中国、日本の12式地対艦ミサイルを評する

 中国はどの程度の有効性があると考えているんでしょうか。

http://military.china.com/important/11132797/20150215/19311878.html


日本、「切り札」武器を配備 中国海軍の列島線突破の拒止を欲する

(頑住吉注:原ページのここにある動画のキャプションです。「米日、対潜戦線を引き締める 中国原潜はいかにして防御を突破するか」)

報道によれば、日本の陸上自衛隊は今月新型の地対艦ミサイルの配備を開始し、この機種名が「12式」の対艦ミサイルはいくつかの「スマート化」技術を採用しており、現役の90式対艦ミサイルに比べより先進的である。現在このミサイルはまず日本西部の熊本県に配備されており、将来は西南の島嶼に配備される可能性がある。アメリカのランド社が去年発表したレポートは、地対艦ミサイルは中国海軍艦艇が第一列島線を突破するのを「拒止」するのに用いることができると考えていた。見たところ日本はこの理論を実践に投入しようとしているところである。だが、軍事評論員は、12式対艦ミサイルは双方向のデータリンクを具備していないため、射程が150kmを超えることはあまりありそうになく、基本的に岸に接近した艦隊に対応するのに用いることしかできず、海上作戦の支援に用いることはできないと指摘する。この武器が使用に投入される時、おそらく日本本土が攻撃占領されるまですでに遠くなくなっているだろう。

日本の「読売新聞」12月13日の報道によれば、日本の陸上自衛隊は先月から「12式」最新型地対艦ミサイルの導入を開始し、これを西南諸島防衛の「切り札」武器と見なし、九州および沖縄などの地域の島礁上に配備し、したがって対艦ミサイル防護壁を構築しようとしている。

陸上自衛隊が制定した2023年度の実現を極力勝ち取る地対艦ミサイル防護壁構想によれば、海上自衛隊のP-3C哨戒機のレーダーがまず西南諸島方向に向かって接近する敵艦を発見し、かつ瞬間的に敵艦の位置と進むルートなどの情報を陸上自衛隊の「火力戦闘指揮管制システム」に発送し、しかる後に同時にそれぞれの島からミサイルを発射し、それぞれの方向から敵艦を攻撃する。

この構想の核心となる装備が「12式」地対艦ミサイルで、その射程はこれまでの「88式」に比べある程度改善されている。また命中精度もさらに一歩向上し、ミサイル発射後であっても随時敵艦に関する新たな位置情報を伝送し、かつ飛行ルートを調整でき、しかもミサイルの再装填時間も大いに短縮されている。

静岡県に位置する陸上自衛隊学校などの機関は、すでに先月2セットの発射器などからなる「12式」地対艦ミサイルを導入し、人員に対する養成訓練を開始している。現在日本全国に5つの地対艦ミサイル部隊があり、全部で80セットの「88式」地対艦ミサイル装置を配備している。防衛省は2014年度に実施を開始する中期防衛力整備計画の中で36セットの「12式」を導入し、「88式」に取って代わらせるのに用いる計画である。配備地点は九州および沖縄地域で、九州から奄美大島に沿ってずっと沖縄に向かうという可能性が高い。

ネットワーク軍事科学普及作家@科羅廖夫のブログは、日本の陸上自衛隊が8月25日に行った富士総合火力演習の中で、初めて新たに開発された12式地対艦ミサイル(12SSM)が披露された、とする。

この新型対艦ミサイルはトラックの上に装備され、03式中距離地対艦ミサイルと同じ三菱8x8トラックシャーシを採用し、その性能は現役の88式地対艦ミサイルに比べ比較的大きな向上が達成されている。88式地対艦ミサイルは1991年に就役を開始し、元々はソ連の上陸艇に対抗するのに用いられるものだった。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「日本の12式地対艦ミサイル」です。)

12式対艦ミサイルは少量試生産段階にあり、現在すでに2セットが製造され、2013財務年度内にもう4セットが製造されることになる(頑住吉注:記述が古いんですかね)。その初期型はすでに陸上自衛隊富士学校による操作に引き渡されている。陸上自衛隊はそれが2016財務年度に就役し得ることを希望し、陸上自衛隊西部方面隊駐熊本第5対艦ミサイル連隊は12式地対艦ミサイルを配備する初の部隊となる。この新型対艦ミサイルの配備進度は国防予算の影響を受けるだろうが、最終的には自衛隊の武器庫の中のあらゆる88式地対艦ミサイルに取って代わることになる。

日本は12式地対艦ミサイルの技術的ディテールを明らかにしていない。現在知り得るのは先進的な地形マッチングおよび目標識別技術を採用していることで、中段ではGPS制御誘導を採用し、末端では慣性ナビゲーションとアクティブレーダー制御誘導を採用し、射程は88式の100kmを超える、ということである。装填時間が短縮でき、全寿命期間のコストが下がる。

また陸上自衛隊はさらに12式対艦ミサイルの開発経験を充分に利用してより長い射程とより高い精度を持つ新型艦対艦ミサイルを製造し、もって最終的に現役の90式対艦ミサイルに取って代わらせるのに便とすることになる。提示しておくに値するのは、富士総合火力演習の中で、陸上自衛隊が88式地対艦ミサイルを利用して日本近海島嶼付近の敵艦を打撃する作戦の場面を設定したことで、このことは日本の中日の釣魚島をめぐる争いが緊張する情勢の下での作戦構想を反映している。

現代の地対艦ミサイルの最も主要な特徴は射程の向上で、中国の鷹撃-62地対艦ミサイルの射程は300kmをはるかに超え、アメリカのランド社のレポートの中でもアメリカが射程200km以上の対艦ミサイルを研究開発するよう提案されている。だが日本の12式はその道の逆を行っているようで、射程は先代の90式ミサイルに比べやや向上しているだけである。一方ミサイルのスマート化の程度が向上し、ミサイルに地形マッチングとGPS制御誘導を利用して海上の島嶼を迂回させ、意表を突く方向から敵艦に向うことができるようにさせる。だがこのようにする結果は、このミサイルが近岸を航行する海上目標の攻撃にしか使えないというものに他ならない。当然日本がこれらを用いて狭い海峡を封鎖することを企図している可能性もあるが、この種の状況下では射程が比較的短いため、ミサイルは非常に限られた範囲内にしか配備できず、容易に発見、殲滅される。一方遠距離ミサイルは海岸を遠く離れた場所に身をかわし、非常に大きく相手方の捜索、攻撃の難度を上げることができる。

12式ミサイルの射程が大幅に延長できない主要な原因はこのミサイルが双方向のデータリンクを配備していないことで、ミサイルの飛行速度が比較的遅い状況下では、データリンクシステムを使用して目標の最新位置情報を更新してこそミサイルの命中が確保される。さもないと敵サイドの艦艇は航行方向を変えるだけでもうミサイルをターゲットから外すことができる。射程200kmを超える亜音速対艦ミサイルはほとんど全てこのシステムを必要とするが、日本は今に至るも依然この技術の開発にまだ成功していない。

(頑住吉注:5ページ目)日本は地対艦ミサイルを用いて東海を封鎖することを愚かにも企図している


 これに関しては知識ないんでこの記述がどこまで当たっているのか全然分かりませんわ。当然自衛隊にも考えがあって要求、装備しているはずですけどね。

















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