殲ー31関連3題

 珠海航空展関連の記事のうち殲ー31に関係ある記事を3つ紹介します。

http://military.china.com/zh2014/zgjgxw/11167118/20141112/18955081.html


ロシアのスホーイー35試験飛行員:殲ー31は非常に美しいが最も先進的な戦闘機ではない

11日に開幕した珠海航空展で、ロシアから来たスホーイー35戦闘機は疑いなく大物中の大物で、少なからぬ観衆がその名を慕ってやって来て、わざわざスホーイー35の素晴らしい飛行デモンストレーションを鑑賞している。「グローバル時報」記者は航空展現場で、「ロシア英雄」の栄誉称号をかつて獲得したスホーイー35戦闘機試験飛行員セルゲイ ボゲダンに対し特別インタビューを行ったが、彼は中国の多種の戦闘機の性能に対し肯定を表明しただけでなく、さらに中国空軍の同業者の技術は非常に厳しい試練に耐えたものである、と考えていた。

ボゲダンは初めて中国でスホーイー35を操縦して飛行デモンストレーションを行うが、彼は何年も前にもう珠海に来たことがあり、今回は飛行員として珠海に来たのであるが、彼は、珠海航空展は質の高い航空展で、非常に多くの優秀な隊伍がここで展示を行っており、最も広範に全世界の先進的な技術を展示し、彼の今回の珠海航空展に対する印象は深い、とした。彼は、珠海の天候は変わりやすく、航空展開幕前の何日かは曇りや雨が続き、このことは彼に比較的慎重に飛行させたが、航空展開幕当日は天気が晴れに転じ、非常に飛行に適し、このような天候の下での飛行は自分に非常によい感覚を与える、とした。

スホーイー35とスホーイー27の差異に言及する時にボゲダンは、スホーイー35は非常に先進的な戦闘機で、スホーイー27の操縦感覚とでは比較的大きな違いがある、とした。スホーイー27に比べスホーイー35はより先進的で、より安全で、より快適で、より競争力もあり、ロシア軍の現有の装備の中で最もよい戦闘機である、と。

珠海航空展ではスホーイー35の他、もう1つの大スターである中国空軍の八一飛行デモンストレーション隊が軍事マニアの関心を集めており、ボゲダンは八一飛行デモンストレーション隊に対し非常に興味を感じている。彼は、八一飛行デモンストレーション隊の飛行員たちの技術は厳しい試練に耐えたもので、飛行デモンストレーションは非常に素晴らしく、特に女性飛行員の操縦デモンストレーションは彼を非常に敬服させ、こうした美しい同業者と非常に知り合いたいと思った、とする。中国空軍に言及しボゲダンは、自分は中国空軍の飛行員といくつかの交流があり、彼らの飛行機の操縦は非常にプロフェッショナルで、飛行員たちには非常に天賦の才があり、中国の同業者とより多くの協力があることに非常に期待している、と語った。

一方今回の航空展に展示される殲ー31(FC-31)戦闘機に対しボゲダンは、殲ー31は非常に美しく、ロシアの飛行員は中国の殲ー31に対し非常に興味を感じる、とした。彼は、殲ー31は非常に興味ある飛行機で、外観上からも非常に人を引きつける、と考える。この機はしばらくのところ決して世界で最も先進的というわけではないが、今回のデモンストレーションの中で、彼に殲ー31戦闘機の科研業務者と飛行員に対する崇高な敬意を生じさせる、と。


http://military.china.com/zh2014/zgjgxw/11167118/20141112/18955087.html


ベラルーシの空軍少将:殲ー31は非常に先進的 中国航空には非常に前途の見通しがある

2014珠海航空展は世界の視線を引きつけ、各国からの展示参加商が展示に参加するだけでなく、さらに世界各国の観衆がやってきてこの盛大な展示会を視察している。こうした観衆の中には、その分野の実力者が少なくない。グローバルネット記者は珠海航空展現場でベラルーシ空軍少将アオリェゲ デウェイジャイェフにインタビューした。

デウェイジャイェフは今回の航空展に対し非常によい印象を持っており、彼は「珠海航空展は中国の高いレベルの大型国際展示会組織能力を体現している。あらゆる一切に整然と秩序があり、非常に満足だ。」と語る。デウェイジャイェフは、現在11月のベラルーシはすでに厳冬に入っているが、珠海の気候は温暖で夏のようであり、このことは人に愉快さを感じさせる、とした。

展示会の印象に言及した時デウェイジャイェフは、展示会は始まったばかりだが、この一連の飛行デモンストレーションはもう彼に少なからぬ震撼を与えている、とした。また、彼は展示会で非常に多くの先進的な航空関係の展示品を見たが、彼に深い印象を残している。彼は中国の殲ー31戦闘機に対し非常に興味を感じており、彼は殲ー31という機種は非常に先進的で、この機種だけからもう中国航空業の発展に非常に前途の見通しがあることが見て取れる、とした。デウェイジャイェフは、中国とベラルーシは今年1月に航空宇宙の協力に関する諒解の覚え書きに署名し、今回の航空展を通じて中国・ベラルーシ両国の航空宇宙科学工業領域における協力のチャンスを促進できる、と明らかにした。(実習記者:劉小普 原稿チェック:範辰言)


http://military.china.com/zh2014/zgjgxw/11167118/20141112/18955440.html


ロシアメディア:ロシア、中国の第5世代機のためにエンジンを提供 その輸出はコントロール可能

「ロシアの声」中国語ネットは11月11日、ロシア国防輸出社の責任者カーニェフの明らかにするところによれば、中国の第5世代戦闘機J-31はロシアのRD-93エンジンを装備することになる、と報道した。第三国に向けこの戦闘機が輸出されることになるという。

カーニェフはさらに、中国は自らのエンジンを研究開発中であり、これにはWS(頑住吉注:渦扇=ターボファン)-13が含まれるが、しばらくは非常に多くの難題がまだ克服を待っている、と指摘した。ロシア戦略・技術分析センターの専門家コーシンはこの文の中でロシアと中国のこの領域における協力の前途の見通しを展望した。

ロシア国防輸出社責任者のこの発言は、ロシア・中国がJ-31のためにRD-93エンジンを提供することに関する談判を行っているところである、ということを初めて事実確認した。今までは、中国が単に輸出型戦闘機FC-1のためにこのエンジンを購入していることしか知られていなかった。

中国で製造されるエンジンであるWS-13の量産が行われる前、J-31がRD-93を利用するのは便宜的な策としか考えられない。WS-13エンジンの研究開発時には中国はウクライナのある飛行機メーカーで購入した材料を利用し、かつウクライナの専門家の参加があったとされる。だが、しばらくのところこのプロジェクトにはまだ予期の結果がもたらされていない。

ロシア国防輸出社は殲ー31が輸出型戦闘機であると称しているが、厳密に言えばこの言い方は決して正確ではない。以前中国の航空専門家は、この戦闘機は中国空軍と海軍で就役することになる、としたことがある。しかもこの戦闘機にはJ-20に比べより早く生産に投入される可能性があり、何故ならJ-31の製造の中で利用される多くの技術や部品は第4世代戦闘機由来だからである。このため、ここで指しているのは大量生産であり、相応にロシアのエンジンに対する大量の需要があることになる。

J-31は世界の武器市場で独特の位置を占めることができる。ロシアのT-50と中国のJ-20は明らかにより複雑で、より高価で、大規模輸出にはあまり適さない。しかしJ-31には世界で唯一の、富裕ではない発展途上国が購入できるステルス戦闘機の可能性がある。当然この機については多大な程度上第5世代戦闘機の要求に符合するかの疑問が提出され得る。だがステルス性および新型現代滑空機(飛行機の主要な構造)はJ-31が第4世代戦闘機の面前でより優勢を持つことを確保できる。このため、この戦闘機の輸出の前途の見通しはFC-1に比べずっと良いだろう。FC-1はしばらくのところパキスタンにしか輸出されていない。

ロシア製エンジンの採用はロシアに、この機をロシアメーカーにとって特別重要と言える市場に輸出することを禁止する権利を持たせることができる。また、非常に多くの国は、ロシアは一連の政治および経済的原因ゆえにこれらに大型兵器を提供することができない。さらに一部の小国はロシアにとってそれらに輸出するのには戦略的意義がなく、あるいは政治的影響が比較的小さいのでロシアは成功を取得しないと言える。このためロシアはJ-31のためにより多くのロシア製部品を提供したいのである。全体的に言って、双方の協力の経験は、ロシアと中国の国防工業はより緊密に協力し、共同で第三国に向け自らの製品をセールスすることになる、ということを示しており、これにはこれまで西側メーカーが独占してきた国向けの輸出が含まれる。


 レベルを下げて安全策を採った安価なステルス戦闘機というコンセプトは確かに狙いとしてはいいかもしれず、うまくすればF-35に対抗でき、それがダメでも前の世代の戦闘機に対する優勢が確保できる、となれば多くの国が欲しがるでしょう。そのレベルのエンジンさえ国内では作れない、というのがいかにも苦しいところですが。

















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