殲-20の試験飛行が新たな段階に入った?

 ミサイルを搭載した画像が出た時もそんなこと言ってましたけどね。

http://military.china.com/important/11132797/20130701/17920908.html


殲ー20はすでに探索的性質の試験飛行から定型に向けた試験飛行に移っている!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲ー20の最新の試験飛行の現場(中央テレビビデオのスクリーンショット)」)

人民ネット北京7月1日電(記者 黄子娟) メディアの報道によれば、殲ー20の第2機目の原型機である2002号機は最近再度試験飛行を行い、全試験飛行過程は基本的に低空で行われ、試験飛行過程でこの機はさらに空中燃料放出の動作を行った。軍事専門家宋心之は北京テレビ局「軍情解読」コーナーのインタビューを受けた時、戦闘機がどこで試験飛行を行うかはどんな動作を行うかよりずっと重要であり、殲ー20戦闘機が成都から閻良に場所を転じて試験飛行を行ったことから、すでに探索的性質の試験飛行から定型に向けた試験飛行に入っていることが見て取れる、とした(頑住吉注:ちなみに閻良というのは殲-31が「ちまき機」状態で輸送された時の目的地で、強度試験を受けるのが目的だったとされており、各種の試験設備があるようです)。

ネットに流れる殲ー20が複雑な空中機動試験を行ったとの噂に対し、宋心之は次のように表明した。まず、ネット上に見られる情報は軍事愛好家の一種の見積もりや分析の可能性がある。こうした情報により、我々は認識する必要がある。第1に過分の評価をしてはいけない。第2に飛行機がどこで飛んだかはどんな飛行をしたかより重要である。

宋心之は次のように言う。私はその前のネット上の情報が、殲ー20戦闘機が成都から西安の閻良に場所を転じたとしたことに注意を向けた。これは飛行においてどんな動作をしたかよりずっと重要である。もし成都(頑住吉注:メーカーの成都飛行機の所在地)で飛行していたら、これは工場が飛行機の性能に探りを入れる試験飛行を行っているということだ。だがもし閻良で飛んだら、これは国家の正式な試験飛行院が、戦闘機の性能が基準に達しているか否か検査しているのであり、定型試験飛行と呼び、審査の性質を持つものだ。何故なら閻良における試験飛行は各種のテスト機器を装備して行う必要があり、一切はデータで語られ、飛行員の感覚も別の評価方式であるからだ。このため、どこで試験飛行を行うかは実際のところ戦闘機がどんな段階まで至っているかに対し非常に重要なのだ。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。なお、以後は本来別の記事です。)

メディアの報道によれば、殲ー20の第2機目の原型機である2002号機は最近再度試験飛行を行い、全試験飛行過程は基本的に低空で行われ、試験飛行過程でこの機はさらに空中燃料放出の動作を行った。軍事専門家宋心之は北京テレビ局「軍情解読」コーナーのインタビューを受けた時、殲ー20戦闘機がもし部隊装備されたら、その作戦半径は南沙諸島全体をカバーし得る、とした。

もし殲ー20が三亜から発進したと仮定して、我が国の南海の権益の維持保護に対しどんな作用を果たすかに言及した時、宋心之は次のように言った。殲ー20機は重戦闘機であり、30トン近い。機内のスペースは大きく、燃料搭載量は多く、このためその航続距離はこれまでの我々の重戦闘機がいずれも到達しなかった遠さに達する。例えば現在のスホーイー27、殲ー11戦闘機の航続距離は一般に3,600km前後である。もし殲ー20が将来部隊装備されたら、その航続距離はスホーイー27、殲ー11よりさらに長くなり、4,000km以上に到達する可能性がある。つまり、もし戦闘機の作戦半径が(頑住吉注:航続距離の)30%前後だとして計算すると(頑住吉注:例えば航続距離1,000kmなら300km先に攻撃をかけて帰投でき、それ以上になると単純に往復はできるが戦闘に使う分と最低限の余裕がなくなるので事実上攻撃範囲外になる、ということでしょう)、殲ー20の作戦半径は1,500〜2,000kmになるに違いない(頑住吉注:ちなみに東京・上海間は約1,780kmです)。もし海南島の飛行場から発進したら、南沙諸島のあらゆる島嶼をカバーできる。

宋心之は次のように語る。輸送機、爆撃機など大型機は航続距離がこのレベルに到達可能かもしれないが、これらの大型機はそれ自体の作戦能力と生存能力が劣り、もし作戦に背景あるいは脅威があればうまく働けない。だが戦闘機(殲ー20、スホーイー27、殲ー11のような)はそれ自体に非常に強い作戦能力がある。このため、航続距離さえ充分なら、この種の機は南沙諸島全体の最南部、最西部、最東部の島嶼のカバーいずれにに対しても非常に有効である。(黄子娟)

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。なお、以後は本来さらに別の記事です。)

人民ネット北京7月1日電(記者 黄子娟) メディアの報道によれば、我が国の殲ー20ステルス戦闘機は最近再度試験飛行を行い、かつ空中燃料放出の動作を行った。軍事専門家宋心之は北京テレビ局「軍情解読」コーナーのインタビューを受けた時、空中燃料放出は困難な科目の1つで、しかも燃料放出過程で機の重心の急激な変化が引き起こされないよう確保する必要がある、とした。

関連のメディアの報道によれば、殲ー20の第2機目の原型機である2002号機は最近某地において再度試験飛行を行い、全試験飛行過程は基本的に低空で行われ、試験飛行過程でこの機はさらに空中燃料放出の動作を行った。報道は、2002号機は今年3月に側面弾薬コンパートメントの開放およびミサイル搭載試験を行っており、このことは我が国の殲ー20ステルス戦闘機の試験がすでに新たなレベルに到達していることを表している、とする。

何のために空中燃料放出を行うのかに言及した時、宋心之は次のように語った。一般に重戦闘機は搭載燃料が比較的多く、しかもその脚の設計はできる限り軽いことも要求され、重すぎてはいけない。こうなれば脚の構造強度に影響する。このため、機がもし燃料満載で着陸したら、脚に対する衝撃は一定の損害を生じさせる。この時余分な燃料を空中で応急的方式を用いて燃料放出口から放出する必要がある。空中燃料放出は一般に都市上空や居民区の上空で行うことはできない。放出された燃料は素早く霧状になり、希釈されるが、空気環境に対しなお一定の汚染がある。

宋心之は言う。空中燃料放出は困難な科目の1つで、例えば機載燃料が比較的多いと、試験が必須になるのは安全、迅速に応急空中燃料放出ができるか否かである。1つには燃料放出後それを迅速に霧状にし、分散させる必要がある。次に燃料放出の過程で重心の急激な変化が引き起こされないことを確保する必要がある。このためそれぞれの燃料タンクの燃料放出の前後の順序を考慮する必要がある。

(頑住吉注:以後のページのキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)


 テストが相当に進んでいるのは間違いないようです。空中での複雑な機動に関しても近々明らかになるかも知れません。














戻るボタン