各国の歩兵戦闘車を比較

 日本のも登場します。

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中米ロ日の六大トップクラス装軌式歩兵戦闘車のディテールを対比

360度の視角でロシア軍のT-15大型歩兵戦闘車を近くから見る

5月9日、ロシアはモスクワ赤の広場で盛大な閲兵式を挙行し、かつ多くの新型陸戦武器を展示した。この中にはT-15大型歩兵戦闘車とクルガン人-25中型歩兵戦闘車があった。この2種の戦闘車両はいずれも元々のソ連スタイルの設計を放棄し、全面的に西側の設計理念に方向転換している。

(頑住吉注:2ページ目)T-15大型歩兵戦闘車

このうちT-15は主に未来の戦場でT-14メインバトルタンクとコンビネーションして平原進攻作戦あるいは市街戦を発動するためのものである。元々のBMP系列戦闘車は、防御能力が深刻に不足し、人員の損失が大きすぎるという結果をもたらし、すでにこの重任を担えない。

(頑住吉注:3〜8ページ目)T-15大型歩兵戦闘車のディテール写真

(頑住吉注:9ページ目)中国のVN-12大型歩兵戦闘車

2014年の珠海航空展では、中国の新たなVN-12大型歩兵戦闘車も目を引いた。

(頑住吉注:10〜16ページ目)中国のVN-12大型歩兵戦闘車のディテール写真

VN-12は世界先進レベルを持つ歩兵戦闘車で、機動性が高い、火力が強い、防御能力が卓越しているなどの特徴を持ち、動力システムにはDeutz8気筒エンジンを採用し、最大出力は440KWに達し得、VN-12に満ち足りた動力を提供することができる。

(頑住吉注:17ページ目)ロシアのクルガン人-25戦闘車

クルガン人-25戦闘車も古いBMP系列戦闘車に取って代わるためのもので、2種のタイプに分かれ、1つは戦闘重装備型で火力が強大な30mm砲塔を配備し、かつ対戦車ミサイルを搭載する。もう1つは大口径機関銃の遠隔操作砲塔のみ装備し、主に戦場の人員輸送任務を担当する。2種のタイプはいずれも厚く重い付加装甲を追加装備しており、有効に人員の生存力を高めることができる。

(頑住吉注:18〜26ページ目)ロシアのクルガン人-25戦闘車のディテール写真

(頑住吉注:27ページ目)中国の04A歩兵戦闘車

ZBD04式装軌式歩兵戦闘車は我が国が86式歩兵戦闘車に続いて自主研究開発した第2世代装軌式歩兵戦闘車である。

(頑住吉注:28ページ目)中国の04A歩兵戦闘車のディテール画像

ZBD-04型歩兵戦闘車は我が国が自ら研究開発した装軌式シャーシを採用し、エンジンを前置きし、中央部は砲塔、後部は乗員室で、7名の歩兵を搭載することができる。車体にはアルミ合金材料を採用し、全溶接車体で、車両全体の重量が比較的軽く、流線型が比較的良い。車体前部装甲の傾斜角度は比較的大きく、比較的良い防弾外形を持つ。車体の外形は比較的高くて大きく、車体前部下方に大型防波板が装備され、車体後部ゲート下方両側には2つのウォータージェット推進器のノズルを持ち、比較的良い浮かんで渡る性能を持つ。

(頑住吉注:29ページ目)中国の04A歩兵戦闘車の内部写真

この車両は中国の装軌式装甲輸送車/歩兵戦闘車に一貫する設計のスタイルを継承している。すなわち、前下部装甲と前上部装甲に車体前端で楔型を呈させ、前下部装甲は大きな傾斜角をもって内側に傾斜し、前上部の装甲は小さな傾斜角をもって内側に傾斜し、車長のいる砲塔ターレット前部までずっと延びている。車体前部には寸法の大きな機械昇降式防波板があり、平時は前下部装甲に密着して収納され、水上機動を行う前に液圧機械装置に頼って防波板は起こされる。この車両の頂部は水平で、砲塔後方の乗員搭載室の頂部は後下方に向け傾斜している。車体両側はまっすぐに切り立ち、それまで普通だった内向きに傾斜したスタイルを一変させた。車体尾部は垂直で、伝統的な右開きの尾部ハッチがある。

(頑住吉注:30ページ目)中国の04A歩兵戦闘車のディテール画像

ZBD-04の動力室のレイアウトはむしろ西側スタイルに近い。右側は3つのタンデム式に装備された矩形の放熱器で、左側は寸法が大きな正方形の動力室カバー板1枚で、動力室後端の砲塔基部は一多空組合式(頑住吉注:意味不明で検索しても経済ニュースしかヒットせず)エンジン吸気濾過器である。操縦室は東側スタイルを帯びたタンデム式2人レイアウトで、ハッチには伝統的な楕円形ヘルメット式左開きのハッチを採用している。その前のスペースのハッチ前面には3つの扇形を呈して分布した視察潜望鏡が装備されている。その後ろのスペースの車体左側には側面を見る視察窓が1つある。

(頑住吉注:31ページ目)中国の04A歩兵戦闘車の内部写真

この車両の砲塔は濃厚なロシアの色彩を帯び、前中央位置には並列の武器グループが装備され、主砲は100mm低圧ライフル砲1門で、その右側の30mm機関砲は主砲と剛性の連結がなされ、その左側には並列に7.62mm車載機関銃1挺が装備される。砲塔側面の付加装甲スチール板上にはそれぞれ1組の3連装煙幕弾発射器が装備される。砲塔は2人構造で、BMP-3歩兵戦闘車の砲塔のレイアウトにならって、車長は右、砲手は左である。

(頑住吉注:32ページ目)中国の04A歩兵戦闘車のディテール画像

04式歩兵戦闘車の単一車両の火力性能は遭遇した戦車、装甲車両、恒久構築物や生体戦力を含む各種ソフト・ハード目標に対応できる。(頑住吉注:以下37ページまで「〜内部写真」、「〜ディテール写真」のキャプションのみです)

(頑住吉注:38ページ目)日本の三菱89式歩兵戦闘車

三菱89式歩兵戦闘車(英語:Mitsubishi Type 89 IFV 日本語:はちきゅうしきそうこうせんとうしゃ)は日本の陸上自衛隊が戦車とセットで使用する歩兵戦闘車で、武器と装甲を兼ね備えて開発に成功した日本初の歩兵戦闘車、および第3世代の装甲車である。1980年に三菱重工が本車の研究開発を開始し1984年までに試験車が開始され(頑住吉注:変ですけど原文がおかしいせいです)、技術試験・実際試験完成後1989年に就役した。

(頑住吉注:39ページ目)日本の三菱89式歩兵戦闘車のディテール写真

陸上自衛隊の歩兵は皆、普通科の「装甲戦闘車」と呼ぶ。陸上自衛隊隊員の間ではFighting Vehicle、略称FVが使われることもある。

(頑住吉注:40ページ目)1989年、日本の陸上自衛隊は89式歩兵戦闘車の調達を開始し、価格が非常に高いため大規模生産はできなかったが、それでも調達数は徐々に増えつつある。計画によれば、20世紀末には日本の陸上自衛隊のために300両を超える89式歩兵戦闘車を量産し、基本的に需要を満足させることができる(頑住吉注:よくあることですが、この内容はこの記事のために新たに書かれたものではなく昔の記事の流用ですな)。

(頑住吉注:41ページ目)89式歩兵戦闘車の主要な武器はスイスのエリコン社が生産するKDE35mm機関砲で、スイスによって直接技術が提供され、日本によって自らライセンス生産される。この砲は日本の87式自走高射機関砲およびL90牽引式高射機関砲に使用されるKDA35mm機関砲と同一の系列に属し、重量を軽減するのと同時に、発射速度も毎分200発まで下げており、砲身はL90で、重量は51kg(頑住吉注:いや35mm機関砲がそんなに軽いはずないでしょう)、地上目標に対する射撃ができるだけでなく、さらに対空射撃ができるが、有効な照準装置が配備されていないため、自衛作戦のみに限られる。

(頑住吉注:42ページ目)89式が装備する機関砲の口径はアメリカのM2A2「ブラッドレー」装軌式歩兵戦闘車の25mm機関砲やイギリスの「ウォリアー」歩兵戦闘車の30mm機関砲より大きい。口径はより大きく、火力はより猛烈だが、バースト射撃が行えず、しかも安定機構が配備されておらず、行進間射撃を行うことはできない。現在89式の35mm機関砲の口径を超える車両は非常に多く、例えば40mm機関砲を装備するスウェーデンのCV9040歩兵戦闘車や本国でコピー生産したスウェーデンの40mm機関砲を装備する韓国のNIFV歩兵戦闘車で、さらにロシアのBMP-3歩兵戦闘車は100mm砲と30mm機関砲を同時に装備している。

(頑住吉注:43ページ目)日本の三菱89式歩兵戦闘車が装備する79式対戦車ミサイルランチャー

35mm機関砲が使用できる弾薬の種類には焼夷榴弾、曳光弾、徹甲榴弾、サボ付き徹甲弾の4種があり、榴弾の初速は1160m/s、サボ付き徹甲弾の初速は1385m/sである。装甲貫徹威力はサボ付き徹甲弾使用時、400mの距離で70mm、1000mの距離で40mmである。機関砲で戦車と正面からの交戦を行うのは明らかに極めて困難だが、もし軽装甲車両相手の作戦なら優勢な地位を占められる。89式歩兵戦闘車の任務を根拠に、この車両はさらに砲塔左右両側に装備した79式対戦車ミサイル(重MAT)を発射することができ、これは川崎重工によって研究開発され、戦車を攻撃することができるだけでなく、上陸艦船の撃破に用いることもでき、全長1.57m、直径153mm、飛行速度は200m/sである。ミサイルの有効射程は4,000m以上で、制御誘導方式は有線半自動照準ライン指令制御誘導方式で、欠点もまた火を見るよりも明らかである。射手が絶え間なく目標を照準する必要がある。79式対戦車ミサイルの使用は、89式歩兵戦闘車に対戦車能力を持たせた。しかし、このような戦闘は装甲防御力が薄弱な89式歩兵戦闘車にとって自衛的、応急的なものでしか有り得ず、積極的主導的なものには絶対になり得ない。

(頑住吉注:44〜48ページ目)日本の三菱89式歩兵戦闘車のディテール写真

ペリスコープは昼間に使用でき、そのうち1つはパッシブ夜視鏡に交換することもできる。操縦員の位置の上方には回転可能なペリスコープが1つある。89式歩兵戦闘車の基本レイアウトは比較的伝統的なもので、車体前部左側は動力室、右側が操縦室で、砲塔は車体中部に位置し、車体後部は人員搭載室である。操縦室には右向きに開くことができるハッチがあり、操縦員前方に3つ配置されている(頑住吉注:最後の部分はペリスコープか何かの記述が紛れ込んだものでは)。

(頑住吉注:45ページ目)89式歩兵戦闘車の車体、砲塔は装甲板を溶接してできており、小火器および砲弾の破片の攻撃を防御できる。成形炸薬弾に対応するため、車体前部と砲塔にはスペースドアーマーが採用され、車体側面には普通の材料を用いて作られた非常に薄い側面スカート板が装備され、側面スカート板の前後には4つの足をかける開口があり、メンバーの乗降に便利である。車体の外形には傾斜式設計を採用し、もってより良い防弾効果を生じさせ、前部上の装甲の斜面は非常に低くかつ平滑で、前部の車体頂部中央には動力伝動装置に用いる検査窓が設置され、左側には冷却用空気の進入口がある。前部下の装甲の傾斜角度は比較的小さく、左右の泥除け板には前部ライトが装備され、これには方向指示機、白熱灯、赤外線ライトが含まれる。車体前部左側にはブラインド式エンジン排気口があり、隣り合った位置には空気取り入れ口があって中間冷却器とタービン増圧機の使用に供する。右側の操縦室の前後には操縦員と副班長の座席が設置されている。操縦員用ハッチには3つのペリスコープが装備され、副班長用ハッチのところには2つあり、後者の座席右側にはさらに車体斜め前方に向け射撃するガンポートが設置されている。

(頑住吉注:46ページ目)89式歩兵戦闘車の武器配置はその相対的に特殊な運用思想によって決定されたものである。当時、北海道に深刻に脅威を与えていた旧ソ連の装甲部隊が配備するBMP-1歩兵戦闘車およびBMP-2歩兵戦闘車に対抗するため、89式歩兵戦闘車はその主旨がBMPへの対抗にある武器システムを選択した。作戦対象が採用する武器が73mm低圧砲(BMP-1)および30mm機関砲と対戦車ミサイル(BMP-2)であることを考慮すれば、89式歩兵戦闘車は最も良い車両と呼べるかもしれない。

(頑住吉注:49ページ目)アメリカのM2「ブラッドレー」歩兵戦闘車

1978年12月、FMC社は米軍に向け2両のXM2サンプル車を引き渡し、その他の6両は1979年3月に完成した。同年12月、XM2とXM3は正式にM2型およびM3型と命名され、また「ブラッドレー」(Bradley)戦闘車と総称された。第1ロットの生産型車両は1981年5月に引き渡し、使用がなされ、1983年3月にM2型が正式に米軍に装備された。

(頑住吉注:50ページ目)アメリカのM2「ブラッドレー」歩兵戦闘車のディテール写真

この車両の車体はアルミ合金装甲の溶接構造である。車体前部上の装甲と頂部の装甲にはアルミ合金が採用され、砲塔前上部と頂部、車体前部下の装甲はいずれもスチール装甲で、側面部分の傾斜装甲にはアルミ合金が採用され、車体後部と両側の垂直の装甲はスペースドアーマーである。スペースドアーマーは外から内側に向かって、第1層目は6.35mm厚のスチール装甲、第2層目は25.4mmの間隙、第3層目は6.35mm厚のスチール装甲、第4層目は88.9mmの間隙、最後の1層は25.4mmのアルミ装甲裏板で、全部の厚みは152.4mmである。車体底部の装甲には5083アルミ合金が採用され、その前部1/3には1層の9.52mmのスチール装甲が吊り下げ装備され、もって地雷を防ぐのに用いる。全体の装甲は14.5mm銃弾や155mm砲弾の破片を防ぐことができる。

(頑住吉注:51ページ目)操縦員は車体前部左側に位置し、4つのペリスコープがあって、3つは前部にあり、1つは左側にある。中間の1つはAN/VVS-2スターライト操縦装置に交換できる。砲塔は360度回転でき、車両の中央右寄りに位置する。砲塔内で砲手の位置は左にあり、車長は右にいて、両者にはそれぞれ前向きに開く1枚のハッチがある。砲手には昼間・夜間合一照準鏡があり、夜間はサーモグラフィー装置を採用する。車長には光学中継モニター装置があり、拡大倍率は4倍と12倍である。また生産型の車両にはいずれも固定電源と予備昼間照準鏡があり、ひとたび昼間・夜間合一のメイン照準鏡が機能を失ったら、砲手あるいは車長の応急の照準使用に供することができる。砲手と車長いずれにも前方および側面の視察に用いるペリスコープがある。

(頑住吉注:52ページ目)主要な武器は25mmのM242チェーンガンで、俯角・仰角の範囲はマイナス10度〜プラス60度で、マグダネルダグラスヘリ(McDonnell DouglasHelicopters)社によって生産され、双方向単一ルート給弾が採用され、異なる弾薬の種類が選択できる。この砲はエリコン25mm砲弾も発射できるし、アメリカのM790系列弾薬も発射できる。これにはM791曳光教練弾が含まれ、単発も連発もできる。連発の発射速度には2種がある。1つは毎分100発、もう1つは毎分200発である。空薬莢は自動的に砲塔外に放出できる。現在研究開発中の新たな弾薬種類にはさらにXM919およびXM881という尾翼で安定し曳光機能があるサボ付き徹甲弾があり、後者は劣化ウラン弾芯を採用する。補助武器には7.62mmのM240C並列機関銃があり、主砲右側に位置する。車載武器にはさらにTOW式対戦車ミサイルがあり、ダブルチューブ箱型発射架を採用し、内部に2発が発射準備状態で装備される。

(頑住吉注:53ページ目)発射架は昇降式で、行軍時は砲塔左側に収納され、俯角・仰角の範囲はマイナス20度〜プラス30度である。このミサイルは3,750mの距離で相手方の装甲を撃破できる。砲塔旋回、武器の俯角・仰角の操作の便のため、ゼネラルエレクトリック(General Electric)社の砲塔駆動・安定システムが採用され、このシステムは武器にオフロード時の行進間射撃ができるようにさせる。全システムは砲塔位置決定・コントロール用の回転駆動アッセンブリー、武器位置決定・コントロール用の武器俯角・仰角駆動アッセンブリー、TOW式対戦車ミサイル発射架位置決定およびコントロール用の俯角・仰角駆動アッセンブリー、TOW式対戦車発射架の昇降装置、電子コントロールアッセンブリー、3つのジャイロ装置、砲手と車長用の各種計器、電気ケーブルなどからなる。

(頑住吉注:54ページ目)行動部分はトーションバー懸架装置である。両側に6つのダブル転輪、2つのシングル上部転輪と1つのダブル上部転輪があり、シングル上部転輪は単にキャタピラ内側の支持にのみ用いられる。キャタピラはシングルピン式で、交換可能なゴム製クッションがある。第1、第2、第3および第6転輪のところにはいずれも液圧減震装置がある。この車両は搭載人員7人で、1人は砲塔前部左側に座り、後ろを向く。1人は砲塔左側にいて、前を向く。1人は車体後方左側にいて、車内を向く。さらに4人が砲塔後方に位置し、2人は前を向き、2人は後ろを向く。車内の搭載人員は車両後方の踏み板式の大きなゲートから出入りし、ゲートは液圧装置を用いて操作される。大きなゲートの左側にはさらに小さなゲートがあり、もって応急の出入りに備える。人員搭載室頂部には1つハッチがあり、両側と後部にそれぞれ2つのガンポートがある。これぞれのガンポート上方にはいずれもペリスコープがあり、車内の歩兵の射撃に便利である。この車両は水上ではキャタピラで水をかいて推進する方式を採用する。

(頑住吉注:55ページ目)浮かんで渡る時、もし訓練を受けたことのある乗員によって操作されれば、車両の周囲の折り畳み式カバーは5分で即起こせる。この車両は付加装甲が吊り下げられている時には車両を重過ぎにさせ、浮かんで渡るのに影響する。浮かんで渡る性能を高めるため、車両両側のスカート板上に3つの空気嚢を増やすことが計画され、平時はアルミ装甲版で作られた箱の中に仕舞われる。浮かんで渡る前乗員によって車内から簡易ポンプによって空気が充填され、空気充填の所要時間は4分に満たない。浮かんで渡る時、あらゆる空気嚢は水中に潜り、もしあるものが小火器によって命中弾を受けても、さらに直ちに空気を充填し直すことができる。砲塔前部火砲両側にはそれぞれ1組の電気操作の煙幕弾発射器があり、1組ごとに4つである。またさらに熱煙幕放出装置と故障診断装置があり、前者はソ連戦車・装甲車両上のものに似ていて、後者はエンジン、伝動装置、電気設備、火力コントロールシステムの故障の検査に用い、もって遅れず排除するのに便とする。


 やはりメインバトルタンクのシャーシを流用したT15歩兵戦闘車は異色なわけですけど、今後どういう使われ方をし、どういったパフォーマンスを見せるか、また欧米先進国などに追随の動きが出るかどうかにも注目されますね。

















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