尖閣をめぐって日中が開戦したら

 日本人とあまりにものの見方が違ってちょっとびっくりするような記事を2つ紹介します。

http://military.china.com/critical3/27/20131128/18182548.html


中日開戦は勝敗いかんに関わらず、必ず日本が受益者だ!

中日釣魚島問題に関する私の見方:最も中日の開戦を見たい国はアメリカである。中日がひとたび開戦しさえすれば、中日両国の資金は必ずアメリカに逃げる。中日のどちらが勝ちどちらが負けようとも、アメリカが第1の受益者である。アメリカはすぐに経済危機から離脱することになり、このためアメリカはずっと中日ができるだけ早く開戦することを希望し、早ければ早いほど良く、大きければ大きいほど良く、長ければ長いほど良いのである!

中日戦争には3種類の結果しかない。中国が勝ち日本が負ける、中国が負け日本が勝つ、中日が引き分ける、である。中国が日本に勝ちたければアメリカに勝つ確信を持つことが必須であり、さもなければ中国が能動的に開戦することはない。もし中国が受動的に開戦したら、中国は型通り勝てない。もし中国が勝てば万事大吉で、世界中が中国に向かって頭を下げ、中国は富み栄える方向に向かう! 世界構造は中国に偏向し、アメリカは没落し、日本は中国の奴隷である。第2:中国が負け日本が勝つ:結果はごく明白で、亡国の民である。このため中国は負けることはできない! 第3:中日が引き分ける:戦争はひとたび始まれば勝敗というものがある! 中日の引き分けとはすなわち中日が開戦せず、双方がにらみ合って対峙することを意味する。大きな問題を小さいものに変え、小さい問題を解消するのである。これは現在中国の一部の人の考えである。

中日米3カ国の利益の在処を深入りして分析してみよう。つまりは政府の意図である。中国は能動的に開戦することはない。何故なら必勝の確信がないからである。中日開戦は日本に対しどんなメリットがあるのか? 第1に、釣魚島の奪回は中国の敗北を意味し、軍事的敗亡に留まらず政治的敗北でもある。中国が亡国に向かうことは日本にとって非常に大きなメリットである。第2:日本がもし敗北したら、国内の反米感情はすぐ大いにみなぎり、日本人は「米日安保条約」は無駄だと考える。日本人にはアメリカ人を追い出す理由ができる。したがって正常な国になる。このため中日戦争の勝敗いかんに関わらず、日本は必ず益を得る。だからこそ日本は不断に口実を探して開戦しようとするのである。

アメリカの利益の在処はどこか? 軍事的に言うと、中国はアメリカ人の相手ではない。中国が能動的にアメリカを攻撃することはない。経済から言うと中日開戦は資金の逆流を引き起こし、アメリカは新たに繁栄に向かう。日本人とアメリカ人はさらに、アメリカが中日戦争に介入しさえすれば、必ずや中国が負けること疑いなしだと思っている! このためアメリカは日本を支持し、日本も喜んで急先鋒となるのである!


http://military.china.com/critical3/27/20131128/18182281.html


中日がもし釣魚島で開戦したら、あるいは世界大戦が引き起こされるか

最近、我が国は東海防空識別圏を画定し、米日の反応は相当に激烈で、続いて各種の小さな動きがある可能性が排除されず、中日が意図せず戦闘になる確率は多いに増す。

だが、ひとたびこの地域で戦争が発生したら、戦争はいかなる方向に向かうのか? 私は以下の可能性があると考える。

1、北朝鮮:この国の経済は崩壊に瀕し、北朝鮮はずっと明けても暮れても韓国を統一することを考えている。金三代目はこの前、3年以内に半島を統一すると大きなことを言い放った。もし中日、中米が戦争を発生させたら、北朝鮮はきっと機に乗じて韓国に進攻する。確率は95%以上である。また北朝鮮が日本本土に向けミサイルを発射し、間接的に中国を支援する可能性も排除されない。聞こえがいいように「抗日援中、抗米援中」と言うことができる。ひとたび韓国、北朝鮮、日本、アメリカ、中国が戦争になったら、滅茶苦茶な騒ぎになる。

2、インド:インドは中国と日本、アメリカが東海方向で戦争を発生させると、きっと中国西部地域において事を起こし、対中戦争に加入する。だが中国はずっと陸戦の王であり、陸上の戦いならもし両面作戦でも、インドは必ずしも優位に立てない。解放軍上層部の指揮がミスを犯さない限りはである。確率80%。

3、フィリピン:米軍、日、印と中国が開戦した後、フィリピンはきっと無為に甘んじることはない。銃では他人に及ばず、砲でも他人に及ばないが、やみくもに無茶をし、後先を考えない動作はやはりある。最も有り得るのは、南海で中国海監に向け火蓋を切り、中国漁船を撃沈することである。彼らが願うのは中国が日本、アメリカ、インドとの戦争に忙殺されているタイミングで火事場泥棒を働き、中国に精力をさく余裕がなくなることである。確率70%。

4、ロシア:中国が上述の諸国と戦争を発生させたら、ロシアの態度は非常に重要である。だがロスケは天然自然に信用できない相手であり、中国に対し非常に多くの邪推、勘ぐりを抱いており、しかも中国が過度に強大になることを全く望んでいない。このため戦争の中で中国に対し直接支援し、米日と面と向かって戦争することはあまりありそうにない。最大の可能性は象徴的動作であり、西の方面で、ずっとポーランドなどの国に対し不満を持っている可能性があり、プーチンの個性をもって西でいささかの小規模兵力を用い、小規模な局地戦争を行う。時間は3日を超えることはあるまい(頑住吉注:この部分、何故ロシアがこんなことをする可能性があると考えるのかさっぱり分かりません)。東では何隻かの駆逐艦を派遣して太平洋に出、米日に対する監視コントロールを行い、あるいは飛行機を日本本土に飛ばして威嚇を行い、メンツを保つ。だが実際に出兵して中国を助けることはなく、洞ヶ峠を決め込み、戦時には武器を売る。しかも付加条件と価格も高める。密かに米日と結託し、中国を陥れる可能性も排除されない。

5、ベトナム:陸上で中国と国境を接しているので、戦時にはあえて何の動きもしない。ベトナムは南海の島嶼を占めること最も多く、自分が実際の利益を獲得していることも知っている。主に高見の見物をし、中国の軍事能力の表れに対し評価、研究を行う。

6、台湾:戦争勃発後、台湾が大陸サイドに立つことはなく、象徴的に地域の平和の維持保護をいくつか口にする。もし中国大陸が勝利したら、独立派は黙る。もし大陸が軍事的に利を失えば、台湾独立派はすぐ独立をがやがや騒ぎ立てる。

7、中国:中国内部の戦争中における反応は国家と民族の興亡に直接影響する。2つの可能性がある。1:戦争勃発後、人々の気持ちがいきり立つ。日本に対する百年の恥辱をすすぐことさえ充分可能である。勇気を持て、心配するのは悪いことだ、と。その時デモ行進、日本車を叩き壊す、商店を叩き壊すなどの事情が出現する。沿海の都市の無知な民衆は米日のミサイル攻撃を受ける事を心配し、大量に脱出する。チベット独立派、ウイグル独立派はきっと再度立ち上がって活動が高まり、国内の交通、物流などの経済生活秩序に混乱が生じる。加えて国内に潜伏する敵の道案内をしようとする者、売国奴のいくつかの言論は極めて大きく人々の思想を乱し、国内の人心はびくつき、国家、軍隊に対する信頼を失い、士気も影響を受ける。国は対外戦争と同時に、止むを得ず大きな部分の精力を割いて国内秩序を引き締める。国内の利益集団や売国奴勢力は各種の言論をばらまき、上層部に妥協あるいは停戦を強迫する。これは我が国にとって非常に不利である。

この種の状況が出現するのはすなわち、我が国の多くが戦争を見たことがなく、人々に関連の演習、練習が欠乏し、思想、観念の内部で戦争がはるかかなたに感じられ、突然開戦となるとパニックの感情が生まれるからである。だが戦争の時間が長引くにつれ、この種の状態はごく短期間で静まり、人々はどんどん冷静になり、団結はしっかりしたものになる。

現在、我が国周辺の情勢にはいまだかつてなかった厳しい局面が出現している。中国人は戦いを忘れて久しい。戦争初期、きっといくつかの自らの混乱がもたらす損失がある。これらは我々が現段階において備える必要があるものだ。大きな力を入れて売国奴勢力を粛正し、中央の権威を強固なものにし、末端における政府の業務に入れる力と広さの度合いを強化し、人々の群集思想に対し充分な余熱と宣伝を行うのである。社会治安と秩序がうまく維持保護されていれば、破壊略奪の局面は出現しない。

国内の安定のための業務をうまくやっていさえすれば、戦争が長引くにつれ、アメリカが通常戦争では優位を占められなくなっても核戦争の危険を甘んじて冒すことはなく、密かに中国と協議を達成させ、戦争から手を引く可能性が大いにある。その時になればインドも停戦し、中国は日本に対し圧倒的優勢を有するようになり、日本は戦敗する。周辺諸国は群をなして屈服する。台湾は帰順を考える。北朝鮮がもし最初の1週間以内に最大限韓国を占領しなかったら、結果は比較的悲惨なことになり、人民軍の精鋭は失われ尽くし、北朝鮮の政局は動揺し、韓国はアメリカの支援下に入る。民心はすでに失われているので北朝鮮経済は完全に崩壊である‥‥韓国も砲火に破壊されるが、滅亡することはなく、ただし中国はやはり北朝鮮の地縁政治構造を維持し、このため半島には統一される可能性が大いにある。だが(頑住吉注:意味不明)、これをもってカードとし、韓国と談判する。

ロシアには戦争中基本的に重大な損失はなく、中国の元気は大いに傷つき、アメリカにも非常に大きな損失があるので、最後に笑うのはやはりプーチンである。

以上の観点は純粋に憶測に属する。


 分かってるっての。しかし多くの民族を寄せ集め、すぐ暴動が起こる民度の中国は日本にはないリスクを抱え、下手をすれば国自体が内部崩壊する恐れがあり、ある意味では戦争の抑止力になるかもしれないですね。しかしいろんなところで見え隠れする中国のロシアに対する非常に複雑な感情は興味深いです。













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