中国の電磁波、レーザー兵器

 ちょっとびっくりするようなページを紹介します。

http://blog.sina.com.cn/s/blog_54ee874901000ahq.html


ソフト殺傷からハード殺傷まで 国産指向性エネルギー兵器の簡単な紹介

1951年、我が国は「昆明光学工場」の光学技術を基礎に、さらに旧ソ連から援助された光学技術を結合させ、東北の長春に別の光学機械研究所を設立し、「長春光学機械研究所」と命名し、光学機器の研究開発作業に従事させ、後のレーザー科学技術のための基礎をうち立てた。長春光機所の設立後の主要な任務は150工程で、地対地弾道ミサイルの追跡、精密測量、観測距離150km以上の大型光学システム、略称追跡映画経緯儀(頑住吉注:英語ではTrackingcinetheodoliteになるようです)の研究開発を専門的に行った。このシステムにはさらに時間統一設備、誘導レーダー、程序引導儀(頑住吉注:ブートストラップを行う機械らしいです)、判読儀(頑住吉注:Interpret Scope)、データ処理設備があった。

当時はアメリカのみが類似のシステムを装備していた。長春光学機械研究所は1950年代に夜視技術の研究を開始し、アクティブ赤外線変像管および赤外線夜視儀を研究開発し、1958年にテストが成功し、昆明光学機器工場によって生産が行われた(頑住吉注:人間の目に見えない赤外線を照射して暗闇で相手を見る赤外線スコープのことですね)。1960年代にはさらに、3段階連続像増強管によって組成される微光夜視儀を開発し、これは100m以遠の人体活動を見ることができた(頑住吉注:これは暗闇でもあるわずかな光を増幅して見るスターライトスコープのことですね)。

(頑住吉注:原ページにはここに「兵器知識」誌の表紙の画像があります。2004年なのでかなり前のものです。レーザー銃をかついだ兵士の写真が使われ、関連する記事のタイトルは「中国特殊警察のレーザー目くらまし銃」です。)

1960年、アメリカが世界初のルビーレーザー装置を研究開発した後、我が国は1964年3月にレーザー兵器の研究開発を開始した。同時にこれを「重点兵器」に列し、「6403工程」と称した。同年、中国科学院はレーザー兵器を専門に研究する、「上海光学機械研究所」を設立し、主として高効率、高エネルギーのレーザー兵器の研究を行い、レーザー兵器の研究開発はここに至り初めて雛型を持つに至った。1965年、西南技術物理研究所はアルミ・ガーネット(Nd:YAG)レーザー結晶体を作り、翌年にはYAGレーザー装置を作った。軍用光ファイバー通信に使う半導体レーザー装置も1960年代中期に研究開発が開始され、その後中国は二酸化炭素レーザー装置、アルゴンイオンレーザー装置、リング型レーザー装置、frequency stabilizedレーザー装置、遠赤外線レーザー等を研究開発した。1960年代、我が国はすでに高出力レーザー兵器を開発しており、しかもレーザー部品や基礎技術研究方面でアメリカに次ぐ地位にあると言ってよく、1960年代は世界どこと比べてもトップの地位にあった。当時中国のレーザー兵器が急速に発展したその主な目的は高空防空のためだった(対象は高空偵察機、高空戦闘機)。1970年代初期、我が国が生産した高出力レーザー装置は、すでに中性子を発射していた。1972年、高重複周波数調整QYAGレーザー装置の研究開発に成功した。1970年代中期、我が国は陸軍兵器の距離測定、弾道測量、人口衛星距離測定、大気圏内レーザー通信、光ファイバー通信、海軍兵器距離測定、陸、空軍兵器誘導等の方面のシステムの生産を開始した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「レーザー銃がレーザーを発射する時、パルスのサイクルは3〜。パルスのエネルギーは25±15ミリジュール」 「〜」の部分は不鮮明で辞書すら引けず分かりませんでした)

1980年初め、アメリカの「スターウォーズ」計画の登場に合わせ、我が国はレーザー兵器をもってこれに対抗する計画を制定し、二酸化炭素レーザー装置、化学レーザー装置、遊離電子レーザー、X線レーザーの研究を進めた。その中で二酸化炭素レーザー装置および化学レーザー装置の研究が最も効果的だった(放出効率1万ワット以上に達した)。1986年3月3日、中共原子爆弾の父王淦昌およびその他3名の科学者が中央に「863計画」を提出した。この内容は、宇宙、レーザー、自動化、生物科学技術、情報システム、エネルギー源等の新事項が含まれ、もってレーザーの研究が継続された。当時、上海光機所が研究開発に成功した、トップの疽効率(頑住吉注:意味不明)1012ワットを超える強パルスレーザー試験装置の研究開発に成功した。このことは中国をアメリカ、ソ連、フランス、日本に続いてこの種の設備を持つ国とした。1989年、我が国は「神光計画」を制定し、これは我が国のレーザー技術の着実な進歩につながった。1990年代に入り、「神光計画」の指導下で、我が国のレーザー兵器の研究開発上重大な飛躍があり、陸戦に使う手下げ式小型致盲性レーザー兵器が研究開発された。この飛躍は我が国のレーザー兵器技術を、世界の最先端を行くものにした。1991年、我が国は効率、エネルギー強大な高性能レーザー兵器を研究開発した。上海光学精密機械研究所は1996年に、新世代フェムト秒(頑住吉注:1秒の1000兆分の1)超短超強レーザー装置の研究開発に成功し、これは「神光二号」と称され、10億分の1秒以内に全地球の電力の総量の数倍に相当する効率を生み出すもので(頑住吉注:まじですか)、中国の強力レーザー技術が新たな段階に足を踏み入れたことを象徴的に示すものだった。我が国のこの種の新世代高エネルギーレーザーシステムの性能は、アメリカ、ロシア等の国の最新世代高エネルギーレーザーシステムの性能に相当し、これは我が国が核兵器に次いで、またも欧米の強国に匹敵する新世代の優れた兵器を持ったことを意味した。1999年10月、我が国は何度にもわたるテスト、実験の後、レーザー砲を正式に部隊装備し始めた。同時に2010年までにレーザー砲をメインとする縦深反撃兵器システムを建設することを計画した。目下ロシア、イスラエル等の国と協力がなされている(ロシアの理論研究はトップの地位にあり、アメリカとイスラエルはレーザー兵器の使用においてトップの地位にある)。

(頑住吉注:原ページにはここにレーザー銃を持った兵士の画像がありますが、キャプションはありません)

目下、我が国はさらに新型の高エネルギーレーザー兵器をまさに研究開発しているところであり、すでに研究開発に成功したレーザー兵器も数種ある。以下においていくつかの中国の指向性エネルギー兵器を列挙する。

発射、即命中の光速兵器

中国軍が研究開発した指向性エネルギー兵器はレーザー兵器、マイクロ波発射装置、粒子束加速装置を含む。伝統的な通常兵器が運動エネルギーあるいは化学エネルギー(あるいは両者を兼ね備える)を使って目標を破壊するのとは異なり、指向性エネルギー兵器は目標に対しエネルギーを加えることによって目標を破壊あるいは破損させる。光速あるいは光速に近い速度で運動する光子あるいは粒子が目的を達成するのである。目標の兵器からの攻撃回避能力は、指向性エネルギー兵器の前では顕著に低くなる。高エネルギーレーザー束の「飛行時間」はマイクロ秒(頑住吉注:100万分の1秒)で計算される時間であり、音速の4倍で運動する目標がどんな機動をしようとも役には立たない。レーザー束が「発射」され、目標に命中するまでの所要時間内で、目標が移動する距離はおそらく10mmを超えることはない。

高エネルギーレーザー兵器が重力や空気抵抗から受ける影響ははっきりしたものではないが、海洋での環境において水蒸気、塵や埃、気流等の要素の影響を受けると、レーザー束が発散や膨張を起こす可能性があり、このためレーザーの放射効率を上げることが必須となる。聞くところによると中国の高級研究局は、高エネルギー化学レーザー装置を研究したという。これは1兆ワット級の赤外線高エネルギー化学レーザー装置であり、フッ素化合物化学レーザー装置である。現在まで、この装置のホスゲン持続効率は、世界のあらゆるレーザー装置中で最高となっている。

無孔不入のパルス兵器(頑住吉注:「無孔不入」とは「あらゆる隙を狙う」というk慣用句だそうです)

マイクロ波束兵器は、通常兵器のように弾頭や破片の化学エネルギーや運動エネルギーによって目標を打撃するのではなく、光速あるいは光速に近い速度で進む高周波の電磁波のエネルギーで目標を打撃する。このため「高周波兵器」とも呼ばれる。マイクロ波の人員に対する影響は、「非熱効果」と「熱効果」の2種類に分けることができる。比較的弱いマイクロ波の照射は人間の皮膚に程度は異なるが急性あるいは慢性の損傷を引き起し、意識レベルの低下、循環器系機能の攪乱、記憶力減退、内分泌系の失調、免疫力低下等を引き起こす。一方強力なマイクロ波のエネルギーは人間の皮膚や内部組織に火傷を起こさせ、眼を白内障により失明させ、死亡さえさせる。実験では、低エネルギーマイクロ波を1秒照射すれば、即三度の皮膚の火傷を起こし、強エネルギーマイクロ波を1秒照射すれば、ただちに人員を死傷させ得ることが分かっている(頑住吉注:どんな実験したんすか‥‥)。

(頑住吉注:原ページにはここに画像がありますが、これは「コーナー銃」のたぐいであって今回のテーマとは関係ないのでは)

高エネルギーマイクロ波兵器は主に現代の武器システムの中の電子設備や電子部品を攻撃するのに用いられ、これを損傷あるいは機能を失わせる。研究により次のことが分かっている。0.01〜1マイクロワット/平方ミリメートルの弱いマイクロ波のエネルギーは、対応する周波数のレーダーや通信設備に強い電磁波による妨害を発生させ、正常に機能できなくさせることができる。0.01〜1ワット/平方ミリのエネルギーのマイクロ波照射は、直接的に相手側の通信、レーダー、ナビゲーター等のシステムのマイクロ波電子設備を機能喪失あるいは焼損させることができる。10〜100ワット/平方ミリの強いマイクロ波照射が形成する瞬時に変化する電磁場は、各種金属目標の表面に誘導電荷や誘導電流を発生させ、これら付随的な誘導電流はアンテナ、電源コード、導線や各種スイッチ、間隙等の入り口から侵入し、目標内部の電子回路を遮断できる。誘導電流が比較的小さい時、電子回路の中の何らかのコンポーネントの作動状態を改変し、電子回路の機能攪乱をもたらし、エラー、コントロール不能あるいはロジック混乱等の現象を起こさせる。誘導電流が比較的大きい時は、コンポーネントの永久的損傷が起こる可能性がある。強いマイクロ波照射はさらに、マイクロ波で作動する電子設備を直接的に過負担により機能喪失させ、あるいは焼損させることができる。宇宙を飛ぶ人口衛星から大洋を横切る大陸間弾道弾、巡航ミサイルまで、航空機から通信器材、レーダー、兵器のコンピュータシステムおよびその他エレクトロニクス器材まで、強いマイクロ波の覆う範囲内に置くだけで、壊滅的打撃にあうことになる。

この他、マイクロ波兵器はさらにステルス航空機、ステルスミサイル、ステルス戦車、ステルス艦船等に含まれる「ステルス兵器」に対応することができ、他にはない優位性を備えている。これらのステルス兵器は主に、外殻に電波を吸収する材料を採用し、あるいは電波を吸収する塗料を塗って層にしてあり、レーダー波(マイクロ波)を吸収し、ステルスという目的を達成する。これはマイクロ波兵器が機能を発揮するのに便利な門戸が開かれているということに他ならない。「ステルス」兵器の外殻がひとたび高効率の照射を受ければ、過剰なマイクロ波のエネルギーを吸収するために損傷を受け、焼損さえ起こり得る。

目下、目標となるシステムに補強やカバーをする以外に、マイクロ波兵器に対する防御にはまだ有効な方法がない。

97-3式レーザー銃

上は最新の1998年に生産された97-3式レーザー銃である。この銃は我が軍の第1級秘密保持装備である。ここに示したのは97-3式レーザー銃の一部分のみであり、レーザー装置および赤外線装置ともない。この銃の有効攻撃射程は2600m、発射速度は毎秒26回である。攻撃レベルは4つの段階に分かれ、第1段階は50〜400mで3.9mmの鋼板を貫通できる。第2段階は400〜1200mで、2.6mmの鋼板を貫通でき、もし5人が1列に並んでいれば全員を貫通できる。第3段階は1200〜2000mで、1.7mmの鋼板が貫通できる。第4段階は2000〜2600mで、0.4mmの鋼板が貫通できる。

(頑住吉注:原ページのここに画像がありますが、何の画像か分かりません)

レーザー目くらまし器

ここで紹介するのは国産のパーソナルレーザー目くらまし器、すなわちWJG-2002型レーザー目くらまし銃である。その外観はショートアサルトライフルのようであり、小型で精巧、携帯に便利である。この銃は400m以内の生体目標に、素早くに一時的な視覚障害を発生させることができ、兵器装備の中のスターライト、夜視、CCD、レーザー距離測定機等の光電センサーを妨害、損傷することができる。WJG-2002型レーザー目くらまし銃には3つの能力が備わっている。すなわち距離50mで人間の眼をくらませ、めまいを起こさせ、一時的に失明させ、したがって抵抗能力を失わせることができる。視力は一定の時間が経過した後は正常に回復でき、永久性の損傷を作ることはない。操作は便利で、目標に照射しさえすれば目くらまし効果を生じさせることができる。適応能力が高く、マイナス20度から50度までの温度で使用できる。作動時、レーザー目くらまし銃は毎秒3回の緑色レーザーを発生させることができ、緑色の光は人の眼の反応が最も敏感な可視光である。研究は、強い光の点滅サイクルが人間の脳波のα波の周期と重なった時、照射された者にめまい、むかつき、頭痛、嘔吐等の症状が起き、深刻な時はてんかんを誘発し、意識障害を起こさせる可能性があることを証明している。

 

(頑住吉注:原ページではここにこの画像があり、これがWJG-2002のようです。とすると97-3式の画像はないということでしょうか。それとも上の不明の画像が97-3式の一部分なんでしょうか)

高効率半導体レーザー装置、レーザー管制誘導ミサイル等、この他量子ドットレーザー装置方面の理論研究において、中国はとっくに世界最先端の地位にいる。中国の超高効率固体レーザー装置も世界一流であり、これが発射するレーザーを使うと3000kmの距離(頑住吉注:北京から東京まで約2100km)で1平方cmにつき35Kジュールのエネルギー密度が獲得される。このエネルギー密度は、攻撃用誘導弾が必要とする破壊域を1個数量級以上上回っている(頑住吉注:うーん、いまいち分かりませんが)。簡単に推計すると、中国の攻撃レーザーレーダーの有効殺傷力は3万キロを超える。

中国が研究開発に成功した新世代レーザー兵器は国際的にも最も先進的なレーザー兵器の1つであり、頻繁に中国領空に侵入して偵察を行う「曙光女神」超高速戦略偵察機(頑住吉注:SR-91 オーロラ)にも有効に対処できる。中国の電子妨害装置はF-117ステルス機のレーザー管制誘導、赤外線誘導弾の機能を完全に失わせることができる。

中国の研究開発した超距離攻撃性レーザーレーダーの威力は強大だ。これは千里眼の機能を持つだけでなく、稲妻のように速く、強大無比な威力を備えている! レーザーレーダーが目標をとらえた一瞬後には直接これを破壊できる!レーザーレーダーはアクティブレーダーであり、伝統的な電磁レーダーより優れている。ステルス機はその千里眼から決して逃れられない。

中国の攻撃レーザーレーダー世界最先端の5大核心技術を含んでいる。

1.レーザー材料研究の飛躍

2.レーザー放射材料物理メカニズムおよび成像研究の飛躍

3.1回性快速捜索位置決定コントロール技術の飛躍

4.高密度エネルギー可逆転換キャリアー材料の飛躍

5.レーザー成像技術の飛躍

軍事情報分析家は、中国はすでに軍事レーザー技術使用方面の速やかに解決すべきいくつかの重大課題を解決しており、他国が到達できない水準と程度に達し得ていると考えている。軍事専門家は、レーザー兵器は2種類に分けられると説明する。1種目は戦術兵器としてのもので、通常戦争において直接人員を殺傷し、戦車、航空機、戦術ミサイル等を破壊するもので、例えばレーザー砲である。もう1種は戦略兵器としてのもので、弾道弾、空間兵器等に対して用いられる。レーザー兵器は現在航空機、艦艇、宇宙船に搭載されている。一方中国が最近研究開発した携帯に便利なレーザー目くらまし銃は瞬間的に人にめまいを起こさせ、短時間失明させ、したがって抵抗力を失わせる。対テロや暴動鎮圧に使用できる。

最近我が軍が西部地区で成功里にレーザー兵器を運用して来襲する低空巡航ミサイルを迎撃していることが分かった。このレーザー防御技術は、中国が独自に発展させているミサイル防御システム(TMD)の1つの組成部分となる可能性が極めて高い。情報によると、このたびレーザー実験が青海とチベット高原で行われ、この技術的運用の成功は、大陸が現在すでにこの兵器を使用して低空巡航ミサイルを迎撃する能力を有していることをはっきり示している。過去の対ミサイルシステムは通常地対空ミサイルで攻撃ミサイルを空中で撃ち落とすものだった。一方レーザーシステムはレーザーを利用してミサイルの誘導システムを破壊し、ミサイルを地上に落下させても破壊を引き起こさせないのである。

下の画像は上海光機所強光光学開放研究実験室が製造に成功した現在我が国で最も先進の、5.4太ワット(1太ワットは10の12乗ワット)/46フェムト秒級小型化超強超短レーザー装置である。サイクルは毎秒10回、安定し信頼性が高い。作業台が占めるのは10平方メートルにも及ばず、光束の質は優れ、1018〜1019w/平方センチメートル級の超高超スピード強場能力を備えている。

99式戦車上のレーザー制圧兵器(頑住吉注:赤丸で囲んである奴です)。これは目下この種の兵器を装備する世界で唯一の戦車であり、M1A2のような高度に電子設備に頼って行動する戦車に対し壊滅的破壊能力を備えている。

(頑住吉注:この後何故か表示されない画像の後、「中国の新型レーザー目くらまし器」の画像があります。ライフルとしても大型だったWJG-2002よりずっと小さく、サブマシンガンサイズになっているようです。ただ重量は4.8sとかなり重いです。マガジンのように見えるのがバッテリーでしょうか。1回の充電で30分連続作動できるということです。その後WJG-2002の画像、詳細不明の大型レーザー兵器、特殊作戦レーザー銃、レーザー銃を装備した某武装警察部隊、の画像があります)


 ステルス機に特に有効なマイクロ波兵器、2600mというライフルでは全く不可能な遠距離の0.4mm厚鋼板を貫通でき、レーザーですから全くタイムラグなしで距離による上下調節も風の影響も考慮する必要がない97-3式レーザー銃、地球の丸みを計算に入れなければ世界のどこでも攻撃できるレーザーレーダー、M1A2に壊滅的破壊力を持つ戦車に搭載されたレーザー兵器と、世界の軍事バランスを崩すのではないかと思われる物凄い内容です。これは大変な事なのではないかと真剣に読んでいたんですが、疑問を感じる記述もありました。最もおかしいのは、「頻繁に中国領空に侵入して偵察を行うSR-91 オーロラにも有効に対処できる」旨の記述です。SR-91 オーロラはトンデモ系の人が好んで口にする、アメリカ政府が密かに宇宙人と取引して供与されたUFOの技術を使っているとされるスーパー偵察機であり、もちろん架空の存在です。まあ実在すると言い張る人もいますが、仮に実在したにせよ中国に頻繁に侵入しているということはとうてい考えられません。発進、帰還するのは中国と違って言論の自由がある西側の領域以外ないわけで、秘密が保持しきれるわけがないからです。「西部地区で成功里にレーザー兵器を運用して来襲する低空巡航ミサイルを迎撃していることが分かった」という記述もきわめて疑わしいです。一体誰が発射しているミサイルなんでしょうか。攻撃を受けたなら、何故抗議したり報復したりしないんでしょうか。実は別のページで、「中国のレールガンはアメリカより進んでいる」と主張するページがあって読んでみようかと思ったんですが、「軍事機密を何故お前が知っているのだ?」、「嘘つき!」とコメント欄でボコボコにされているのを見て読むの止めました。中国のサイトにはこういういかがわしい情報もあふれているようです(もちろん中国に限りませんけど)。

 しかし現物の画像が複数あるWJG-2002の実在はたぶん間違いないでしょうし、警察や特殊部隊が使用(試用)している画像も現にあるので、こうした兵器の研究開発がかなり進んでいるのは事実なんでしょう。一応警戒すべきだと思われます。









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