マカロフPM(東ドイツ、擬似ブローバックバージョン) より詳しい説明

 

左右側面。外形は当然ガス、コッキング式の旧作とほとんど同じだがグリップが違うだけでかなり印象が変わる。なおグリップは実物より型取りしたもので、内部は一部加工したが外形は全く同一。したがってフレームの厚みも同一。




マズルには4条のライフリングを表現した。その奥は深さ約8mmで完全に閉鎖されている。




スライドがフルストローク後退し、スライドストップで停止できるのは初めての特徴。バレルにアルミパイプを使用したので動かしているうちにこすれて地の銀色が出てしまうのはご勘弁いただきたい。なお、スライドはトリガーを引かないと引くことができない。




PSMピストル同様マガジンにはピアノ線を鋳込んだ。マガジンキャッチは初めて鉄板を曲げた結果パイプ状になった形状を再現した。カートは製品ではアイボリー色となる。




エキストラクターは後方からプランジャーによって押されて動く実銃に近い形。




完成品にはセーフティのレッドマーキングを入れる。ハンマーはSAでのみ作動。トリガーの引ききりによってディスコネクトされる。




セーフティは可動だが機能はない。ちなみにマカロフのセーフティはスライド上にセーフティを持つ大多数のオートピストルと違い上げてセーフ、下げてファイアとなる。




細かいことだがハンマー左側面のセーフティが入る切り欠きも機能はないながら再現した。スライド上部の反射よけは波型のグルーブが手作業では再現不能のため残念ながら前作同様細かいチェッカーとした。








ワルサーPPシリーズ同様の通常分解は実銃通り可能。




赤の矢印で示したパーツがスライド用シア。トリガーを引くと後部が押し上げられ、前部が下降することによってスライドを解放する。黄緑の矢印で示したのはエジェクターで、実銃とは異なりスライドストップと一体ではなくフレームに付属している。またスライドストップは回転運動ではなく垂直に上下動する。




トリガーを引くとハンマー用シアが動いてハンマーをレットオフした後、エジェクター下方から右に伸びたスチール製ピンによってトリガーバー上部の「あやつるカーブ」が押し下げられ、トリガーバーとシアの関係が断たれる。







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