中国のステルス爆撃機を予測

 同じテーマの記事これまでも複数ありましたけど。

http://military.china.com/important/11132797/20130613/17887567.html


外国メディア、中国がステルス爆撃機を研究開発と推測

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ネットに中国のステルス爆撃機研究開発開始が伝わる」)

【アメリカの「外交政策」誌ウェブサイト6月11日の文章】 題:これが中国ステルス爆撃機の新設計方案か? (筆者 ジョン リード)

あなたが見たのは一部の人が推測する中国のステルス爆撃機の新設計方案である。あるいはこれは現在見たところ簡単な模型に過ぎないかもしれない。だがこうした中国の模型はこれまでずっと必ず実機に変わっている。もし今回もそうならご用心である。何故ならこれは中国人を非常に深く敵の地盤に浸透させ、しかも相手方は何が自分たちを襲撃したのか全く分からないかもしれないからである。

忘れてはならない。中国の殲ー31ステルス戦闘機および「利剣」ステルス無人機と極めてよく似た模型が展示会に現れてから2年にもならず、この2機種の実物大模型が去年にはもう姿を現したことを。

何種かの機種の混合体

この最新のステルス爆撃機は以下のいくつかの機種の混合体のようである。ロシアの設計したPAK DAステルス爆撃機の模型、同国のスホーイT-50機、およびアメリカのノースロップ飛行機社が設計したYF-23「ブラックウィドウ」戦闘機の原型機。

中国のこの飛行機にはどんな用途があるのか? この機は浸透性の爆撃機であり、敵のレーダーをかわし、巡航ミサイルを用いて敵サイドの基地や艦船を攻撃し、したがって敵を中国の海岸から遠く離させる目的を達成する、というものかもしれない。ある人はかつて、中国の殲ー20機(そのサイズは戦闘機としては非常に大きいと言える)こそこの用途であり、この機はF-111「アードバーク」戦闘機あるいはF-15E「ストライクイーグル」戦闘機に似ている、と推測した。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「アメリカメディアは中国の模型はこれまでずっといつも実機に変わった、と考えている。」です。)

だが、我々は殲ー20機が空対空ミサイルを搭載して試験飛行を行うのを見た。このことはこの機が高速迎撃機であり、ソ連のミグー25「フォックスバット」迎撃機およびミグー31「フォックスハウンド」迎撃機に似て、接近する爆撃機の撃墜に用いられるのかもしれない、ということを説明している。

中国のネット上のフォーラムは、新設計のステルス爆撃機は全長91フィート(約28m)、全幅72フィート(約22m)かもしれない、と言明している。これはアメリカやロシアのあらゆる戦略爆撃機(例えばB-1「ランサー」爆撃機あるいはツポレフ-22M爆撃機)と比べても小さいが、アメリカのF-15E戦闘機に比べればやや大きい。伝えられるところによれば、この機の作戦半径は2,000マイルに近くなる。

指摘しておくべきなのは、報道によればやや早い時期の、中国がロシアの設計したツポレフ-22M超音速爆撃機からなる機隊の編成に出資しているところだ、との説は事実に符合しない、ということである。

中国軍当局者はかつて、ツポレフ-22Mのような1970年代に設計された機を購入することには何の意味もない、何故ならアメリカのレーダーは非常に遠い場所から飛来するこの機を偵察、測定できるからだ、とさえ言った。このことは、人民解放軍海軍あるいは空軍はすでに、敵の接近を阻止できるステルス爆撃機を持つことが必須であると認識するに至っているのかもしれないことを暗示している。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「アメリカメディアは中国最新のステルス爆撃機は何種かの機種の混合体のようだと推測する」です。)

研究開発、配備に費やされる費用は巨大

有効な爆撃機部隊を研究開発し配備するのには多くの金と時間を費やす必要がある。これはステルス機を製造、購入するコストに止まらない。中国人は1つの完備された支持ネットワークを建立することが必須であり、これには維持修繕メンテナンス人員、機を駐機させることができる基地施設、大型の空中給油編隊が含まれ、しかもいかにして有効にこれらの機を利用するかを学習することが必須である。‥‥この点は最も重要かもしれない。

興味深いのは、上述の新設計方案によれば、そのエンジンの排気口はほとんど四角いということである。これは中国の現在のステルス機に使用されている伝統的な円形の排気口に比べステルス効果がより良い。これは中国が飛行機のエンジン設計というこの極めてチャレンジ性に富んだ領域において進歩を達成しつつあることを事前に示しているのかもしれない。このことは同様に、中国は非常に長い時間を過ごしてやっとこの種の機に必要な技術知識を持ち得たのだ、ということを説明しているのかもしれない。現在の報道は、中国はエンジン製造方面において依然前途が非常に長いことを指摘している。

戦闘力を形成するには依然時間を必要とする

この画像は単なる模型かもしれない。もしこれが本物でも、非常に長い時間を費やしてやっと威力を持つ爆撃機編隊を編成することができる。

航空業の諮問に従事するティールグループ社副総裁リチャード アブラフェイヤは語る。「機体の模型と設計図はネット上で間違いなく歓迎を受ける。だが現実世界はあまりこれらを重視しない。概念図を描くことと、ある機種を製造しかつ試験飛行することは全く異なり、生産に投入するのはなおさら言うまでもない。

(頑住吉注:これより4ページ目。画像のキャプションは「中国のこのような機は浸透性の爆撃機かもしれない」です。)

最も重要なのは航空界がどんどん機の中身に重きを置いていることだ。中国がこの機を生産したとしても、もしそれが中国のエンジンとシステムを使用することが必須で、しかも現有の技術を使用したら、これに非常に大きな意義があるとは私は肯定できない。これが未来の少なくとも何十年後でもやや力及ばずである。」

この任務に必要な大量の投資は中国軍にとってあるいは多すぎると言えるかもしれない。アブラフェイヤは言う。「中国の軍事予算がほとんど崩壊的速度で増長するのなら別だが、さもなければこのような任務はその他の設備購入およびシステム研究開発の重要な仕事に影響する可能性が高い。これにはその他の比較的別種で非対称性のより強いプロジェクトが含まれる。」

中国が今後何年かで1機のステルス爆撃機を飛ばしたとしても、中国が有効な作戦編隊を持つまでには依然時間を必要とする。だが、北京は決して複雑な戦略武器プロジェクトの展開を恐れない。この最も顕著な例こそ中国の空母艦隊建設に他ならない。これもまた多くの時間と金を必要として建造、維持メンテナンスされ、かついかにして戦略武器システムを有効に使用するかが学習されるのである。

(頑住吉注:5、6ページ目のキャプションは本文の一部を切り取ったものまたは要約なので省略。7ページ目)中国が自ら設計、生産した中国の轟ー6H爆撃機は遠距離正確打撃の「点穴」の名手と称するに耐える(頑住吉注:「点穴」は急所を突く、みたいな意味です。まあ本当はもっとトンデモ色の強い言葉みたいですが)

(頑住吉注:8ページ目)中国空軍の主力爆撃機轟ー6


 そもそも何を言っているの? 模型も何もただのチャチいCGでしょ、と思ったんですが、その後別のページがアップされ、

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-06-14/216711_2361216.htm#pic

 これのことらしいです。でもどこの展示会で展示されたものかとかは書いてないんですよね。

 噂のような全翼機ではないですね。ただステルス性を強く意識しているというのは分かります。模型が必ずかどうか分かりませんが高い確率でその後実機となって登場する傾向があるのは確かで、このような機が何年か後に実際に登場する可能性は高いと思われます。しかし文章にもあるように戦力化されるのは相当先でしょう。









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