中国の専門家、日本のF-35追加購入を評する

 正直私もF-35は大丈夫なのかという不安を持っていますが。

http://military.china.com/news2/569/20140114/18285554.html


専門家:日本のF-35大量追加購入はあるいは無駄遣いか 財政は緊迫し買う金なし

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:Fー35戦闘機」)

日本ニュースネット12日の報道によれば、日本の防衛省はF-35戦闘機の購入数を大幅に増加し、もって「南西諸島と東海海域の防衛力を強化」する計画である。日本はなぜF-35に相次いで技術的故障が出現している状況下で購入数を拡大する必要があるのか? また日本の財政が緊迫しているちょうどその時に、かくも大きな金額の調達は実現できるのか否か? 記者は軍事専門家で国防大学教授である孟祥青にインタビューを行った。

日本がF-35を追加購入する意図は中国の抑止にある

日本はなぜF-35に相次いで技術的故障、設計の欠陥が出現している状況下で購入するだけでなく、さらに大幅に購入数を増加させる必要があるのだろうか? 孟祥青は、このことは日本の日増しに膨張する軍事的野心をはっきり示している、と考える。

実はF-35の調達は日本にとって最も良い選択ではないと言え、日本が最も買いたいのはF-22である。日本の防衛省の当局者も、日本は叩き折られた歯を呑み込むように(頑住吉注:慣用句です)、止むを得ず決定した策なのだ、と認めている。日本があくまでF-35を購入するのには以下のいくつかの原因がある。

第1に、日本は安全保障上の危機に直面している。アジア地域ではまさに新たな軍備競争が展開されつつあり、例えばロシアが研究開発する第5世代戦闘機T-50は重大な突破を取得している。中国の第5世代戦闘機殲ー20は初飛行に成功しただけでなく、性能も不断に改良されている。だが、日本の自衛隊のF-4戦闘機はすでに老化し、F-15戦闘機にもしばしば事故が起きている。

第2に、安倍は就任以後憲法改正に固執し、日本の軍事的野心は膨張している。日本から見て、何としても軍事装備上中国に後れをとることはできない。これは日本の内心の1つの考え方であって、このため日本が中国の脅威を抑止するという表看板を掲げてF-35を購入するのは、その軍事力を証明するためなのである。

第3に、日本は東南アジア諸国(南アジアの国も含む)を仲間に引き込むことを希望し、中国を封じ込め、抑止する目的の達成を企図している。ここ何年か以来、日本は一方において経済援助を餌とし、同時に極力彼らのために防衛装備を提供している。他人を武装させるためには、まず自らを武装することが必須であり、自らは最も先進的な武器装備を持つことが必要なのである。日本は武器装備購入上金に困っていないことを示そうとしており、このため日本は購入するだけでなく購入を拡大する必要があるのである。

また、遠大な考慮から日本はさらに日米軍事同盟の深化を希望している。

F-35は近距離格闘が不得手 日本の防空の実力を増強することはできない

日本メディアの報道によれば、F-35購入は主に周辺諸国に相次いで第4世代戦闘機の圧力が出現していることに対応し、日本の防空の実力を増強するためである。

孟祥青は、日本のこのような戦略目的はF-35購入によっては実現できない、と考える。

ここ2年、いくつかの国はF-35発注からの撤退を始めている。何故ならこの機には尾翼の設計の上で先天的な不足があるからである。しかも、F-35は決して実際の戦争経験を経てはおらず、皆依然その性能に疑いを抱いている。日本の防空の重要な問題は防空における近距離格闘であるが、Fー35は進攻に長けているのであって、近距離格闘は不得手である。このため、F-35は終始日本の最も良い選択ではない。日本にとって最も適しているのはF-22だと言えるが、アメリカは日本にF-22を売らず、このため日本は止むを得ずF-35をもって代替とする。この種の状況下で、日本が真にそのいわゆる防空の安全を達成することは非常に難しい。このため、日本がF-35を購入するより深層レベルの原因は、日米軍事同盟を継続して深化させることであり、日本政府は止むを得ず「損をする売買」を行うのである。

(頑住吉注:これより2ページ目)

F-35大規模購入計画は「無駄遣い」の可能性が高い

F-35戦闘機の現在の価格は1機あたり1.5億アメリカドル近く、一方日本はまさに小さからぬ財政危機に直面している。この状況下で、このように大きな金額の購入計画は実現できるのだろうか? 孟祥青は、F-35大規模購入は「無駄遣い」の可能性が非常に高い、と考える。

日本の防衛省は、一方においてF-35を用いて最終的にF-4に取って代わらせることを希望し、また一方においては日本の自衛隊のF-15のレーダーシステムはすでに立ち後れており、一部はシステマチックなグレードアップ、世代交代ができず、F-35をもって代替とする必要がある、としている。このため、日本は元々の42機購入計画をはるかに超える必要がある可能性があり、100機以上に到達するかもしれない。現在のアメリカの定価1.5億アメリカドルに照らせば、日本の自衛隊にとっては巨額とも言え、日本の防衛省も日本の財務省と協議を行う必要があるとしている。

安倍政権発足後、日本経済はやや好転しており、これは主にいわゆるアベノミクスの刺激による。だが、日本国内では国際経済学界すら含めて普遍的に「アベノミクスの日本経済に対する刺激は一時的なものだ」と考えられている。日本の現在の全体的経済状況分析に照らせば、2015年、2016年になれば、日本には巨大な財政危機が出現する可能性が高い。日本にひとたび財政危機が出現すれば、日本のF-35購入計画はすぐに「無駄遣い」となるだろう。(李琳)


 しかしまあ他に適当な選択がないことも確かで、直接的には出す金に見合う効果が仮に期待できなくても、アメリカとの関係を強化するためにあえて買う、というのもありといえばありでしょう。それに不安を持っているとは言いましたが、F-35がT-50や殲ー20より強力な戦闘機になる可能性だって充分あると思いますしね。

















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