ニューバージョンのT-50が登場?

 問題はエンジンのようです。

http://military.china.com/news2/569/20160909/23510486.html


ロシア、新たなT-50原型機を製造中、とする 新世代18トン推力エンジンを配備

ロシアの「衛星」ニュースネットは9月7日、ロシア連合エンジン社スポークスマンは、最初の「第2段階」エンジン(コードネーム「製品30」)を装備したT-50原型機はすでに製造段階にあり、計画によれば今年10に完成しかつ関連の試験を開始することになる、とした。

報道によれば、ロシア連合エンジン社スポークスマンはモスクワ付近で行われた「2016年軍事フォーラム」でこの情報を言明した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「伝えられることころによれば『製品30』試験飛行のために製造されたT-50-7号原型機」)

タス通信社の報道は、ロシアの共青城飛行機製造工場社長は「第2段階」エンジンはすでに準備が整い、我々は関連の作業を行っているところで、計画通り試験を展開することになるとした、とする。

視察者ネット軍事評論員は、ロシアの新世代「製品30」エンジンはロシアの「サターン-リューリカ」社と「礼砲」社によって合同で展開されるプロジェクトで、これはこの2社の珍しい協力プロジェクトでもある、とする。

この前、ロシアのPAK-FAプロジェクトの競争の中で、「サターン」社がウファエンジン製造工場と合同で登場させた「製品117」が選ばれたが、このエンジンはAL-31Fを基礎に大規模改良してできたもので、AL-41F1S型エンジンと命名され、「製品117A」エンジンとも呼ばれる(スホーイー35が使用するのは「製品117S」と称する)。このエンジンの推力は14.5トン、推力:重量比は9.1に達し、かつベクトル推力ノズルを採用している。

比較すると、中国との協力関係が良好な「礼砲」社がPAK-FA「第1段階」エンジンの競争の時に提出した「99M3」エンジン方案もカタログデータは非常に良かったが、そのAL-31Fエンジンに対する改良幅は決して人を満足させず、これにより落選した。だが同社は現在すでに中国向けに「99M2」(AL-31FM2)系列エンジンと「99M1」系列エンジン(AL-31FM1、「42ロット」エンジンとも呼ぶ)を輸出している。このうち99M2エンジンはすでに中国空軍第5世代戦闘機の当初就役用エンジンとなっている。

117Aエンジンはカタログデータが99M2に比べより強大(推力:重量比がより高く、かつベクトル推力がある)が、それはAL-31エンジンに対するポテンシャルも明らかにより多く掘り起こしている。今年になって、117Sエンジンを使用するスホーイー35S戦闘機はやっと作戦任務執行の能力を持ったが、一方T-50で使用される117Aエンジンはずっと面倒が絶えず、このうち1機のT-50原型機はエンジン故障ゆえに焼けて損傷した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「117Sエンジン」、「99M2エンジン」)

一方全権デジタルコントロールを採用した99M1と、それを基礎にさらに一歩改良し、重量軽減してできた99M2エンジンは先進技術の使用が117系列に比べ少ないようなので、信頼性、安定性がよりよく、現在すでにユーザーの歓迎を受けている。このためほとんどロシア本国の発注がない状況下で、「礼砲」社は近年来商売が依然繁栄している。

一方「製品30」はロシアという国がリードし、「サターン」と「礼砲」に協力して展開させている新たなプロジェクトで、このエンジンは「サターン」社によって全体の責任が担われて研究開発され、「礼砲」は協力援助を提供する。今年初めにロシア国防省は2017年に初の「製品30」エンジンを装備したT-50原型機が初飛行すると発表した。

ロシア連合エンジン社が発表した情報によれば、「製品30」エンジンの構造はAL-31Fエンジンとではすでに全く異なり、このエンジンのファンの段数と圧縮機の数がさらに一歩減少し、かつ新材料の使用範囲が拡大された。これにはニッケル単一結晶ブレード、セラミック複合材料、新型耐熱合金等が含まれる。

今回ロシアサイドが発表した情報によると、「製品30」は「製品117」エンジンに比べて15〜18%の燃料が節約され、全寿命のコストを大幅に低下させることができ、同時にアフターバーナー使用時の推力は18トンに達し得る。

「製品30」使用後、T-50は超音速巡航など一連の先進的な特性を具備することになる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲ー20戦闘機は現在まもなく部隊装備される状態で、この機はロシア製AL-31FM2エンジンを使用する」)

(頑住吉注:これより3ページ目)

だが、もし「製品30」の研究開発時間が非常に短いことを考慮すれば、それは依然「製品117」エンジンおよび「99M3」いずれとも相当な継承関係があるはずで、この中で、技術設備に関しては、資金が充足しているため比較的先進的な「礼砲」社が生産するいくつかの部品が非常に大きな作用を果たしている可能性がある。

これまでの「製品117S」と「製品117A」の発展の曲折という先例のため、視察者ネット軍事評論員は「製品30」の試験もおそらく順風満帆で行くのは非常に難しいと考える。


 長い記事だと思って読み始めたんですが、ここから何故か同じ内容が重複し、その後はT-50とは無関係な中国国産エンジンの話になって訳が分かりませんが省略します。ロシアはエンジン関係で中国より先行しており、アメリカはロシアより先行しているのは現時点で間違いなく、この点だけ見れば殲ー20はまだまだアメリカの最先端の戦闘機にはかなわないはずなんですが。


















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