4月23日海軍節での進水はない?

 明日にははっきりするわけですけど。

http://military.china.com/important/11132797/20170419/30435082_all.html#page_2


国産空母、あるいは海軍節での進水は難しいか 朝夕の影響で冒険はせず

当局はまだ決して情報を発表していないが、中国初の国産空母「4月23日進水へ」との情報はすでにネットや国内外メディア関係者によって認定されているようだ。だが、中国の軍事専門家は最近「グローバル時報」記者のインタビューを受けた時、4月23日の海軍節当日は空母の進水に最も良い「窓口期」(頑住吉注:検索で得られた意味はここに適合しませんがまあどうでもいいでしょう)ではなく、何故なら「潮汐が拒む」からだ、とした。水文環境の影響などの要素を考慮すれば、空母といったような大型船舶にとって、安全な喫水と使用できる水深が一定の基準を満足させることが必須で、それでやっと安全に進水できる。

大型船舶の進水は潮汐の影響を受ける

先週から、もうあるメディアの同業者は行程を手配し中国海軍節当日大連に「約会」(頑住吉注:会う約束、とされてますがここでは面会とか会合に近いでしょう)に行かんとしており、「約会」の対象は中国初の国産空母である。「4月23日の海軍節当日に中国国産空母が進水するだろう」との情報はどこから来たのか分からないが、一連の手がかりは全てこの日を指し示している。最も直接的な関係があるのは、先週ネット上で熱く騒がれた「中国初の空母進水記念封書」で、その記念印章は「遼寧、大連4月23日」と押されている。同時に、軍事マニアのこの国産空母に対するリアルタイムの報道もさらに一歩裏付けている。最も新しい情報は空母の艦橋がすでに下塗り塗料を塗られ、全空母の塗装作業がすでに基本的に完成、というものである。また、中船重工会長の胡問鳴が1月のうちに連続して大船集団を訪れて重点工程の進展を特別に検査した行程はよりメディアに、「4月23日当日進水の情報は見たところすでに確定し疑いなし」と認定させている。

4月15日、胡問鳴はさらに中央軍事委員会委員、装備開発部部長の張又侠に随伴して中船重工某研究所に行って視察した。実際、国産空母がいつ進水するかに関する最近のある当局の情報は、3月に国防部定例記者会見での国防部ニューススポークスマンの呉謙の回答、「私は皆を長く待たせないと信じる」である。この婉曲な言い方も4月23日を外界が期待する時間の節目のポイントとさせているようだ。

周知のように、空母の建造プロセスは多くの要素によって決定される。これには工業的基礎、科学技術の実力等々が含まれ、空母を「高度先端」の科学技術成果と形容するのは全く誇張ではない。このように「高度先端」な空母の進水時間には技術的要求があるのか否か? この答えはイエスである。中国の有名な空母専門家である李傑は17日「グローバル時報」記者のインタビューを受けた時、大型船舶の進水は水文環境などの要素を考慮する必要があり、特に潮汐の影響である、とした。進水の安全を保障するためには、水深が充分である必要があり、深ければ深いほど安全である。例えばある船の喫水10mなら、理論的に水深11mで充分だが、船舶が上下に動揺する可能性があり、加えて波の作用の力があるので、17、8m必要とし、それでやっとOKかもしれない。

状況を了解するある関係者は18日「グローバル時報」記者に対し、大連造船工場の水は深くなく、潮汐は空母の行動に対し極めて重要な影響がある、とした。もう1人の匿名の専業の人物もこの視点に賛同し、彼は「グローバル時報」記者に次のように教えた。「ドライドックの中の大型船舶の進水時は、その時の安全な水深に対する非常に高い要求があり、安全な喫水と使用可能な水深が一定の基準を満足させた後、大型船舶はやっと安全に進水できる。そして使用可能な水深はドックの深さと関係がある他、その時の潮汐の大小とも非常に大きな関係があり、もし潮が比較的低いあるいは要求に達しなかったら、大型船舶は安全に進水できない。」

4月23日はまさしく大潮の日ではない

説明によれば、潮汐は沿海地域の自然現象で、海水が天体(主に月と太陽)の引潮力の作用の下で生じさせる周期性の運動を指す。一般に毎日2回上げ下げし、1回の時もある。一般的規則性に照らせば、どんな種類の類型でも、全て大潮と小潮の区別がある。一般的に言って毎月旧暦1日、15日以後の2、3日内は、それぞれ1回の大潮が発生し、その時海水は最高に盛り上がり、最低に下がる。毎月旧暦8、23日以後の2、3日内は、それぞれ1回の小潮がある。大潮と小潮の潮差はそれぞれの海区で異なり、潮差の大きなものは数mあり、潮差の小さいものは何十cmしかない。

4月23日は旧暦3月27日で、大潮の日ではなく小潮の日に近い。上述の専門家は「グローバル時報」記者に対し次のように言った。「初の国産空母の進水は重大で盛大なことであり、それ自体が進水の各項目の条件を具備する他、いかにして安全を保障するかが重点となる。同時に、その設計のいくつかの指標とパラメータは実際の検証を必要とし、例えば空虚搭載排水量の時の最大安全喫水は進水時に実際の検証を行う必要がある。このため空母は大潮の日の進水を選択し、もって安全で信頼できることを確保するべきである。だが4月23日はちょうど大潮の日ではなく、最も良い「窓口期」ではない。

潮汐の規則性に照らせば、本報の原稿を発する日から4月が終わるまでのこの時間的段階内にそれぞれ1回の小潮と大潮がある。4月19日は旧暦3月23日で、20日から22日が小潮の日である。4月26日は旧暦4月1日で、27日から29日はいずれも大潮の日である。もし空母の進水の日が4月に定められるなら、4月27日から29日が最も空母の進水に最も適した日である。さもないと次の大潮の日まで待つ必要がある。

「献礼工程」はすでに古い思想である

また、さらに空母が進水するか否か事前に判断できる印は、いついっぱいの旗を飾るかである。大型船舶の進水時は盛大にして厳かな儀式が行われるだろう。いっぱいに旗や灯を飾るのは軍艦特有の祝典の方式で、非常に大きな艦艇が旗をいっぱいに飾るのは通常前日に行う必要がある。これはいつ進水するかを判別する最も簡単で直視的な判断でもある。

外界によって軽視される進水期日の科学性や技術性の他、4月23日の海軍節とすこぶる象徴的意義を持つ中国初の国産空母とを一緒にまとめることは古い思想でもある。過去、重大な祝祭日が来るたび、いつもいくつかの場所の重大プロジェクトがわざわざ祝日前後を選択して「献礼工程」としようとした。だが事実として、この種の「献礼工程」は決して中国の空母建設の上には出現していない。2011年7月27日に中国国防部は初めて、中国が1隻の廃品の古い空母プラットフォームを利用して改造を行いつつあり、科研試験と訓練に用いると確認した。当時ある外国メディアは八一(頑住吉注:人民解放軍健軍の日)に向けた献礼のため、空母は8月1日に初の航海を行うだろうと推測した。だが実際は中国初の空母の航海試験は8月10日に行われた。

「グローバル時報」記者のインタビューを受けた何人かの業界内の人物は全て、空母建設はより科学的建設に重点を置き、比較的実務的で、科学精神を重んじ、工程に照らし実施され進展と条件は秩序立てて展開され、現実を重視せず、リスクを冒して進水することはないだろう、とした。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像」)


 祝日とかではなくアメリカ国防長官が来訪するのに合わせてステルス戦闘機を初飛行させたなどのケースもありますね。別に進水がこの日だろうと一週間後だろうと大勢に影響はないわけですけどどうなるでしょうか。