヘリ収納スペースには使えない。何故なら「ヨーロッパバイソン」は水に浮かべる必要があり、これが艦内から出た後は直接水の中に到達する必要があり、このためその全高と底部が海水に接近し、占めるスペースは非常に大きくなる。一方ヘリ格納スペースは上層に空間を必要とするだけで、何故なら上に運ぶ必要があるからで、2つのスペースの配置は異なる。(記者 黄子娟)


 最後の部分、ドック上陸艦の仕組みがよく分かってないんでうまく訳せてないかもしれませんが、私にもヨーロッパバイソンを上陸艦に収納するのには無理がある、というのは分かります。それに上陸艦に乗せるならあんなに巨大で重武装である必然性がないですわな。

















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