轟ー6Kと「バックファイア」が軍事競技で対決へ

 世代がだいぶ違う両者ですが。

http://military.china.com/important/11132797/20170511/30514537_all.html#page_2


「戦神」まもなく「バックファイア」と対決へ:ロシアの老人の耳の痛い評価を覆し得るか

原題:轟ー6Kまもなくツポレフ-22M3と対決、軽視された欠陥が全て飛び出してきた

先日、ロシア航空宇宙軍総司令のボンダレフ上将は、ロシア航空宇宙軍は初めて中国で行われる「航空ダーツ」競技に参加することになり、今回の競技は39の航空機チーム、全部で102名の飛行員の参加がある、とした。これはどんな概念なのか? ホストの規模はきっと客人に比べ少ないだろう。このことは、その時我々は何十機もの実戦機が同じ場で競技する壮観な場面を見ることになる、ということを意味している。

ロシア軍の出動規模から見て、爆撃機チーム競技に参加するツポレフ-22M3爆撃機を含むはずである。以前、中央テレビの報道はすでに我が軍の轟ー6Kの競技参加があることを事実確認している。つまり、轟ー6Kとツポレフ-22M3というこの2種の爆撃機が正面対決を展開することになる。

轟ー6Kは我が国最新の爆撃機の機種で、皆それに言及すればいつも誇りの感情を持つだろう。ならば今回それとツポレフ-22M3というこの国外「最小」の爆撃機とでは、人にどんな見た感じを与えるだろうか? 今日、北国防務はこの件を語ろう。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ツポレフ-22M3の空力外形は現在見たところ依然素晴らしい」)

ロシア航空宇宙軍のツポレフ-22M3と中国空軍の轟ー6Kの対面は、疑いなく今年の「空中ダーツ」競技の最も味わい深い一幕で、非常に多くの我々が深く考えるに値する話題を引き出すだろう。

まず、位置付けの上から見て、ツポレフ-22M3はロシア航空宇宙軍の戦略爆撃機「トロイカ」のうち最小の1機種だが、中国空軍最大の戦略爆撃機である轟ー6Kに比べると、それにもかかわらず依然正真正銘のでかぶつである。ツポレフ-22M3が主翼を展開した時の全幅は34.28m、轟ー6Kの32.3mと差が大きくないが、ツポレフ-22M3の全長は42.4mに達し、一方轟ー6Kは34.8mしかない。最大離陸重量の上では、ツポレフ-22M3は124トン、一方轟ー6Kは78トン前後でしかない。

つまり、我々が誇る轟ー6Kはもし国外の「最小」の爆撃機の面前であってもまるで「子供」である。

航空機の発展の上では、往々にしてどんどん大きく、どんどん重く、飛行速度がどんどん早くなるほど、設計と製造の難度もどんどん高くなる。特に爆撃機の研究開発の上では、大型航空機の設計、
材料と製造技術の長期の蓄積なくして、70トン級の中型爆撃機から100トン級以上の大型爆撃機へのグレードアップはほとんど不可能なことである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「もしツポレフ-22M3と比べても、轟ー6Kの体格はずっと小さい」)

ツポレフ-22M3は通常・核打撃能力を兼備した超音速大型中遠距離戦略爆撃機で、その作戦用途は非常に広く、遠距離空対面ミサイルを搭載して対艦および対地攻撃任務を実施することもできれば、旧式爆撃機のように普通の航空爆弾を搭載して「絨毯爆撃」をすることもできる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「シリアでの軍事行動の中で、ツポレフ-22M3の主要な任務は通常爆弾の投擲で、「経験豊富」ということができる」)

特に対艦作戦方面では、アメリカ海軍はずっとツポレフ-22M系列超音速爆撃機をその空母艦隊に対する最大の脅威と見ている。しかも、もし今日の基準をもってツポレフ-22M3を注視しても、その空力外形は決して時代遅れではない。まさに冷戦の時期ソ連航空工業が大型戦略爆撃機方面でこのように堅固な基礎を打ち立てていたからこそ、ロシアが不断に「貯金で生活」し、それにもかかわらず依然相当程度の戦略的威嚇力を保持できるようにさせている。

中国がツポレフ-22M3超音速爆撃機の完成品および生産ラインを導入するつもりとの噂がかつてさもありそうに伝えられたが、最終的にはいつもありもしないこととなった。非常に多くの人はツポレフ-22M3の技術はとっくに時代遅れで、中国にはより先進的な戦略爆撃機を研究開発する能力があるはずだと思っている。しかし、轟ー6Kが中国空軍で最も先進的な爆撃機として就役している時、かのロシアの老人が言うところの中国はもはやツポレフ-16を用いていないはずとの話は、聞いた人をあまりにも耳が痛くさせないだろうか?

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアの老人の質問は人を無奈にさせる」 「無奈」はしょうがない、みたいな意味らしいですがうまく訳せません。)

中国航空工業は大型爆撃機の発展の上でずっと前から常に轟ー6系列のポテンシャルの不断の掘り起こしに重点を置いているが、空力レイアウト設計、材料技術の上での創新の上ではそれにもかかわらず成果は少ない。ツポレフ-16を一歩でB-2Aまで飛躍させたくても、もし多くの技術検証のデータの累積と支持がないと、おそらく実現できない。

だが、ツポレフ-22M3と轟ー6Kは同一クラスのライバルではないが、「空中ダーツ」の競技科目の中では、両者が勝負するのは正常なことでもある。これまでの例から見て、「空中ダーツ」の競技科目は主に普通の航空爆弾の投擲で、さらに途中にいくつかの障害の設置があり、もって防御突破能力を「検証」するだろうが、このことは飛行機の性能に対しある程度試練がある。

この2点の上から見て、ツポレフ-22M3と轟ー6Kのパフォーマンスは差異が大きくないはずで、飛行性能方面ではツポレフ-22M3に優勢があり、轟ー6Kは航空電子設備の技術性能の優勢に頼り、投弾の上でより優勢がある。だが全体的に言うと、もし「航空ダーツ」競技科目だけについて言うなら、轟ー6Kは実際何らの優位も占められない。

もし轟ー6Kに優勢を見せさせたければ、実行可能な方法は「空中ダーツ」競技の中でレーザー制御誘導爆弾投射の科目を増加することで、もしそうすれば轟ー6Kはツポレフ-22M3に完勝できる。轟ー6Kは機首の下方に総合光電子吊り下げポッドを追加装備しており、それにレーザー照射器を集成するだけで、もうレーザー制御誘導爆弾の自主投射を完成し、かつ自主照射誘導を実現することができる。一方ツポレフ-22M3はもし改良型のツポレフ-22M3であっても、最新のSVP-24-22ナビゲーション/攻撃システムは装備しているが、轟ー6Kに比べれば何らの優勢もない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「轟ー6Kが武器を搭載して南海を巡航」)

だが、ロシア人が創立したイベントとして、中国が己に有利なルール修正をしたくても、明らかにあまり可能性はない。

爆撃機を含む各種武器プラットフォームは全て1つの全体で、1、2方面の優勢を突出させることは可能だが、全体の上で見れば非常に容易に隔たりに気づく。このことは轟ー6Kの上に体現されること非常に顕著で、その航空電子技術はあるいは世界一流水準に比肩できるかもしれないが、飛行機の基本は結局のところ1960年代のツポレフ-16で、その航続距離、搭載荷、飛行性能、操縦品質の隔たりはいずれもそこにある。

要するに、轟ー6Kは現在我が軍の比較的無奈な選択で、我々の未来の目標はやはり新世代の戦略爆撃機の開発である。我が国の現在の国力集中力量突破をもってすれば、伝説の中の轟ー20は我々からの距離があまり遠くないと信じる。


 一応軍事スポーツという建前ですから普通爆弾や非制御誘導ロケット弾を使うのが自然で、制御誘導兵器を使ったら兵器の性能比べになるでしょう。去年までの「戦車両項目」の例から見ても、ロシアは自国に有利なルールにするでしょうし。















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