やたら悲観的な日中戦争結果予測

 ここまで極端な「中国不利」説は珍しいです。

http://military.china.com/critical3/27/20131113/18144899.html


第二次中日戦争の推論演繹の結果:中国は惨敗し悲惨にも長江デルタを失う!

この投稿の最初で、私は基本的な視点をはっきりさせてもいい。もし第二次甲午中日戦争が発生したら、その結果は非常に悲観的かもしれない(頑住吉注:「甲午戦争」は日清戦争の中国側の呼称)。アメリカの日本に対する支持があるため、中国は戦敗するだろうばかりか、さらに日本軍によって本土まで打撃され、戦争は中国の長江デルタが占領されて終わるだろう(頑住吉注:「長江デルタ」は上海などの都市を含み、中国の人口の10%が集中し、GDPの22%を占める地域だそうです)。

もし中日開戦を語るなら、第1の問題は、周知のように日本は1カ国で戦闘するのではなく、アメリカが日本を助ける、ということだ。現在の問題はアメリカが日本をどの程度まで助けられるかである。

私の視点は、アメリカが直接兵力を派遣して参戦することはあり得ないが、戦争に参与することはほとんど必然だ、というものである。leemz2002(頑住吉注:YouTubeを使って活動している在日華僑の評論家らしいです)は、アメリカが戦略的に収縮するというのはきっと適切でない、と言う(頑住吉注:何言ってるんだか分かりませんわ)。

私はアメリカがやる、しかも必ずやりとげることを次の通りだと考える。

1、日本が戦闘区域の制電磁権と制情報権を奪取するのを助ける(頑住吉注:「制空権」などの言葉に倣った造語ですが「制電磁権」はある程度もう通用しているようです。「制情報権」は初めて目にしますが。)

2、日本が中国のミサイルの攻撃を受けるのを防止する

3、もし日本が中国本土、台湾に上陸しようとしたら、航路護衛を提供する(頑住吉注:原文では「登録」となってますが文脈上「上陸」で合ってると思います。)

経費が比較的厳しいため、アメリカが主要な兵力を出動させることは基本的にあり得ない。だが、早期警戒機、電子妨害機(余談だが空母上の電子妨害機はF-18Gと呼ぶが、EF-18とも呼ぶ)の出動は必然である。アメリカはきっと中国に対し無制限潜水艦戦を発動することはないが、きっと無制限情報戦と無制限ネットワーク戦を発動する。つまり、空戦や海戦では我々の相手は日本だけかもしれないが、情報戦では我々の相手はアメリカなのである。

疑いなく、これは中国にとって極めて不利である。ここ何年か中国は勃興しているが、中国のネットワーク設備および通信設備はやはりアメリカ製品がメインである(百度百科のCiscoの項目を参照)(頑住吉注:「百度百科」はWikipediaのような中国版ネット上の百科事典)。中国には基本的にアメリカと情報戦を行う能力はないと言うべきである。もしアメリカが情報設備に対する「ハード破壊」手段(例えば対輻射ミサイル)を用いなくても、妨害手段を用いればやはり中国にはあまりいい方法がないのである。言ってみれば、米日連合軍が戦場の制情報権と制電磁権を奪取する、これには全く疑いはない。

以後具体的作戦過程を語ってみよう。

宇宙戦

私はもし中日戦争が発生したら、「宇宙軍」が正式に歴史の舞台に上る一戦になるかもしれないと思う。衛星の偵察作用ゆえに、作戦双方、特に戦闘区域の制電磁権が劣勢に置かれている中国サイドは、必然的に制宇宙権を重視することになる。中国は当然、いくつかの手段を用いて一部のアメリカの衛星を破壊すべきであるが(米日がきっと情報を共有することは前述した)、アメリカの衛星は数が比較的多く、GPS予備用も多いので、アメリカに対しあまり大きな影響はないはずである。

だがアメリカの反撃は中国が受け入れられるものではないようだ。中国の対衛星打撃は基本的に高エネルギーレーザー兵器を用いるが、アメリカはアーレイ・バーク級駆逐艦のミサイルでもう衛星を撃墜できるのだ。このため宇宙戦争で、中国は理の当然に圧倒される。

空戦

1、中国空軍の第3世代機は1,000機近いが、南海方向、インド方向も防備なしというわけにはいかない。米日がもしちょっと策略を使えば、インド、フィリピン、ベトナム、甚だしきに至ってはシンガポールをあおってちょっと事を行わせることができる。また駐アフガニスタン米軍がちょっと動作をしてみせても良い。目的は中国を包囲攻撃することではなく、中国の航空兵力の半分以上の戦力を牽制し、中国が300機に満たない飛行機しか戦場に投入できないことを保証することである。

2、中国も当然ロシアをあおって日本を威嚇することができる。実の話、これがひとたび始まれば日本を比較的緊張させるだろう。だがアメリカは日本に対し、1個空母戦闘群と駐韓米軍を派遣して日本北部を防衛することを承諾するだろう。結局、日本がロシアに牽制される可能性は極めて低い(頑住吉注:こんな想定がありなら、中国が北朝鮮をあおって不穏な動きをさせれば在韓米軍は動きが取れなくなる、とも言えるのでは)。

3、空戦がひとたび開始されれば、制電磁権が取得し難く、早期警戒機に質の優勢があるが数の優勢がない(早期警戒機に関して言えば、米日サイドにはおよそ40機以上ある)ため、中国空軍は数は多いが敵に接触できない困った状況に陥る。中距離ミサイルが多い日本機も発射できないが、我々が発射しても命中率はダメである。また近距離作戦に入りさえすれば、F110を装備した(臨時に交換できる)日本機は、我々に対し優勢を占めるはずである(頑住吉注:F110はゼネラルエレクトリック製エンジンでF-2に使用されていますが空戦の主力はF-15のはずで、F-15のエンジンはF100です。これをF110に交換すれば性能がアップするということなんでしょうか)。

4、正常な言い方をすれば、我々と日本の純空戦のキルレシオは1.5〜2:1だが、日本の防空火力ゆえにキルレシオは2:1を超える。要するに、我々は基本的に消耗に耐えられない。

(頑住吉注:これより2ページ目)

海戦

1、052Cは日本のこんごう級の最初のバージョンにも及ばないということは基本的に公認されている。問題は数で我々が優勢を占めていることだ(きっとやはり南海で大量の兵力が牽制を受けるのではあるが)。このため海戦はやはり本当に有的一打(頑住吉注:意味不明)である。

2、我が国の対艦ミサイルは日本より優れているので、もし双方が正々堂々と戦えば、海戦初期、日本の損失は我々より多くさえなる。だが後期には制空権がないため、ついには壮烈な敗北となる。

3、だが最も恐ろしいのは次ような事情である。戦争が中期になると、米日は制情報権を取得し、我が国を電子妨害でカバーし、日本の潜水艦部隊によって海軍基地を奇襲され、死傷者が悲惨、重大となり、制海権が一挙に敵の手に落ちる。

4、いくつかの問題をちょっと話しておく必要がある。2014年に遼寧艦が戦闘力を形成していることはなく、考慮する必要はない。中国の原潜に何かすることを期待してはいけない。もし対潜戦力の数が一二を争う日本海軍の中で個別の船を撃沈したら、アメリカが日本を助けて対潜戦力を提供するにはやはり理由があることになる。

釣魚島上陸戦および台湾

1、希望するが、希望に過ぎなくもある。我が国が戦争初期、制空権、制海権も必ずしもどちらにあるか分からない状況下で釣魚島を強奪することはない。さもないと、制空権、制海権がない状態で孤島を死守することになり、それは本当に‥‥

2、日本はごく簡単に釣魚島を占領する。何故なら中国はここにしばらくはまだ1人もいないからである。私は現在のカギとなる重要問題は、日本が一部の緑営(頑住吉注:独立傾向の強い政治的一派)の人物をあおって台湾に親日政権を建立するかもしれないことだと考える。事実として馬英九の態度がどれだけ強固かすら疑いに値する。

3、要するに、基本的には台湾が日本と〜することを期待してはならない。それは非現実的である(頑住吉注:日本語にない漢字一字が使われていますがこの場合の意味は不明です)。

大陸への上陸

1、本当は私はこれは言いたくないのだが、事実である。日本がアメリカの援助の下に制海、権制空権を奪取し、中国北海艦隊と東海艦隊を基本的に全滅させるのには、基本的に半月かからない。日本はこのため中国の虚弱を見抜き(実は‥‥やはり真の意味での虚弱ではなく他人に及ばないということだが)、中国本土を占領する野心を生じさせる。

2、私は、もし「中国本土占領」の可能性があれば、アメリカがこのチャンスを見逃すはずはないと思う。結局のところ中国はやはりアメリカの非常に強い競争相手と評価されるからである。

3、日本は中国本土の占領を望み、さらに台湾を通じて代理戦争を行うこともできる。もし中国占領後台湾政権に統治させることを許したら、馬英九であっても拒絶するはずはないのでは?

4、日本・台湾連合軍は軍事基地を台湾に設けることができる。こうなれば上海、杭州の人民は、基本的に毎日鑽防空洞(頑住吉注:検索すると無数にヒットするのに意味を説明したページは全く見つからない慣用句)する必要がある。絶対の制空権の下で、日本・台湾連合軍が東海と台湾海峡を越え、上海に上陸するのはおよそ問題にならない。中国の陸軍は基本的に正確打撃の生きたターゲットとなる。

5、事実、もし数の優勢を占めなかったら、中国陸軍は少なくとも日本陸軍の相手ではないはずである。地上の砲兵は優勢を占めるかもしれないが、戦車では華東の99式は使えず(河川網が密集)、96式も10式にかなわないはずである。

6、だが私は、アメリカの制限により、日本・台湾連合軍は最終的に長江デルタ以外の場所を占領することはないと思う。基本的にはこの時、民は貧窮し財が尽きた中国は城下の盟を迫られ、非常にすがすがしいことでもある(頑住吉注:反語表現ですかね)。

その他いくつかの問題

1、東風、長剣は撃墜される:前提に注意、アメリカはきっと対ミサイルを提供する(頑住吉注:「東風、長剣」はミサイルの名称です)

2、ロシアの作用:言えばがっかりだが、中国が実際余りにも劣るため、救うことはできず、中立を守るしかない。

3、南海とインド:中国が大敗してそこの兵力の空虚がもたらされないことを希望するしかない。さもなければチベットはインドのものである。

4、こんなにも多くの悲観的な話をしたが、ならば釣魚島はどうするのか? 引き延ばしである! 殲ー20ができるまで引き延ばせば、空中接近戦の優勢が奪取される。空母艦隊が形になるまで引き延ばせば、制空権がなくとも制海権を取れないことは心配しなくていい。引き延ばすのだ! 要するに、こんなに多くを語ったが、現在日本に対し開戦することは間違いなく賢いことではない。


 日本人から見てもこれはないわ、としか思えないです。多くの中国人はもっと感情的に反発するでしょうな。
















戻るボタン