中国、レールガンを上陸艦に搭載して試験か

 この分野の進歩は著しいと自称していますが‥‥

http://military.china.com/important/11132797/20180201/32035674_all.html#page_2


米軍を逆に超越! 中国の電磁巨砲、艦に搭載してテストか

先日、あるネット仲間がインターネット上に何枚もの中国の新型装備の試験の画像を明るみに出し、これは1隻の072型上陸艦の艦首にこれまで全く公開されたことのない大型砲塔1基が取り付けられているというもので、その砲身は非常に太くたくましく、米軍が試験中のレールガンと非常に似ている。

この前中国工程院院士の馬偉明少将も、中国は電磁武器領域でも重大な突破を取得済みだと明らかにしており、今回このレールガンらしきものが艦に搭載され試験されることは、中国の電磁武器領域における進展が非常に迅速であることを象徴的に示している。

1月31日、国内の有名なソーシャルプラットフォームに中国海軍のレールガンが艦に搭載されたらしき一組の画像が出現した。画像は1隻の22年前に就役した072型戦車上陸艦、海洋山艦(936)が重大な改装を経た後進水し、艦首に1門の体積が非常に大きな、造型が怪異な艦砲が出現したことをはっきり示している。この艦砲に対し、ある軍事ブログ主は、これは国産新型155mm艦砲だと考えており、これは中国海軍型レールガンだとする軍事ブログ主やキャリアの長い軍事マニアもいる。そしてちょうどこの国産レールガンらしきものの出現の1ヶ月前、米軍は2019年に本国のレールガン研究開発プロジェクトを停止し、後続の経費の割り当てを中止する計画であると宣言したばかりである。

画像は、936上陸艦の艦首のレールガンらしきものの後方に、数個の大型コンテナが出現したことをはっきり示している。そしてこの砲の下方は元々上陸艦内の戦車が走り出るルートスペースである。また、この砲の砲塔の外形はステルス設計を経ており、体積は甚だしきに至っては中国海軍現役の130mm艦砲を超える。この砲の砲身は厳密にパッケージングされているが、外形から見て口径は130mm艦砲に比べても少なからず大きいようである。各方面の特徴を総合し、特にこの砲の後方のああいったセットになる設備のコンテナから見て、これは明らかに一般的な意味の上での大口径メイン艦砲ではなく、主砲たるレールガンである。

公開の資料は、中国のレールガン研究開発の歩み始めはアメリカに比べ遅かったが、それにもかかわらず2大方面ですでにカギとなる重要な性質の突破を取得していることをはっきり示している。1つ目は海軍専門家の馬偉明院士のチームが発明した「強制エネルギー貯蔵装置」である。2つ目日は北京の有色金属研究総院が研究開発した「大面積ダブル面高温超伝導薄膜」である。前者は我が国がレールガンを研究開発するために充足した電力の保障を提供しており、レールガンに必要とされる強大な電力容量を持たせることができる。さらに45秒以内に再度第2回の発射に必要とされる電力容量を蓄積できる。後者はレールガンのカギとなる重要な加速装置の核心的ユニットの1つである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像はネットから。発表者に感謝」)

明らかに、中国海軍型レールガンプロジェクトは現在すでに艦に搭載できる、そして艦に搭載しての試験が必須でもある段階に到達している。レールガンの試験が必要とするテスト、エネルギー供給、監視計測などのセットになる設備は比較的多いため、海軍は艦齢は比較的老いているが、甲板の上下のスペースがいずれも非常に充足している072型戦車上陸艦を試験艦として改装したのである。

比較すると、大洋の彼岸の米軍のレールガンプロジェクトはそれにもかかわらずまさに中止に瀕しつつある。アメリカの戦略能力執務室スポークスマンのクリス シャーウッドは去年の年末、現在レールガンは米軍の現有の技術開発能力に符合せず、このため我々は着眼点を伝統的火砲の上に置く、とした。当時までに、アメリカはすでにレールガンプロジェクトのために約10年の時間を費やしており、投入した経費は5億アメリカドルを超える。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「米軍のレールガンの試験現場」)

本来米軍の2016年の計画に照らせば、レールガンの原型機は去年遠征快速輸送船(EPF)に装備されて試験を行うべきことになっていた。だが去年の年末になって、レールガンが実際に船に装備される動きが見えないだけでなく、逆にプロジェクトが2019年に資金割り当て停止されるとの情報が伝えられている。米軍のレールガンの地上での発射速度はすでに毎分4.8発の程度に到達しているが、米軍が2013年に提出した毎分10発、650発の予備弾量という要求とでは依然差がはなはだ遠い。

米軍はレールガン中止を考慮するのと同時に、さらに「進んで」注意を促し、現有の技術水準をもってしてはレールガンの研究開発は実は実行不可能であるとした。だが、米軍の類似の「注意」は発表されたことが少なくなく、例えば冷戦時期にはかつてもう「空母無用論」を吹聴したことがあった。結果としてアメリカ海軍の空母は逆にどんどん大きく建造され、10万トンの原子力スーパー空母が出現するに至った。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ズムウォルト級ミサイル駆逐艦はかつて米軍がレールガンのために選定した装備艦種の1つだった。」)

公開の報道は、我が国のレールガンプロジェクトは2006年に開始され、当時プロジェクトは「超高速運動エネルギー電気砲」として立ち上げられたことをはっきり示している。我が国は超伝導技術の上で独自の旗印を掲げているため、レールガン研究開発の上で一定の技術的優勢を占めさせている。国外メディアはかつて、衛星画像は中国の包頭市西北のある装甲設備・火砲試験センターに2門の尋常ならざるスーパー火砲、レールガンがあり、それらはそれぞれ長さ24mおよび33.5mであることをはっきり示している、と報道した。報道は、これはこの試験センターが超高速砲弾に対し貫通力試験を行いつつあることをはっきり示している、と推測する。

陸上試験の情報が明るみに出てから約12年後、中国のレールガンプロジェクト第1の工程化の成果、海軍型レールガンが艦への搭載を開始した可能性が高い。このことはこのプロジェクトが実用に向けての重要かつ非常に大きな一歩を踏み出したことを示す。続いては、試験艦用途への改装を完成した936艦が計画通りレールガンの海上試験を行うと見られる。関連の画像はこの艦の艦橋付近がさらに専用の速度計測に用いる監視測定レーダーに改装されていることをもはっきり示している。

もし試験がスムーズなら、我々が将来055型万トン級ミサイル駆逐艦第2ロット改良型の上で、主砲がすでに国産レールガンに変わっているのを見ることもあり得ないことではない。もし本当に現実となり得たら、055改良型駆逐艦は主砲が200kmを超える対地正確打撃能力を持ち、同時にさらに主砲対ミサイルなど先進的な作戦能力を具備することになる。


 ちょっと信じがたいような話ですし、試験はこれからなわけですから実用に耐えるものに近い将来なり得るのかも全く分からないわけですが。アメリカも例えばレーザー兵器を飛行機や艦船に搭載する試みは以前からしているわけですし。




















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