インド海軍事故頻発

 関連の記事を2つ紹介します。

http://military.china.com/news2/569/20140127/18318932.html


インド海軍2ヶ月で6回の事故 高官はかつて安全に関する状況がまずすぎるとは評価されない、とした

【グローバルネット総合報道】 イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」ウェブサイト1月24日の報道によれば、2013年12月3日にインド海軍参謀長デウェンドラ クマー ジョッシュがインド海軍の安全に関する記録は「決して非常にまずいものではない」と言明して以来、すでに6隻のインド軍艦が事故を発生させ、最近の事故は1月初めに発生し、インド海軍「ベイテワ」号ミサイル護衛艦のソナー室に小さなクラックが発生した。この艦はインドによって自主的に設計建造され、排水量は3,600トンである。事故は海水が「ベイテワ」号船室へ浸透し、正常な業務ができない結果ををもたらした。

初歩的な調査は、この2004年から就役を開始した護衛艦は配備任務終了後、ムンバイ軍港に戻る時に座礁事故を発生させ、あるいは水中の不明の物体に衝突した可能性があることをはっきり示している。インド海軍のあるスポークスマンはこの件を当たり障りなく「小」事故と表現し、いかなる海軍の任務執行時にもこのようなことは避けられない、と語った。

2013年12月4日、インド海軍「ポンディシェリ」級掃海艇「コンカン」号がウェイゼガ海軍基地で維持修繕を行っている時に失火した。

数日後、同国海軍「タカシェン」号ミサイル護衛艦がムンバイに停泊する時に防波堤に衝突し、船体に重大な損傷を受けた。

2013年12月23日夜、インド海軍「ターワ」号護衛艦がジュレデナジリ(ムンバイから南に328km)から約10海里離れたアラビア海で現地のある漁船と衝突し、漁船は沈没し、乗っていた27名の一般民のうち4名が負傷した。27人は後に全て「ターワ」号によって救助された。

2014年1月18日、インド海軍「キロ」級877EKM型ディーゼル・電池潜水艦「Sindhughosh」号がムンバイ軍港に戻る時に、水深の浅いところに進入して座礁した。

インド海軍当局者は23日、「Sindhughosh」号潜水艦はいかなる損壊も決して受けてはおらず、すでに改めてパトロール任務の執行を開始している、とした。

同様に1月末、すでに就役して22年で、かつ1月初めに中期維持メンテナンスを完成させたばかりのインド海軍「ルイビル」級軽護衛艦「ウェイプー」号がムンバイから距離70海里の海域をパトロールしている時、船尾の水密船室に漏れが発生し、基地に戻ることが迫られた。またインド海軍当局者はこの事件も「小」事故と称した。

報道は、これら6回の事故発生前、2013年8月14日、インド海軍「キロ」級潜水艦「シンドラカシャカ」号がムンバイ軍港で2回の大爆発を発生させ、その後沈没した、と指摘する。この潜水艦は現在依然水中にあるが、海軍サイドは自分たちはまもなくある外国の会社とサルベージに関する契約を達成させる、としている。


http://tuku.military.china.com/military/html/2014-01-26/222288_2457704.htm#pic


インドの沈没した潜水艦、9ヶ月を費やしてやっと引き揚げられる

「ロシアの声」ウェブサイトの報道によれば、「インド時報」は金曜日、インド海軍司令部の情報を引用し、去年8月にムンバイ港に沈没したインド海軍の「シンドラカシャカ」号潜水艦は、あるサルベージ業務に従事する会社と契約を締結した後、4ヶ月以内に引き揚げられる、と報道した。

(頑住吉注:2ページ目)この新聞は、「シンドラカシャカ」号サルベージ契約締結は最終段階にあり、文書はすでに国防省に渡されている、とした。潜水艦は4ヶ月後に引き揚げられる。またこの新聞は、潜水艦部隊に供給される深海救命艇の建造はすでに完成に近づいている、とする。サルベージ方案は、潜水艦内部の爆発していない弾薬の位置を根拠に選択されることになる。

(頑住吉注:3ページ目)8月14日夜、ムンバイ港にいたこのVarshavyanka級(NATOは「キロ」級と呼ぶ)潜水艦に一連の爆発が発生した。続いて潜水艦内で出火し、潜水艦は不完全に沈没し、18名の艦員が死亡した。

(頑住吉注:4〜6ページ目)インド海軍の「シンドラカシャカ」号潜水艦沈没現場

(頑住吉注:7ページ目)8月14日早朝、インドの「キロ」級潜水艦「シンドラカシャカ」号はムンバイ軍港で爆発し、かつ不完全に沈没した。艦にいた18名の将兵は全員犠牲となった。この、少し前に8,000万アメリカドルを費やして武器装備グレードアップを完成させたばかりの潜水艦は、インドによって「海軍の背骨」と見なされている。だが現在、インド国産空母進水が引き起こした歓呼の波は明らかに巨大な衝撃を受けている。このロシアから購入した潜水艦は再度インドメディアの国防工業が自主的でないことに対する非難を引き起こしている。中国の軍事専門家尹卓は「グローバル時報」記者に対し、インドが他国の軍備の輸入に頼って軍事力を発展させていることは、近道を行っているのだが、手枷足枷にもなっている、と語った。

(頑住吉注:8ページ目)「午前零時を回った後の巨大な爆発が私を驚いて目覚めさせた。」 14日、ムンバイ港海軍ドックの反対側である公衆便所を経営しているジャスワーはショックからまだ立ち直っていない様子でロイター記者に語った。これと同時に「シンドラカシャカ」号上に立ち上った巨大な火球の画像が急速に世界のメディアに伝播した。インドのニューデリーテレビは、この高度に警戒された地域において、巨大な爆発と火勢はインドの最も先進的なディーゼル・電池潜水艦を破壊した、とした。

(頑住吉注:9ページ目)インド国防省の声明は、事故は現地時間14日早朝3時前後に発生し、現在詳細はまだ分からない、とした。あるインド国防省の消息筋の人物は、爆発は潜水艦の兵器庫で発生した、と語る。この潜水艦は魚雷、対艦および対地攻撃ミサイルを搭載していた。「インド電信報」は海軍の消息筋の人物の話を引用し、潜水艦が爆発、発火した後、一部の艦員は潜水艦から飛び降りて安全に逃げ延びることができ、負傷した5名の艦員は直ちに治療のため搬送された、とした。「シンドラカシャカ」号に搭載された2発の魚雷による大火災、起爆が起こり、火勢は付近の同じ「キロ」級潜水艦「シンドゥラテナ」号にまで到達した。

(頑住吉注:10ページ目)真に人を心配させるのは18名の海軍兵士がまだ潜水艦の中に閉じこめられていることかもしれない。イギリスのスカイニュースの報道は、「シンドラカシャカ」号潜水艦は発火後沈没し、潜水艦の頂部だけが見える、とした。インド海軍スポークスマンのサディセンは、「海軍潜水員は水面下の艦体内に閉じこめられている水兵の救出に向け努力している。彼らを発見する前に我々があきらめることはない。」と語った。だがインドZee Newsテレビ局の夜の報道によれば、インド海軍司令D.K.ジョッシュ海軍上将は、「シンドラカシャカ」号に乗っていた18名の艦員は全て犠牲になった、と語った。インド国防大臣アンソニーは、「これは近年来発生した最も深刻な災難である」と語った。

(頑住吉注:11ページ目)「シンドラカシャカ」号潜水艦はロシアがインドに販売した10隻の「キロ」級潜水艦のうちの9隻目で、総製造価格は48億ルピーである。この潜水艦は1995年に建造され、1997年にインド海軍に引き渡され、排水量は2,300トン、人員編成は52人、最大航行速度は19ノット、潜水深度は274mである。すでに就役して16年の「シンドラカシャカ」号潜水艦はグレードアップ改造を終えてロシアからインドに返却されたばかりで、原計画では今回の検査修理はこの潜水艦の就役期間を10年余り延長させることができることになっていた。

(頑住吉注:12ページ目)あるインドの軍事専門家はかつて、「完全無欠」の言葉を用いてインド潜水艦部隊の安全に関する記録を形容した。事実としては、これはロシア製ミグー21戦闘機を使用するインド空軍の頻繁に墜落する記録と比べて言えるに過ぎなかったのでもあるが。インド海軍退役将校スシル クマーはインドメディアに対し、過去数年、海軍艦船はすでに数回の事故を発生させている、と語った。2008年、「キロ」級潜水艦「シンドゥゲホス」号が演習に参加している時、ある商船と衝突した。2011年、インド海軍の「ウェンデヤジリ」号軍艦がムンバイ付近のある商船と衝突を発生させ、港に入る時にまた、間もなく港を離れようとする船と衝突した。また、「シンドラカシャカ」号はかつて2010年にも爆発を起こしたことがあり、1名の艦員の死亡がもたらされた。

(頑住吉注:13ページ目)現在、この潜水艦の爆発の原因はまだはっきりしていない。インド海軍はすでに調査委員会を成立させ、これに対する調査の展開に着手している。8月15日はちょうどインド独立記念日であり、インド全国で慶祝の活動が行われる。ロシアのインターファックス通信社の報道は、インドのある軍事外交関係の消息筋の人物は、テロ分子が祝日がやってくる時を利用して破壊工作を行った可能性が排除されず、しかも潜水艦のあらゆるシステムがまだ作動しておらず、しかも維持修繕が完成したばかりという状況下で、まず爆発、その後発火しており、いずれもこれがテロ活動である可能性を示していると語っている、とした。だがインド国防省は、現在まだこの種の推測を証明する証拠はない、としている。

(頑住吉注:14ページ目)「インド教徒報」はインドの退役海軍中将A.K.シンの話を引用し、潜水艦内部での爆発発生は、材料の損壊あるいは正確に指令を執行しなかったせいかもしれない、と語った。彼は、潜水艦の電池に充電する時に発生する水素が火災を誘発し、かつ潜水艦のミサイルを装備している部分にまで拡散し、したがってより大規模な爆発がもたらされた、と考える。タス通信社の報道は、ロシア太平洋艦隊元潜水艦機械・電力設備専門家リタウェイチェクは、もし人為的要素によるものでなかったら、「キロ」級潜水艦は100%安全で、その武器コンパートメントには3層の防護があり、絶対に起爆させられることはないと考えている、とする。以前にインド海軍の「キロ」級潜水艦が何度も事故を発生させたのは、いずれも規則通りに操作せず、その大筋をおろそかにしたことと関係があった。ロシアの専門家は、インドがこの事故の原因を調査するのを助ける準備があるが、インドサイドはロシアの専門家が現場に入ることを許していない、とする。

(頑住吉注:15ページ目)「これは私が聞いたことのあるインド海軍潜水艦部隊の最も深刻な事故かもしれず、それは海軍の最近の成就のいくつかの光芒を奪い去った」 インドの軍事専門家バスカールがロイター社に対し語った話の中からは一種のあきらめが透けて見える。過去1週間、インド海軍は新興の「遠洋艦隊」が取得した2大突破を慶祝しているところだった。すなわち、初の国産空母の進水と初の国産原潜の核反応炉始動である。

(頑住吉注:16ページ目)「シンドラカシャカ」号の損失はインド海軍に対しどんな影響を生むのか? インドメディアは、この潜水艦の先進性がこの「重大な打撃」を証明している、との言葉を用いて表現している。ニューデリーテレビ局の報道は、この2,300トンの潜水艦は電子戦システム、コントロールシステムを改良し、武器コントロールシステムを集成した、とする。「インドスタン時報」はインド海軍専門家の話を引用し、この艦はClub-S多機能ミサイルを配備し、250km離れた目標を殲滅し、したがって戦局を逆転させるのに足り、インド海軍の背骨である、とした。

(頑住吉注:17ページ目)1988年、インドはかつて意気込みにあふれた「潜水艦30年プロジェクト」を登場させ、東西サイドから6隻の潜水艦を購入し、さらに自ら12隻の潜水艦を建造することを計画した。だが、インドは最終的に自らの造船工場は必要な技術を全く掌握できないことに気付いた。現在インド海軍はインド政府を説得して、外国の協力パートナーの造船工場で2隻の潜水艦を建造することに同意させることを企図している。アメリカの「ニューヨークタイムズ」14日の報道は、インドはずっとロシア製軍事装備に頼っており、これには安全性と信頼性が日増しに疑問を呈されるミグー21戦闘機が含まれる、とした。本国の軍事工業企業が高品質、低コストの武器装備を提供して国防の需要を満足させることができないため、インドは世界最大の武器購入国となっている。だがインドの兵器契約は汚職スキャンダルで困らせられ、インド政府は外部からの購入の歩みを緩め、もってさらに一歩論争を引き起こすことを免れようとしており、このことはインドにカギとなる重要軍事装備が欠乏する結果をもたらしている。

(頑住吉注:18ページ目)インド国防研究・分析所の元主任ウダイ パスカルはインドメディアに対し、新たに潜水艦が就役する速度は現役潜水艦の損耗の速度に追いつかないため、海軍の潜水艦は消耗し尽くされる危険に直面する、と語る。インドのニューデリーテレビ局のこの前の報道は、インドの現有の14隻の通常潜水艦は電池あるいはディーゼル油を動力とし、こうした潜水艦には全て老化と時代遅れの問題が存在し、2017年になればあらゆる潜水艦の寿命が来る、とした。この報道は、いかなる時もインドは7隻の潜水艦しか配備できず、これを東西の2大海岸に分配し、一方その他の7隻はメンテナンス、改装などの原因により、一緒に使用に投入することが全くできない、と憂い、嘆いた。

(頑住吉注:19〜21ページ目)外国メディアのインド潜水艦事故に対する報道


 海上自衛隊は合同演習を行ったインド海軍の技量を高く評価していましたが、こう事故が多く、しかも熟知しているべき基地付近で頻発しているのを知るとやや不安になります。
























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