インドの外国戦闘機導入関連2題

 インドは中国と違っていろいろな国から買えますからね。

http://www.hao123.com/mid/6009288319493341120?key=&from=tuijian&pn=1


インド、また大出血しようとする? ロシアのミグ-35Sまもなく量産へ 相手方も賞賛して止まないまでに先進的

およそ40年前、すなわち1977年10月6日、世界の著名な小型戦闘機ミグー29原型機が初飛行を行い、6年後にソ連空軍での就役、装備を開始し、今に至るも依然世界で数が最多の戦闘機の1つである。生産開始から今に至るまで、全部で1,600機あまりのこの戦闘機が生産され、世界25カ国で就役している。

ミグー29戦闘機の主要な目標は前線の空中の優勢を獲得するためで、後期の改良型は徐々に空対地攻撃および対艦能力を持った。通常ということで言えば、小型戦闘機は主に前線に配備され、しばしば条件の比較的劣る飛行場に駐屯し、このためミグー29戦闘機は使用条件が簡単だが、極めて信頼性の高い戦闘機で、世界の航空界の中の「カラシニコフアサルトライフル」と賞賛される。

ロシアの「信号旗」国家機械製造設計局はミグ-29戦闘機のためにわざわざR-73短距離空対空制御誘導ミサイルを研究開発した。このミサイルは1983年に就役を開始した。ロシアと世界のその他の国の空軍は今に至るもまだこの改良型の超機動ミサイルを使用している。このミサイルは「ファイアアンドフォーゲット」の原則を適用し、これは近距離空戦の中で非常に重要で、飛行員はより多くの時間を高速機動の上に用いることができる。

ミグー29はクリモフ設計局が研究開発したRD-33ターボファンエンジンを採用し、双発、低バイパス比で、1台のアフターバーナー不使用時の推力は50キロニュートン、アフターバーナー使用時の推力は81.4キロニュートンで、全権限デジタル式コントロールを採用し、戦闘機の速度を2450km/hまで加速させ、かつ複雑な特技動作を完成させることができ、これには「鐘式機動」(頑住吉注:垂直上昇の頂点で速度をゼロとし、戦闘機の尾部ノズルを回転軸として素早い機首の方向転換を行う、とされてます)が含まれる。ミグー29の機動性は甚だしきに至っては潜在的敵の賞賛を得るに至っている。

ソ連とロシアはミグー29を基礎に全部で約20種の改良型を研究開発した。複座版ミグー29練習戦闘機、高精度ミサイルを発射して地上目標が破壊できるミグー29M戦闘機、推力ベクトルエンジンを配備したミグー29OVT超機動戦闘機、ミグー29K艦載機等々である。

ミグー29戦闘機の最新改良型はミグー35S戦闘機で、最新の武器、航空電子設備、ナビゲーションおよび通信システムを配備する。ミグー35S戦闘機初めてのお目見えは今年のMAKS-2017航空展で、「ビートル-A」アクティブフェイズドアレイ機載レーダーを配備し、距離200kmに達する30の空中目標が追跡でき、3ルート無線電子遠隔操作システム、RD-33推力ベクトルエンジン、ヘルメット位置決定および照準システムを持つ。

ロシアのミグ飛行機製造会社社長のイリヤ タラシェンコはインドの記者のミグー35S戦闘機輸出の前途の見通しに関する問題に解答する時に次のように指摘した。インドはずっと大量のロシア製戦闘機を装備し、特にミグー29戦闘機で、このためインドの基礎施設はミグー35と互換性があり、しかもミグー35の価格と飛行コストもその前のタイプの戦闘機に比べずっと低い。また、ミグー35は速度、機動性、航空電子設備方面でもこうした戦闘機より顕著に優れている。

理解されているところによれば、ミグー35S戦闘機は今後2年以内に量産を開始し、ロシア国防副大臣のユーリ ボリゾフは、ロシア空軍はこの期間に30機のこの新たな戦闘機を受領することになる、とする。


http://www.hao123.com/mid/10893889359984270599?key=&from=tuijian&pn=1


インド、「ラファール」導入後ちょっと得意になるのが早すぎのよう 非常に多くのまだ実際の対面を必要とする問題がある

画像のこの平滑な、線形優美なエンテ翼戦闘機はフランスの「ラファール」多用途戦闘機である。インドとフランスは契約を締結し、79億ユーロを費やして36機のこの戦闘機を購入し、長年を経歴した購入の噂にはついにけりがついた。インドはフランスの兵器貿易大国で、ミラージュ2000はインドにも少なからぬ数がある。近年はさらに巨資を投じてグレードアップを行った。ミラージュ2000はフランスにより自主設計され、フランス初の第4世代戦闘機で、第4世代戦闘機中唯一前翼を伴わないデルタ翼戦闘機を採用したものでもあり、これは独自の旗印を掲げる設計である。フランスの戦闘機研究開発方面で独自の旗印を掲げるやり方はミラージュ2000機にだけ体現されているのではなく、さらに全ミラージュ系列飛行機の形成と発展の中にも体現されている。ミラージュ2000は2013年までにフランスを除きさらに対外的に8つの国と地域に販売され(頑住吉注:ミグー29の記事では「国」でしたがミラージュ2000は台湾にも販売されてますから「国と地域」なわけでしょう)、総生産数は600機あまりで、基本型は空中優勢戦闘機の2000C型で、全天候、全高度/全方位、遠距離迎撃任務が遂行できる。1980年代には2000B複座練習型と2000N対地攻撃型が開発され、1990年代には空戦能力が顕著に向上した2000-5型が研究開発され、改良型は20種あまりに達している。

だがこの36機の「ラファール」はインドが短時間内に手にできるものではない。契約によれば第一陣は2018年末になってやっと提供が完成でき、残りの引き渡し期限は2022年内で、この点からは、フランス人が1年にインドに6機の「ラファール」しか与えないことが見て取れる。ラファール戦闘機の真の優勢は多用途作戦能力にあり、この戦闘機は世界で「機能が最も全面的」な、海空併せ配慮しているだけでなく、しかも空戦と対地、対艦攻撃能力がいずれも非常に強大である。F3型を例にすると、ラファールはすでに超越的に高い対艦攻撃、偵察および核攻撃能力を持つ。ラファールは能力が全面的、性能に比較的バランスのとれた多用途戦闘機で、すなわち空中格闘ができ、また対地攻撃ができ、さらに空母艦載機とすることができ、甚だしきに至っては核爆弾を投擲できる(F3型)。世界で真にこの種の「全能汎用型戦闘機」に属する新型戦闘機は、ラファールの他、アメリカのF/A-18E/FおよびF-35しかない。ラファール戦闘機とヨーロッパのタイフーン戦闘機およびスウェーデンのサーブJAS-39戦闘機はそのずば抜けた性能パフォーマンスゆえに、ヨーロッパの「三雄」と並び称される。

「ラファール」の機体とエンジンには何ら非常に多くから抜きん出た部分はなく、その技術の結晶を語ろうとすればどこに? それは航空電子としか評価されない。旧バージョンの「ラファール」の火力コントロールレーダーはパッシブフェイズドアレイで、これはすでに新型のRBE2 AESAアクティブフェイズドアレイレーダーによって取って代わられている。ラファール戦闘機は集成モジュール化航空電子(IMA)を採用し、トンプソン-CSF社の下を見/下を撃つ能力を持つRBE-2レーダーを使用し、同時に8つの目標が追跡でき、目標の脅威度を自動評価し、優先順に並べて決めることができる。2012年にRBE-2レーダーは徐々にRBE-2-AAアクティブ電子スキャンアレイレーダー(AESAレーダー)によって取って代わられ始め、新レーダーは2004年7月に研究開発が開始され、すでに2010年8月にフランス軍に引き渡され、初のAESAレーダーを全面使用する中隊は2012年に就役した。この新レーダーは対外販売の顧客にも開放される。フランス軍がすでに就役しているRBE-2レーダーを交換しようとするか否かに関しては国防予算編成を根拠に定める必要がある。新たなレーダーは探知計測距離、追跡能力、信頼性、レーダー断面積の小さい目標のキャッチ能力を改善でき、しかも解像度が1m未満までに高い合成開口レーダー画像を提供することができる、とされる。

アクティブフェイズドアレイレーダーの他、機首部分の光電子システムもハイライトである。この光電子システムはパッシブ作動方式で、可視光線と赤外線区域で目標に対する探知計測と追跡が正確に実施でき、「ラファール」に沈黙した方式をもって敵を捜索および攻撃させることができる。ラファールには全部で14の外部吊り下げポイントがあり(ラファール海軍型は13)、このうち5つはサブタンクとその他の武器の追加装備に用い、全部の外部搭載能力は9トン以上である。ラファールの主要な空対空武器はMICA系列ミサイルである。このミサイルは真のファイアアンドフォーゲットミサイルで、しかもフランス空軍のミラージュ2000-5戦闘機などにすでに装備されている。インドが「ラファール」を導入する意図は、1つにはパキスタン空軍の全面制圧で、2つ目は強大な東方の隣国に対抗することである。パキスタンサイドは現在まだ匹敵する機種の対応がないため、形勢は比較的急迫しているが、2年前後の緩衝期間はパキスタンサイドに解決の道を探し求めさせることができる。強大な東方の隣国はすでに大量に就役している殲ー10Cも第3世代半戦闘機と称しており、性能はラファールより弱くないだろう。第4世代ステルス戦闘機殲ー20もすでに少数が先行装備されているからなおさらである。世代差のギャップは「ラファール」に超えられなくさせ、しかもインドの「ラファール」はまだ手に入っておらず、ましてや第4世代ステルス戦闘機はまだ影も形もない。


 何か本文はそうでもないのにタイトルだけインドの悪口色が強いようですが。インドは当然スホーイ-57インド版に期待し、並行してこうした第3世代半戦闘機も導入して中国に対抗することになるわけでしょう。










戻るボタン