第3隻目の055大型駆逐艦が出現?

 まだ1隻も進水してはいないようですが。

http://military.china.com/important/11132797/20170111/30163945_all.html#page_2


中国の第3隻目の055型万トン駆逐艦が組み立てられる 単価は50億にも達す

兵工廠1月11日の情報:解放軍の造艦速度は持続的に加速しており、アメリカのDigital Globeが発表した最新の衛星画像は、大連造船工場の船台の上で055型ミサイル駆逐艦がすでにまとめられて形をなし、そのサイズは付近でこれも同時に建造されている001A型空母に比べ決してあまり多くの遜色がないことをはっきり示している。055艦のの着工は中国の駆逐艦建造能力に1万トンの大台を超えさせ、将来は遠洋戦略海軍の真の主力を担うことになる。

理解されているところによれば、解放軍は055艦を第1陣として4隻建造する計画で、それぞれ大連と江南造船工場で同時に量産され、今回衛星画像はこの型の艦艇の第3隻目をはっきり示した。中国は過去055艦の建造過程に対し極度に秘密保持し、多くの進度はネット仲間によって明るみに出され、全世界の軍事マニアの注意を引きつけた。アメリカの「海軍知識」はかつて報道の中で、055型の単価は50億人民元(約230億新台湾ドル)にも達し、第1号艦の着工時期は 2014年12月で、2017年初めに進水し、2018年に解放軍海軍に引き渡される可能性があり、空母に対する保護力が増加することが有望である、と指摘した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:最新の衛星画像は055型ミサイル駆逐艦がすでにまとめられて形をなしていることをはっきり示し、付近の建造施設から判断して、その建造地は001A型空母と同じ大連造船工場である。」)

大陸の軍事専門家である杜文竜は、現在中国は055艦のような大型多用途水上艦艇を空母の「帯刀の護衛兵」とすることを相当に必要としており、このことは総合作戦能力を大幅に増強し、海軍の伝統的な対艦、防空、対ミサイル作戦能力が強化されるだけでなく、さらに対地攻撃能力を増加させることができる、と指摘する。しかも彼は、中国の未来の万トン級駆逐艦はきっとさらに海上基地中間段階対ミサイル能力を具備し、このことは現有の「中華イージス」艦に対する継承と発展であり、中国の大型駆逐艦が成熟に向かうのに必ず経る道でもある、と強調する。

また、中国海軍少将で軍事専門家の尹卓も「中央テレビ」の軍事番組の中で次のように分析した。055艦の排水量は1万トンを超えており、遠距離対地巡航ミサイルが搭載でき、対地攻撃能力を見せ、もし解放軍の性能が全面的にグレードアップした055艦に遼寧艦の「帯刀の護衛兵」を担当させれば、実はいささか役不足である。その主な原因は、スキージャンプ発進を採用する遼寧艦は陸上基地早期警戒機が支持する範囲内でしか作戦できず、ひとたびこうなればかえって、遠洋任務が執行できる055艦にその強い攻撃能力が発揮できないようにさせることにある。055艦が将来防衛しようとする目標はカタパルト発進方式の新型空母のはずである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:この前の衛星写真は、中国の上海の江南造船工場で超大型駆逐艦が建造中であり、しかもこの駆逐艦の建造進度はすでに100%に近付いていることをはっきり示している。」)

アメリカメディア:055艦はアジア最強の戦闘艦 あるいは国産空母を護衛するか

ある外国メディアの報道は、中国海軍は上海で自らの1.4万トンという排水量の駆逐艦を建造中である、とする。現在055型軍艦を何の用途にするのかまだはっきりしていないが、種々の兆しは、それが現在大連で中国が自主的に建造しつつある空母の主用な防空護衛艦とするのだということを示している。画像はネット仲間が作図した055型駆逐艦の想像図。(頑住吉注:これは元々キャプションですね。)

参考情報ウエブサイト 11月11日の報道:アメリカの隔月刊「国家利益」ウエブサイトは「中国の055型戦闘艦がアメリカのズムウォルト級駆逐艦と対決したら、どちらが優勢を占めるか?」と題する報道を発表した。2016年10月15日、アメリカ東海岸のボルチモアで、非常に長くかつ建造コストが非常に高い開発過程を経て、アメリカ海軍は「ズムウォルト」号ミサイル駆逐艦を就役させ始めた。

全長600フィート(約183m)、排水量1.45万トンの「ズムウォルト」号(3隻の対地攻撃駆逐艦の中の第1隻目)はアメリカの近代以来最大の駆逐艦である。

だが、この重量クラスには「ズムウォルト」号というただ1隻の軍艦しかいないわけでは決してない。ちょうどアメリカ人が「ズムウォルト」号の就役を慶祝している時、地球の反対の上海のある造船工場で、中国海軍は自らの1.4万トンという排水量の駆逐艦を建造しつつあった。

055型戦闘艦は主体の建造作業が開始されたばかりで、2018年までには就役しないかもしれない。だが、この軍艦が真に就役する時、それはアジアで威力が最も強大な軍艦になる可能性がある。

専門家、「中国が055万トン大型駆逐艦に着工」に回答:まだ当局の確認を必要とする

人民ネット北京 10月17日電(記者 黄子娟) 最近、軍事専門家の李傑、「現代艦船」編集長の崔軼亮が人民ネットを訪れ、「空母および艦載機の未来の発展の趨勢」と題してネット仲間とオンライン交流を行った。崔軼亮は、空母の航路を護衛する艦艇は防空、対潜および高い航行速度といった三方面の能力を持つ必要がある、とした。

ネット仲間は「外国メディアの報道は、中国海軍が初の排水量が1万トンを超える水上主戦艦艇である055型駆逐艦を建造中であるとしていますが、この種のトン数の大きな戦闘艦は空母の護衛艦艇として用いようとしているのですか?」と質問した。

崔軼亮は次のように指摘した。関連の報道が事実か否かに関しては、まだ公式な確認を必要とする。だが、いったいどのような艦艇が空母艦隊に編入できるのかに関しては、艦船のトン数から判断する必要があるだけでなく、さらに機能の角度から分析する必要がある。空母戦闘群に編入される艦艇の使命は、まず空母の安全を保護すること、次に対艦、対地打撃および対潜などの任務を執行することである。空母艦隊は一般的に言って以下の類型の艦艇を必要とする。一つ目は防空能力が非常に強い戦闘艦。二つ目は対潜の実力が強い艦艇であり、もって潜水艦が空母に対し構成する非常に大きな脅威に対応する。三つめは航行速度が空母について行けるもので、巡洋艦、駆逐艦、護衛艦いずれであろうとも、空母艦隊に編入しようとすれば空母の高速の機動について行け、落伍しないことが必須である。


 途中で気づきましたがすでに紹介した記事の再録が含まれてましたね。過去中国は新型軍艦を極少数建造して使用し、その後改良して量産する、という手順を踏むことが多かったわけですが、1万トン級駆逐艦という前例のない大型戦闘艦を一気に4隻建造するというのは建造技術その他いろいろな面で自信をつけていること、また空母の護衛艦を切実に多数必要としていることの表れでしょう。


















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