原子力潜水艦関連3題

 まずインドの原潜関連です。

http://military.china.com/news2/569/20141216/19110202.html


インドメディア、インドは11隻の原潜を建造すると明らかに 中国との隔たりがはなはだ遠いことを認める

インド初の国産原潜「アリハント」号は間もなく航海試験を開始するが、インドメディアは15日こぞってこのため、本国が「世界第6の独立して原潜を建造できる国となった」と歓呼した。この潜水艦は研究開発から建造まで各種の困難を経てきたが、インドメディアはそれでも高度の楽観を保持している。「デカンクロニクル」は、インドは今後7年で5隻にも達する水中で弾道ミサイルが発射できる戦略潜水艦を建造する、とさえ言明している。

「インド時報」は15日、インド初の国産原潜は初めて広大な大洋に向かうことになる、とした。「今後何日かのうちにはもうこの排水量が6,000トンに達し、83兆ワットの反応炉を装備する潜水艦はヴィシャカパトナムの外海で航海試験を開始することになる。」 報道はこの原潜就役の意義を高度に評価し、それは他の2隻の姉妹艦と共にインドが夢にまで見た「三位一体」の核打撃能力を構成することになる、と言明する。「インドはとっくに『烈火』弾道ミサイルをメインとする陸上基地核威嚇戦力、戦闘爆撃機をもって投射する空中基地核威嚇戦力を持っているが、水中の核威嚇はそれにもかかわらず遅々として進展が獲得できなかった。どうであろうと、核兵器を搭載する戦略原潜は最も探知計測され難く、最も有効な核威嚇手段であり、これは中国の原潜のインド洋での活動が関心を集める原因でもある。」

説明によれば、原潜は一般に水中で核ミサイルが発射できる戦略原潜と、攻撃任務を執行する攻撃原潜に分かれる。原潜の建造難度は非常に高いので、技術的リスクを下げるために第1世代原潜は通常まず研究開発難度が相対的に低い攻撃原潜を研究開発し、反応炉や艦体設計の信頼性を確認した後、その艦体の上にミサイル発射コンパートメントを追加し、水中でミサイルを発射できる戦略原潜を構成する。しかしインドはまず戦略原潜を研究開発し、後に攻撃原潜を研究開発するという順序を採り、このことは水中核威嚇に対する渇望を示すのに足りる。

「インド時報」は、現在インドの原潜プロジェクトの進展はスムーズで、「アリハント」号が間もなく航海試験するほか、コードネームS-3の同型原潜が間もなく進水し、もう1隻も順調に建造中である、と明らかにした。「デカンクロニクル」は、インドは将来5隻にも達する戦略原潜を建造し、もって随時2隻の戦略潜水艦が戦備巡航任務を執行することを確保する計画である、と明らかにした。またインド海軍はさらにその他に6隻の攻撃原潜を建造する計画を最終決定している。

しかし、「アリハント」号の困難な建造過程は、外界に普遍的にインドの原潜計画がスムーズに進行できるか否かに対し疑いの態度を持たせている。ロシアの技術援助を得ているが、「アリハント」号は設計から進水までそれでも20年程度の時間を用いた。2009年7月にインド海軍が「アリハント」号進水を言明した後、外界は驚きいぶかることにこの潜水艦は何と潜水艦発射ミサイルと核反応炉を未装備であることに気付いた。「インド時報」は、この原潜専用に研究開発された小型化された反応炉は2013年8月に最も重要なカギであるフルパワーテストを完成させた、と明らかにした。ある海軍の消息筋の人物は説明し、これはインドが初めて建造したこのように複雑な艦艇であり、このため必然的に非常に長い時間が費やされるのだ、と語る。彼は例を挙げ、反応炉の安全を確保するため、インドの科研人員は非常に仔細かつ緩慢に試験を行い、毎日5%から10%の反応炉の出力しか上げず、しかる後にあらゆるパイプラインと機械全てに問題がないと全面的に検査した後、やっと継続して次の一歩の試験ができるのだ、と語る。

インドの「アジアの時代」ウェブサイトは15日、「アリハント」号の航海試験はまず一連の水上試験を完成させることになり、しかる後にやっと極限深度潜航、水中ミサイル発射などの高難度科目の試験が展開できる、とした。インド海軍のある高級当局者は、「アリハント」号の最終段階の航海試験の中では主にこの艦の反応炉の各種の戦術状況下での作動状態を試験することになる、と明らかにした。彼は、現在「アリハント」号が関わる全部の技術的難題はすでに妥当に解決されており、この艦はもうすぐ最終段階の海上での試験の上での引き渡しをパスすることになる、とする。

「アリハント」号は12発の射程750kmのK-15潜水艦発射ミサイルを搭載できる。アメリカの「グローバルセキュリティ」ウェブサイトは、ミサイルの射程の制限を受け、インドの原潜は相手の海岸に近づくことが必須で、それでやっとミサイルが発射でき、容易に目標として暴露し、かつ各種の陸上基地対潜火力の攻撃を受けやすく、このため実戦の意義に欠ける、と考える。「インド時報」も、アメリカ、ロシア、中国の戦略原潜の潜水艦発射ミサイルの射程は全て5,000kmを超えており、これに比べると「アリハント」号の隔たりははなはだ遠い、と認めている。だが報道は、インドの新世代K-4潜水艦発射ミサイルの射程は2,000kmを超え、一定程度上この欠陥を補うことができる、と明らかにする。このミサイルはすでに今年3月に初の試験を完成させている。(彦武)


http://tuku.military.china.com/military/html/2014-12-16/228281_2584006.htm#pic

 最新のものを含む「アリハント」の画像集です。

 射程が2,000kmあればインド洋から北京を射程に収めるのは無理でも相当な威嚇力を持ち得るでしょう。また第1隻目に時間がかかっても、それに大きな問題が出なければ続く艦の建造の時間は大幅に短縮されるはずです。

 続いてはロシアの原潜関連です。

http://military.china.com/news2/569/20141216/19110151.html


ロシアの未来の原潜はダブルの外殻を持つことに 排水量は1.2万トンに達する

人民ネット12月16日の情報 ロシアのタス通信社ネットの報道によれば、ロシアの「孔雀石」設計局副社長ニコラ ヌヴォシャオロフは、ロシアの未来の多用途原潜は2つの外殻を持ち、排水量は1.2万トン以上になる、とした。

彼は、「排水量は『アーセン』級と大体同等で、1.2万トンに達し、やや少ない可能性もある。我々は能動的に第5世代潜水艦を開発しており、国防省は現在技術要求を提出していない。」と語る。

彼は次のように指摘する。だがこの点によって決まらないのは、海軍にはいくつかの放棄しないであろう要求が存在することだ(頑住吉注:要求がまだ出ていなくても出ると分かっている要求がある、といったことですかね)。例えば、不沈性、居住適性に関する要求、人1人あたり面積は何平方mか、食品、飲料水の備蓄量である。

彼は、ダブルの外殻(堅固な内殻と軽便な外殻)の理念は依然としてロシア潜水艦建造業の伝統である、と語る。

彼は、「我々は、これはシングルの外殻に比べより割に合う構造だと考える。」と語る。


http://military.china.com/news2/569/20141217/19118392.html


ロシアメディア:ロシア第5世代原潜はロボットと水中無人機を配備することになる

ロシアのRTニュースネット12月15日の報道によれば、本部がロシアのサンクトペテルブルグに位置するMalakhit設計局の副総裁Nikolay Novoselov(頑住吉注:上のと同じ人ですね。あえて上の表記そのままにします)は先日、ロシアの第5世代原潜は通常の兵器を配備するほか、さらにロボットと水中無人機を配備することになる、と明らかにした。

Novoselovは次のように語った。「第5世代原潜は現代の武器と研究開発中の設備を装備することになり、我々は潜水艦によって放出され得る作戦ロボットと一種の水中無人機の装備を討論中である。」 設計師は、ロボットは使い捨ての可能性もあるし、回収して再利用する可能性もあり、監視と通信に用いる、と明らかにする。

彼はさらに、「こうしたロボットは潜水艦によって放出され、遠距離から活性化される前はオフライン状態を保持し、このことは潜水艦に戦闘区域を離脱する時間を持たせる。同時に、無人機はその場にとどまり、潜水艦が依然そこにいるという偽のイメージを作り出す。潜水艦ロボットは決してロシアだけが初めて作ったわけではなく、全世界がこの方向に向かって努力している。」とする。

だが水中ロボットを通常戦力にしたければ、まだいささかの時間を必要とするかもしれない。何故なら現在ロシア軍第4世代潜水艦を装備しつつあるからである。2014年、Malakhit設計局はアーセン級原潜「セベロドビンスク」号多用途原潜の建造任務を完成させ、アーセン級潜水艦はロシア海軍戦力の核心を構成することになる。

533mm魚雷を搭載するほか、アーセン級原潜はさらに8つの垂直発射システムによって巡航ミサイルが発射でき、OnyxおよびKalibr超音速対艦巡航ミサイルを装備している。この潜水艦の水中排水量は1.38万トンに達し、水中航行速度は30ノットである。潜水艦には64人が収容でき、これには32名の将校が含まれ、多くの機能が高度の自動化を実現している。

ロシアは現在3隻のアーセン級潜水艦を建造中で、2015年にはさらに3隻建造することになる。(シェンシューファ)


 分身の術を使うわけですか。イカが似たようなことしますが現代の対潜兵器相手にどこまで有効性があるんでしょうか。こうした新兵器が第4世代に搭載できない理由でもあるんですかね。















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