日本、空母大国へ‥‥?

 中国による日本の「空母」の評価です。

http://military.china.com/news2/569/20130812/17993143.html


劉江永:日本が空母大国となる技術的ボトルネックはすでにない まさに秩序立てて回復しつつある

排水量2.7万トン、15機のヘリを搭載でき、かつF-35D戦闘機搭載の計画がある日本の「準空母」は、日本の広島が原子爆弾の爆発に遭った68周年記念日当日に進水した。

日本はこれが「準空母」だと言い張っているが(頑住吉注:そんな言い方はしてないでしょう)、この排水量がすでにイタリア海軍の「ガリバルディ」号空母、スペインの「アストゥリアス王子」号空母、イギリスロイヤルネービーの「インビンシブル」級空母を超えている「いずも号」はとっくに軍事界から真の「空母」と見られている。

日本というこの世界にかつて25隻の空母を持った東アジアの空母大国は、第二次大戦時に空母艦隊全軍壊滅という懲罰に遭った。だが今日、中国侵略を行った時の戦闘艦の名称が再度復活した「空母」戦闘艦は、世の人にこの国がまさにその海洋に覇を唱える野心を回復させつつあることを見せた。

だがこの日本の「空母」戦略の剣はどこを指しているのか? 著名な日本問題専門家で精華大学教授の劉江永は南方日報記者のインタビューを受けた時、「全く疑いなく日本の海上戦力増強は中国に照準を合わせており、特に東海海域における支配権の獲得を希望している!」と語った。

「いずも号」はすでに空母の戦力を備えている

厳密な意味で言えば「いずも号」はまだ決して空母とは呼ばれないが、劉江永教授は本報記者のインタビューを受けた時、日本の「いずも号」はすでに空母の戦力を備えている、と語った。

日本の権威ある艦船類の刊行物である「世界の艦船」が明らかにした情報によれば、日本の新世代ヘリ搭載駆逐艦22DDHは全長248m、全幅39mで、現在日本の海上自衛隊に就役している最大の水上作戦艦艇である「ひゅうが」級に比べてさらに50%大きい。だがこの新型ヘリ空母「ひゅうが級」の排水量もすでにイタリアのガリバルディ号、スペインのアストゥリアス王子号、タイのチャクリ・ナルエベト号軽空母を超越している。そして「いずも号」の排水量は2.7万トンにも達する。

この戦闘艦はさらに3つの進站武器システム(頑住吉注:検索しても同じ文しかヒットしません。誤字でしょうか)と2つのミサイル発射装置、5つの機の発着ポイントを装備しており、少なくとも15機のヘリが搭載でき、このことは疑いなくこの艦にヘリ空母の機能を持たせる。ヘリは潜水艦が捜索でき、しかも対艦ミサイルの射程外から敵サイドの戦闘艦を偵察できる。このため、「いずも号」は対潜および封鎖能力を持ったと考えられる。同時に「いずも」号が搭載する15機のヘリは1機2発として計算すれば30発近い対艦ミサイルを持つことになり、この数は間違いなくいかなる単一艦の攻撃能力も超越している。

だがヘリ空母にもやはりそれなりの問題が存在する。すなわち強大な防空火力を持つ相手方の軍艦に直面すると、ヘリの生存力が問題となり、ヘリを対地攻撃に使ってもその攻撃力に問題が存在するのである。だがある情報は、「いずも号」の甲板と機格納庫のレイアウトはヘリの搭載を決して満足させず、それはヘリだけでなくティルトローター機、無人機ないし固定翼戦闘機も搭載でき、このため特殊な改造を経ている、としている。日本サイドはさらにF-35B戦闘機をその艦載機として購入する可能性があり、このことは疑いなく「いずも号」に強大な垂直投入能力とより強い海上攻撃能力を持たせることになる。

日本の海上自衛隊の元艦隊司令勝山拓中将はかつて「世界の艦船」で文章を発表し、「いずも号」の将来あり得る空母化改造方案を詳細に検討した時、改造を必要とするのはまずスキージャンプ甲板の装備で、工期は数ヶ月以内、費用は1億円に達しないと見られる、と語った(頑住吉注:え、そんなに安いすかね)。全体のバランス性と強度アップを考慮し、艦体にも相応の改造を行う必要があり、期間は約半年、費やされる資金は約数億円である。F-35Dをひとたびこの艦に配備しさえすれば、この艦は直ちに真の空母になり得る、と言える。

駆逐艦の作戦能力を持つだけでなく、この艦はさらに支援艦の設計を採用しており、その他の軍艦の作戦を支援できる。この艦は多数の日本陸上自衛隊人員と車両を輸送でき、かつ海上自衛隊の軍艦のために燃料補給が提供でき、その随伴補給能力は専業の補給艦の50%に相当する。この艦は2015年3月に就役すると見られ、かつ就役後日本の海上戦力の遠洋活動能力は必ずや大幅に増強されることになる。また「いずも号」は日本の重要な海上作戦プラットフォームともなる。

日本が空母大国となる技術的ボトルネックはすでにない

(頑住吉注:変なとこで切れてますがこれより2ページ目)

日本の海軍の発展状況から見て、その大型輸送上陸艦(おおすみ級)およびヘリ準空母(ヘリ搭載護衛艦、ヘリ搭載駆逐艦)はすでに日本を真の空母大国の入り口まで進ませている。

「日本の『いずも号』を建造する計画は少なくともすでに5年前には制定されていた。これは近年来日本が海上戦力を増強する戦略の結果であり、しかも今後日本はさらに海上戦力の強化を継続する。」と劉江永は語る。現在明らかにされている各種の情報によれば、日本はまさにそのかつての空母大国としての身分をステップバイステップで回復しつつある、と判断できる。

日本はかつて最も早く空母技術を研究開発した国の1つであり、その海軍力はかつて東アジアにおいて米英を除きナンバーワンだった。1922年12月、日本は世界初の標準型空母「鳳翔」を建造した。第二次大戦終結までずっと、日本は相次いで25隻の各タイプの空母を建造した。だが戦後、「平和憲法」に基づき日本の自衛隊は進攻性武器を持てなくなり、空母は当然禁止リストにあった。

1990年代以後、日本の海上自衛隊は戦略を改変し、「迂回戦術」の手法を採り、形を変えて空母を作った。1993年、日本の国会は「おおすみ」級輸送上陸艦の建造を批准した。第1隻目の「おおすみ」号は1998年3月に正式に就役し、現在すでに3隻あり、その排水量は1.3万トンに達し、1,000名の陸戦隊員、16機の大型ヘリ、10両の90式メインバトルタンクあるいは1,400トンの物資が輸送できる。日本は「おおすみ」級を輸送上陸艦と称しているが、その艦体構造は多くの近代化された空母の特徴を備えている。

2004年、日本の海上自衛隊は「ひゅうが級」ヘリ護衛艦である16DDHを建造した。この艦の排水量は1.35万トンで、11機のヘリが搭載でき、同時に3機のヘリを発着させられる。この艦はすでに完全に軽空母の機能を備え、NATO基準から見ればこれは実際にはすでにヘリ空母である。「ひゅうが」号は先進的火砲、ミサイル、魚雷などの武器および一体化された艦載指揮・通信システムを装備し、かつ極めて重要な防空設備であるFCS-3システムを装備している。これは小型の「イージス」フェイズドアレイレーダーシステムである。現在すでに対潜、防空、災害救助および海外で危険に遭遇した日本人の救出など多項目の任務の主力戦闘艦となっており、かつ超視距離垂直上陸および強襲揚陸などの任務を担っている。

劉江永は、かつての空母大国として、日本の空母を含む艦船建造方面の技術は全く立ち後れたことはなく、その現代空母を建造する技術は終始保持され、かつ不断に向上している、とする。その国力、工業能力、情報システム、空中技術に支えられ、日本が再度空母大国となることに、技術上は決して困難は存在しない。日本の海上自衛隊の「長期軍事力建設」方案は、日本が2015年前後に2隻の「ホークアイ」早期警戒機と戦闘機を搭載できる空母を建造する計画であることを明らかにしている。

アメリカが日本の軍事発展を制限することはない

第二次大戦の戦勝国として、アメリカは日本というこの敗戦国が不断に軍事力を発展させる、ないし軍事強国に変わることを許すのか否か?

劉江永教授の判断によれば、現在日本海軍の実力は東アジアにおいてアメリカとロシアを除きナンバーワンである。この背景の下で、日本はまだ海軍力の継続しての増強を堅持しているが、これを押し動かす力はどこにあるのか?

日本政府スポークスマンはかつて、日本が海上戦力を強化するのは海上輸送ラインの安全を維持保護し、海賊などを打撃するためだ、とした。「我々は日本にこのような需要があることを認める。だが『鶏を殺すのにどうして牛刀を用いるか』であり、輸送ラインの安全を維持保護し海賊を打撃するのに、準空母のような戦力を動員する必要は全くない。」 劉江永は、日本が止まることなく海軍力を増強するのは主に中国に照準を合わせてのことであり、ロシアあるいは北朝鮮、韓国に対してではない、と語る。現在中日の間には釣魚島および東海海域上にいずれもいくつかの争いが存在し、日本は海軍力の増強によって東海と釣魚島問題での支配権を争奪することを望んでいるのである。

不断に強大化する日本の海軍力に関し、その戦力の使用は進攻性なのかそれとも防御性なのか? 劉江永は攻防兼備だとする。だが日本の「平和憲法」と「防衛大綱」が改変されない状況下では、日本が中国に向け進攻を発動する可能性は存在しない。だが近年来、特にここのところ日本の「平和憲法」と「防衛大綱」の改変を希望する呼び声はどんどん大きくなっており、関心を注ぐに値する。

劉江永は、実は冷戦以来アメリカは常に日本の軍事力の発展を支持してきた、とする。「アメリカは日本の同盟国である。これは重要な判断材料であるため、アメリカが日本の軍事発展を制限することはないし、さらに安全方面で日本と協力する。」 当然アメリカも日本の軍事発展にこれ以上は譲れないラインを引いている。すなわち日本が核兵器を開発するのは決して許さない。これを除き、アメリカが日本を制限することはない。(南方日報記者 趙楊 実習生 萬曉華)


 財政が厳しい中で本当はこんなの作りたかないんですが、周りの状況が許さないんですよねー。














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