中ロの新型アサルトライフル

 それぞれの関連記事を紹介します。

https://military.china.com/tu/06/11119688/20190510/35873369_all.html#page_1


38年苦しんで待ちついに銃を換える! 全く新しい小銃がロシア軍の閲兵式に姿を現す AK74すでに神殿から転げ落ちる

ロシア衛星通信社の報道によれば、今月9日、祖国防衛戦争勝利74周年を慶祝するため、ロシア国防省はモスクワの赤の広場で盛大な閲兵式を挙行した。展示された多くの武器の中で、兵士の手中の新型小銃、AK-12自動小銃が迅速に人々の視線を引きつけた。これは38年来ロシア陸軍部隊初の大規模な銃の交換である。

新たな小銃はイズマッシ社によって研究開発され、同社は破産しカラシニコフ社の傘下に組み入れられたため、その設計はより西側に接近し、伝統的なAK47、AK74やAKMとでは大いに違いがある。新しくレシーバーカバーが設計され、ハンドガード上下にMIL-STD-1913タクティカルレールが追加装備され、バレルのライフリングもやや改良され、精度向上、後座力の解決および銃口の跳ね上がりの問題の解決に用いている。コッキングハンドルとボルトキャリアが一体化した設計を放棄し、兵士は習慣に照らしその位置を調整できる。新たに増えたボルトストップ機能は弾薬を用い尽くした時にボルトを止め、交換を提示する。

新たな小銃の研究開発はまず「アバカン方案」に功を帰す必要がある。この方案が出されたのは1981年で、その目標は超越的に高い精度を持つ新型小銃を研究開発して現有のAK74自動小銃に取って代わらせることだった。AK74系列は1970年代に装備され、その機能拡張展開性は深刻に低下し、光学照準器、グレネードランチャーおよび多機能バヨネットのようなアクセサリーはいずれも装備できない。しかも中遠距離射撃の精度も人を焦らせる。そこで「アバカン方案」が時運に乗じて生まれたのである。

だがこの新小銃開発計画は異常に執行が困難だった。この方案が出された時ソ連軍はすでに大量のAK74およびAKM小銃を買いだめしており、もしその時に大規模に銃を換えれば必然的に巨大な浪費がもたらされる。しかもソ連軍は人数が多く、大規模に銃を換えるのは簡単なことでもなかった。科研人員は各方勢力の反対の声の中で非常に苦しんで前進し、ついに1994年にAN94自動小銃を登場させた。惜しいことにこの銃はタイムリーでなく、「アバカン方案」提出から新たな銃の登場まですでに13年過ぎ去っていた。ソ連解体がもたらす衝撃は国民経済をつまずかせて起き上がれなくさせ、政府の軍事費はさらに逼迫した。軍はAN94のコストはやや高く、性能は並で大量購入には決して値しないと考えた。そこで銃を換える計画は再度棚上げされた。

いつしか18年が過ぎ去り、ロシア軍はついにこのAK12自動小銃を登場させた。だが去年の年末になってやっと大規模購入を開始し、昨日の閲兵式はこの銃の公式ルートでの初お目見えでもあった。知られているところによればロシア軍はすでに2.5万挺のAK12小銃を購入し、航空降下部隊への装備に用い、試験完了後さらに大規模陸軍装備するつもりであり、AK74系列小銃に取って代わるのは間近である。


 全く新しい小銃と言えないばかりかコストを考えて改良を一部スポイルしているようで、これではそもそも装備を更新する意味が薄れてしまう気がします。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-05-10/doc-ihvhiqax7861052.shtml


中国の新たなアサルトライフルが登場 あるいは国慶節の閲兵で明るみに出ることが有望か 95式に取って代わる

知られているところによれば我が国の北方工業集団が研究開発した新型アサルトライフルは今年の建国70周年閲兵式で明るみに出るだろう。この銃はCS/LR17系列に属し、95式アサルトライフルのブルパップ設計を放棄し、95式に取って代わり、解放軍小銃分隊の主要武器となる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「CS/LR17Aモジュール化小銃」)

この銃は「中央企業の模範」第208所新型小銃システム創新団体の手から出たもので、2016年に正式にプロジェクトが立ち上げられ、今すでにサンプル銃の研究開発製造任務は完成し、270挺あまりのサンプル銃が各項目の厳格な試験を受けつつある。すでに220万発あまりの弾薬を消耗している。新型アサルトライフルとNAR銃器ファミリーは最新のCS/LR17銃器ファミリー同様、全てモジュール化設計を採用しコンベンショナルな設計である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「208団体と新型小銃の図面」)

それが持つ11のモジュールは小銃の口径を変換でき、NATOの5.56mm弾薬、7.62mmx51弾薬およびAK47に用いる7.62mmx39弾薬の間で任意に転換され、柔軟性が極めて強い。しかもそれぞれの種類の口径いずれにも標準バレル型、ロングバレル正確射手型およびショートバレル突撃型という3種があり、複雑な戦場環境に適応し、異なる任務が執行できる。コンベンショナル設計は95式の通弊を離脱し、ストックはさらに伸縮折り畳みでき、正確射手小銃と短突撃小銃など多種のモジュール化構造タイプを兼ね備える。最も重要なのはこの銃が非常にタクティカルレール方面の設計を重視していることで、軽々とレーザーポインター、フォアグリップ、タクティカルライトなどの特殊銃器アクセサリーが装備できる。スコープ、光学照準具およびグレネードランチャーの装備もより素早いものに変わる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「95式自動小銃」)

95式自動小銃は就役して長年になるが、1997年にお目見えして以来ずっとすこぶる論争がある。各国の軍隊の銃器が不断に更新世代交代するのと共に、解放軍の国産銃器に対する要求も徐々に多元化し、95式の欠陥もどんどん突出している。何故ならストックがなく、兵士は射撃時に肩を換えることができず、伏せ撃ちあるいは仰角をつけての射撃がしたくても非常に困難である。もし携行したければ大きなキャリングハンドルの装備が必須だが、しかしひとたびこのようになるやスコープは装備できない。もし無理に装備しても、照準線が高すぎになる結果がもたらされる。このことは兵士の照準時に頭を半分まるごと外部に暴露させ、非常に容易に敵サイドの狙撃に遭う。高い照準線は兵士に伏射姿勢も取り難くさせる。キャリングハンドルを除去して水平のコッキングハンドルに改めることはできるが、このようにすると非常に大きく人間工学的に悪化するだろう。95式のエジェクションポートは顔の近くにあり、弾薬を連発する時に兵士はいつもせき込んでダメである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「NAR銃器ファミリー」)

そこで軍隊は切迫して全く新しいアサルトライフルを装備することを渇望している。新たな小銃の出現は人を興奮させ、このことは95式の時代がまもなく終わることを示している。中国の次世代アサルトライフルはコンベンショナルな模式に回帰もするし、積み木を組み立てるように部品を交換して銃器を組み立て、モジュール化銃器ファミリーがまもなく形成される。今年の国慶節は我々を刮目して待たせる!(作者の署名:艦載武器)


 何となくステルス戦闘機に関する、旧来のデザインから脱却できなかったロシアと、全く新しいデザインに挑戦した中国という図式に似ている気もするわけですが(アサルトライフルに関してはどこかで見たようなデザインの寄せ集めっぽくはあるんですけど)、まあアサルトライフルに関しては性能の優劣が主力戦闘機ほど戦闘の勝敗に大きく関わるわけでもなく、ロシアが大きく不利になることはないでしょう。輸出に関してはどうですかね。






















戻るボタン