中国の無人機、中東でよく売れる?

 いろいろな要因が複合して、ということのようですが。

http://military.china.com/important/11132797/20160414/22431932.html


何故アメリカは中東に向けF-15は輸出するにもかかわらず無人機をあえて売らないのか?

簡単な紹介:国産偵察・打撃一体化無人機は良好なコストパフォーマンスに頼って中東でよく売れており、したがって国産無人機の世界のその他の地域でのセールスのために良好な条件を創造している

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「イラクが導入した国産CH-4偵察・打撃一体化無人機」)

4月7日、イラク国防省は中国のCH-4B偵察・打撃一体化無人機が過激組織を打撃するビデオを公開し、これと同時にカタールは中国が生産する偵察・打撃一体化無人機を導入するだろうと宣言し、協力サイドが中国精密輸出入社であることから見て、カタールが導入するのもCH-4無人機かもしれない。

この前、ある情報はサウジアラビアがすでに中国から翼竜無人機を導入済みであるとし、もう1つの中東の国であるアラブ首長国連邦も翼竜無人機を装備している可能性があり、このことは国産偵察・打撃一体化無人機は中東でよく売れるとの形容を用いてよいことを示している。

周知のように、中東は対テロの戦場の核心的地域であり、対テロ戦争最大の特徴は目標が往々にして一般民の中に混在しており、目標に対し長時間の監視下に置き、識別する必要があり、しかる後にやっと攻撃できることで、しかも武器にはあまり大きな威力は要求されず、だが比較的高い精度で、外科手術式攻撃が行えることが要求される。さもないと非常に容易に一般民目標を誤って傷つける。このため一般の作戦機はこのような作戦任務を担い難い。一方偵察・打撃一体化無人機は自らの比較的大きな航続能力、対空時間に頼り、この任務を執行するのに最もよい武器装備となる。このため対テロの戦場で、アメリカが運用すること最多なのは決してF-22といったような主力機ではなく、プレデターのような偵察・打撃一体化無人機である。関連のニュースから我々は、アメリカが過激組織に対する打撃、特にその首領の打撃のような任務を行うのに、基本的に出動させるのは全て偵察・打撃一体化無人機で、あるいはそれに探知計測や識別を行わせ、その他の作戦機のために目標の指標を提供する、ということを知ることができる。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「CH-4が地上の目標に対し監視コントロールや識別を行う画像」です。)

まさに偵察・打撃一体化無人機の対テロ戦争での作用が非常に大きいがゆえに、中東各国自身にも比較的大きな需要があり、このためここは偵察・打撃一体化無人機の1つの重要な市場で、中東各国、特に湾岸諸国は基本的に全て石油富豪で、アメリカ製武器の最も主要な、また最も購入の力がある市場でもあり、道理に照らして言えば、中東各国はアメリカ製偵察・打撃一体化無人機を購入すべきである。だがアメリカはこれに対し保留の態度を持っている。前述のように偵察・打撃一体化無人機はアメリカが対テロの戦場で運用すること最多の武器であり、このため過激組織はあらゆる手を尽くしてこうした無人機の技術的秘密の獲得を願い、対応の道を探し出すことを希望する。過激組織の中東各国における活躍の程度が比較的高く、社会への浸透が比較的深いことを考慮し、偵察・打撃一体化無人機の技術的秘密の漏洩を避けるため、アメリカはずっと中東各国向けに偵察・打撃一体化無人機を販売することを回避している。このためアメリカは湾岸諸国向けにF-15といったような遠距離戦闘爆撃機を販売することはできるが、それにもかかわらずプレデターのような無人機を販売したがらないのである。

(頑住吉注:これより3ページ目。1枚目の画像のキャプションは「偵察・打撃一体化無人機の対テロ戦争の中での作用は非常に大きい」 続いて2枚目。「偵察・打撃一体化無人機は複雑なシステム工程である」)

この種の状況の下、中東諸国はその他の供給源を探し求めるしかない。偵察・打撃一体化無人機は見たところ簡単だが、全システムは非常に複雑で、これには無人機、地上指揮コントロールシステム、衛星通信システム/データリンク、正確制御誘導武器等々が含まれ、かつ一般の国が及ぶことを望めるところではなく、もしフランスのような先進国であっても、アメリカからMQ-9偵察・打撃一体化無人機を導入することを選択している。一方ロシアは機載正確制御誘導武器、情報システム方面に欠陥が存在するため、今に至るもまだ偵察・打撃一体化無人機を登場させていない。

中国の関連機関は苦しい難関攻略を経て、一連の先進技術を突破し、偵察・打撃一体化無人機の研究開発に成功し、中国空軍に装備しているだけでなく、国際市場にもプッシュしている。したがって現在アメリカを除き、唯一偵察・打撃一体化無人機システムを完備させられる国であり、加えて中国の生産コストは比較的低く、このため国産偵察・打撃一体化無人機は戦術技術指標上プレデターとの差がいくらもないが、価格はそれにもかかわらずプレデターに比べずっと低いだろう。政治的に言って、中国と中東諸国はいずれも比較的良い関係を保持しており、対テロ領域などの方面においても協力を行っており、このため中国が中東諸国向けに偵察・打撃一体化無人機を販売することに政治上の障害は存在しない。

(頑住吉注:これより4ページ目。画像のキャプションは「画像:この画像は完備された翼竜偵察・打撃一体化無人機システムを見せている(無人機、地上指揮ステーション、機載武器)」です。どうでもいいですけど描かれているイラストはどう見ても翼竜じゃなく猛禽類ですよね。)

過激組織による苦しみを深く受けるイラクはアメリカ製無人機導入に実りがなかった後、中国からCH-4無人機を導入し、対テロ行動の中に投入し、重要な作用を発揮させ、比較的良い効果を取得し、このためイラク国防省はネット上に関連の動画を発表し、CH-4の最も良い宣伝となり、結果的にその他の国の興味を引き起こし、国産偵察・打撃一体化無人機が中東でよく売れるために堅実な基礎を固めた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「イラクのCH-4は比較的良い実戦効果を取得している」)

(頑住吉注:これより5ページ目。画像のキャプションは「カタールのCH-4はイエメン空襲の行動に参加しているとされる」です。)

前述のように、中東諸国の多くは石油富豪で、武器装備の調達はずっと最も良いものだけ買い、絶対にアメリカドルをケチらないことで有名で、このためこうした富豪たちの市場はずっとアメリカ、イギリスなどの先進国によって独占されてきた。このため、こうした国の見識も非常に高く、ロシアであってもここの市場に進入するのは非常に難しい。一方国産偵察・打撃一体化無人機は中東でよく売れており、このことは国産機が成功裏に現在進入の難度が最高の市場に参入したことを示しており、自らの優秀な戦術技術性能をはっきり見せ、したがって世界のその他の地域で販路を切り開くために良い条件を創造したのである。


 これを読んでも「F-15は売れるのに無人機は売らない」のは何故か、がいまいち納得できないんですが。ただ中国が無人機に非常に力を入れたことが大成功していることは現時点ですでに間違いなく、このことは予想外に多くの波及効果を生むかもしれません。


















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