中国の回転翼機関連2題

 まず無人ヘリ関連です。

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中国の民間企業、根本から覆す性質の武器を作り出す 全世界で初、米軍も怖気づく!

最近、第17回北京国際航空展で、あるSF的外形、ステルス外形を持つ神秘の飛行機が回りに見物人を集め、少なからぬ人が次々と足を止めて写真撮影した。これこそ河南三和航空研究開発の世界初の種類の「無人回転翼機」で、偵察・打撃一体型無人機として用い、正確制御誘導弾薬を搭載して地上の強敵に対抗することができる。

研究開発機関の説明によれば、この無人回転翼機はあだ名を「穿雲鷹」といい、搭載荷が大きい、航続時間が長い、発進距離が短い、安全係数が高いなどのメリットを持ち、現在すでに軍事領域に応用され、ユーザーの高い評価を受けている。

小型回転翼機に関しては皆決してよく知らないわけではなく、この機種が人心に深入りするのはやはり警察用装備展および我が軍陸軍航空部隊の試用によってである。軍事マニアたちはそれを習慣的に「空飛ぶオート三輪」と呼んでおり、何故ならその外形とスタイルがいずれも都市の街頭で客を乗せるのに用いるオート三輪に酷似しているからである(頑住吉注:本題と関係ないですが、日本では横転しやすいということで廃れたオート三輪が中国では多用されており、しかし画像を検索するとやはり横転している画像も複数ありました)。

しかし、無人操縦の「オート三輪」はやはり初めて見るもので、アメリカのベル社も2016年にV-247「ビジラント」無人回転翼機を発表しているが、現在まで設計段階に留まり、まだ真のサンプル機は出現していない(頑住吉注:これはティルトローター機なんで中国の本題の機とは全く違います)。「ビジラント」無人回転翼機は設計上の重量が7.25トン、最大内部搭載900kg、外部搭載4,000kgである。「ヘルファイア」対戦車ミサイル、JAGM空対地ミサイルおよびMk-50対潜魚雷が搭載でき、そのデータに直面すると相当に恐怖である。

「ビジラント」無人回転翼機に比べると、「穿雲鷹」は超小型に属する。資料は、「穿雲鷹」無人回転翼機は空虚重量270kg、有効搭載荷255kg、4〜6発の正確制御誘導弾薬が搭載でき、これには正確制御誘導爆弾、対戦車ミサイル空対地ミサイルなどが含まれることをはっきり示しており、戦力は非常に驚異的である。単に弾薬搭載の上から比較すると、「穿雲鷹」はすでに国産の彩紅-3を超え、彩紅-4とおおよそ同等で、まさに「喪心病狂」を用いて形容し得る。展示会現場では、展示台の責任者が記者に、少なからぬ中東の顧客がこの機のパフォーマンスに対し濃厚な興味を見せた、と教えた。

回転翼機だが、作動原理はヘリとは違い、その回転翼は決して動力を提供せず、飛行機後方のプロペラに頼って前向きの動力が提供され、飛行過程の中で回転翼は前方から来る流れによって回転して揚力を生む。まさにこのためでもあるが、回転翼が発生させる震動と騒音はヘリに比べずっと小さく、小型エンジンとプロペラの微弱な騒音だけがあり、もしマフラーを装備すれば、そのデシベル数は甚だしきに至ってはオートバイレベルまで下げることができ、隠蔽された偵察や秘密裏の打撃に非常に適している。また人員の操縦を必要としないため、高空、高温、低温、酸欠など劣悪な環境を完璧に克服できる。これは有人操縦回転翼機とは全く比較できない。

また、回転翼機天性の属性のおかげで、「穿雲鷹」は極めて良い短距離発進能力と比類のない安全性を持ち、もし動力を失っても、自転に頼って平穏に着陸し、偵察および火力装備を保存できる。

試しにちょっと考えてみよう、このような1機が100万人民元に満たない(普通の回転翼機の市場価格)無人機を用い、何台もの総額1億人民元を超えるM1戦車に致命的打撃をもたらすことが可能で、このコストパフォーマンスの高さは全くすごい。


 というかこれなら「世界初の無人オートジャイロ」と称した方が分かりやすいでしょう。本当に世界初なのかどうかは知りませんけど。通常のヘリよりコストが安く、超低空飛行もしやすいでしょうからレーダーにも見つかりにくく、軍用として確かに使い道が多そうです。ただオートジャイロは古くからあるのに結局現代では多用されていないわけで、無人機にしたらその欠点が全て解消されるとも思えず、ちょっとどうなのかなという気もします。次はより派手な有人武装ヘリ関連です。

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直ー19へのロングボウレーダー装備が倍増させるのは戦闘力に止まらない 技術は米軍に先んじている

(頑住吉注:本題に関係ない前書き省略します。)

今年の天津ヘリ博覧会で、我が国は初めてミリ波レーダーを装備した直ー19武装ヘリを展示した。頂部にミリ波レーダーがある直ー19は、米軍の「ロングボウアパッチ」に酷似している。ここで我々はそれを「ロングボウ直ー19」と称しても良い。事実、早くからあった噂は、直ー19はミリ波レーダーを装備するだろうとしていたが、今回実証が得られ、しかもこの改良型直ー19はすでに部隊に装備されている。編者は今回簡単に直ー19が追加装備したこのお宝について、どんな用途があるのか語ってみる。

周知のように、現在の武装ヘリ界の王者として、アパッチとその改良型以上のものはない。特にAH64D「ロングボウアパッチ」およびその後の改良型は、機動、火力、防御、電子水準の上で全て世界第一と称するに堪える。そのan/apg78ミリ波火力コントロールレーダーは地上の雑電波を有効に抑制するため35GHzで作動し、探知計測、目標識別、目標位置決定、火力コントロール制御誘導、目標優先クラス自動処理など多種の機能を持ち、作用距離は8〜12kmである。ミリ波レーダーはAGM114D新型「ヘルファイア」ミサイルとコンビネーションして使用され、ファイアアンドフォーゲットが実現でき、敵の戦車をはるか数km離れて殲滅する。まさにこのような性能が先進的で多機能なミリ波レーダーを有するため、ロングボウアパッチは山地の後方に隠れ潜み、その「目」(ミリ波レーダー)で探し出すだけの暗中の視察者に化身することができ、偵察しかつ情報を味方サイドに伝達でき、非常に大きく合同作戦能力を向上させており、自らの生存性能も向上している。

後発の優秀者たる国産武装ヘリとしては、当然米軍の先進技術と経験を学習しただろう。ミリ波レーダーがこんなにも良い装備なら、何故国産武装ヘリ上に用いないことがあろうか? そこであるお友達は問うかもしれない。何故ミリ波レーダーを装備するのが直ー19であって戦闘力がより強い直ー10ではないのか、と。ここで簡単に言うと、直ー10とアパッチは位置付けに差異があり、同じく攻撃属性の武装ヘリだが、前者は中型に属し、後者は十分な大型武装ヘリである。大型プラットフォームはそれ自体のポテンシャルと改良の余地が比較的大きく、あちらはそれ自体の動力が充足し、ミリ波レーダーを追加装備して偵察能力を向上させるのも自由自在だからなおさらである。一方国産武装ヘリの現在のエンジンはあまり凄いものではなく、すでに多くの指標を犠牲にしている状況下で武直ー10に搭載荷と電力消耗に対する要求がより高いミリ波レーダーを強行して追加したら、泣きっ面に蜂と異ならず、得るより失うものが大きい。ここで一歩後退してみてもよい。それ自身偵察能力を持ち加えて打撃を熟知した直ー19にミリ波レーダーを加える、このようにすればより現実的であり穏健妥当でもある。このため現在皆が見ているのは「ロングボウ直ー19」なのである。

報道によれば、直ー19に新たに装備された国産ミリ波レーダーは、アクティブフェイズドアレイ(単一面回転アクティブフェイズドアレイアンテナ)体制で、アパッチの同種のもの(採用するのはカセグレンアンテナ機械スキャン形式)に比べ性能がより先進的である。このもたらす進歩は主にレーダーの敏捷度がより高く、より遠くが見え、目標に対する打撃能力、雑電波に対する抑制能力および抗妨害能力がより強いことに体現され、総合性能はより出色である! ミリ波レーダーの高い識別率と良好な透過性のおかげで、全天候作動特性、戦場の煙や霧、夜間や普遍的にレーザー警告対抗措置を装備している状況下で、あなたたちの武装ヘリをより優秀な「ステルスの殺し屋」とさせる。この点の上で、我々は非常に誇って良い。レーダーがあれば、当然ミサイルが欠かせない。2016年の珠海航空展で、かつて「藍箭21」新世代ミリ波レーダー制御誘導空対地ミサイルが展示され、国産版「ヘルファイア」と見なすことができる。新たなミサイルは直ー19の新たなミリ波レーダーとコンビネーションし、同様に「暗中視察」とファイアアンドフォーゲットを実現でき、敵を遙かな地で殲滅する。ロングボウアパッチが実現できる機能は、我々の武装ヘリも現在では実現できるのである! 甚だしきに至ってはより良くできる!

最後に、我が国は世界初の、現在唯一でもある、ヘリ上でアクティブフェイズドアレイ体制ミリ波レーダーを使用する国家であり、我が国の軍事的実力の進歩と後発の優勢を充分に見せつけている。今後「ロングボウ直ー10」、甚だしきに至っては新たなミリ波レーダーを装備した国産大型武装ヘリのお目見えを見ることができるよう希望する!


 直ー10でも荷が重いレーダーをより小型の直ー19に搭載しているんですからそれなりの犠牲も払っているんでしょうけど、ミリ波レーダーを搭載していない直ー19や直ー10とコンビネーションすれば欠点はある程度カバーできるんですかね。















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