中国の潜水艦の静穏性がロシアのキロ級を超えた? その2

 続きです。

http://military.china.com/important/11132797/20170922/31499751_all.html#page_2


さらにロシアのキロ級潜水艦を見ると、メインモーターがあり、経航モーター(経済航行速度には小型モーターを用いる)があり、さらに予備用モーターがあり、技術の上で言えばロシア人はドイツ人に比べ差がちょっとではないが、ロシアのこの配置方式は体積、重量の代価を支払った後、その信頼性はより高く、異なる航行速度に適応する状態下で効率が非常に高くでき、同様に静音もこの道理である。

このため、キロ級潜水艦は30年前の古い潜水艦と見てはならず、その静音水準は依然現在世界の通常潜水艦の1つの先進水準を代表している。そして我々の静音水準はキロを超え、これは我々の通常潜水艦が静音水準の上ですでに世界第一グループに身を置いていることを示す。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国海軍の『095』型原潜」)

中船重工の潜水艦総設計師である呉崇建はさらに、我が国の次世代通常潜水艦は量子通信、量子ナビゲーション、スマート無人機を運用すると言及しているが、こうした新技術はどういった方面で潜水艦の性能を向上させるのだろうか?

陳虎:もしこうした技術が次世代潜水艦に運用されたら、潜水艦技術のもう1回の根底から覆す性質の革命を引き起こし、我々はすぐに世界潜水艦技術の頂点に立てるだろう。我々は潜水艦が現在直面する最大の問題はどこにあるかと言えば、1つは隠蔽性の問題で、隠蔽性とは静音の問題があるだけではなく、それが頭を露出するだけで、その隠蔽性はすぐに破壊されるだろう。現在の潜水艦のナビゲーション、水中ナビゲーションに用いられるのは慣性ナビゲーションであるが、慣性ナビゲーションには1つ非常に大きな問題があり、それは時間とともにそれには偏差が生じるだろうことである。つまりそれは独立して一定の時間運行した後、その精度は大幅に低下し、このため一定の時間を隔てるごとに修正する必要がある。潜水艦にとって、修正をしようとすればどうするのか? GPS信号を受信するにしても天文ナビゲーションを使用して修正するにしても、いずれにせよ水面に浮上する、あるいは潜望鏡の深度に入る必要がある。これは直ちに暴露の危険を生じさせる。だが量子ナビゲーションを使用すれば潜望鏡状態に入る必要はなく、ましてや水面に浮上する必要はなく、潜水艦が暴露する1つの重要な要素が抹消されるに等しい。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国の某潜水艦総設計師である呉崇建は番組の中で、中国の通常潜水艦技術はとっくにロシアの『キロ級』を超えていると直言した」)

ではスマートヘリは潜水艦にどのような効果を生じさせるのだろうか? 我々は潜水艦はめくらだと言い、それは耳に頼る必要があり、つまりソナーである。

もし無人機技術を使用すれば、潜水艦に目を持たせたに等しい。だがヘリと潜水艦の通信は非常に大きな問題で、このため潜水艦が無人機を使用しようとすれば、高度にスマート化された無人機であることが必須である。つまり任務飛行の執行過程の中でそれはあらゆる制御項目を自主的に完成する必要があり、このためスマート化無人機の潜水艦への搭載は潜水艦技術に対し根底から覆す性質の効果を生じさせることになるだろう(頑住吉注:しかし普通に考えて無人機を発進させるには浮上する必要があるでしょうし、話の流れからしてそれはまずいはずでは。)。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国の通常潜水艦」)

よりヘビー級なものは呉崇建総設計師が言及した量子通信である。何故なら潜水艦は水中で無線電信通信が使用できないからで、ソナー通信を使用すれば目標として暴露するだろう。このため潜水艦は水中で基本的に「ローンウルフ戦術」を使用するしかなく、孤軍奮闘し、円を描き、範囲を区切って、この円内は我が地盤、他人が入ってこようとすれば水上だろうと水中だろうと、誰であろうと、来たものはすぐ打撃するということで、このためこれは非常に大きな程度上潜水艦の戦術運用を制約している。

もし水中の通信技術が根本的に解決できれば、潜水艦の戦術運用は革命的性質の変化を迎えることになるだろう。そして量子通信はまさしくこの革命的性質の変化のために基本的な技術的ルートを提供しており、皆に広く開けた前途の見通しを与えている(頑住吉注:浮上せず他と通信できる手段があるんなら無人機を自身が搭載し自身から発進させる必要はないんじゃないですかね)。

このため中国の潜水艦の現状と発展を見れば、皆の伝統的観念のいくつかの性能指標だけに限られず(例えば静音水準)、もし量子通信、量子ナビゲーション、スマート無人機技術が中国の次世代潜水艦に持ち込まれれば、戦闘機の潜水艦はその名に恥じない世界で最も先進的な潜水艦となり、通常潜水艦だろうと原潜だろうとそうである。


 これまでにない技術的方法で一気に潜水艦技術のトップに立つことを狙っているようですが、当然アメリカその他も似た研究は行っているでしょう。













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