中国の新型戦闘機関連2題

 まず殲ー31関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/11/10/017923656.shtml


中航:殲ー31戦闘機、1年の改良を経る 性能に実質的性質の飛躍を獲得

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「2015ドバイ航空展、中航工業の展示台に展示された鶻鷹ステルス戦闘機」)

11月8日、第14回ドバイ航空展初日、中航工業はニュース発表会を開き、初めて海外に中国が自主研究開発した第4世代先進多用途戦闘機「鶻鷹」を登場させた。今回の「鶻鷹」戦闘機のドバイ航空展お目見えは、2014年中国珠海航空展で飛行デモンストレーション、静態模型展示を行ったのに続く、初めての出国であり、国際大型総合航空展への参加は、ドバイ航空展の一大ハイライトとなる。

発表会現場では、飛行機の総設計師である林鵬が簡単に要領よく「鶻鷹」戦闘機を紹介した。これは未来の戦場を主導する最新型多用途戦闘機で、「鶻鷹」戦闘機は高い生存力という特徴を持ち、これには低い探知計測可能性およびずば抜けた電子対抗性能が含まれる。その多任務能力は強大な目標探知計測および外部情報の総合を発揮でき、超視距離多目標攻撃および大きく軸角を離れての全方向攻撃が実現できる。「鶻鷹」戦闘機の推進システムには2台の高性能低バイパス比ターボファンエンジンが採用され、比較的強い内部埋め込みおよび外部吊り下げ搭載能力を持ち、中国あるいは国外の多種の先進的な空対空、空対地・艦武器が搭載でき、かつ航空機関砲1門を配備する。また「鶻鷹」戦闘機はさらにずば抜けた総合保障能力と高いコストパフォーマンスを持つ。

中航工業副社長の李玉海は、「鶻鷹」戦闘機の成功裏の展示には3つのレベルの重要な意義を持つ、とする。1つ目は国家の「一帯一路」建設戦略の指導下で、中航工業は中国航空製造の旗手として、「一帯一路」が含む国家および地域の交流が取得する成績、技術実現の連動や経済のやり取りがしたい。2つ目は「鶻鷹」戦闘機は我が国が自主研究開発する研究開発段階にある第4世代中型多用途戦闘機で、2014年の珠海航空展から2015年のドバイ航空展まで飛躍し、1年の改良グレードアップを経て、性能、プラットフォーム、システムなど多くの方面で完備したものにでき、真に実質的性質の「飛躍」を実現した。3つ目は、「鶻鷹」戦闘機のドバイ航空展お目見えは、中国航空製造能力の断固たる自信を世に知らせ、その背後にあるのは全国家の製造の実力向上と国民経済の発展で、中国航空武器装備輸出が伝統的市場構造を打破し、国際ハイエンド航空装備兵器貿易の場に向かって邁進し、通常装備から先進戦闘機に向かっての世代を越えた発展変化を完成したことを象徴的に示している。

ドバイ航空展現場では、国内外の主流専業メディアが「鶻鷹」戦闘機の展示参加に対し濃厚な興味を示し、中航工業の展示台で静態展示されるミニチュアの「鶻鷹」戦闘機の模型も、観衆が記念撮影する人気の展示品となっている。


 国外の航空展で宣伝するということは販売できる程度までに至るのが近い見込みだということでしょう。殲ー20より堅実で冒険を避けた設計らしいので先に実用化されてもおかしくないでしょう。中国のステルス戦闘機が世界に販売されることはいろいろな方面に影響を与えるはずです。次は殲ー10の新型に関する記事です。

http://military.china.com/important/11132797/20151109/20720168.html


殲ー10Bの第4世代ミサイルを搭載しての試験飛行画像が明るみに 間もなく正式に部隊装備へ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『超大論壇』に発表された殲ー10B戦闘機が霹靂-10訓練弾を搭載して飛行する画像」)

今日、有名軍事フォーラムの「スーパー大本営」に出現した画像は、殲ー10B戦闘機が霹靂-10近距離空対空ミサイルの訓練弾を搭載して試験飛行を行うところをはっきり示している。霹靂-10ミサイルは第4世代空対空格闘ミサイルに属し、その性能はアメリカのAIM-9Xミサイルより優れている。この前の公式な公開の情報、報道によれば、霹靂-10ミサイルは2013年に設計定型に至った。殲ー10Bに搭載される訓練弾の出現は、この先進的なミサイルが間もなく部隊装備される可能性があることを示している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「上の画像の部分を拡大したもの、霹靂-10ミサイルの訓練弾のディテールが見て取れる」)

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「オリジナルの画像の説明」です。なお説明は、「翼の下に搭載される白色のものはウェイト弾 青色は誘導弾頭が付属した模擬弾 右外側は未知の翼が追加装備されたPL-8」で、「PL」は霹靂のそれぞれの漢字のピンインの頭文字を取った表記です。)

「スーパー大本営」フォーラムに殲ー10B戦闘機が霹靂-10ミサイルを搭載している画像を発表したネット仲間は、これまでかつて何度も殲ー20戦闘機の試験飛行中の関連の画像を発表しており、きっと「バック」があるだろうと考えられる。

最近発表された画像を見ると、殲ー10B戦闘機の左右両側の主翼下に吊り下げ搭載されているのは、霹靂-10および霹靂-8ミサイルのウェイト弾および練習弾である。このうち白色に塗装されているのは重量と空力外形が原型と完全に一致するウェイト弾で、模擬空戦訓練中の飛行機の空力特性を実弾を搭載した時と一致させるのに用いる。青色に塗装されているのは実弾と同じ誘導弾頭を装備した訓練弾であり、模擬空戦中戦闘機の火力コントロールシステムと共同で作動し、空戦のシミュレーションに必要な各種攻撃のデータを生成するのに用いる。この2種のミサイルが殲ー10B戦闘機の主翼下に搭載されて試験飛行が行われていることは、新型ミサイルの正式な作戦部隊への装備がすでに遠くないことを示している。

(頑住吉注:3ページ目)解放軍の殲ー10戦闘機が搭載する霹靂-12訓練弾

我が軍が導入したロシア製空対空ミサイルの訓練弾は一般に青色の塗装を採用していない

(頑住吉注:4ページ目)模擬空戦訓練の中で我が軍の戦闘機は通常実戦の条件下と同じ搭載方案を採用し、多数の訓練弾を搭載して離陸するだろう。空対空ミサイルの実弾は数回搭載して飛んだ後もう廃棄が告げられるため、飛行訓練のコストを低下させるため、訓練弾は日常訓練の中の必需品である。

模擬空戦訓練に用いる空対空ミサイル訓練弾は通常翼を装備せず、燃料もなく、前方の誘導弾頭が実弾と同じ機能を持つだけである。画像は博物館の中の殲ー8戦闘機の主翼の下に搭載される霹靂-2空対空ミサイル訓練弾

(頑住吉注:これより5ページ目)解放軍報が2014年に明らかにした情報によれば、霹靂-10ミサイルはすでに2013年に定型に至り生産されている。だが関連の情報源は、今年初めまで、我が空軍作戦部隊はまだ霹靂-10ミサイルの維持保護、メンテナンス、訓練の関連の教材を発行していないと指摘しており、つまりこのミサイルはまだ正式に装備されていない。現在我が軍がすでに装備している最も先進的な空対空格闘ミサイルは4元赤外線成像誘導弾頭を採用する霹靂-8Bミサイルである。

国際的な同じ類型のミサイルに比べ、霹靂-10の総合性能は非常に突出している。このミサイルの主要な特徴は、直径が大きい(160mmで、より大きなエンジンを装備して有効射程が延長できる)、先進的な空力レイアウト(蝶型の翼で、より大きな制御力を持つ)、ベクトル推力(尾部にガス舵装置を装備)である。これに比べ、同じ類型のアメリカのAIM-9XやドイツのIRIS-Tミサイルは直径に127mmという伝統的直径を採用することを堅持し、射撃エンベロープの縁の目標に対し打撃を行うのに不利である。イギリスのAIM-132ミサイルは「光杆」式の翼を採用し、機動性が霹靂-10に及ばない。一方ロシアのK-MDミサイル原型弾は現在まだ概念試験段階にあり、このミサイルの空力レイアウトの先進性も霹靂-10ミサイルに及ばない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ドイツのIRIS-Tミサイルの空力レイアウトは我が霹靂-10に近いが、ミサイル本体の直径がずっと小さく、『不可逃逸区』も相対的により小さい」)

(頑住吉注:6ページ目)ロシアが研究開発中で、T-50戦闘機への将来の装備を準備しているK-MDミサイル。このミサイルは以前の研究開発プロジェクトの名称が「製品300」で、R-73ミサイルの次世代製品であるが、このミサイルの空力レイアウトは霹靂-10に及ばず、かつ誘導弾頭も比較的立ち後れている

アメリカのAIM-9Xは世界で初めて部隊に大規模装備された第4世代空対空格闘ミサイルである。画像はAIM-9Xを装備したポーランド空軍のF-16戦闘機


 殲ー10というよりミサイルがメインテーマでしたね。実戦で実力が証明されたことが全くないんですけど、本当に言うほど凄いもんなんでしょうか。




















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