中国、垂直離着陸戦闘機を開発か

 どの程度信憑性のある話なんでしょうか。

http://military.china.com/critical3/27/20150326/19427201.html


就役までの時間、あるいは極めて早いか 中国の新型垂直離着陸戦闘機の秘密は小さくない

ずっとある伝説は、中国がアメリカにならって垂直離着陸が可能な戦闘機である殲ー18を研究開発しているとしていたが、今当局メディアの報道はこれまでの伝聞を検証したようである。「中国航空報」24日の報道によれば、中航工業成都エンジンと中航宇宙エンジン研究院は短距離離陸・垂直着陸飛行機推進システムプロジェクトの加工協力プロジェクトにつき、最近契約締結式を行った。このプロジェクト(略称「短垂項目」)は海軍の水陸両用作戦能力を向上させ、この種の作戦武器装備の空白を埋めることに照準を合わせて行われる探索プロジェクトである。

これは今までの中国当局からの最も権威ある報道である。近年来、中国が殲ー18垂直離着陸固定翼戦闘機を研究開発していることに関する報道が国内外において伝わることがやがやと騒がしく、この前のある報道は、中国軍の上層部は殲ー15の単純なスキージャンプ発進に対しあまり満足しておらず、航続距離でも弾薬搭載量でも非常に大きく制限を受け、第4世代垂直離着陸戦闘機である殲ー18の開発に転じた、とした。殲ー18は出色の超音速巡航能力を持ち、作戦性能は今日の飛行機に対し顕著な優勢がある、とされる。これはキラークラスの戦闘機で、任務の差異を根拠に有人操縦模式と無人操縦模式に分かれ得る。

人を意外にさせるのは、世界で最も権威あるイギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」も殲ー18に対し公然と報道していることである。この報道は、中国の軍事フォーラム、ウェブサイトにある沈陽飛行機集団の短距離離陸/垂直降着双発戦闘機の画像が掲載された、とする。画像は、この飛行機がエンテ式レイアウトとステルス設計を採用し、2台のエンジンによってメイン動力が提供され、機の腹部下には専用のリフトファンがあって垂直に上向きの動力を提供することをはっきり示している。だが、これは沈陽飛行機のバージョンか、あるいは沈陽飛行機が研究開発する殲ー31に対する誤った推測かもしれず、何故なら成都飛行機は殲ー22を研究開発する以外に、さらにその技術を利用してステルスバージョンの垂直離着陸戦闘機を研究開発しており、しかもやはりまるでF-35Bのような単発+リフトファン技術を採用しているとされるからである。

総合して見ると、殲ー18の外観と基本設計模式はF-35Bに似ており、以前に熱く伝えられた殲ー31の双発模式ではない。当然、このような目標を実現するには、中国航空工業に対する挑戦は小さくなく、1つ目は90度回転可能な大推力ベクトルターボファンエンジンを研究開発する必要があるということで、2つ目は専用のリフトファン技術を開発することで、3つ目はリフトファンとエンジンを関連させ、あるいはリフトファンのためにできる限り軽量なエンジンを研究開発し、もって追加の無用な重量を減少させるのが必須だということで、4つ目はリフトファン自動開閉技術を研究開発し、かつそれが機全体のステルス効果に影響しないようにさせることである。

現在、簡単なニュース報道の中から我々は以下のような情報を得ることができる。殲ー18は成都飛行機によって研究開発が行われるプロジェクトであり、かつ中航工業成都エンジンによって専用のリフトエンジンが提供されるが、リフトファン技術の上では中航宇宙エンジン研究院の技術協力・援助を得ており、しかも研究開発はすでに終わりに近づいている。しかも「短垂項目加工協力」の文字から見て、これまでにすでにリフトファンの試験に成功しているに違いなく、現在は成都飛行機の大量加工のために協力する契約が締結されている。このことは、殲ー18がすでに総組み立てあるは試験飛行準備状態に入っており、しかもリフトファンはすでに検証され、試験の使用に引き渡すことができることをも意味している。

以下のように分析する。もし殲ー18が単発エンジンによる推進+リフトファンという模式を採用していれば、それは非常に大きな程度上F-35Bを模倣し、したがって最大の程度で技術的リスクを減少させ、研究開発の進度も加速させ、最短の時間内に一連の検証を経て生産に投入できる、という可能性がある。国内の非常に多くの人物は中国が殲ー18というようなプロジェクトを研究開発することを支持していないが、遠洋に向かう中国海軍航空隊の中では、実際にはこの種の垂直離着陸戦闘機は非常に必要とされている。まず、「遼寧」艦も一定数の殲ー18で近距離制空、迎撃を提供することを必要とする。次に中国が製造する081型ヘリ搭載強襲揚陸艦は、殲ー18の最も主要な搭載対象となるだろう。しかももし必要なら、071型のようなドック上陸艦も4機の殲ー18を搭載して任務が執行できる。当然、中国が加速して島を埋め立て開発中の南海の各島礁は、固定翼戦闘機用飛行場が建設されている島嶼を除き、ああした長い滑走路を建設する条件がない島嶼も、緊急時には何機かの殲ー18を応急的に少数配備できる。

だが、中国航空エンジンの研究開発に長期にわたり存在するボトルネックから見て、中航工業成都エンジンも例外ではあり得ないようである。だが最新の報道から見て、中国はエンジンとリフトファンの技術を解決し、かつ機に装備しての試験状態に到達したに違いない。また、以前のある報道は、中国がソ連解体後、かつて秘密裏にロシアが放棄した不要なYak-141の技術を導入したとしており、中国がその技術を基礎に自らの掌握する第4世代戦闘機のステルス技術を応用し、改めてステルス能力を持つ国産の殲ー18垂直離着陸戦闘機を研究開発したという可能性も排除されない。

もし報道が事実なら、これは中国初の垂直離着陸戦闘機殲ー18がすでに研究開発に成功したことを意味しており、中国の戦闘機技術の重大な進歩を象徴的に示している。このことは現在海上、特に遠海の制空戦闘機が非常に欠乏している中国にとって、非常にタイムリーで、間もなくお目見えする081型強襲揚陸艦のためにも作戦能力の保証を提供している。081型強襲揚陸艦と殲ー18は相互にセットになる発展プロジェクトと見られ、両者の研究開発進度も大体同時進行であり、いずれも今後2〜3年内に同時に完成、就役する可能性がある。


 以前「林彪、垂直離着陸戦闘機開発を厳命」という記事を紹介したことがありますが、あれはどう見ても最初から不可能な開発計画でした。それに比べ現在では確かに開発成功の可能性はあると思われますが、まだノーマルな国産エンジンすらまともにできない中国が特殊な垂直離着陸戦闘機の開発をここまで進めているというのはちょっと信じがたいような気もします。












戻るボタン