第3隻目の中国国産空母はもう着工されたか

 まあいずれにせよ時間の問題でしょうけどね。

http://military.china.com/important/11132797/20170526/30573657_all.html#page_2


香港メディア、第3隻目の空母はなお未着工かもしれない、とする 専門家は異なる視点を持つ

香港の「南華朝刊」は25日、「中国はなぜ今に至るも次の空母をまだ建造していないのか」と題して報道し、最近ネットに中国第2隻目の国産空母がすでに建造に着工されたと伝わっているが、内情を熟知する専門家は、蒸気カタパルトを採用する国産第一世代002型空母はなお未着工で、現在まだプロジェクト論証段階にある可能性があると考えている、とした。だが、「グローバル時報」のインタビューを受けたある関係者はこれに対し異なる視点を持つ。

香港メディアは、最近ある人がネット上に大連造船工場内のいくつかの巨大船舶の構造部品の画像を晒し、国産002型空母がすでにこの工場で着工されているとの噂を迅速に引き起こしている、とする。この前にもネット上には002型空母がすでに2015年3月に上海の長興島に位置する江南造船工場で建造に着工されていたとの説があったが、迅速に事情を知る人物によって否認され、何故なら今に至りすでに2年あまり過ぎ去っているが、江南造船工場内には巨大船舶の構造部品は見られず、増してや噂の中の空母の形跡はないからだという。

香港メディアは、002型空母が大連造船工場で着工されている可能性は高くない、と考える。まず、これは中国国防工業の競争の伝統に符合しない。文章は知遠戦略・安全保障業務研究所のある専門家の話を引用し、長期にわたり、中国政府はずっと多くの装備メーカー相互に良性の競争をさせる伝統を維持しており、目的は「鶏卵を1つのかごの中に入れる」の危険を避けることだ、とする。大連造船工場は「ワリヤーグ」号をリニューアルし遼寧艦に完成させた、および初の国産空母を建造した豊富な経験を持つが、将来的にもこの工場だけがあらゆる空母を建造する可能性は高くない。その次に、これは政治、技術および安全の要求にあまり符合しない。

この専門家は、002型が一体通常動力を採用するのかそれとも原子力動力なのかは現在依然定まった論がなく、定型し着工される可能性はあまりない、と指摘する。

文章はさらに軍事専門家である李傑の話を引用し、空母は中国の遠大な国防計画に関わる戦略武器であり、数社の企業にはいずれも国産空母を建造する能力があり、各方は激烈に競争中だが、結局のところ空母プロジェクトの建造費用は数百億にも達し、現地のGDPの成長を牽引して顕著に動かすことができるのだ、とした。

ある状況を理解する関係者は「グローバル時報」記者に、中国が大型でハイエンドの武器を研究開発する規律は使用一世代、生産一世代、事前研究一世代、であり、これにより判断すれば中国軍はとっくに第2隻目の国産空母の研究開発作業に着手している、と教えた。彼は分析し次のように考える。まず、初の国産空母は過渡的な機種で、現代の高度科学技術条件下での海上局地戦争に完全には適応できない。次に、空母建造の期間から見て、1隻の空母が竜骨を敷設してから、進水、就役まで、5、6年の時間を必要とする。もし現在まだ第3隻目に着工していなかったら空母就役の空白期が出現する可能性があり、これは明らかに中国の現在の海軍戦略と海上の実際の需要に符合しない。このため我々には、中国は初の国産空母を建造するのと同時に、すでに第2隻目の国産空母の準備作業を開始していると信じる理由がある。

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参考情報ネットの報道 香港の「南華朝刊」ウェブサイトは5月22日「なぜ中国は依然アメリカを打ち破って全世界で最も強大な海軍になれないのか」との報道を発表して、軍事専門家は、中国は最終的にアメリカのすぐ次、世界第2の空母大国になるが、その空母戦闘群の機クルー人員の数は依然国際基準よりはるかに少ないとしている、とした。

中国海軍専門家の李傑は、「空母は定期的に大規模な維持保護を行う必要がある。もし公海で航路護衛任務を完成させ、国家利益を維持保護しようとすれば、中国は4つ以上の空母戦闘群を持つべきである。」と語る。

李傑は、「単独1隻の空母は1つの戦力にはなり得ず、何故ならそれはその他の戦闘艦と1つの戦闘群を組成し、同時にその他の戦闘艦がそのために保護を提供する必要があるからである。」と語る。

アメリカ海軍はアメリカおよび海外の海軍基地に全部で10の活発な空母戦闘群を持つ。だが中国には遼寧艦という一隻の通常動力空母しかなく、それはソ連のクズネツォフ級空母から改装されて得られたものである。

4月26日、中国第2の空母が進水し、これは初の中国本土で設計および製造された空母で、3年内に就役する予定である。

李傑は、正式な空母戦闘群は4,500〜5,000名の船員を必要とする、と語る。このため中国の2隻の空母が全面的に運用される時、約1万名の船員が必要となる。

中央テレビ局が3月に放送した記録フィルムによれば、海軍当局者が遼寧艦の運用を開始した時、彼らは非常に大きな挑戦に直面した。19の民族由来の2,000名あまりの船員を指揮することである。

李傑は、10の活発な空母戦闘群と、100年あまりの経験のある組織機構を持つアメリカ海軍との比較で言えば、中国の船員はまだ「幼稚園児」である、と語る。

アメリカ海軍は全面的な艦載航空作戦システムを建立済みで、これには全天候状況下での高密度飛行機発着が含まれ、あらゆる船員の名簿および全空母戦闘群内の各軍艦の協調、調整を持つ。

遼寧艦に作用を発揮させるため、中国はすでにアメリカ空中勤務人員操作システムの多くの部分を複製しており、これには飛行甲板の飛行機チームのために設計されたカラーの制服、および着艦指揮官、制動装置機械官およびその他の機クルー人員のゼスチャー言語が含まれる。

李傑は語る。「一定数の合格した艦載戦闘機飛行員および着艦指揮官、制御誘導装置機械官およびその他の機クルー人員を要養成することは、陸上で戦闘機飛行員と空中勤務人員を訓練するのに比べずっと困難である。何故なら空母甲板の飛行機滑走路の長さは陸上飛行機滑走路の1/10でしかないからである。」

彼は語る。「空母のハードウェアは全天候の作業によって迅速に完成でき、建造技術を掌握する必要があるだけである。だが、人員の養成訓練には非常に多くの経験が必要で、時間の推移によってのみ累積できる。」

遼寧艦が海軍に装備されて以来、中国海軍はすでにそれに対し試験航海を行っている。去年末、この艦は初めて西太平洋で全面的な「遠海海域」配備を行った。

今回の操縦は艦載機飛行員が機を操縦して南中国海上の動揺する甲板で発着および降着することが要求され、彼らは目視ではなく飛行機器の提供するデータを根拠に着艦したのである。

中国メディアの報道によれば、南中国海の訓練は遼寧艦の飛行員が夜間飛行技術を迅速に掌握するのを助け、これは全天候行動の中で熟練したものに変わる第一歩である。

軍事視察員の黄東(音訳)は語る。「中国三大艦隊の操作システムは何十年来ずっと革新されつつあり、現在までその初の空母戦闘群(訓練システム)は軍上層部が出した異なる(訓練)任務に基づく臨時戦闘群を形成済みである。」

彼は、中国海軍は今後より多くの固定されまた常備された戦闘群を建立し、船員が戦術に対する理解を深化させることができるようにさせる、と語る。


 「とっくに第2隻目の国産空母の研究開発作業に着手している」、「すでに第2隻目の国産空母の準備作業を開始している」のとまだ実際に着工されていないのとは矛盾せず、結局どうなのかいまいち分かりませんが。


















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