韓国海警は本当に中国漁船を砲撃するのか

 まあ実際にはしないだろうなと想像しますけど。

http://military.china.com/important/11132797/20161013/23759402.html


専門家:韓国海警が中国の漁船を砲撃しようとする? 中国海警の実力を考えてみよ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:韓国海警が中国の船員を逮捕」)

【グローバル軍事10月13日の報道 グローバル時報特約記者 田聿 グローバル時報記者 劉揚】 韓国海警といわゆる「不法な漁」をする中国漁船との間の頻発する衝突、特に中国漁船が7日1隻の韓国海警快速艇にぶつけて沈めたと韓国サイドが言明した後、韓国政府は11日、今後韓国海警は必要な時には「逮捕を拒む」中国漁船に対し砲撃を実施すると宣言した。韓国メディアが明らかにするところによれば、ここ何年か以来、中韓の漁業に関する衝突が絶えず、韓国海警は千隻あまりの中国漁船を拿捕しているだけでなく、さらに巨額の罰金を徴収し、韓国海警はすでに機関銃、小銃、グレネードランチャーなどの武器を用いて中国漁船に対応する制限を緩和している。韓国海警は一体どのような、彼らに他国の漁船を砲撃すると宣言させる能力と勇気を持たせる武器装備を配備しているのだろうか?

韓国海警船の武装化の程度は非常に高い

2014年に「セウォル」号沈没事件の中でのパフォーマンスが最善を尽くさないものだったため、韓国大統領朴槿恵は独立した海洋警察庁を撤廃し、それを国民安全所の下の海洋警備安全本部に併合した。行政的地位は「矮小化」したと言っても、韓国海警の実力にはにそれにもかかわらず低下は見られておらず、特に近年来彼らは意図的に力量を中国漁民の身上に向けている。韓国の「アジア経済」はかつて得意げに、韓国の木浦、仁川、群山の三大海警署はすでに黄海で「中国の不法漁船」をシャットアウトする三大精鋭部隊となっている、と言明した。毎年8月の休漁期終了後、中国漁船が集中して向かい「黄花魚盆地」の呼び名がある「西海漁場」に照準を合わせ、韓国海警はさらに「大立ち回り」を上演し、「西海(黄海)を真の戦場に変える。」と。

韓国メディアが明らかにするところによれば、韓国海警は3,000トン級以上の警備船艇を配備しており、20mm、40mm機関砲を配備し、同時に7.62mmM60機関銃、5.56mmK2小銃などの武器も配備している。一方1,000トンの警備船は40mmのスウェーデンのボフォース機関砲、12.7mmM2HB重機関銃を配備している。韓国海警の火力が最も猛烈なものには1005号船が属し、この船は76mm砲1門、40mmボフォース機関砲1門、20mmバルカン砲2基を配備している。警備船艇の火砲の自動化を実現するため、韓国海警はすでに20mm手動機関砲の40mm自動砲への変換を開始している。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「韓国海警船」です。)

日本の「世界の艦船」はかつて次のように明らかにした。早い時期に、韓国海警庁官僚の見たところ海警船に20mm機関砲を配備するのはすでに並外れた武装で、甚だしきに至っては法執行に必要なところを超えていた。だが1990年代以後、より多くの声は、もし韓国海警が北朝鮮の承認していない「北方限界線」付近海域を監視する必要があれば、北朝鮮の砲艇あるいは武装漁船との遭遇が免れ難く、さらに加えて韓国は日本、中国とも漁業の紛糾が存在し、日本の海上保安庁船艇上の30〜40mm自動速射砲を考慮すれば、韓国船が20mm機関砲で対抗しようとしたら、結果はきっと非常に悲惨なものになる、と考えるようになった。ある退役した韓国海警隊員は、「火砲の配備は決して真に用いる場に派遣される時があることを希望しているのではないが、海上の衝突、対峙の中では、もし発砲しなくても、トン数が大きく、火力が強い一方が、常に一種形なき優勢の効果を発揮することができる。砲は使わなくてよいが、対峙の時後ろ盾となり得るのであり、韓国海警を最初からもう心理的劣勢に置いてはならない。」とする。

強調を必要とするのは、韓国海警が真に火砲を使用した場合というのは実は非常に少なく、逆に「非致命弾薬」を発射する武器がよりよく見られ、つまり一般に言うところの「放水砲」である。

ある韓国海警の装備を熟知する中国の専門家は12日「グローバル時報」記者に対し次のように言った。船用の高圧放水砲は消防ポンプによって海水を汲み上げて射撃するもので、水の量の大小は消防ポンプのサイズによって決まり、一方消防ポンプのサイズは設計時、機関室のスペース運用とタービンの出力と折り合いをつける必要がある。韓国海警船は多くが軽量化設計を採用しているため、船の上で用いることのできるスペースが比較的大きく、大出力のタービンが収容でき、放水砲の威力が非常に大きい。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「資料画像:中国の海警船」です。なお画像のキャプションは最終ページまでこれと同じです。)

韓国海警は本当にあえて発砲するか

韓国が20mmおよび40mm口径砲で逮捕を拒む中国漁船を打撃しようとすることに対し、中国の軍事専門家である李傑は12日、40mm艦砲はすでに正真正銘の砲で、威力が比較的大きく、船舶のカギとなる重要部分に対し非常に大きな傷害をもたらすことができ、船上の漁民にも比較的大きな殺傷をもたらす可能性があり、このような武器はすでに海上法執行の需要を超えている、と語った。もう1人の中国の専門家は、韓国海警船上に装備される速射砲であるが、この種の砲は非常に短時間内に大量の砲弾を撃ち出すことができ、ひとたび船体に命中すれば非常に修復が難しい構造性の損傷を構成することになる、と考える。これはまるでひとかたまりのビスケットに1つ穴を開けても、まだビスケットは完全な状態を保持できるが、もしビスケットに数個の穴を連続して開けたら、ビスケットはすぐ砕けるようなものである。

韓国海警は本当にあえて発砲するのだろうか? 李傑は、多数の国の正常な法執行船舶は放水砲などの非致命性武器を使用するが、韓国海警が某いくつかの特殊な状況下で40mm機関砲を使用する可能性も排除されない、と考える。

中国サイドは対等の反撃の権利を留保するべき

李傑は次のように考える。もし韓国海警が本当に中国漁船に対し発砲したら、中国の関係方面は中国漁民の正当な財産と生命の安全を防衛する必要があり、中国は外交ルートを用いて両国の漁業の紛糾を解決することを希望するが、中国サイドは他国の海警が中国漁民に対し砲撃といったような過激な行為をすることに対し見て見ぬ振りはしないだろう。

一方もう1人の姓名を明らかにされたがらない中国の専門家は、中国サイドは韓国海警のあり得る中国漁船を砲撃する行為に対し対等の反撃の権利を留保するべきである、と考える。韓国海警は中国漁船「砲撃」の前に中国海警の実力をじっくり考えてみるべきである。多くの海上法執行機構が整合を経て海警局が成立した後、中国海警は法執行の効率が大幅向上しただけでなく、新型法執行装備の配備も追い越し車線に入っており、万トン級「海警-3901」号巡視船および056型護衛艦に酷似した高速海警船が就役し、このうち「海警-3901」号船は外界によって世界最大の法執行船と考えられており、最大排水量が1.2万トンに達する。もし他国の挑発がエスカレートしたら、この船の上に各種武器装備を配備し、自衛を実現することが完全にできる。

だが、中国海洋発展研究センターの研究員である郁志栄は12日「グローバル時報」記者に対し、韓国海警が艦砲を用いて中国漁船に対応する可能性は高くなく、これは空威張りして見せている可能性がある、とした。中韓は敵対国家ではなく、外交ルートを通じて漁業の争いを解決すべきである。


 「もし他国の挑発がエスカレートしたら、この船の上に各種武器装備を配備し、自衛を実現することが完全にできる。」と書いてありますが、現時点で中国海警船はあまり重武装していないが、大型火器を設置できる場所があらかじめ留保されており、韓国あるいは日本もそうですが他国との衝突が起こる、あるいは起きそうになったらそれを理由として重武装するチャンスを待っている状態、ということのようです。
















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