国際戦車競技第1段階における各国の成績

 まあそもそもイコールコンディションでない以上成績を云々するのもどうかとは思うんですが。

http://military.china.com/important/11132797/20140810/18697030.html


ロシア戦車大会第1段階の総成績が出される 中国チームは暫時第8位

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

ロシアの「赤星報」8日の報道によれば、1日の短い休養整備を経た後、ロシアの「戦車両項目」大会は8日第2段階の短距離競技に入った。この段階の競技の中で、各競技参加車グループはそれぞれ2周3kmの競技ルートを終え、そのうち1周では125mm戦車砲を使用して目標に対し3回の射撃を実施することが必須である。

短距離競技の特殊なところは、第1周目では選手たちは射撃の必要がなく、第2周目では距離1,600〜1,800mの標的を射撃することが必須だというところにある。しかもこれらの標的はいずれもランダムに出現する。標的を外した状況下ではこれを補う射撃1回のチャンスがある。あらゆる砲弾を撃ち終わった状況下では、標的を1回外すと500mの競技ルートの罰則が加えられる(頑住吉注:直訳して首を傾げたんですが「2発とも外すと罰則」という意味ですかね)。

戦車短距離競技とバイアスロンの競技規則が非常に近いことが見て取れる(頑住吉注:といっても私バイアスロンのルールなんて全然知りませんからね)。バイアスロンの選手は3周滑走し(第1周目は射撃の必要がない)、かつ2回射撃する(それぞれスタンディングとプローン)必要がある。標的を外すと1周の罰が加えられる。ついでに言っておくと、罰則が加えられるこの1周は戦車両項目に比べずっと短く、150mしかない。

バイアスロンのワールドカップと世界選手権において、短距離競技は往々にして追い越し競技と連続して行われる。短距離競技の成績は追い越し競技の出発の前後の順序を決定する。今回の「戦車両項目」もこの規則を借用することになり、8月10日に追い越し競技が始まる。

第1段階の単一車両競技に比べ、短距離競技はさらに激烈で、より鑑賞性もある。もし単一車両競技の中で勝利を得る重要なカギが「精度」だとするならば、短距離競技での中では「速度」の重要性がより顕著である(頑住吉注:これまでの記述からすると99Aはこれまでよりもっと不利になりそうですが)。

短距離競技開始1時間前、単一車両競技の成績が発表された。ホスト国であるロシアチームの3回の競技の成績はそれぞれ1、2、11位である。ここで補充説明しておくことが必要だが、今回の競技では全部で12カ国の代表チームが競技に参加し、それぞれの代表チームがそれぞれ3つの車両グループを派遣し、このため最終的な成績表では全部で36グループの成績が列挙される。成績第1位の車両グループは36点を獲得し、第2位の車両チームは35点、以下これをもって類推せよ。3つの段階の競技(単一項目競技、短距離、追い越し、軍体競技)の総成績の合計が最後のリレー競技に参加する車両グループを確定することになる。リレー競技で今回のチャンピオンシップの優勝者が決まる。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

以下はその他の11の代表チームの3回の競技の中での順位である

カザフスタン:4-5-7

アルメニア:3-16-10

ベラルーシ:12-15-6

中国:27-17-20

アンゴラ:31-28-32

セルビア:9-25-13

モンゴル:29-21-35

クウェート:30-33-34

キルギススタン:24-17-19

ベネズエラ:36-23-22

インド:26-14-8

(筆者の換算を経ると、各代表チームの総ランキングの順序は以下の通りである:ロシア、カザフスタン、アルメニア、ベラルーシ、セルビア、インド、キルギススタン、中国、アンゴラ、モンゴル、ベネズエラ、クウェート)

ベラルーシ代表チームリーダーで上佐のアレクセイ テリェグブはインタビューを受けた時、旧ソ連諸国が最初の段階の競技の中で先んじたのは奇とするに足りない、とした。「我々にはかつて統一された訓練体系があった(編注:ソ連解体前同じくソ連軍に属したことを指す)。この体系は今に至るも踏襲されている。このためベラルーシ、ロシア、アルメニア、カザフスタンは3つの単一車両競技の中で成績がいずれも前寄りだった。このことは我々の安定性と専業の素養をも説明した。当然、遠路やってきた我々の相手はずっと困難だろうが、彼らは成功裏に挑戦に対応している。特に我がセルビアの盟友に言及する必要がある。もし彼らの第2車両グループに問題が出なかったら、彼らの成績はより我々に接近していた。」 (任之)

(頑住吉注:以下のページのキャプションは本文と重複していないものだけ紹介します。4ページ目)観衆が中国の96A戦車とツーショットを撮影

(頑住吉注:5ページ目)ロシアの戦車大会に参加する中国解放軍代表

(頑住吉注:6ページ目)競技の過程で中国の96A戦車はロシアのT-72戦車に追い越された


 ロシアチームは事前に現場で充分に練習でき、特殊な改良型戦車を用いているので第1は当然でしょう。「ランダムに出現する」標的を事前に教えられている可能性さえ考えられますしね。












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