ロシア、10万トン級原子力空母を建造か

 そういう状況なのかと疑問にも思いますが。

http://military.china.com/jszmt/02/11173748/20161214/30078445_all.html#page_2


遠洋海軍の夢再燃:ロシア10万トンの原子力空母を建造せんとす

2000年12月、ロシア大統領プーチンが海軍を再興させ新たな空母を建造しようと提示した時、ロシア海軍は質を重視し数は求めず、「クズネツォフ海軍元帥」号空母をベースとして新世代空母を設計建造することを決定した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシア大統領プーチンがロシア海軍を視察」)

プーチンの要求に基づき、2006年からロシア海軍は即研究討論に着手し、新たな空母の研究開発計画を論証した。ロシア海軍内部の情報によれば、新たな空母は現役の「クズネツォフ海軍元帥」号に比べより先進的で、かつ新型艦載戦闘機を配備することになる。2007年5月末に行われた海軍科研・工業部門指導者会議は新たな空母の建造を決定し、この後ロシア海軍は続々と空母建造基地、科研基地、空母基礎施設および駐屯地の経済発展などの方案のシステム論証を完成させ、かつ最終的に2012年に排水量6万トン前後の中型空母建造計画を提出した。計画の中では、ロシア海軍新型空母の最終設計方案は2017年までに準備を完了し、初の空母は2023年に進水し、2027年までにひとまず2つの空母艦隊を編成し、北方艦隊と太平洋艦隊にそれぞれ1つ配備するとされている。同時に、ロシア海軍新型空母航路護衛艦隊はミサイル巡洋艦、新型ミサイル駆逐艦、新型多機能潜水艦、護衛艦、上陸艦そして保障艦艇など約15隻の艦艇によって組成され、空母打撃群が北極地域に位置する時は保障艦艇の中にさらに砕氷船が配備されることになる。将来ロシア海軍は全部で4つの空母艦隊を編成する計画で、あらゆる空母艦隊の就役後、ロシアの世界の大洋の利益を確保することになる。

だが経済およびロシア海軍内部の論争などの原因ゆえに、ロシア海軍新型空母計画は一度停滞した。ずっと後の2015年になってサンクトペテルブルグの「国際海軍装備展-2015」で、ロシアのクルイロフ国営科研センターが初めてその設計した23000Э型「暴風」級多用途大型空母の寸法の大きな模型を展示した。この後、ロシア海軍上層部も相次いで大型空母方案に対し声を発し、ここに至りロシア海軍新型空母はついに水面に浮上した。「暴風」級空母は多種の新型艦載機を配備し、ロシア海軍の遠洋作戦能力を大幅向上させることになる。アメリカの「国家利益」誌はまだ建造に着工していない「暴風」級空母をロシア海軍の将来最も殺傷力を持つ武器に列し、それを「モスクワの公海略奪者」と称した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシア海軍のシンボル『クズネツォフ海軍元帥』号空母」)

新型空母の基本性能

23,000Э型「暴風」級多用途大型空母は排水量が9〜10万トン、全長330m、全幅40m、喫水11m、最大航行速度30ノット、巡航速度20ノット、航続力120昼夜、人員4,000〜5,000人、6〜7級の波の時スムーズに任務が完成できる。動力システムは原子力動力で、РИТМ-200核反応炉が装備される可能性が極めて高く、このタイプの核反応炉は22220型原子力動力砕氷船「北極」号で適用性検査が行われることになる。

新型空母の艦載機および武器システム

展示された模型によれば、新型空母の艦載機集群は80〜90機の各種飛行機からなり、T-50およびミグー29K型戦闘機、遠距離レーダー早期警戒機、Ka-27型ヘリが配備できる。ロシア海軍装備副総司令ヴィクター ブースクは、ロシア海軍の新型空母はさらに無人機の装備を計画している、とする。新型飛行甲板は2つの普通の甲板と2つの電磁カタパルトを含み、艦載機のスムーズな発進が保障できる。防空システムは4つの垂直発射対空ミサイルシステムからなり、空母上にはさらに対魚雷システム、一体化センサー装置、アクティブフェイズドアレイレーダーなどの近代化された武備が装備される。構想によれば、ロシア海軍新型空母は主に遠海および遠洋地域で行動を展開し、非常に高い総合作戦能力を持つことが要求され、特に未来の戦争に適応する技術戦術性能を持ち、海上および地上目標に対し打撃が実施でき、艦艇集群の防空および作戦の安定性を保障し、かつ航空降下に対し支援を実施する必要がある。

新型空母の建造、装備のタイムスケジュール

「2050年までのロシア海軍艦艇建造計画」によれば、ロシア海軍は2021〜2030年に新型空母を大量建造する計画である。2015年6月22日、ロシア軍事工業総合体の消息筋の人物は、ロシアの将来の空母の建造は2025年以後に開始され、現在空母の外形を確定する段階にある、と明らかにした。ロシア海軍の装備業務を担当する副総司令ヴィクター ブースクは「モスクワエコー」放送局の番組の中で、ロシア海軍は2030年以後に初の新型空母を受領することになる、とした。その時、ロシア海軍は改めて世界の大洋を縦横に駆けめぐることが定まる!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:ロシアの未来の空母方案の1つ」)

新型空母開発に関する異なる声

近年来、ロシア上層の政府や軍の当局者が初めてこのように密集して新たな空母開発を口にする挙動は人の耳目を震わせ、ロシアが新たな空母を開発する確固たる決意を充分に見せつけている。だが、ロシアが今後何年か以内に空母を開発する可能性は高くないと考える専門家もいて、原因は以下の通りである。第1に、ロシア経済は長年急速な発展を保持しているが、国際的舞台の上では、その経済力と総合国力はいずれも当時のソ連とは同列に論じ難く、特に現在アメリカやヨーロッパが手を携えてロシアに対し経済制裁を実施しており、ロシア経済の実力が資金消耗の巨大な空母工程を担い得るか否かは人を疑わせる。第2に、ソ連時代かつて一連の空母を建造したことはあるが、関連技術の研究開発作業は継続されておらず、とっくに長年棚上げとなっている。もしロシアが空母を開発しようとすれば、ほとんどゼロから開始するのと同じである。また、ソ連解体後にもたらされた人材流出、技術設備の老化、生産水準の低下などの要素は依然ロシアを困らせている。

ロシア海軍の空母開発の道は曲折に満ちており、現在でも経済、技術など多重の困難に直面しているが、ロシアのような「尚武」な国にとって、空母のような戦略投入武器はきっとその軍事力発展計画の中の重要中の重要事であり、ロシア海軍が遠洋に再帰したければ、近代化された新型空母は装備することが必須でもあり、我々を刮目して見させる!


 例えばT-50はまだどうなるか分からず、改造して艦載機に適するかどうかも不明ですし、どうも現実的にできることより理想の中の強大なロシアならこういうものを持つべき、という話でしかないような気もします。

















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