「戦車両項目」準決勝

 今回もいろいろトラブルがあったようです。

https://military.china.com/jctp/11172988/20180808/33520943_all.html#page_2


戦車両項目準決勝:中国の96B戦車、速く走り正確に打撃

【文/視察者ネット 于宝辰】 8月7日、2018年度国際軍事競技「戦車両項目」種目初の準決勝戦がロシアのアラビノ競技場で幕を切って落とした。中国人民解放軍代表チームは準決勝の中で発揮が並で、また競技中の罰則判定と競技後の成績調整の影響を受け、この競技の第1位を取得したが、次回戦進出の自信は依然確かではない。

小グループ競技の激烈な勝負を経た後、ランキング上位12位のロシア、中国、ベラルーシ、カザフスタン、アゼルバイジャン、セルビア、モンゴル、イラン、アルメニア、インド、キルギスタン、ベネズエラが準決勝に進んだ。初の準決勝戦の中で、中国チームは青色の標識色を塗装して出場し、イラン、アゼルバイジャン、キルギスタンと同じ場で競技した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「この競技のハイライト:イラン戦車の砲塔が動揺し1本の標識バーを倒す」)

「戦車両項目」はリレー競技制を採用し、それぞれの競技参加チームの3組の乗員が同一車両の戦車を使用し、順繰りに規定の競技内容を完成させる。それぞれの組の乗員は全て競技場で4周走り、この期間に3つの主砲の動対静標的、3つの並列機関銃標的と2つの高射機関銃標的を打撃する必要がある(1つのヘリ標的と1つの武装ピックアップ)。3組の乗員は全部で24の標的を打撃し、12周回る必要がある。

審判員が手を振って命令を下すのと共に、4つの競技参加隊伍の競技車両は同時に出発した。しかし4台の車両が遅れまいと先を争う局面はそれにもかかわらず非常に長くは維持され得なかった。競技開始たった18秒後には、各競技参加車両が戦車橋を通過する時、中国戦車はすでに第2位のキルギスタン戦車に先んじること車体1つ分で、「洗濯板ロード」を過ぎ終わる時、96Bはすでにその他の3両の戦車にはるかに先んじ、その後ずっとリードを保持した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「リレー競技は4台の車両の同時始動で、鑑賞性がずっと強い」)

しかし準決勝戦は決勝戦同様、決して単一の競技の勝者が決勝に進むのではなく、全部の隊伍の競技が終わった後に総成績を比較し、上位4位が決勝戦に進む。中国チームの主要な競争相手はその他の競技場のロシア、ベラルーシ、カザフスタンなどの強いチームで、このためこの競技で中国チームは努力してより良い成績を出すことが必須だった。

(頑住吉注:次の2つはキャプションです)

中国車両組は率先して戦車橋を越えた

ぶっちぎり

リレー競技の中で各競技参加戦車が相互に妨害するに至らないことを保証するため、各チームは異なる順番をもってそれぞれの射撃種目に入った。中国チームの競技プロセスは第1周目で高射機関銃標的射撃を行い、第2周目で並列機関銃射撃、第3周目には射撃項目はなく、第4周目で側面に向けた動対静主砲射撃というものだった。小グループ競技と異なるのは、リレー競技の中の高射機関銃射撃と並列機関銃射撃はいずれも複数の標的を射撃する必要があることで、このため弾薬の複数目標間の分配が極めて重要である。

中国チーム第1車両組は第1周目の高射機関銃標的の中で1つの命中しか取得せず、第2周目の並列機関銃標的には2つ命中したが、最後の1周の主砲射撃の中でのパフォーマンスは安定し3発全部命中し、32分46秒のずば抜けた成績をもって最も先に第1組の競技過程を完成した。第2位のアゼルバイジャン組に先んじること7分14秒だった。

比較すると中国チーム第2車両組の競技はスムーズとは評価できず、第1周目の高射機関銃標的射撃の中でヘリ標的に命中したが、ピックアップ標的には命中できなかった。ライブ中継の画面はヘリ標的の命中を指示する火炎装置に故障が発生し、標的区域一面に煙が漂うのをはっきり示し、ロシアサイドのビデオカメラさえもピックアップ標的を探し出せず、このことがあるいは中国チームの射撃に影響したのかもしれない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「煙火装置に故障が出現し、標的区域は一面に煙が漂った」)

その後、中国戦車は罰としての停止1回を判定され、ロシアサイドのライブ中継信号が不安定だったため、観衆は今回の罰としての停止の原因を知ることができなかった。罰としての停止後に戦車は改めて始動加速する必要があったため、遅延の時間は射撃で命中せずの罰としての周回に比べやや多かった可能性がある。

中国チームの第2車両組は圧力に耐え、続く競技の並列機関銃射撃と主砲射撃で3発全部命中の好成績を取得した。

(頑住吉注:次の2つはキャプションです)

中国第2車両組が罰としての停止中

砲が轟き標的が落ちる

だがまさに第2車両組が競技を完成するまでの距離たった半周に満たないという時、疾駆する中国戦車はそれにもかかわらず突然に停車し、その後中国チームの予備車両が直ちに出発し交代した。競技のビデオを根拠にすると、中国戦車は決して動力を失ってゆっくりと停止したのではなく、能動的にブレーキをかけて停止しており、連続的な高い負荷の運行が原因でエンジン過熱をもたらし、やむを得ず予備車両を動員したという可能性がある。

(頑住吉注:次の2つはキャプションです)

中国戦車が急ブレーキで停止

予備車両が直ちに始動

車両の交換後、中国チーム第2車両組は迅速に競技を完成させ、罰としての停止と車両交換を経たので、彼らが競技を完成したタイムは1時間7分44秒で、第1車両組に比べ3分間あまり遅かった。だが中国チームは第2位のアゼルバイジャンに比べての先んじた優勢はさらに11分2秒まで拡大した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「2組の乗員が迅速に交代する」)

中国チームメンバーは迅速に車両組交代を完成した。第3車両組は出番が来るやすぐに高射機関銃標的全部命中の好成績を取得した。だがすぐに中国チームはある「危険な状況」に直面した。すなわち、中国戦車が前に向け疾駆する路上で、キルギスタン戦車が何とバックしつつあり、戦車の操縦員は後ろ向きの視野がないため、この種の行為は相当に危険である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「路上の真ん中でバックするのは何故だ‥‥」)

だが第3車両組のその後の発揮は非常に良かったとは評価できず、並列機関銃射撃部分では用いた時間が長すぎただけでなくしかも1つの標的への命中しか取得しなかった。その後また不明の原因ゆえに罰として1回停止させられた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「第3車両組が罰として停車中。罰として停車の時は操縦員の視察窓を遮ることを担当する1名の審判がいる」)

最後の1周で中国車両組は動対静主砲射撃を行う必要があった。今回の競技の中で中国チームはこれまで15発の主砲全部命中の記録を保持していた。遺憾なことにこの記録は17発まで維持されただけで終わった。第3車両組最後の1発の主砲射撃は命中せず、1時間43分38秒のタイムをもって競技を完成した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「競技完成後、競技参加乗員は観衆に向け敬礼した」)

この競技の中で、キルギスタンチームのパフォーマンスは相当に「奇妙」で、本来小グループ競技でこのチームのパフォーマンスは素晴らしかった。しかし初の準決勝戦の中ではそれにもかかわらず連続してドジを踏み、第1車両組の8つの目標のうち命中は並列機関銃標的1つだけで、第2車両組のバック行為は主砲射撃部分で標的が発見できず、射撃区域に戻って重ねての射撃を企図したのかもしれない。最終的にこのチームは競技を完成できずと判定された。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「競技のタイム成績、ランキングは中国、アゼルバイジャン、イラン、キルギスタン(競技未完成)」)

審判団の一晩の調整を経て、中国チームは小グループ競技の中で同様に車両交換したロシアチームのように車両交換の所要時間を差し引かれなかっただけでなく、逆に2分35秒が加えられ、最終的な成績は1時間46分13秒で、2017年決勝戦の中の最終成績1時間46分50秒よりやや良かった。今回の競技の中で、ロシア、ベラルーシ、カザフスタンなど伝統的に強いチームのパフォーマンスは相当にずば抜け、もし第2線の強いチームであるセルビア、モンゴル、アルメニアなどにまた出色の発揮があったら、中国チームの現在の準決勝の成績はきっと上位4位に入って決勝に進むことが決して保証できない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「競技後発表された最終成績」)

予見できるのは、ホスト国ロシアチームと直接競争することになるため、中国チームはリレー競技の中での成績がより多くの変数に直面することになる、ということである。だが96Bに換装してたった1年だけで、今年初めて競技に参加する解放軍76集団軍某合成旅団車両チームにとって、競技参加の主要な意義は決してホスト国との勝負ではなく、自身との競技かもしれない。彼らにその後の競技の中でより良いパフォーマンスがあることを祈る。やはりあの言葉、友情第一、競技第二である。


 今年は最後まで報道が規制されず、決勝戦の結果も出ているので後日紹介します。前ほどではないようですがやはりホームタウンディシジョン的な傾向は見られるらしいですね。














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