ロシアの核ミサイル列車が復活へ

 同じテーマの記事紹介したこともありますけど。忙しいんで3回に分けます。

http://military.china.com/news2/569/20170326/30358959.html


ロシアの核ミサイル列車が再登場 欧米のあらゆる大都市を破壊できる

ロシアメディアの最近の報道によれば、ロシア軍の新たな核兵器、「バーグジン」鉄道ミサイル作戦システムがまもなく最終段階の試験を行い、今この世代の新製品はアメリカの防御システムに対し脅威を構成しようとしている。ロシア軍は何故鉄道ミサイルシステム(俗称ミサイル列車)を開発しようとしているのだろうか? この核兵器の発展の歴史的過程はどうだったのか、また何をもってアメリカの防御システムに脅威を与えることができるのだろうか?

名詞の解析

核ミサイルを列車上に装備する

どこでも行きどこでも打撃


いわゆる軍用鉄道ミサイルシステム、別名ミサイル列車は、簡単に言うとミサイルおよびその発射施設を特製の列車上に装備し、しかる後に鉄道システムの中で運行するものである。このようにすると、平時は列車だが、戦時にはすぐにミサイルが発射でき、いわゆる「どこでも行きどこでも打撃」である。

理論的に言えば、列車上には各種ミサイルが装備でき、例えば対空ミサイル発射装置である。だが通常「ミサイル列車」というこの言葉に言及する時は、往々にして特に核弾頭が搭載できる戦略ミサイルを指す。

核兵器は「国の重器」であり、世界戦略上の究極の威嚇武器である。現有の核爆弾投入手段には主に海陸空三方面がある。空中基地の戦略爆撃機、海上基地の原潜、陸上基地の大陸間弾道ミサイルである。このうち、爆撃機と原潜は全方位打撃の重要なキャリアだが、最も基本的な核攻撃手段はやはり大陸間弾道ミサイルである。

大陸間弾道ミサイルの発射プラットフォームには、通常固定発射サイロとミサイル発射車両が含まれる。一般的に言うミサイル発射車は、特製のシャーシを用いてミサイル発射システムを搭載運搬し、道路上を走るものを指す。一方もしミサイル発射システムを列車上に装備したら、すなわちミサイル列車となる。ソ連・ロシア製のミサイル列車を例にすると、一般に「連隊」を編成単位とし、各連隊が1つのミサイル列車である。一個連隊にはいくつもの車両があり、その中の1つの車両は指揮部で、別のいくつかの車両はそれぞれが全てミサイル発射装置である。また、さらにいくつかのその他の車両を付属させることもでき、途中の維持修理、補給、護衛などに用いる。一般的に言って、それぞれのミサイル列車連隊を牽引するためには、ソ連時代のシステムの中では3つの機関車を必要とした。

このような装備の一個連隊、つまり1つのミサイル列車は、毎時間数十km以上の高速をもって鉄道上を行進できる。外観上、それは普通の列車とあまり大きな差異はない。だがひとたび必要になれば、それは鉄道路線内のいかなる場所にも停車しミサイル発射が行え、甚だしきに至っては走行しながら発射できる。

優劣の比較

国土域内を自由に機動

行進は完全に鉄道に依存


固定発射サイロに比べると、ミサイル発射車はより敏捷で、国土上を自由に機動できる。このようにすれば、迫られて止むを得ずすでに核攻撃を行うのが必須の時、より適した区域を選択して核ミサイルが発射できる。しかも情報方面から見ると、敵サイドに我が方の核ミサイルの具体的位置を探知するのをより難しくさせ、予防と迎撃を難しくさせることができる。

核戦争がひとたび勃発すると、極めて重要なことには2点がある、ということを知る必要がある。1つ目は第一波の打撃が「突然」を実現し、もって敵サイドの迎撃を避けることができるか否か。2つ目は我が方の剰余のミサイル部隊が敵サイドの第一波の打撃をかわし、第二波攻撃を行えるか否かである。ミサイル発射車はまさにこの2方面いずれにも優勢を持つ。当然、ミサイル発射車にも弊害が存在する。例えば、車両自体の受け入れ能力の制限を受けて、発射するミサイルの寸法には限りがある。理論上の「全国をあまねく走る」の機動性は、実は交通する道路状況の制限も受ける等々である。













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